NHK短歌 短歌de胸キュン 題「鏡」 2015.06.28


さあ今日も楽しく短歌を学んでまいりましょう。
先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
この番組のメンバーは…今回出演を勝ち取ったのは僕とこちらのメンバーです。
フ〜!やった〜!さあるいちゃんなんと半年ぶりという事ですけど。
すっごい久しぶりです。
ここの席座るの。
半年ってなるとほぼゲストっていう形…。
ぽっと出の新人が〜!
(寿)ほんとですよ。
すごい上から目線だしなんか顔がムカつくんですよね。
先生に評価されてる時の顔…自分に自信満々じゃんと思って。
そのね評判はね結構方々でも言われてます。
やっぱり?そうですよね。
先生今日のテーマは?「鏡」です。
鏡を登場させて…短歌ってほんと発見ですもんね。
発見できず…村上。
今回のテーマは「鏡」。
鏡にまつわる日々の発見を短歌に詠んでみましょう。
まずはその例を紹介。
本来の鏡の持つイメージと真逆を歌ってるんでしょうか。
拭きながらもし何も写さない一瞬があったとしたらそれは怖いなと思うんですよね。
それって一つの発見でこちらですごく安心して暮らしているこれが実際にあると思って暮らしているけれど本当は何もなかったら怖いなって。
写るよりも写らない事の怖さっていうのを自分が不安感を抱いている事を鏡に託して歌ったんです。
でも村上はこれ分かるでしょ?僕は…。
うそでしょ?写ってるでしょ。
今日最初のレッスンです。
鏡は発見のアイテム。
生活の中の思わぬ発見を詠んでみましょう。
いくつか若くなってそれは光のせいじゃないですか大体。
「光」と「窓辺」っていうのを入れたかったなっていう。
「窓辺が好きです」って80歳の人が言う感じで若さがちょっと出るかなと。
「我」というのが少し目立っちゃうから「私がいて」ぐらいでもよかったかなと思うんですけど「鏡にはいる」という言い方と「光の集まる窓辺が好きです」というのの展開のしかたがとてもよかったと思います。
ありがとうございます。
これですか?顔。
(寿)はい。
先生これ言ってくれた。
はいシミュレーションどおり!そんな事ない。
シミュレーションしてきてるんですよ。
何げない砂糖を入れる事でも胸がハッピーになってうれしいような気持ちになるという歌を詠んでみました。
「窓ぎわで砂糖を入れるしぐささえ」ぐらいにした方が「こと」がねここギクシャクしちゃうので。
「こと」はなるべく使わないようにしそれに変わる具体的な表現を考えましょう。
これは後ろぐらいに十八の私が見えてくるという事を歌ってみたんですけれども。
「笑顔を見せる」辺りが少しもしかしたら工夫がいるかなと思ったところです。
今十八歳の人が笑顔見せてるみたいにも読めちゃうので単純にすれば昔のままの十八の私なんですよね。
笑顔と限らずにやってもよかったかなと思いました。
影と光というのをテーマでやってみました。
お願いします。
これはエピソードに一番忠実な感じでうまく鏡の不思議さを出して歌ってらっしゃるなと思いました。
先生これ勝負短歌にしていいですか?見るな〜!続いては入選歌の発表。
投稿歌の中から佐伯さんの選んだ四首を紹介します。
自分もたまにこの中に他の国があるんじゃないかなと思ったりするんですけど…。
この歌で面白いところは「一分間」というところなんですよね。
多分ねある年齢に達して毎日忙しいから長い事念じていられないんですよね。
昔は行けた少女もいたんですよね。
鏡の向こうに気持ちだけ…。
今の言い方だと帰ってきた人だけど。
そうそう。
私行ってきましたけど…みたいな。
行ったよね?一回鏡の中行ってるよね?奥さんが夫と自分の娘を見ていて「娘の姿を映すものゆえ」というこの冷静さ…奥さんの目の。
それは娘の姿を映すから磨いていてその事を娘はどうとも多分思ってないであろう。
父と娘というのの複雑なのを観察してる人の面白さというのを感じたんです。
学生さんじゃないかと思うんですけどこの歌のいいところは確定的に言ってるんですよね。
「日が暮れて窓が鏡に変わるとき」って。
その時に何か普通のものが普通でなくなる世界があるんだよって思ってたら誰かがパッと幕を引いちゃった…みたいな。
