FOOT×BRAIN【天才オーケストラ指揮者が語るサッカーとは!?】 2015.06.27


突然ですがこれから流れる曲にはどんな共通点があるでしょう?
『凱旋行進曲』『司祭ザドク』『ヴィットリア』
サッカーファンにはおなじみのこの3曲。
実はすべて原曲がクラシック音楽なんです
今夜は世界で活躍する若きカリスマ指揮者が登場。
クラシック音楽を奏でるオーケストラに日本サッカー躍進のヒントがあった!
天才23歳のとき若手音楽家の登竜門といわれるコンクールで最高位を受賞。
その後オーケストラの本場ヨーロッパでも活躍。
彼の名は瞬く間に世界へと知れ渡った。
50歳でもなお半人前といわれる指揮者。
ところが…
未来の巨匠として大きな注目を集めている。
そんな川瀬。
ふだんはご覧のとおり超ラフないでたち
30歳のとき何してました?鼻垂らしてましたよ。
(笑い声)今でもそうですけどね。
今もそうですけど。
変わらないですけど。
ふだんはやっぱこういう格好されてるんですか?私服は…私服のままなんで。
本番はちゃんと燕尾服とかタキシードを着ますけれどもプライベートはこんな感じですね。
川瀬さんサッカーもお詳しいんですよね?幼稚園からサッカーをやってたり今でも海外のオーケストラが来日したりとかってときも一緒にサッカーをやったりとかっていう。
音楽以外でコミュニケーションというか交流することもあったりもします。
そもそもガッツリまずJリーグ世代っていう…。
年齢的にもJリーグ世代っていうのもありますし。
Jリーグチップスのあのカード持ってましたもんお二人とも。
幼少の頃から
そんな川瀬いわくオーケストラとサッカーには多くの共通点があるという
まず大前提としてオーケストラもサッカーチームもサポーターがいてこそ成り立っているし経営する人たちがいてこそ成り立っている。
そのなかで指揮者または監督というのは実際自分では音を出さない職業なわけですね。
監督だったら自分でピッチの中でプレーをするわけではない。
だけどその立場での責任とかそういったものがあるので非常にこの指揮者とサッカーの監督というのはかなり共通点というか似ているところがあるんじゃないかなというふうに。
まさに監督と同じですよね。
はい。
例えばこんなエピソードが
指揮者によってオーケストラの音って変わるんですか?目の前に立ってる人が違うだけで基本的にオーケストラの音って変わるんですよ。
なので同じ曲でも指揮者が違えば解釈も違うしテンポ感も違うし。
まさにサッカーもそうですよね。
ハリルホジッチ監督になっても大きく変わりましたからね。
更にそれぞれ楽器
例えば…
メロディーを奏でるトランペットやバイオリンはいってみれば目立つ存在であるフォワード
やっぱりいちばん耳につくとか目につく楽器っていうのはバイオリントランペットだと思うんですね。
僕はバイオリンだなって思いました。
僕もオーケストラの中ではバイオリン好きだなっていう。
トランペットとか目立つところがやっぱいいなっていう感じはしますけど。
太ってしまってウッドベースみたいに…。
葉加瀬太郎みたいなもんですね。
こうやって。
違います。
テッテッテーテーテー番組違うね。
続いて…
メロディーだけでなく彩りとなるハーモニーもこなす。
まさにサッカーに例えれば司令塔。
更に…
メロディーを奏でることは少ないが音に厚みや広がりをもたらす陰の主役だ
オーケストラの中で最も地味な楽器がビオラなんじゃないかなと思うんですが僕はビオラという楽器がものすごく大事でいろんな作曲家も実はビオラのことがすごい好きでメロディーではないんだけれどもすごくおいしい役割をビオラというパートに与えてることが多いんですね。
だからビオラに意識があるかないかで全然オーケストラの色彩感だったり仕上がりというのが変わってくるのでそういった意味ではボランチはビオラじゃないかなと…。
やっぱりホントにサッカーでも非常にその重要性を理解してるんで。
ホントサッカーよく知ってるなって思いましたね。
そして守備陣に当てはまるのが…
オーケストラの基盤となる役目を担っている
最終的にはオーケストラのサウンドを守ってる。
もしくは逆に言えば作ってる。
だから決してメロディーを演奏するってことはほぼないですけれどもなんならこの人たちがそれぞれのオーケストラの特色を作っているといっていいくらいの役割がこのゴールキーパーとディフェンダーでコントラバスチューバティンパニー。
後ろからビルドアップしてくときにどこから攻撃していくのかというのをプラン作りする第一歩がやっぱり後ろのディフェンダーなんですよ。
彼らがいい配球をしていかないといい攻撃というのはできない部分が多いですよね。
そういう意味では同じだと思いますね。
更にオーケストラには演奏者たちをまとめる重要人物の存在が。
それは…
それがこの人物。
その役割とは?
