サワコの朝【大石静▽名脚本書き続けるワケ】 2015.06.27


(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
今日のゲストはかつては「ふたりっ子」とか「オードリー」とか穏やかなでも波乱万丈な家族ものを書いてらした方なのに最近は結構刺激的な作品をたくさん作っていらっしゃいます。
脚本家の大石静さんです。
おはようございます。
どうもご無沙汰しております。
かわいいですね。
パジャマのようで。
朝って感じ。
大人らしいですね。
(大石)そうですか?ふふっ。
どうですか?最近は。
どれぐらいのペースで書いてるんですか?ドラマ。
もう朝から晩まで書いてます。
朝から晩まで!?うん。
じゃあ今日一日パソコンとかペンに触れてないっていうことはないんですか?ないですね。
あっそうなの?まあ1行しかできなくてもなんかこう…やってるんですね。
やってんの?パァ〜っとどっか旅行行っちゃうとか遊んじゃうとか。
そういうのねお休みあんまり好きじゃないです。
ああそう…。
(ナレーション)今日のゲストは
(茉奈・佳奈)・私たちこれから
(2人)・いいところ
(段田)いいぞ!45歳で手がけたNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」が最高視聴率31.9%の大ヒットを記録。
その後も「オードリー」大河ドラマ「功名が辻」など数多くの話題作を生み出してきた日本を代表する脚本家です。
世相に鋭く切り込んだ作品も多く「セカンドバージン」では45歳のキャリアウーマンが17歳年下の男性と恋に落ちる様を描き社会現象に。
新しい脚本家が…見たことない人がテロップに脚本誰々って出るでしょ?そうすると念力かけて「潰れていけ」って思ってたんですよ若いときはね。
今日は世の中にメッセージを投げかけ続ける脚本家大石静さんが今伝えたい想いをサワコに語ります。
「セカンドバージン」とか今度の「セカンド・ラブ」とか見てるとなんか本腰入れて本気の愛を追求しはじめたの?っていう…。
そういうわけでもないですよ。
私ね最初から「ふたりっ子」もあれは激しいもんだったから受けたんだと思うんですよ。
あっ…。
まあNHKには珍しく…。
まあいろいろ…。
離婚はあるわ…。
なんか婚前交渉はあるしね。
今は当たり前にあるんですけど当時としては珍しかったしそういうのでは結構攻めてたはずなんですよね。
で初期の頃は…。
攻めるっていうのはその時代っていうかそのドラマの作りに対して?そうです。
みんながやらないことをやるっていう感じですかね。
例えば「セカンドバージン」の場合はまず舞台がNHKです。
はい。
で夜の10時台という夜ではあるけれども結構激しい…。
そうですね。
物語となった。
寝たり起きたりしてましたね。
寝たり起きたりしてましたよね。
(大石)はい。
あれは何に対する挑戦だったんですか?あれはねあの…私がこう…だんだん年を取ってくるじゃないですか老いるっていうのは悲しいなっていうことを感じはじめた年頃に書いたもので。
「恋と老い」みたいなものを私の中ではテーマにして書いたんですね。
ああ〜。
鈴木京香さんまだ当時老眼じゃなかったんだけどこういう老眼鏡を掛けて新聞読んだりすごくその…老いを表現してくれまして。
おお〜なるほど。
そうかそうか。
えっそれ…。
恋はね若い者のものだとだいたいテレビの世界は思われてるじゃないですか。
ラブストーリーとか作ってるじゃないですかプロデューサーとか監督とかとみんなで「私の場合は…」みたいなことを語るわけですよね。
だけどそういうときに「私の場合は…」って私が言うとみんなが「ん?」みたいな。
(一同)あははっ!遠い昔の話?みたいな感じでね。
「今日は無礼講だから女性いないし」とか言われると「私いるんですけど」っていうときがある年から来るんですよね。
