ついやってしまわない方法

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「あのね、チェックしたくなるじゃん?
 そしたら、何でもいいからそれとは関係ない自分のことやって、
 先にそっちをやってしまうの、それからチェックするのね、
 そうすると、だいぶ落ち着けるよ」

恋愛すると返信ばかり気にしちゃう彼女は「我にかえる」コツを見つけた – 人生かっぽ —佐藤大地ブログ

これは非常にいい方法というか、非常にいい説明だ。

タスクシュートが実現している「脱線予防法」の1つはこれである。

タスクシュートにのリストはもともと「自分のこと」だけになっているはずである。

というよりもGTDだろうとToDoリストだろうとあるいはGoogleカレンダーの予定表だろうと、同じのはずである。

もともとは自分の事だけが、そこに並んでいるものだ。

そしてその事実自体にワナがある。

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人は、何かしら予定なり計画なりを立てる際、「自分の事」しか勘定に入れない。
やるべきこと、やって意味のあること・役に立つこと、だけでリストを作ってしまう。

現実にそんなふうに時間を使える人は、まずいない。
たいていは、割り込み、他人からの強制、惰性、そして「依存的なSNSチェックのような行動」でかなりの時間を使わずにはいられない。

GTDでもToDoリストでももちろん手帳の週間予定表などには、そういうものは入ってこない。気になることを洗い出す時に「どうでもいいことで割り込まれるだろう」「やりたくもない用事を言いつけられるだろう」と予測しないか、しても書かない。

週間のカレンダーに「ここでいやになってダラダラする」とか「仕事をするのから逃げてメールチェックする」などと書かないだろう。

実際にはそうしたことこそ、もっとも頻繁にやるというのに、もっとも頻繁にやって、もっとも時間を費やすいようなことは、一切「予定表」には登場しない。予定表にはもっと立派なことだけで時間を使うことになっている。

つまり「自分の事」だけが書かれている。だから時間が足りなくなる。「自分の事」だけで目一杯1日なり一週間なりを使い尽くせるという思い込みは、実に甘い。

だから、割り込まれそうになったり、惰性で何かをやりそうになったり、何かに依存していたら、その時くらいは「自分の事」を「少しでいいからやる」というのは、時間をうまく使うにはとてもいいのである。

「自分の事」に使える時間というのは、もともととても少ない。何かに依存するようになったら、ほぼゼロになるものだ。

profile
著者:佐々木 正悟
1973年(昭和48年)生まれ。心理学ジャーナリスト。ビジネス書作家。
人を子ども扱いするのは好きではありません。
もっとも語りたくないのは人生哲学です。