こんにちは。エンジニアの渡辺です。

6/27(Sat)に、OSS Hack for Beginners というイベントにメンターとしてお手伝いに行ってきました。これはReadable Code編 そしてGitHub編に続く、Workshop for OSS Hack Weekend という一連のイベントの第三弾になります。

対象者は学生さんなので、最近よく見かけるIT業界系の勉強会とは少し趣が異なり、かなりの初心者向けです。先週のOSS Hack 4 Beginnersの内容をありていに言えば、

「前回のGitHub編で、githubの使い方は把握したな。次は、そこで公開されているOSSを手元にcloneして稼働させて、なにかissueかプルリクを投げて、OSSにコントリビュートしろ。他人のリポジトリにissueをあげるのが不安か?大丈夫だ、問題無い。そのOSSの関係者かあるいは開発者本人をメンターとして呼んである。

というハードボイルドな趣旨でRuby, Java, PHPなど言語ごとの4,5チームに分かれて一日ハック。

私はJavaチームのお題となるMixer2の開発者としてメンターしに参上しました。

osshack-pixiv

会場は千駄ヶ谷のpixivさんのオフィス。写真はお昼ご飯準備中の風景です。

弊社ビズリーチのエンジニア部屋の本棚だとO’Reilly本全巻というなんとも硬派なラインナップなんですが、さすがpixivさん、本棚にはジョジョの奇妙な冒険とかパタリロとか進撃の巨人とかが全巻そろってる!

学生さんが一心不乱にMixer2のドキュメントを読んで動かそうとしてくれているなか、自分は「進撃の巨人−悔いなき選択」を見つけて読んでたら「ナベさん、マンガ読んでる場合じゃないでしょw」と一緒にメンターしてたjfluteさんに笑われましたごめんなさいごめんなさい。
#学生さん、こんなユルいやつがOSSの中の人だったりするんですよw
#須藤さんが言ってた通りでしょ。

須藤@クリアコードさんへ/謝辞

メンターを集めた事前打ち合わせで、クリアコードの須藤さんに「学生さん向けに(自分のOSSまわりを)少し手直ししたほうがいいか?」と聞いたら「むしろなにもしないほうがいい」みたいなやり取りをしたのですが、当日になってその意味がすごくよくわかりました。ネタバレになってしまうかもしれないので詳しくは書けませんが、各社から集まったメンターも初対面どうしが多いなかでの考え抜かれた事前調整と当日の全体ファシリテーションは見事の一言です。本当に勉強になりました。スタッフの皆様も、ありがとうございました。

学生の皆さんへ

お疲れさまでした。「プログラマーが最もサボりがちな作業それはドキュメンテーションである(だからgithub上のコミット日付が一番新しいか一番古いコードかのどちらかが最も確実に動く)」などと遠回しに喋りましたが、要するにTomcatなんか入れなくてもラクに動かせるサンプルあったんですよ実は。ホントごめんなさい。

話は変わりますが、OSSってなんでしょう?

ご存知の通りMixer2はOSSです。では、jfutさんがMixer2で作ってくれたカスタムテンプレートエンジンはどうでしょう。あるいは私が去年の#渋谷Javaでのネタ用に作ったquerydsl-sampleはどうでしょう。ちなみにちゃんと(?)知らない人からプルリクもらったりしてます。

最近話題のReact.jsはOSSです。ではビズリーチで私の席の隣に座っているtako-blackが作ったlearnyoureactはどうでしょう。これはNodeSchool International Day in Tokyoの教材の一つです。

そう、これらはすべてひとつ残らずOSSなのです。みなさんが口に出すOSSは夜空の星の一つにすぎません。90年代に突如現れたOpen Source Softwareという単語自体が、プロプライエタリなソフトウェアの対義語としての機能しか果たせておらず、2015年現在のその本質を表す言葉としては役不足なのかもしれません。

次回、二日間に渡るOSS hack Weekendでは、この前のようにお題のOSSの指定のない、文字通りオープンな状況に突入します。Happy Hacking !

でもその前に、定期試験とレポートの季節のようですね。がんばってください。

それから就職活動。もう決めた人もこれからの人も、がんばってください。

そして、悔いなき選択を。

進撃の巨人 悔いなき選択(1) (KCデラックス ARIA)

yu.watanabe
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