そうですね。
日本ってほんとに若いものを大事にする文化でしょ。
不思議ですよねこんなに歴史が長いのに。
私なんて伊勢神宮が20年に1回遷宮するでしょ。
はい。
あのときに真っ白い木をねで真っ白い屋根が出来るじゃない。
新品のね。
新築ホヤホヤの。
ほんとにホヤホヤの。
であれを美しいと思ってるじゃないみんな。
だからなんか伊勢神宮のせいでなんでも新しいものがいいっていうふうになっちゃってるところが残念。
ヨーロッパに行けばみんな40過ぎた女の人はすてきだって言われるし。
シワシワもすてきだと言われるし。
若々しいものだけが尊いっていうのには抵抗していきたいなと思いますね。
それが一つのきっかけ?うん。
あれを書いたときもそうですね。
基本は知られるようになったのは「ふたりっ子」だと思いますけどその前から書いてらっしゃって。
そのころって女性の脚本家ってまあ一般的にはね向田邦子さんとか橋田壽賀子さんとかあと誰?あと「金八先生」の小山内先生。
あっ小山内先生とかそのくらいって感じ…。
でもまだまだいらっしゃったと思いますけど圧倒的に男の仕事でしたね。
今多いでしょ?今女の方多いですね。
過酷な競争の中で負けてやるもんかみたいな感じってあるんですか?私は前は新しい脚本家が…見たことない人がテロップで脚本誰々って出るでしょ?そうすると念力かけて「潰れていけ」って思ってたんですよ若いときはね。
それは何か貧しいなと…なんか。
そういうふうにこう…負のエネルギーを出すってやだなぁと50ぐらいから思ってこのごろはもっと若手の人がどんどん出てくる世界に自分も立ってないとすてきじゃないじゃないですか。
ああ〜そうか。
活況を呈していないっていうことになっちゃうから。
最近活況を呈していないって私は思うんだけど。
呈してないんですか?うん。
だからあんまりたくさん稼げないせいじゃないかしら。
なんかこの…優れた才能はやっぱり脚本家に向かってきてないんじゃないかと思うのね。
例えば40代にはいっぱいいるのよ宮藤官九郎とか古沢良太とかね。
坂元裕二とかね。
はいはい。
で50代もいっぱいいますよ。
岡田和中園ミホ井上由美子。
そのへんとかはみんなメインはもう50代でしょ。
40代もものすごくいるんだけどその下がおっ!っていう恐れ入りましたみたいな人が出てこないなと思って。
そこがどんどん出てきてくれないと…。
20代から?うん。
だって野島伸司さんとか坂元裕二さんだってもう10代から出てんのよ。
有名になってんのよ。
ああ〜そうか。
そういう人がいっぱいいたんですかつてはね。
脚本家という職業に魅力を感じる人が…。
少なくなってるのは困るなと思うんですよね。

(妻)昔はお肉と揚げ物が大好きな人だったのに…。
(夫)あっ金目か〜。
お魚を選ぶようになったわね。
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
野菜や魚を出し入れしやすい真ん中収納に。
しかも鮮度にこだわる冷蔵庫です。
うまいなぁ。
これからの日々にパナソニック「Jコンセプト」まず2曲選んでいただいてる1曲目今でも記憶に残っている1曲はなんですか?ニニ・ロッソの「夜空のトランペット」っていうんですけど。
懐かしい〜。
なんかそれってほんとに…。
いつ聴いたんですか?これ。
17歳のとき初めて男の子を好きになってスキーに行ったんですよね。
一緒に?2人で?2人でじゃなくて大勢で行った中でその人を好きになったんですけど。
でそのときにナイターの…ナイターがあってスキー場の。
リフトが止まるときにこの曲がかかってたんです。
だからその人を好きだわって思ったこととこの曲が…。
う〜んあのときかわいかったなと自分のことを思ったり。
自分のこと?自分のこと。
んん〜懐かしい!あははっ!
