おはようございます。
6月28日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
まずは、このうれしいニュースからお伝えします。
なでしこジャパン、やりましたね。
やりましたね。
1対0でオーストラリアを破りました。
早速、スポーツの向井アナウンサー、そして宮澤ミシェルさんとお伝えします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いやー、ひやひやしましたね。
だけど立ち上がりから自信に満ちた入りでしたよ。
ゲームの入りは完璧で、私たちがオーストラリアを翻弄してやるというようなね、入り方した。
すばらしかったね。
最後は体力が落ちない。
日本の女性は体力あるね。
暑さの中でですもんね。
すばらしい!
ではどんな試合だったのか、ご覧いただきましょう。
2大会連続でベスト4に進んだなでしこジャパン、試合のもようです。
日本は前の試合、オランダ戦と同じ先発メンバーで臨みました。
前半8分、川澄のパスに大野が反応。
最初のシュートでした。
惜しかったですね。
縦に速い入りで入りましたもんね、このゲームね。
そして22分、カウンターから、川澄。
再び、大野。
惜しい、惜しかったですよね、これも。
足の上に乗っけて、ニアサイドのちょっと上をちょっと狙ったんですけどね、ちょっと角度がなかったね。
近かったですね。
33分には、ここからキャプテンの宮間。
宮間、狙った!
この大会、宮間選手のキックがなかなかアジャストできなかったんです。
人工芝なんですけどね。
このぐらいになってくると、やっぱりうまく合わせてきますよね。
日本が押し気味で前半を折り返します。
後半も日本が攻めます。
15分、川澄と有吉の連係から、宮間が飛び込みます。
ゴールがほしい日本は27分、大野に替えて岩渕を投入します。
リズムが変わりますよ、速くなる。
日本が攻め続けて、41分。
ゴール正面から岩渕。
ただ、コーナーキックになります。
一つ乗ったね、もう一歩速かったら、このパスが。
正面、熊谷が突っ込んでくる。
宇津木!まだいる、岩清水。
シュート!岩渕!日本、先制点。
やりましたね。
最後は途中交代の岩渕でした。
チーム最年少のゴールで、日本が先制します。
この得点ですから、最高の気分ですよね。
そうですね。
日本、終盤、勝負強さを発揮、2大会連続ベスト4進出です。
よく選手も頑張ってボールを動かしながら、まあ、粘り強く最後はしとめてくれて、根気強いなでしこジャパンのサッカーが、実を結んだんだと思いますね。
よく頑張りました、選手たち。
素直にうれしいです。
みんな待ってましたよ。
そうですか、ありがとうございます。
とにかく点って思って入って、本当にみんなが頑張ってくれた90分だったんで、少しでも貢献できてよかったです。
気持ちの強いほうがまだ勝つと、ワールドカップをとりに来てるので、もう一度気を引き締めなおして、やっていきたいと思います。
予想どおり、勝ってくれました。
もう言うことないです。
もう最高です。
やっぱり諦めない心が大事ですね。
次も勝つぞ!
いやいや、見事2大会連続のベスト4進出。
試合終わったあともけろっとしてるもんね。
もちろん、勝ったゲームだから、あの表情ね、明るいんだろうけど、最後のコーナーキックから、こぼれ球を、岩渕真奈選手が決めたんですけども、あのとき、蹴る前の宮間選手の顔がもう全然、オーストラリアの選手はこうなんですよ。
疲れちゃってこうやってね、手ついて。
でも、彼女はもうへっちゃらでやってましたからね。
だからこの体力っていうのがまず、すばらしかったっていうね、あの暑さの中で。
事前に暑さ対策いわれましたけれども。
きょうも26度以上、人工芝の上ですからね、プレーが止まるたびに皆さん、水を飲んでて、かなり暑さはあったと思うんですけどね。
僕は本当に感動しましたね。
そして、ミシェルさんも何度もおっしゃってますけども、その岩渕選手がけがからの復帰ということばがありました。
復帰がありました。
苦しんで、キャンプも体力トレーニングもできなくて、自分でやっていて、そっから治って、どうしても切り札として連れていきたいということで、それで現地に行ってから調整し始めたんです。
さあ、試合を通してきょう、日本がよかったところ。
一つ、ひと言キーワードでミシェルさんに挙げてもらいました。
これ、連動性ですか。
連動性ね。
朝から字が小さくて、見にくいと思いますが。
十分ですよ。
カメラでズームしますよ。
連動性。
どういうことでしょうか?
