読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ライティング・ハイ

旧・Fuzzy Logic。時事ネタ、音楽、映画、本、TV番組などなど、幅広く適当に語ります。

スポンサーリンク

カラオケのキー設定はどうすればいいの?

カラオケ楽しんでますか?


カラオケの上達に効果的な3つのこと - Fuzzy Logic

昨日の記事はこのブログ初、というレベルのたくさんのアクセスをいただきました。多くの同志の存在を確認できてうれしく思っています。みんなカラオケ好きなんだな!

ブコメで皆さん言及されている通り、カラオケの練習法については色んな考え方がありますね。ぼく個人的には、発声法とか腹式呼吸とか理屈こねて結局やらなくなってしまうよりも、とりあえず歌ってみて聞いてフィードバックを繰り返す方が楽しいし、結局は上達の近道になるんじゃないかなーと思ってるので昨日の結論になりました。

練習方法については人それぞれ好みがあると思うんで自由に頑張ってくれ! ただ、しかめっ面して苦悩しながら頑張るのもいいけど、カラオケは歌ってる自分自身が楽しんでやるといいとぼくは思うよ!

また、昨日も書きましたけど「発声方法からこだわって、誰が聞いても上手いと言われる、観客の前で歌える歌い手になりたいぜ!」って人はぜひボイトレ行ってみてください。きっと新しい発見があると思いますので。



さて、昨日の記事のブコメで「適切なキーの下げ方が分かったらとっくに下げてる」とコメントをいただきました。ありがとうございます。

ぼくは音感が良くないのか、キーを曲中で変えると音程を見失ったりすることがしばしばあるため、人前で原曲からキーを変えて歌う場合は、予め何回か練習して上手く歌えるようにしないと不安なタイプです。意外と雰囲気変わるから難しいんですよね。でも、一番得意な声域は人によって違うので、キーを変えられるなら変えた方がいいとぼくは思います。ムリして原曲キーで歌う必要性は全くありません。

そんなわけで、キーについてちょっと考えてみたいと思います。

そもそも「キー」って何?

ちょっとうまく説明できる気がしないんですが(~_~;)

鍵盤のどの音が基本になるかは曲によって決まっていて、それを「キー」と呼びます。例えば、音楽の授業でやる「ドレミファソラシド」というのは「C」というキーになります。

曲によって途中で転調することもあるとか、メジャー、マイナーとか、トニック、ドミナント云々……など語ろうと思えばいくらでも語ることがあるんですが、カラオケで楽しむ分にはそんなこと知らなくても全然問題ありません。単純に「鍵盤のどこからどこまでの音を使いますよということを決めるのが「キー調整」だ」ぐらいの認識で全然おkです。

詳しく知りたい方は以下のサイトなど参考にしてください。

≪参考≫
あいうえ音楽理論 for ボーカル -6 - 歌練道場♪オンライン -


歌うキーをどうやって決めるのか

その日の体調によって出せる時出せない時がありますが、自分が一番いい感じで出せる音というのは大体決まってますんで基本的にはそこに合わせていきます。最高音で合わせるのが一番わかりやすいですね。

しかし、同じ高さの最高音を使っている曲でも「曲中に最高音が何回も出てくる曲」と「最高音は1回だけ、しかも一瞬」という曲では、前者の方が喉にかかる負担は大きくなりますんで、個別に調整が必要です。

他にも「この曲は地声で張っていきたい」とか、「裏声(ファルセット)で逃げちゃってもいいや」とか、「この曲は張りすぎても雰囲気台無しだからちょっと余裕もって歌いたいよね」など、判断材料はいくらでもあるので、単純に「俺の音域ここやからここ!」みたいに決められない部分もあります。

ここで、あんまり参考にならないかもしれませんが、ぼくが曲のキーを決める判断基準を曲ごとに紹介したいと思います。

メトロフィルム(秦基博)

メトロ・フィルム

メトロ・フィルム

この曲好きでよく歌うんですが、歌い始めた時はキーをマイナス3して歌ってました。ラストサビの地声を張る部分を綺麗に出せるように、と思ったためですが、ここまで下げると逆にBメロの低音部分の発声が厳しくなることがわかりました。また、高音部分もほとんどが裏声(ファルセット)のため、喉の負担は思っていたよりも大きくありませんでした。

そのため、最近ではマイナス1かマイナス2くらいで歌うことが多くなりました。

and I love you(Mr.Children)

I LOVE U

I LOVE U

この曲もファルセット多いですね(笑)

上の「メトロフィルム」とは違って、サビの高音、Cメロの高音、ラストの地声、ファルセットが混じるシャウトなどが畳み掛けるように続くこの曲は正に鬼畜仕様と言えるでしょう。

ぼくはこの曲を歌うときは思い切ってマイナス4まで下げます。そこまで下げないとラストまで喉が持たないのです。それでも僕の音域だと違和感ないテンションで歌えています(…とぼくは自分で勝手に思ってます!)。

CUSTOM(奥田民生)

CUSTOM

CUSTOM

多分最高音はそこまで高くないと思うんですが、ラストをかなり感情こめてワイルドに歌いたいこの曲の喉の酷使率は相当なもの。

色々試してみましたが、どうやらぼくはマイナス3くらいがちょうどいいようでした。

卒業写真(徳永英明)

VOCALIST (通常盤)

VOCALIST (通常盤)

原曲でも歌えないこともないんですが、あまり張り過ぎても雰囲気が出ないため、調子によってマイナス1かマイナス2を使い分けてます。



このように、歌を一番魅力的に聞かせられるキー設定は人によって(曲によって)違うため、何回か歌ってみるのが結局は一番効率がいいんじゃないかと思います。ヒトカラ行こうぜ!


(おまけ)キーを変えると音程が取れないんだけど?

気持ちはすごくよくわかります。

やっぱりポイントは歌い出しと音程が飛ぶ箇所だと思いますので、その辺りを注意すると良さそうです。原曲を聴いてメロディーの流れを掴むのが大事。

あと、カラオケではガイドボーカルのメロディーを流すことができると思いますので、歌うのをちょっと我慢して、流して聞いてみるのもいいかもしれません。

また、楽曲のピッチ変更が出来るアプリ(Maple Player Classic - Google Play の Android アプリ)もあるようなんで使ってみてもいいかも。

(おまけ2)キーを下げるのはかっこわるい?

高いキーが出るからえらいんや!というのは、歌の表現にはあんまり関係ない(高音が出ないが素晴らしい表現力を持ったボーカリストはいらっしゃいます)部分ですので、そういうことを言う人に対してはちょっと生暖かい目で見てあげるくらいでいいのかな、と。

ネット検索してて感心したのは、「身体大きい奴と身体小さい奴は着る服のサイズも違うだろ」という表現。正にその通りで、一番魅力的に出せる音は人によって違うんだから、キーを変えることは別に普通のことなんですよね。