(大石)今はもうそんな大した問題じゃなかったなっていうぐらいですね。
自分のこの胸ときめかせていた幼い自分を愛しく思いますね。
でもそれは何?リフトでドキドキしただけじゃなくもう少し進展したんですか?その恋は。
そこ民宿しかない…こんな話でどんどん時間が。
あの〜民宿しかなくてなんか農協みたいな所にみかん買いに行くみたいなのにあみだくじで当たって2人で行ってなんかその間にキスしたり。
あっキスしたの!?頭がなんか変でしたねあのころね。
今はだって何が起きようとも仕事…やるべき仕事はやるじゃないですか。
そういうのってご飯を食べても勉強とかしててもキスした!っていうことが頭の99%ぐらい占めちゃって。
やだ…思い出しちゃったの?あははっ!あんな…あんなにボッとした感じはないですよね。
でもちっちゃい頃ほんとにこれは有名な話ですけれども養子っていうの?お隣に養子にいかれてそこの先が作家とかそういう文士が来る旅館で東京の駿河台の旅館でそこでもう大人のドロドロしたものまで…。
私はその…うちの宿屋「駿台荘」っていったんですけど江戸川乱歩先生とか松本清張先生とか開高健先生とか。
開高先生はうちでむちゃくちゃな夫婦ゲンカをなさったりすごかった。
あの先生すごいんだな奥様とつかみ合いのケンカをするんだとか思ったとかですね。
もっと言うとですねうち「コ」の字型になって真ん中中庭だったんですよね。
でこっち側の洗面所で私が見てるとこっち側のお部屋が見えるんです。
中庭隔ててね。
隔ててね。
でこっち側の部屋で原稿をお書きになってる…。
作家の横顔がある。
そこでねなんか女の方が鉛筆削っててそのままなんかフッと倒れていっちゃったとか。
で子供心にすっごい見ちゃいけないものを見たとか幼稚園ぐらいですよ。
幼稚園で!?なんかよく分かんないんだけど…いやなんにも知らないんです。
当時は何かそれがなんだってことは分かんないんだけど見ちゃいけないものを見たっていう気持ちはあった。
そういうことはいっぱいあった。
そういうのは怖いと思ったり大人に対するアレルギーになったりっていうことではないんですか?しない。
なんかドキドキワクワクするような感じだった…。
見ちゃいけないものを見た誰にも言うまいとか思ったりしてた。
そういうなんか幼稚園の頃からそういうことを感じるようなおませな子供でしたね。

(妻)よいしょ。
(夫)大丈夫か?
(ナレーター)そんなニッポンの暮らしに耳を傾けたら新しい家電が見えてきました。
洗濯槽を浅く取り出し口を広く。
奥の物まで取り出しやすい洗濯機。
世界で一番軽いボディ。
持ち運びが負担にならない掃除機。
これからの日々に上質を。
パナソニック「Jコンセプト」
(ナレーター)自分で歩きたい。
自分で食べたい。
年を重ねるとそれが当たり前ではなくなってしまう。
だから私たちはささえ続ける。
よりそうささえるパナソニック。
これからの介護。
これからの暮らし。
パナソニックのエイジフリー。
大石静さんは幼い頃家の実の母と養母2人の母の間を行き来する複雑な少女時代を過ごしました。
お母さん2人いるわけでしょ?母が2人いたんですよ。
そこからだから私はセカンドなんとかとか「ふたりっ子」だとか「2つ」がキーワードだっていうのは…。
お母さんが2人いるから?じゃないかと思うんですけど。
2人の母は隣同士にいて愛情はかけられていたの。
違うキャラクターなんですか?
(大石)うん全然違うキャラクター。
だってその養母の方は「私はね一日たりとも男の人に食べさせてもらわないで生きてきたし我ながらあっぱれだとは思うけれど静ちゃんはこんな苦しい人生を生きては駄目よ」って言ったんですよ。
「だからいいとこのお嫁さんになってかわいがってもらって生きなさいね」って言って。
で今度専業主婦の母は「これからは結婚なんかが目的じゃ駄目だ。
仕事を持って自分の力で生きられる女になんなきゃ駄目だ」って。
2人とも全然違うことを言うわけね。
で私どっちにも「そうねそうね」ってこっちに向かって「そうねそうね」って言って自分で混乱してました。
だからなんかねパニック症候群みたいになってて時々。
ああ〜!って訳分かんなくって泣いちゃうみたいな。
何が理由か分からないけれども。
それもその2人の母がいる所ではなんないの。
なんか本音を出せなかったのねお母さんの前で。
(大石)そうですね。
でも愛されてるという確信はあったの。
愛情が足りないということは…。
なかった。