指揮者とオーケストラの関係がうまくいっていればいいんですけれどもそうじゃないケースというのも多々あるわけですよ。
なんでこんな指揮者と本番やらなきゃいけないんだってこともやっぱり人間だから。
そういったときにコンサートマスターという人がいちばん前で最低限これだけのクオリティーのものは来てくださったお客さんに提供しようぜっていう鼓舞する役割もあるし逆にこの人が音楽を指揮者関係なく引っ張ってくこともできる。
まさにキャプテンですね。
そうですそうです。
だから僕はコンサートマスターとの糸が切れてしまったらいくら僕が頑張って振っても汗だくになって振っても何も意味がないっていうくらい重要な人なんです。
いい音楽ができない…。
できないですはい。
長谷部誠ですね。
心は整ってるわけですね。
そういうわけです。
コンサートマスターは。
サッカーでいうところのキャプテンにあたるのがコンサートマスター。
指揮者の意図を理解しいち早く演奏にフィードバックすることが求められるため指揮者とのアイコンタクトは絶対に欠かせない。
演奏中細かい音の出だしや微妙なニュアンスをコントロールするのもコンサートマスターの役目
他の演奏者は指揮者だけでなくコンサートマスターを見てペースを掴んでいるのだ。
川瀬が全幅の信頼を置く
指揮者との関係性を聞いてみると…
(スタッフ)そういうことはよくあるんですか?ありますよたまに。
とか言うときもありますし。
演奏中
曲の途中オーケストラ全体に川瀬がテンポアップを要求すると…。
見た目にもわかりやすくここぞとばかりにひと際大きなアクションでオーケストラをリード。
指揮者の思いを感じ取り皆を鼓舞する姿はまさしくキャプテンだった
リーダーがこんだけ頑張ってんだから後ろの俺らもついてかなきゃっていう気持になるわけです。
お客さんも見ててたぶん気持いいと思うし人生で1回しかこない2時間を奪ってるわけなので僕たちが。
奪われてよかったなと思って帰ってもらいたいわけなんですよね。
自分の持てる力を精一杯出すってことじゃないですか?今日ちょっと手抜いちゃったなっていうのは自分にしかわからないじゃないですか。
それを感じてくれるのがやっぱりお客さんだと思うんで出し切ればやっぱり感動してもらえると思うんですよね。
感動を重視するカリスマ指揮者川瀬が考えるいいチームを作るためのポイント。
それは…
その真意とは…
とにかく指揮者は音を出していないということなんですね。
僕にできることっていうのは雰囲気作り。
要するにいい土があればいい作物が育つわけでいい土を提供することだけですね。
あとはそこでみんなが花を咲かせてくれたらいいわけでステージの上にいるいちばん僕は裏方だと思ってるので。
サッカーの世界ではグッドオーガナイザーって言葉があるんですよ。
監督がグッドオーガナイザーになれと。
目的を達成するためにどういう環境を整備していくのかっていうことだと思うんですね。
その環境作りのうまい人がやっぱりいい監督ってことになるんじゃないですかね。
もしかしていい環境っていうのはどういうことかっていったらお互いが意思疎通ができることがいいことだと思うんですね。
そういう意味ではコミュニケーションがとりやすい環境をどうやって作ってあげるかっていうことになりますよね。
それのためにどういう方法をとっていくのかっていろいろな方法論あると思うんだけど結局はそこに尽きるんじゃないですかね。
いい雰囲気を作るために川瀬が最も気を遣っていることがある。
それは…
その重要性を川瀬はこう語る
例えばモーツァルトの曲を演奏するときに僕が思っているモーツァルト像と一人ひとりが思っているモーツァルト像っていうのは違って当然。
