あこれは…すごい。
見渡せる。
新緑の萌黄色に包まれてますね京都が。
新さんがやって来たのは京都東山の山頂にある…あっここからももう見えますね。
存在感を…出すというよりもこの景色の中で景色の一つに溶け込んでるように見えますね。
遠くから見ると。
うわ…開けるんだ。
へぇ〜。
あっ。
やっぱり…一体感。
うわぁ…。
それはガラスで出来た茶室。
見る角度によって姿を変える茶室ですね。
ああうわ〜でもやっぱクリアっていう事からあそこの今もやが…流れていってますけど目の前を。
それが見えるっていうのは…。
いいですね。
存在感のない存在感みたいな。
でも確かにあるありますからね。
主張のない主張みたいな…感じ。
世界を舞台に活躍する…成長していく結晶で作られた椅子などその作品の多くは自然の原理や偶然性から発想を得たもの。
デザインとアートの境界を軽やかに行き来する作品で人々を魅了し続けています。
今回の「ガラスの茶室」で吉岡さんは自分の中にある「日本」に思いを巡らせました。
自分自身としては日本の文化とか様式から距離感を持って作品を作ってたんですけどでも作ったものをご覧になるとやっぱりすごく日本を感じるっておっしゃる方が多くて。
日本ですとか自然ですね。
それで日本人がなぜ自然との不思議な関係性があるのかっていうのが自分でも知りたいっていうのがあってそれでこのようなものを作ったんですけど。
自分として一番重要なのはただ自然の空間の中に溶け込むっていう事ではなくて光っていうのがすごく重要なんです。
その光そのものを物質化するようなそういうイメージで作ったんですけど。
展示が目前に迫った4月。
雨が続き作業は思うように進んでいませんでした。
アートの創作というよりも建設現場。
「ガラスの茶室」の構想は5年前から温め準備してきたものでした。
素材にも特別なこだわりがあります。
普通のガラスだと本当にグリーンになっちゃうんです。
この厚さ。
これから張るガラスも全部そうなんですけど。
骨組みにはステンレス。
特殊な加工を施して鏡のように仕上げています。
なぜミラーにしたかというと見えなくするっていう考え方で全部やってるんですけど。
更にある仕掛けを考えていました。
用意したのは太陽の光を虹色に映し出すプリズム。
茶室に「光の花」を出現させたい。
緻密に計算した太陽の軌道に合わせ何度も角度を調整します。
ずっとやってたんですけど…そして迎えた展示初日。
(吉岡)これは作ってよかったですね。
(取材者)よかったですか?
(吉岡)うん。
時間かけてやったかいがあったと思います。
(女性)ガラスやほれ。
(男性)ほんまやなぁ。
(女性)きれいや。
虹出てよかったですね。
虹ほんとに…今日は絶対無理だろうなと思ってたんです。
(取材者)昨日の段階まで。
ね。
朝パソコンで天気予報見てああもうダメだな今日。
修業が足りないって感じ…。
でもよかったです今日は。
(吉岡)お茶の文化の延長線上にデザインした新しいモダンな茶室を作るという事にはあまり興味がないんですよ。
で今回私がやりたかったのはなぜ茶室が茶室というかお茶の文化ができたのかとかお茶だけではなく日本の文化がどうやって作られてきたのかというところにすごく興味があったんですよね。
自然というのはやっぱり時間と共に変化していくわけですよね。
で同じシーンが二度とないじゃないですか。
その要素をこの茶室の中で時間を通して体験できればいいんじゃないかなと思ってます。
(雨音)
(鳥の声)すごいですね人間って。
見えるってとらわれていく事でもあるんだなという。
だからこう…全て見えてる逆に言うと全てから見られてる。
飛んでる鳥やこの自然を逆に自然から見られてしまっているというふうになってくると落ち着かない。
見えるっていう事で逆に僕の中にある自然への畏怖の念というものの方が今度勝ってきますね。
普通であれば空がこんなに抜けてたら開放的な気分になるんですけど開放的な気分にはなってるんですけどなりすぎていてその境目を作れなくなってる事も怖いんですよね。
怖さがあるというか自由すぎてもいけないのかな人間てって。
不思議だ。
こんな気分になるとは思ってなかったです。
茶室というよりかもう僕からしてみると行場修行場ですよね。
修行する場所のような気持ちですかねなんか。
2015/06/28(日) 20:45〜21:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン ▽“吉岡徳仁 ガラスの茶室−光庵”展[字]
「吉岡徳仁 ガラスの茶室−光庵」(将軍塚青龍殿(京都)2016年春ごろまで ※期間は変更になる場合があります)
詳細情報
番組内容
「吉岡徳仁 ガラスの茶室−光庵」(将軍塚青龍殿(京都)2016年春ごろまで ※期間は変更になる場合があります)
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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