だってこの産みの母の悲しみっていうのは痛いほど分かるわけよ私にもね。
だからあの〜…でこちらの養母の方は経済的にも豊かだしいろいろなものを経済的にも与えてくれるでしょ。
だからその心地よさの種類が違うのね。
うん。
だからどっちも好きだった。
そのあっぷあっぷな感じで自分を出さずいい子にしてたって感じですね。
でもなんでその隣に…。
(大石)それはよく分かんない。
だけど父がキーポイントじゃない?アメリカナイズされたお父様…。
父はみんなに愛される…子供っていうのはね社会のもんだみたいなアメリカ的なことを言って…。
アメリカに長く住んでらした?そうですそうです。
心の中がやっぱり西洋の個人主義みたいなものが染みついちゃってるから子供は社会で育てるもんだとかだからどこのうちで育ったっていいみたいなことは言ってたけどでもうちの父は養母も母も好きだったとかそういうようなグチャッとした男と女の関係実はあったんじゃないかと思いますよ。
今私この年になって分かるけど。
じゃあお父さんが決断したことだったんですか?そうじゃないです。
なんかねズルズルっと私が産まれて母は産後の肥立ちが悪いっていうの?調子が悪くて寝てていつも私を隣に寝かせてたんだけどちょっとうとうとってすると起きると私がいないんですって。
で隣のうちへ連れていかれてる。
その養母が抱いてあやしてると。
で抱き癖も付いちゃうし返してくださいって言って連れていくんだけどまた何かのときにちょっと目を離した隙にこっちに連れていく。
で母はノイローゼみたいになっちゃうぐらいだったらしいんですけどいつの間にかこの2つのうちの子みたいにして私が物心ついたときはもうそれは当たり前。
私が2つのうちを行ったり来たりすることは当たり前になってたんですよ。
不思議な育ち方をしているというか。
でもそれはやっぱりなんかいろんな精神的な原点としてはありますね。
あります。
大石さんは…脚本家のおもしろみっていうのはなんですか?みんなで作るおもしろさですよね。
あの〜出来上がったものにびっくりするけどでもこう料理するんだ私はこういうつもりだったけど監督はこう考えてこう作ったんだっていうのを見るときっていうのはすごくドキドキするしなんか私がうまくいってないなって思ったシーンが演出とか役者の力によってすごくよくなってることもあるわけよ。
そうするとこのみんなでやる仕事のよさを感じますね。
だからそれを楽しまないと…私はこういうことをやりたかったのにこうなっちゃったっていうことをがっかりするようだったら小説を書いた方がいいと思うんですよ。
自分だけの世界に入れるように。
ほう〜。
でキャスティングについてはある程度脚本家の方の…。
ううん全然聞いてもらえない。
あははっ!えっだって結構要求が通ったのが…。
(大石)そんなことない。
この3人だけですよ。
無名な俳優の才能を見抜き自らの作品に出演させてきた大石さん。
NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」では内野聖陽さん。
その4年後に手がけた「オードリー」では佐々木蔵之介さん。
社会現象となったドラマ「セカンドバージン」では長谷川博己さんを見いだしました。
うっちーすてきじゃない今でも。
うっちー。
だってあの…あのドラマでだってブレイクなさったんでしょ?そうです。
そのとき最初は誰も知らなかったけど。
内野君はそのヒロインの相手役が見つからなくてもうたまらないなっていう気持ちで大阪のホテルに帰る途中に映画館があって…。
誰でもいいから役者を見てみたいと。
そういう意味じゃなくなんとなく気分転換に見ようと思って入ったときに内野君が出ててもうこれだ!と思って。
でNHKに電話して「今始まったとこだからみんな来て」って言って。
でもほんとに最後はね人だかりがしちゃってロケできないぐらいに人気者になりました。
佐々木蔵之介さんはオーディションをやったときにもう蔵之介のチーム…蔵之介が中に入ってるチームが来たら彼しか目がいかないのよ。
すてき!とかなんとかいうんじゃなくてもう入ってきたときからあの人が全部空間を占領してんの。
そういう人はすごいと思って。
3重丸って思いました。
あははっ!長谷川さんだってねえもう今は…。
もうほんとにきれいよ。
なんか長谷川君なんかを見るとね連れて帰ってうちに飾っておきたいなとか思う。
(スタッフ)あははっ!ものすごい透明感があって要するに清潔感とかを超えちゃってる透明感があって指がぴゅ〜って長くて。
