燃え上がる炎の中を逃げ惑う人々。
悲鳴が響き渡り、混乱する現場。
これはおととい、台北の郊外、新北市の遊園地で起きた火災の映像。
その発生の瞬間をカメラがとらえていた。
この日、遊園地のプールサイドで開かれていたのはカラープレーアジアという若者向けのイベント。
およそ1000人が参加していた。
現地時間午後8時半、日本時間午後9時半頃、会場に粉状のものがまかれた、その直後…爆発音とともに火災が発生し、会場が炎に包まれた。
この火災で日本人女性2人を含む498人がヤケドを負い、うち202人が重傷。
その後、女性1人が死亡した。
プールや温泉などを備え、週末には多くの家族連れや若者で賑わうというレジャー施設で起きた大惨事。
一体なぜ、突然火災が起きたのか。
そのカギは、火災を起こしたイベントの最大の売り、カラーにあった。
若者たちが浴びているのは、カラーパウダーと呼ばれる着色された粉末。
台湾では数年前から、カラーパウダーを使ったイベントが人気で、このカラーパウダーが今回も使われていた。
日本でもたびたび同様のイベントが行われている。
出火直前、ステージの近くから撮影された映像を見てみるとステージ前方には緑色の粉末が積まれている。
そこに空気を勢いよく吹きつけ、粉末が舞い上がった次の瞬間…粉末が爆発するように炎上。
粉じん爆発が起きた可能性が指摘されている。
消防などは、イベントで使用されたカラーパウダーが電気コードやタバコの火に引火した可能性もあると見て調べています。
今回使用されたカラーパウダーの原料はトウモロコシを粉末状にしたコーンスターチ。
直接火をつけてみても、燃焼や爆発は起きない。
一体、なぜこれが火災につながったのか。
プラスチック製の筒にコーンスターチを入れ、空気で拡散すると…爆発音とともに、炎が噴き上がった地元メディアによると、イベント会社の社長は自分たちが使用するパウダーは製造過程が違うので問題ないと話していたと言う。
台湾当局は、社長を業務上過失傷害の疑いで送検。
昨夜、保釈された社長は…日本でも人気のカラーパウダー。
台湾当局は、安全対策に問題があったと見て捜査を進めている。
台湾の遊園地で起きた大惨事の次にお伝えしますのは、自民党議員による報道規制発言、その波紋が広がっています。
自民党は幕引きに躍起ですが、野党だけでなく、各方面から強い批判が今日も続きました。
今日、安倍総理と会談した後にこう話した自民党の谷垣幹事長。
事の発端は、党の中堅・若手議員が開いた会合での一連の発言だった。
先週木曜、自民党内で開かれた文化芸術懇話会。
安保法案に対する国民の理解が進んでいない現状を受けて議員からは、広告主やスポンサーを通じて報道規制をすべきという意見が出たと言う。
連立を組む公明党幹部からは批判が。
さらに、経済界の重鎮も、次のように指摘する。
そして、週末の土曜日…谷垣幹事長は急きょ、会見を開き、会合の責任者だった木原稔青年局長を更迭すると発表。
発言をした3人の議員についても厳重注意処分とした。
一方、同じ会合で講師として招かれた作家の百田尚樹氏が沖縄の2つの新聞社はつぶさないといけないと発言したことについて百田氏はツイッターで、質疑応答の雑談の中で冗談として言ったものと釈明。
その後、百田氏は弾圧やその他の力で言論を封じるのは断固反対とも書いているが、会合での発言は波紋を広げている。
今日午後には、沖縄・宜野湾市議会が百田氏に対して発言の撤回と謝罪を求める抗議決議を全会一致で可決した。
そして国会では…こうした中、民放連の井上弘会長は今日、広告主に圧力をかけることにより報道機関の取材、報道の自由を威圧しようとする言動は民主主義社会を否定するものであって容認しがたいなどとするコメントを発表した。
批判の相次いでいる報道規制をめぐる発言の問題。
今日、谷垣幹事長と会談した安倍総理は表現の自由は民主主義の根幹だから配慮する姿勢を示さないといけない、沖縄の人の気持ちに反する発言もあり、遺憾だと述べたとのこと。
こうやって見ていますと、個人にお灸を据えただけとなっていますが、問題は、自民党全体の問題として深刻にとらえているかどうかだと思うんですね。
もしそうでなければ、今後も政権与党の中に権力の振るい方も、その恐ろしさも知らない議員が存在し続けることになりますね。
そして、その議員たちは、例えば沖縄の普天間の歴史の認識は全く間違っているということがあらわになったわけですものね。
金曜から土曜にかけての対応を見ていますと、やはり騒ぎになったから処分したように見えるんですよね。
本当に何が問題だったのか、もっと突き詰めるべきじゃないかと思うんですね。
これで幕引きというのは、とてもあり得ない話だなと思います。
次は、神奈川県の墓地で25歳の母親の遺体が見つかった事件。
7歳の長男の行方は今もわかっていません。
謎は深まるばかりですが、新たな事実もわかってきました。
先週金曜日、阿部由香利さんの父親がまだ所在がわからない孫への思いを語った。
おととし7月、神奈川県相模原市の墓地に阿部さんの遺体を捨てたとして逮捕された東京・渋谷区の佐藤一麿容疑者と秋山智咲容疑者。
取り調べに対し、佐藤容疑者は容疑を認めているが、長男については、知らないと話しているとのこと。
その後の取材で、阿部さんが長男を知人に預けていると周囲に話していたことが新たにわかった。
長男は一体、どこにいるのか。
2007年9月、阿部さんの母親が長男を見たのを最後に所在はわかっていません。
阿部さんは9年前の2006年4月に長男を出産。
