トップ > 三重 > 6月29日の記事一覧 > 記事

ここから本文

三重

日本最古のいろは歌 出土した明和で展示

いろは歌が書かれた日本最古の土器片が展示されている会場=明和町竹川の斎宮歴史博物館で

写真

 明和町の国史跡・斎宮跡から出土した、日本最古のいろは歌が書かれた土器の破片が、同町竹川の斎宮歴史博物館で展示されている。七月十二日まで、月曜休館。

 破片は二〇一〇年十月、斎宮跡から見つかった。大きさは縦六・七センチ、横四・三センチ。復元すると、直径約九センチの素焼きの皿になる。表面に「ぬるをわか」裏面に「つねなら」と墨で書かれている。平安時代後期(十一世紀末〜十二世紀前半)のもので、斎王に使えた女官が平仮名の練習に使ったとみられる。

 エントランスで今月から始めた無料企画展示「逸品」の第一弾で、破片の展示は約一年ぶり。同館学芸員は「破片は一六年度に修理するため、この機会を逃すと、しばらく見られなくなる。ぜひ見に来て」と来場を呼び掛けている。

 (吉野淳一)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索