加藤官房副長官「残念な事態」　報道圧力問題、責任は明言せず

　加藤勝信官房副長官は２９日の衆院平和安全法制特別委員会で、自身も出席した自民党若手議員の勉強会で報道への圧力をかけようとする発言が出た問題に関し「大変残念な事態だ。こうした事態に至らないため、何かできなかったのかとの思いだ」と述べた。自身の責任については明言を避けた。民主党は安倍晋三首相側近の加藤氏を標的に定め、攻勢を強めた。

　勉強会に関し、加藤氏は講師として招かれた作家の百田尚樹氏の講演が終わった時点で退席したと説明。「問題とされる発言は講演後の質疑で出た。講演でマスコミや沖縄に関する話があったとは認識していない」と強調した。