とにかく、選手の距離感を生かす、1人が出ていったら、その後ろにカバーで動いてくるとかね。
もう逆サイドももう中に入って、ポジショニングを取るだとかって。
こういう動きがね、随所にもう止まらなくあります。
これは決勝トーナメントに入って、相手が強くなったら、また自分たちもレベルを上げてきたんでね、これはやっぱり相手チームには勝てなかった。
オーストラリアは、これは日本のここに圧倒されましたね。
もう序盤からこうして攻め込んでいくので、日本がコーナーキックを何本も何本も取るんですよ。
で、なかなかそれからチャンスがなかったんですけど、最後に結実したのが、先ほどのシーン、もう一度得点のシーン。
何度見てもうれしいですね。
これ、8本目か9本目でしたよね。
なかなかコーナーを、この高さでは勝てないからなって言ったときの、最後のここ、決め手になりましたよね。
みんなが足動いてるんですよ、日本の選手だけですよ、足動いてるの。
連動して。
相手は止まってるんだけど、日本の選手見てください、3人、4人が動いてて。
本当ですね。
体力ですか。
これもう後半40分過ぎですからね。
もう相当疲れがきてるところでのシュートでした。
相手は縦に迫力があるんですよ。
身長なんかも高いし、一人一人の11番とか7番の縦に行く力はあるんですけど。
そこをみんなでコンパクトにして抑えて、そこからですからね。
その縦の迫力を止めといてからの出ていって、まだ時間ありますか?
ありますよ。
お願いします。
向こうのケレド・ナイト選手がこれ、向こうの中盤の選手、3人で組んでるんですよ。
オーストラリアの。
こういう組なんですよ。
ここに対して、こういう横のスペースだとか、この彼女の横をついて。
宮間選手が行き。
もう1人、大野選手がいたんですが、大野選手がここへ下がってきてプレーしたりね。
大儀見選手がこの間のここのスペースを使ってプレーすると、どうなるかっていったらね、ここが上がれるんです。
鮫島選手が。
この間のゲームでもいい得点取ってくれた、有吉が上がって、こういうね、こういうことをね、やっぱり作戦どおりに表現できたっていう。
ベンチワークもすばらしいけれども、ねえ、プレーで表せる選手たち、すばらしいですね。
連動性が見せた。
そして動き続けた、その体力とね。
1対0で日本が勝ったという試合ですけど、次の相手が、準決勝になりますけれども、イングランドかカナダか。
カナダだね。
どちらか、この勝者になります。
カナダはホームだからね。
きょうですね。
イングランドには前回、予選で負けてますからね。
グループリーグのときにね。
前回大会のときに。
ごめんなさい、前回大会のときに負けてますから。
どちらも強敵ですね。
強敵です。
まあでも。
勝ちましたけれども、もし次に向けて課題、ミシェルさんの目で見えたところ。
このままで?
