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三重日本最古のいろは歌 出土した明和で展示
明和町の国史跡・斎宮跡から出土した、日本最古のいろは歌が書かれた土器の破片が、同町竹川の斎宮歴史博物館で展示されている。七月十二日まで、月曜休館。 破片は二〇一〇年十月、斎宮跡から見つかった。大きさは縦六・七センチ、横四・三センチ。復元すると、直径約九センチの素焼きの皿になる。表面に「ぬるをわか」裏面に「つねなら」と墨で書かれている。平安時代後期(十一世紀末〜十二世紀前半)のもので、斎王に使えた女官が平仮名の練習に使ったとみられる。 エントランスで今月から始めた無料企画展示「逸品」の第一弾で、破片の展示は約一年ぶり。同館学芸員は「破片は一六年度に修理するため、この機会を逃すと、しばらく見られなくなる。ぜひ見に来て」と来場を呼び掛けている。 (吉野淳一) PR情報
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