だからそういうのをこう見てるだけでいいみたいな。
出ましたよ指がほら。
わっ指きれいでしょ?ほんとにきれい。
これを生指を見たらたまりませんわよ。
ああそう…。
(スタッフ)あははっ!それは私も男は指だなって思います。
もう白魚のようなね。
絶対私も男は指だと思います。
でもその指がきれいとかこうなんかオーラがあるっていうのと役者としていいっていうのは…。
役者としてもこの3人はいいです。
だから役者としていいは基本ですよ。
まあ演技ももちろんチェックなさるだろうけどもこうパッと一見して分かるものってあるんですか?私の勝手な人相学があって顔をさらす人。
表方ね。
っていうのはここの口角がピッと上がってないと成功しないと思って。
ほら上がってるじゃない。
違う今上げただけですよ。
(大石)いえいえ上がってるのふだんからね。
私の上がってる人の代表なんだけど。
これ長谷川君なんかもピッと…3人はここピッと上がってるの。
みんなここがピッと上がってるでしょ?うん。
(大石)「宝塚」の各組のトップさんっていうのはみんなここがピッと上がってるんです。
あっトップになるだけのポイントは…。
(大石)口角が上がってることピッと。
でもこれは私のほんと独断と偏見です。
ふふふっ…そんなに喜ばなくてもいいじゃないですか。
これだってほんとにそうだと思うんだもん。
ああそう〜。
えっでも朝から晩まで今でも書いてるっておっしゃる…。
まあだいたいどういうドラマに憧れて見てらしたんですか?やっぱり向田さんですね。
向田さんね。
向田さんのドラマもう大好きでしたね。
何がよかったんですか?あのね向田さんはその「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」とかああいうこうホームコメディーみたいなものもとてもお得意だったんですよね。
一方でやっぱり非常に大人っぽいあの…人間関係を描いたものをいっぱいお書きになって…。
「冬の運動会」とかね。
うんそっちが好きだったんですよ。
はあ〜。
やっぱり大人っぽい…。
「幸福」とかね。
竹脇無我さんのことを妹と姉さんが両方好きなんですよ。
でお姉さんとは一回関係があったっていう過去があるんだけど妹はそのお姉さんとの関係を知りながらこうあの…彼を愛してるのね。
でミシンを踏みながら「私ってここに…ここ膝の後ろにいつも汗かくのよね」ってこうやって拭くのね。
それを彼氏に言うの。
それだけでもなんかもうひえ〜ってぐらいエッチなのよ。
なんていうのかしら…何もない。
こう好きだと言うわけでもなく抱き合うでもないんだけど「私ここの膝の裏に汗かくのよね」ってタオルでこうやって拭いたりするともうひっくり返るぐらいなんてエッチなのって思って。
たまりませんと思って。
そういうのが…こういうのが好きだと思ったの。
こういう言葉をどうやって生み出すか。
そう。
なんかその状況をつくるのすごいじゃないですか。
でも向田さんのそのひっくり返るほどエッチな普通のセリフはね天才的ですね。
あとを追従する人がまあその出てこれないすごさがありますね。
それは確かにね。
もちろん向田邦子さんみたいに圧倒的なセリフをこう探して探してっていう作業もあると思うけれどもドラマを作るっていうことでその見てる人たちに何を伝えたいとか…。
まあずっとじゃあ通じて何があるかって無理やり言えばですよ…。
まあ既成の価値観を疑ってみるまなざし。
世の中が正しいって言ってることをほんとにそうなのか?っていうことを何か感じさせる人物を必ず出したいとは思ってます。
でも今おっしゃったことはちょっとこう私も資料で調べたところによるとちっちゃい頃お父様が大嫌いだったと。
なぜかというといろんなことについて問いかけをしてくると。
そうそうそう。
オリンピックの開会式を見てるときに…。
東京オリンピック?父が来て…みんな家族でみんなで見てたんだけど父だけ見てなくて入ってきてで私に「オリンピックの何がすばらしいんだ?言ってみろ」って言うからそれで「世界のみんなスポーツで世界が手を結び」みたいな…。
参加することに意義があると。
参加することに意義があるみたいな当たり前のことを言ったら「それはそうみんなが言われてることで君はこれを見ててほんとにそう思うか?」と。
って言って「うんそう思う」みたいなことを無理やり言ったらそしたら「見たこともない1人で来てるようなね聞いたこともない国の名前の一つも覚えておきなさい」って言って出ていったの。
