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 回転ずしチェーン大手のあきんどスシロー(大阪府吹田市)は、国内に398カ所ある郊外型の「スシロー」を今後5年間で600店と1・5倍に増やす計画だ。国内の外食市場は頭打ちとされるが、すし全体に占める回転ずしの割合にはまだ伸ばす余地があるとみて、しばらくは積極路線をとる。

 水留浩一社長(47)が29日、朝日新聞のインタビューに答えた。

 調査会社の富士経済によると、国内のすし市場全体に占める回転ずしは約3割。「スシロー」名で出す店は回転ずしとして国内で最も多いが、水留社長は「もっと成長できる。もう200店舗は十分に出店できる」と自信をみせた。

 一方、都市部への出店も強化。回転レーンがなく、やや値を高く設定して1月に東京・中目黒に出した新型すし店「ツマミグイ」を7月末までに3店に増やす。ツマミグイなどで都心型モデルを作り上げ、米東海岸やアジアなど海外進出に生かす考えも示した。