いや、ミドルシュートだとか、ゴール前の判断をもう少し早くして、枠に打つシュートだとかね、あとはね、ほとんど完璧にこなしてますから。
そうですか。
あと2つですからね。
あと2つ。
また来るところまで来ましたよ。
見えてきましたね。
なでしこはすばらしい。
そうですね、この勢いでなんとかいってほしいと思います。
2大会連続で日本がベスト4に、進出というゲームでした。
1対0で日本勝利です。
準決勝は7月2日です。
では次です。
台湾北部のレジャー施設で、昨夜、イベントの開催中に、爆発とともに火災が起き、これまでに日本人2人を含む220人余りが、やけどなどで病院に運ばれました。
台湾のテレビの映像です。
爆発のあと、炎が上がり、大勢の人たちが逃げて、騒然となった様子を伝えています。
台北近郊の新北市にあるレジャー施設で、現地時間の昨夜8時半ごろ、爆発とともに火災が起きました。
台湾の消防当局によりますと、これまでに229人がやけどなどで病院に運ばれて手当てを受けています。
また台湾との窓口になっている、日本の交流協会によりますと、日本人の20代と30代の女性合わせて2人が、足などにやけどをして、病院で手当てを受けているということです。
イベントでは参加者たちが、こうした色のついた粉を体に吹きつけたりしていたということです。
消防当局によりますと、イベントでは当時、粉末状にしたトウモロコシなどに色をつけて使っていたと見られ、地元のメディアは、これになんらかの理由で引火した可能性を指摘しています。
地元の当局は、イベントの主催者などから事情を聴いて、爆発や火災が起きた原因を詳しく調べています。
資金繰りがひっ迫しているギリシャへの金融支援を巡り、協議を続けてきたユーロ圏各国が、方針を示しました。
ギリシャでは財政緊縮策の賛否を問う国民投票を実施するか、今まさに審議が進められています。
ギリシャは、この国民投票を実施するため、金融支援の期限延長を求めましたが、ユーロ圏各国は認めず、予定どおり今月で支援を終わらせるという方針です。
これにより、ギリシャの債務不履行への懸念がさらに強まりそうです。
銀行のATMに並ぶギリシャの人たち。
理由は、チプラス首相のテレビ演説でした。
資金繰りがひっ迫しているギリシャ。
支援の前提として、ユーロ圏の各国は、年金支給額の削減など、財政緊縮策を求めましたが、ギリシャは難色を示し、チプラス首相が来月5日に国民投票を行う考えを表明。
そのために、今月末に迫っている金融支援の期限も、1か月延長するよう求めました。
これに対し、ユーロ圏各国が下した結論は。
ギリシャのバルファキス財務相は、交渉の余地はまだ残されているとの認識を示しました。
しかし、EU側はギリシャへの不信感を募らせています。
合意が難しい情勢となった協議。
会議ではギリシャを除く18か国の財務相で、ギリシャが債務不履行に陥った場合など、緊急時の対応策に対し協議し、ギリシャの金融や経済の状況を注視するとともに、必要であればあらゆる措置を取ることを確認しました。
今月末にIMF・国際通貨基金に対する多額の債務の返済が控えているギリシャの債務不履行への懸念が、さらに強まりそうです。
前線と低気圧の影響で、東北や九州南部などでは雨が降り続き、局地的に激しく降っている所があります。
このあとも大気の不安定な状態が続く見込みで、気象庁は土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
東北や九州南部を中心に、大気の状態が不安定になり、雨が降り続いています。
午前6時までの1時間には、岩手県の岩泉町小本で、36ミリの激しい雨を観測しました。
東北では昼ごろにかけて、激しい雨が降るおそれがあります。
岩手県では、おとといの降り始めからの雨量が多い所で300ミリを超えて、平年の6月1か月の2倍以上となり、土砂災害の危険性が高まっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
岩手県では避難勧告が出されています。
野田村の983世帯およそ2870人、久慈市の86世帯209人、それに普代村の884世帯2159人です。
また、前線がかかり続ける九州南部や鹿児島県の奄美地方では、きょうの昼ごろにかけて、局地的に雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