俺はこう思うんだけどこうしたいんだけどっていうアイディアが出たときにいやいやそれは違いますよ。
僕は今回このテイストでやりたいんですっていうのではなくてなるほどそういうやり方もあるんですね。
それ僕感じたことなかったです。
ありがとうございます。
ひたすらとにかく彼らがどういうことをやりたいのかっていうのを聞いてそれをすべて自分のなかで受け入れたうえでじゃあ自分は何ができるか。
何かを殺すっていうのは非常に簡単なんですよ。
生かすっていうことのほうが難しいんですけど絶対そっちのほうがいいものが出来上がるというふうに僕は信じてるから…。
サッカーでも監督が聞き役というのは大事なところですか?オープンマインドって言葉があるんですけどいろんな人からどんなことでも聞き入れなさいっていう…。
まずは聞きなさいと。
指導者はカウンセラーみたいな仕事なので。
いろんな人がどんなことを思ってるかっていう情報を集めるっていうのはものすごく重要なことでやっぱりそれはしゃべらせるってことが重要なんですね。
だからよくいつでも監督室に来いって言って監督室を開けてたりするんですよ。
扉を閉めずに。
出入りしやすいようにするっていうようなことを…。
そのくらいいつでも聞きますよっていう姿勢を持っておかないといけないってことでしょうね。
それはサッカーも一緒ですね。
僕は一切聞けないんで人の話が。
ホントに指導者に向いてないなって日々思うんですよ。
自分のことがわかってるじゃないですか。
わかってるんですよ。
だから指導者をやらないんですよ。
さすが。
人の話は聞けないね。
オーケストラのなかでそういう人たちがいちばん困るんですよね僕にとっては。
いちばん困るわけですよ。
僕もこの番組で困ってるんですよ福田さんには。
川瀬のみならず世界で活躍する一流の指揮者たち。
言わずと知れた巨匠
2011年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に客演指揮者として招かれ小澤征爾以来の指揮を執った佐渡裕
一方サッカー界を見渡すと世界大会で結果を残した指導者という点ではワールドカップベスト16の岡田武史が真っ先に思い浮かぶ。
しかし例えばヨーロッパのリーグで監督をするような日本人はいない
日本人の監督が世界でなかなかできないのはたぶん言葉の問題も非常に大きいと思うんですね。
コパ・アメリカありますけど今12か国参加してるんですけどアルゼンチンの監督は6人いるんですよ。
ジャマイカは英語なんですね。
ブラジルはポルトガル語なんですよ。
あと全部スペイン語なんですね。
ってことは12か国のうち2か国以外は全部スペイン語なんですよ。
言葉っていうのは結局メンタリティーも結構近いところがあったりするじゃないですか?ものの価値観とか考え方とか。
そんなこともやっぱり指揮をするうえでは重要なのかななんて思うんですけど。
基本的に日本人って通訳つけるの当たり前で慣れてるじゃないですか。
でも海外の人に話を聞いてみると必ず「あの監督の横にいるヤツは誰なんだ?」っていう…。
ああいう画を見たことがないから。
ペップなんかでもドイツ語も普通にしゃべったりとかスペイン語もしゃべれるっていう…カタラン語も含めて。
海外でプレーしてる例えば長谷部はドイツ語もペラペラですから。
ドイツ人の監督が言ってたんだけど日本に来たときに。
アイツはドイツ語うまいって言ったくらいだから。
彼がドイツで監督とかそういうライセンスやるっていうのは無理はないかもしれないですね。
更に世界を知る川瀬がグローバルな日本人監督を生む具体策を提言。
それが…
これはいったい?