へえ〜。
でそれは私そのとき嫌なヤツ!って思ったんだけどでも自分はどう思うのかっていうのはすぐ結論は出ないじゃないですか自分はどう思うのかって。
だから自分はどう思うのかっていうことを問いかけ続けろっていうことじゃないですかね。
まだ問いかけ続けてるんだ大石さん…静ちゃんったら。
そうねそういうことだと格好いいけれど。
ではそろそろ2曲目をご紹介いただきたいと存じますが。
香港映画の主題歌なんですけど。
あの〜最近こう注目されてきた映画音楽の茂野雅道さんっていう人が作った「一天
(OneDay)」っていうのをね。
一つの天って書いてまあ英語で言えば「OneDay」「ある日」みたいな曲で。
その曲を流すとアルファ波が出るっていうのかなんだか分かんないんだけど仕事がこう集中しないなうまくいかないなっていうときその曲をかけるとふわ〜って頭が戻ってくるの。
回転するの?そう。
そういうふうになるの。
んん〜いい曲でしょ?うん。
うん。
今もなんか頭元気になってきた。
もう一回本番やってもいいぐらい。
(一同)あははっ!どういうふうにこう自分の中で今度こういう物語にしようとかヒントは…。
まあ電車に乗っても常に考えてるし。
電車に乗って不幸な顔をして座ってるおじさんがいたとしますよね。
であの人はなんで不幸なのかな?どういう奥さんなのかな?何仕事してるのかな?ってそっからドラマをこう作ってみたりして…。
したりして頭も鍛えるしなんかこう自分の心の中を探らないとオリジナルは書けないのね。
だけど原作はネットで探したり本屋で探したりできるじゃないですか。
ドラマになる本ないかなと思って。
まあ自分のドキュメンタリーなんていうのもあっという間に吐き出しちゃいましたから。
だからそんな自分のドキュメンタリーみたいなものっていうのはささやかだからやっぱり大事なのは妄想力想像力だと思いますけど。
っていうのが僕の中であって。
2015/06/27(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字]【大石静▽名脚本書き続けるワケ】

ゲスト・大石静/脚本家▽「若々しいものだけが尊い」には抵抗していきたい…直伝!“売れる”俳優の見抜き方とは!?阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出します

詳細情報
番組内容
ゲストは、脚本家の大石静さん。朝ドラとして初めて“婚前交渉”の描写を取り入れたNHK連続テレビ小説「ふたりっこ」や45歳のキャリアウーマンが17歳年下の男性と不倫の恋に落ちていくドラマ「セカンドバージン」など刺激的な作品で社会現象を起こしました。
そんな大石さんの作品は、無名に近かった俳優がブレイクすることでも知られています。
番組内容2
番組では、その代表ともいえる内野聖陽さん、佐々木蔵之介さん、長谷川博己さんを抜擢するに至った彼らの魅力に加え俳優の素質を見抜く方法を伝授します。そこには3人のある共通点が…!?
実家の隣りに建つ旅館の養子として2人の母に育てられた大石。複雑な環境下、幼少期に垣間見た“大人の世界”とは!? 脚本家の醍醐味とは?原作のないオリジナルの作品を作り続ける大石さんの世界観に阿川が迫ります!
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
大石静(脚本家)
1951年、東京都生まれ
1974年、日本女子大学卒業。女優を志し、青年座付属俳優養成所に入る
1977年、芝居の制作現場で出会った夫とは、出会って1か月で結婚
1981年、劇団「二兎社」を旗揚げ。脚本家としての仕事も始める
1986年、TBSドラマ『水曜日の恋人たち』でテレビドラマの脚本家デビュー
出演者2
1996年、NHK連続テレビ小説『ふたりっ子』の脚本を担当
    向田邦子賞、橋田賞W受賞
2010年、『セカンドバージン』放送。東京ドラマアウォード脚本賞受賞
2014年、TBS『家族狩り』放送
音楽
【番組テーマ曲】
「Tea for Two(二人でお茶を)」歌:ドリス・デイ
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:5118(0x13FE)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: