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手足口病、大阪・京都が府全体で警報値- 近畿で感染拡大 | 医療介護CBニュース

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2015年06月30日 12時14分

手足口病、大阪・京都が府全体で警報値- 近畿で感染拡大


 15日から21日までの週の手足口病の患者報告数は大阪・京都の両府全体で流行の警報レベルに達したことが30日、国立感染症研究所のまとめで分かった。京都府は、「過去10年で最も流行した2011年よりもさらに大きな流行」だとし、手洗い・うがいなど感染予防策を取るよう注意を呼び掛けている。【丸山紀一朗】

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 15日から21日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000か所)は、前週比約31%増の定点当たり3.49人。

 都道府県別では、徳島が16.09人で最も多く、次いで香川(9.57人)、山口(7.02人)、兵庫(6.91人)、福岡(6.77人)、鹿児島(6.69人)、京都(6.43人)、奈良(6.26人)、佐賀(6.17人)、鳥取(6.16人)、熊本(5.92人)、大阪(5.49人)、宮崎(5.14人)などの順で、これら13府県で警報基準値の5.0人を超過。警報値を超えた都道府県の数は前週の倍近くとなった。

 報告数が前週比約65%増となった奈良県は、「県内全域と近隣府県でも報告数の増加が続いており、しばらくは流行が続くと予想される」と警戒を呼び掛けた。報告数が2週連続で増えた兵庫県も、4 保健所管内で定点当たり10人以上となったほか、別の5 保健所管内でも 同5 人以上を記録し、県は特に保育園など乳幼児施設での感染予防を促している。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA16、エンテロウイルス71で、感染から3−5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2−3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。


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