海外で僕の今の地位があったとしたらもっと海外のオーケストラはたくさん振れてると思うんですよ。
それはなぜかというと大陸が繋がってるから。
日本っていうのは残念ながら島国なんですよね。
わざわざ例えば代役のオファーが来るのにお金もかかる時間もかかる日本から誰かを呼ぶってことはしないですよね。
例えばそこのオーケストラ振りたいって思って…。
その例えばサッカーチームの監督になりたいと思ってるんだったらその地域に住んでたらどういうファンの人たちがいてどういう生活をみんながしていてどういう言葉をしゃべっていてってこともわかるわけだから。
結構どうでもいいことのようですごく僕にとっては重要なことなんじゃないかなというふうに…。
ここからは川瀬オススメ!
まずはこちら!
〜この曲は実は「レクイエム」といって死者のための…。
鎮魂歌なんですよこれは。
高ぶるっていうのは不思議なんですよねこの曲は。
そうなんです。
ホントに血沸き立つっていう感じなので戦いの前にはちょうどいいんじゃないかなと思って。
モーツァルトの「レクイエム」なんて逆ですもんね本当に。
静かなんですか?静かですね。
だから癒やされたい人はそっちを聴いてもらいたいです試合前に。
試合前に聴くとテンションを上げてくれるクラシック。
続いては…
〜今の曲はショスタコーヴィチという作曲家が作曲した交響曲第5番で『革命』っていうサブタイトルがついてるんですけど。
ホントに戦うぞ!っていうような感じの曲なのでアドレナリンが出ていいんじゃないかなと。
今アドレナリンが出ない人ってすごく多いんですよね。
どっかでクールというか。
それはオーケストラにも言えるかもしれないです。
すごく上手なんだけどいまひとつハートにこないというか。
人間味がないんですかね。
人間くさくあるべきだと思う…。
人間くさいほうがいいですよね。
それのほうが感情移入しやすいですもんね。
ちょっと下手くそだったりさ不器用だったりさそういうほうが応援のしがいもありますしね。
そうなんですよ。
絶対いいと思いますそのほうが。
サッカーの場合は客観的に見ててこんなところでクラシックと結びついてるんだっていうのは応援歌として歌ってるケースって結構あるんですよね。
この音楽をサッカーで利用したいなっていうふうに思いますよね。
聴いてました?俺はあんまり聴かなかったかな。
そういうの聴く人と聴かない人いますよね。
結構バス降りで大きなヘッドホンして降りてくる選手もたくさんいますけど。
昔はみんな移動のときはこんなでかいラジカセこうやって持って移動したでしょ。
してない。
してないんだ。
このあとはTheArchive。
17年前の今日行われたワールドカップフランス大会のブラジル対チリ戦。
2ゴールを挙げてブラジルの勝利に貢献した元Jリーガーは誰?
17年前の今日6月27日はFIFAワールドカップフランス大会の決勝トーナメント1回戦ブラジル対チリ戦が行われました。
ブラジルが4対1で圧勝したこの試合。
4ゴールのうち2ゴールはロナウド選手の得点。
そして残り2ゴールを決めたのは当時横浜フリューゲルスにいたサンパイオ選手でした。
この大会で3得点を挙げたサンパイオ選手。
ブラジルの準優勝に貢献しました。
このあとはサッカー女子を増やそう!
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SOCIO会員になればプレゼントが当たるチャンスが。
更に最新のサッカーニュースも盛りだくさん!詳しくは番組公式Facebookかアプリまで!
2015/06/27(土) 23:30〜23:55
テレビ大阪1
FOOT×BRAIN【天才オーケストラ指揮者が語るサッカーとは!?】[字]

「指揮を執る」とはそもそもオーケストラ用語だということを知っていますか?そこで番組は新進気鋭のマエストロをスタジオに招き指揮者=監督からチーム構築論を考えます!!

詳細情報
番組内容
サッカーとオーケストラに実は共通点があった!?30歳にして世界のオーケストラでタクトを揮う新進気鋭の指揮者・川瀬賢太郎氏をゲストに、監督論、チーム論を考えます!
世界で活躍するマエストロに日本代表・ハリルホジッチ監督はどのように映っているのか?またサッカーとクラシック音楽には驚きの関連性があるとか!?今夜も独自の視点でサッカーに迫ります!!どうぞお見逃しなく!!
出演者
【司会】
勝村政信、皆藤愛子
【ゲスト】
川瀬賢太郎(指揮者)
【解説】
福田正博、秋田豊(ともに元日本代表)
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