【動画】新幹線車内で火災、密室の車内は「パニック」=長島一浩、堀英治撮影
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 神奈川県小田原市を走行中の東海道新幹線のぞみ225号(東京発新大阪行き、16両編成)内で乗客2人が死亡した火災で、県警捜査1課は、死亡した男が油のようなものをまいた上で自分に火を付けた疑いが強いとみて、現住建造物等放火の疑いで捜査を始めた。男は東京都杉並区の男性(71)の免許証のコピーを所持していたといい、県警が身元の特定を進めている。

 県警が他の乗客から聞き取った内容によると、男は30日午前11時過ぎ、新幹線の先頭車両(1号車)の通路を前方へ歩いてきて、最前列に座っていた60代女性のテーブルに千円札数枚を置き、「拾ったからあげる」と話したという。男はいったん後方に去ったあと、再び最前列付近に現れ、ポリタンクに入った液体を自分にかけたという。女性が「やめなさい」と声を掛けると、男は「あなたも逃げなさい」と答えたあと、ライターで火を付けたという。

 男は黒っぽいベストにズボン姿。免許証のコピーはズボンのポケットに入っていた。近くで男のものとみられるリュックサックが見つかり、中には歯ブラシやたばこ、ティッシュペーパーが入っていたという。