空想を働かせていこうとする人と非常に現実的な人たちが一緒にいるっていう感じがして面白いなと思いました。
鏡っていろんな場所にあって試着室にあるとか洗面台にあるとか試着室だったらちょっと格好つけてる自分がいるしとかという中でトイレの時が一番素というか…。
トイレの中にいる時が一番リラックスしてるというか…。
鏡を通してしか自分の顔は知らないんですよね。
だからどれが自分の顔なんだろうって思っているような歌なんですこれね。
だけどそれを理屈っぽく言わないで「いちばん優しいトイレの鏡」ってとても省略がきいていてトイレの鏡が自分にとっては一番自分のいい顔素の顔を出してる。
これが私なんだって思ったんでしょうね。
すごく優しい日常の言葉で鏡の本質を発見したところがこの歌のいいところだなと思いました。
今度は僕たちのエピソードをもとに短歌を作ってみようと思います。
鏡にまつわるエピソードを…。
というのもうち遅い時の子だったから…小学生ぐらいの頃って。
かわいそう。
何か若作りっていうのか分かんないけど化粧して来たのが鏡にまつわる思い出かな。
こちらが小沢さんのエピソードをまとめたもの。
今度はこのエピソードをもとに短歌を作ります。
鏡を通して自分の心の揺れに気付く事もあります。
その発見を短歌に詠んでみましょう。
そのまんまの話なんですけれど。
「僕の嫌いなよそ行きの顔」というピッチリ七・七で止めてるところうまいなと思いました。
今好きなわけですから。
今好きだからいいか〜。
「今は好きです」とかって言えばここで。
今は好きです。
「ホコリつく」の「つく」がちょっときついので「ホコリ浮く鏡の前で」ぐらいの方が鏡の表面がイメージされるような感じがしますので…。
使わない鏡の表面にはうっすらとホコリが浮いています。
その状態を的確な言葉で表現しましょう。
息子のためにメークをしてるという歌を詠んでみました。
「薄暗い三面鏡」というので非常に古い感じがしてあまり使われてない感じがするのでいいと思いましたがちょっと気になったのが「三個のコスメ」というところ。
ここは少し具体的に例えば「使わない口紅」とかね何か1個だけを出した方がよかったかなと思いました。
俺俺俺…俺!俺!
(一同)エース!?エース!?エースだったんだ。
今んとこそうですよね。
見せてやれエースの投球。
これは?異形…要はメークをふだんしてないんでメークっていうのが異形なふうに見えちゃって。
1回お母さんに謝って。
異形呼ばわりした事謝って。
息子から見ればという事ですよ。
面白いなと思ったんですね。
「異形」っていう言葉がね…お母さんに謝って。
「この世のものではない」って言っちゃった。
うちの母見てるって言ったよね!さあ続いては僕たち番組メンバーが視聴者のもとを訪ね一緒に短歌を作る…私と井戸田潤が行った淡路島の後編です。
井戸田〜見てるの?見てる?訪れたのは…前回に引き続き一宮中学校の吹奏楽部と一緒に短歌を作ります。
一行が向かったのは学校の近くにある多賀の浜。
波がなく静かな海水浴場として人気の場所です。
(井戸田カン)こんにちは〜。
(井戸田)何か取れるんですか?カサゴだ!カサゴじゃ。
高級魚のカサゴ。
見かけによらず上品な味わい。
デートしたかぐらいは大丈夫でしょ?そうですね…。
今回は「海」をテーマに短歌を作ります。
前田さんが「海」と聞いて思いつく事。
夕日がきれいなんで…那智さんが詠みたい短歌のイメージ。
クラブの代表者4名と井戸田さんカンちゃんが短歌を発表。
最もよかった短歌を佐伯さんに選んでもらいます。
さあまずはカンちゃんお願いします。
(拍手)右と左に灯台が見えてきたんです。
この灯台がこの島の人たちを守ってくれるんだなと思って。
(拍手)もしかしたら恋愛?妄想の中で2人はどうなった?まだ赤らめたままそこから妄想進んでない?はい。
あらら…。
(拍手)波がうろこのようになっててそれが印象的だったので短歌にしました。
これやっぱりここに住んでる人ここに生まれた人ならではの短歌じゃないですか?「うろこのような」ってすごい表現が独特ですね。
(拍手)じゃあ斉藤さん。
斉藤様ですよね?分かんない?はいお願いします。
うわ〜いい!