およそ1年半後に実家に数カ月滞在した後、都内を転々とし、2010年、新宿区のマンションに引っ越す。
新宿区によるとおととし4月、長男が小学校に通う時期になっても全く連絡がとれなかったと言う。
その3カ月後、阿部さんは墓地に埋められた。
その後の取材で、佐藤容疑者らが事件当日、秋山容疑者が住んでいた世田谷区のマンションからシートにくるまれたものを台車に乗せて運び出す様子が防犯カメラに映っていたこともわかった。
佐藤容疑者らが阿部さんの遺体を運び出そうとしていたと見られている。
佐藤容疑者と阿部さんは2007〜2008年頃に知り合い、その後、交際を始めたと見られていて、警視庁は、佐藤容疑者が長男の行方を知っている可能性があると見て詳しく調べている。
デフォルト=債務不履行の危機が高まるギリシャ問題は週明けの東京株式市場を直撃しました。
市場関係者も、誰にも想定できなかった段階というこのギリシャ問題は、どこまで広がるんでしょうか。
ここ、アテネ市内でも銀行はシャッターが閉まり、営業を取りやめています。
前日にギリシャのチプラス首相は、資本規制の導入を表明。
ギリシャ国内の銀行は29日から一斉に営業を取りやめた。
地元メディアによると、営業停止は来月6日まで続き、ATMは30日から利用可能となるが、引き出すことができるのは一日60ユーロ、日本円でおよそ8000円までに制限されるとのこと。
ギリシャ問題は週明けの東京株式市場を直撃。
全面安の展開で、平均株価の下げ幅は一時、600円を超え、終値でも596円下落。
今年最大の下げ幅となった。
また、ドルやユーロに対し、急速に円高が進行した。
ギリシャのIMFに対するおよそ2200億円の返済期限まであと1日。
高まるデフォルトの可能性以外にも専門家は来月5日に行われるギリシャの国民投票の結果次第ではさらなる危機が訪れると指摘する。
ユーロはドルの一極集中に対抗するため1999年にヨーロッパ諸国で導入された共通の通貨。
仮にギリシャが離脱することになれば、ユーロの信認そのものに疑問符がつきかねない。
市場関係者も想定外の段階に入ったというギリシャ問題。
刑務所から脱走した2人のうち、残る1人が拘束されました。
アメリカ・ニューヨーク州の刑務所から今月6日に殺人罪で服役中の受刑者2人が脱走した事件で、逃走を続けていたデビッド・スウェット受刑者が28日、カナダとの国境近くで身柄を確保された。
警察から2発の発砲を受けたが、命に別状はないとのこと。
もう1人のリチャード・マット受刑者は先週、警察に射殺され、2人の脱獄を助けたとして刑務所職員の女らが逮捕されている。
気象庁によると、今日午後0時45分頃、神奈川県箱根町の大涌谷の北、およそ1.2kmの上湯場付近で、火山活動に関連して噴出したと思われる灰のような物質が落ちているのを現地調査に当たっていた機動観測班が見つけた。
気象庁は、この物質を持ち帰り、詳しく分析することにしている。
大涌谷周辺では、今日昼過ぎから空から白っぽいものが降ってきたなどの通報が県の研究所などに複数寄せられた。
次は過激派組織イスラム国です。
26日、ご覧の3つの国でほぼ同時にテロが発生しました。
このうち2カ所について犯行声明を出したのがイスラム国でした。
国家樹立宣言から1年、イスラム国は現在、ご覧の地域を支配下に置き、勢力を強めています私たちはイスラム国の支配地域から日本に逃れてきたイラク人の医師を取材し、現地の実態を聞きました。
26日、チュニジア。
リゾートビーチで男が銃を乱射し、ヨーロッパからの観光客ら39人が死亡した。
同じ日、クウェートでも自爆テロがあり、27人が死亡した。
ともに犯行声明を出したのは過激派組織イスラム国。
そのイスラム国がカリフ制国家を名乗ったのが1年前の今日。
以来、世界中のイスラム教徒に今回のようなテロを呼びかける一方でイスラム国の支配地域に移住するのが義務だとして様々な勧誘ビデオをネット上に出し続けている。
これは最近公開された中国の新疆ウイグル自治区から来たという80歳の男性の紹介ビデオ。
また、少年たちへの軍事訓練の様子もしばしば公開し世代に関わらず、世界のイスラム教徒を引きつけていると宣伝する。
実際にこれまで90カ国から2万人が流入したと見られている。
病院などの医療体制も整っているなどと宣伝。
しかし、問題も起きている。
この医師は、今やイスラム国のイラクでの最大拠点となったモスル出身。
キリスト教徒の彼女は、イスラム国が街を制圧した去年6月、身の危険を感じ、数年前まで留学していた日本に逃げてきた。
今も、こっそりと連絡を取り合うモスルの患者や病院スタッフたちからは、こんな話が聞こえてくる。
男女を厳しく分けるイスラム国の通達だが、この医師が担当する小児ガンや小児白血病の分野では、女性の専門医は少なく、事態は深刻ただ医師は、イスラム国が持つような過激思想は以前から浸透していたのだと話す。
日本も支持したイラク戦争で秩序が崩壊。
その後にできたイスラム教シーア派主体の政府がスンニ派に対して弾圧を強める中で過激思想が根を張った。
実際、モスルでは多くの人が1年前のイスラム国の制圧を歓迎していたと言う。
イスラム国を受け入れる土壌こそがこの過激派組織の強さでもある。
2015/06/29(月) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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