(拍手)いいね!春になって南風が吹くと追い風となって自転車がスイスイ進む様子を短歌にしました。
(拍手)あそこに漁師さんいましたよね。
こんな魚取れたよなんて見せて頂いてそのあと漁師さん自分1人でお仕事に出かけた時に1人で海に立ち向かっていく感じがしたんですよ。
だけど俺はいつもここで仕事をしてるんだぞっていう証しなのかドカッと船尾に座って俺ここにありみたいな感じでした。
それをちょっと歌にしてみました。
スタジオの佐伯先生この短歌の中で一番いい短歌はどの短歌ですか?那智さんの作品です。
自分がずっと見ている海の特色を「三角のうろこのような波」というところで面白いなと思いました。
村上はまだ行ってないんだっけ?僕はまだ行った事ないですね。
行きたい?行きたいですね。
でもさお前はスタジオ出れるじゃん。
守んなきゃだもんな〜。
歯磨き粉が結構飛んでっちゃう白いしぶきみたいのが。
そこだけは映ってるものでもなく映されてるものでもなくそれ自体が発してる色が鏡にあるなっていうふうに。
鏡にくっついて付着物としてね。
あちらの世界とこちらの世界のはざまですよね。
そこに歯磨き粉のしぶきが飛んでるという日常の非常に卑近なものに持ってきてるところとかは面白いと思いました。
それで一点惜しいなと思うのは「色持たぬ」のところなんですけどここをちょっと抑えられて「はりつめた鏡とこちらの狭間には」とかここはちょっと抑えられると…。
「色持たぬ」は説明しすぎ。
でも哲学的な歌だと思います。
先生優しいから言わないけど…女の子だね〜。
「ところ」というのにもしかしたら具体的な何か…。
図書館とかバス停とか。
そうそう。
何か入れられると歌が生き生きするなというふうに思いました。
下の句がうまいじゃないか!拭いても拭いても曇っていくのに何度も何度も拭いてってそれが自分の顔も曇っていく。
いろいろ複雑な気持ちの時を歌ってみました。
明日を見ようと思ってるのに拭いても拭いても見えないんだというのが「また曇る顔」に仮託されていてそれが比喩にまで広がるようにうまくできているなというふうに思いました。
勝つじゃん勝つじゃん。
顔曇らせたい!顔曇らせたい!玄関に鏡が置いてあるから暇な時とかは「おかえり」って1人で言ってみるという。
上の句から「鏡の中で」まですごくいいなと思いましたけど「『おかえり』を見る」というのが省略が効き過ぎてるかなっていうような印象を今ちょっと最初に思いました。
小沢さんここバーじゃないんで。
そんな感じで先生見つめられても…。
ここで今回出演できなかった4人のメンバーの短歌を紹介。
鏡っていうのは完全に自分の姿を映しますけどたくさん重なってる自分が全部同じなのかを確認してみるっていう。
鏡をよく見て全身像を映している人の神経の張り詰めたような発見が魅力的な歌だなと思いました。
センターっていうのは私なんかはAKBのセンター張るって。
私なんかはってうそでしょ。
出てましたもんね総選挙。
そういうののセンターっていうのを最近知ってるでしょ?鏡の中のセンターを自分が張ってたという感じでそしたらお兄さんの背を超えてそういう夏があったよっていうなかなかよくできた歌かなと思いました。
「幸せだった」っていうのがわりと定番になっちゃうところがステレオタイプになっちゃうのでこういう時は「手垢付け鏡を汚す彼がいたあの時の汚れ」とかやるんです。
「あの時の汚れ幸せだった」とかってやるとまた膨らみが出るんですよね。
「叱る」が言い過ぎです。
短歌では言いたい事を全部言わず余白を作る事が大切です。
この「雪」を歯磨き粉のしぶきって翻訳しちゃわない方が何で雪が降るんだろう?って思ってあげる方がいいかなというふうには思いました。
鏡の中に雪が降ってるよっていうのは心の中に何かざわざわしたものがある。
それでお父さんが出てくるからきっぱりした寂しさというのが揺れ動いてる感じがしたのでなかなか魅力があるなと思いました。
先生合格者誰でしょう?女子1人目の合格者は…ありがとうございます。
2人目の合格者は…え〜!えりちょすか〜。
続いて男子。
1人目の合格者は…いいって言ってたもん。
2人目の合格者は…
(笑い)男子の方たちのはすごく迷って…。
迷ったら俺!それはむちゃくちゃですよ。
これはむちゃくちゃか。
一番迷ったのがね村上さんの歌で…。
俺じゃなかった!ごめんなさい。
「短歌de胸キュン」お楽しみに〜。
2015/06/28(日) 06:00〜06:25
NHKEテレ1大阪
NHK短歌 短歌de胸キュン 題「鏡」[字]

初心者向け短歌講座「短歌de胸キュン」選者は佐伯裕子さん。テーマは鏡。鏡は「発見」の道具。短歌で鏡にまつわる小さな発見を詠んでみる。小沢一敬 村上健志

詳細情報
番組内容
初心者向け短歌講座「短歌de胸キュン」選者は佐伯裕子さん。テーマは鏡。鏡は「発見」の道具。短歌で鏡にまつわる小さな発見を詠んでみる。小沢一敬、村上健志、カン・ハンナ、寿るい
出演者
【出演】小沢一敬,村上健志,カン・ハンナ,寿るい,佐伯裕子,【声】中道美穂子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
趣味/教育 – 生涯教育・資格

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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