鹿児島県では、今月の雨量が多い所で1600ミリを超えるなど、各地で平年の6月1か月の3倍前後に達しています。
気象庁は、土砂災害に警戒するとともに、川の増水や低い土地の浸水、それに落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。
では気象担当、南さんとお伝えします。
きのう、東北部が梅雨入りしましたけれども、その東北、そして九州を中心に、きょうも雨が降っていると。
そうですね。
北日本や九州南部を中心に雨が降っています。
現在の雨雲の様子ですが、現在のところ、北海道の南から、そして、北陸にかけて雨が降っています。
岩手県の沿岸部には発達した雨雲がかかり続けていまして、1時間に30ミリ前後の激しい雨が降り続いています。
また鹿児島県内も雨の所が多くなってまして、特に現在のところは種子島、屋久島の南、トカラ列島付近に発達した雲があって、雷を伴っていますので、落雷とか突風などにご注意ください。
このあとの雨の移り変わりです。
東北はきょうは雨が降り続き、そして北陸や、また鹿児島付近も雨が降る見込みです。
ただ、鹿児島付近の雨、徐々に梅雨前線、南へ下がっていきまして、活動弱くなってきますので、お昼ぐらいまでが中心で、午後になると、天気は回復に向かっていきそうです。
東北も午後になると天気は徐々に回復に向かうんですが、今までの雨の量、かなり多くなってますし、まだ少し雨が降りますので、あすの朝にかけてまだ120ミリぐらい、雨の降る所ありますから、土砂災害や河川の増水などに警戒をしてください。
東北北部も梅雨入りしましたが、ことしの梅雨の見通し、そして夏の天気はどうなりそうですか?
そうですね、ことしは梅雨がちょっと長引くような感じになりそうなんですね。
そのエルニーニョ現象の影響なんですけど、これ、今月中旬の太平洋の海水温の状態です。
日本はここにあって、この辺りの海水温が平年と比べて高くなっています。
この赤だったりする所ですね。
そうですね。
ここを中心に見ているんですけれども、ここが高いとエルニーニョ現象なんですね。
通常だと、0.5度以上高い状態が続くと、エルニーニョ現象というんですけど、今、1度から2度高くなってますので、かなり高い。
はっきりとしたエルニーニョ現象になっているということなんですね。
例年だと、こちらの海水温が高くなっているんですけれども、例年の状態をちょっと模式図で表すと、例年は、このフィリピンとか、インド洋付近の海水温が高いので、この所で雲が発生して、その北側に高気圧が出来ます。
これがチベット高気圧といって、上空の高い所にある高気圧。
その北側に偏西風が流れています、太平洋高気圧の北側にも偏西風流れてまして、偏西風の下に梅雨前線ができますので、これが梅雨なんですね。
これが夏に向けて、ここの積乱雲がしっかりとしてきますので、太平洋高気圧、それからチベット高気圧がしっかりと張り出してきて、梅雨前線も北に上がって、梅雨が明ける。
偏西風が上に押し上げられてと。
そういうことなんですね。
チベット高気圧と太平洋高気圧が重なるような所では、猛暑になるというのが、いつもの年なんですけれども。
これがいつもの年?
ことしの場合はというと、海水温の高い所が、東の海上へ寄っています。
そうすると、雲が発生する所も東へ寄り、いつも雲が発生する所の雲は、ちょっと状態が弱いんですね。
弱くなるんですか、こちらが。
そうすると、その北側にあるチベット高気圧も弱く、太平洋高気圧も東へ寄ってしまって、なかなか西のほうへ張り出してこない。
そうすると、偏西風はこの高気圧の北側を流れますので、偏西風は日本付近をずっと流れて。
上に押し上げられないんですね。
そうですね。
そうすると、梅雨前線はこの辺りに停滞をして、そして日本付近は曇り、多くなり、雨も降るという状態が続くということになるんですよね。
エルニーニョ現象なので、ことしはこういう状態になるわけ。
過去のエルニーニョ現象が起きたときの7月、8月の降水量。
ちょっと平年と比べると、こんな感じになりました。
これは?水色の部分は?
80%から120%、大体ほぼ平年並みの所なんですね。
1966年から去年までで12回、エルニーニョがあったんですけれども、その年で見てみると、大体水色の所は平年並み。
濃い色の所は平年と比べて120%から130%。
じゃあ西のほうで降る、多く降る傾向にあると。
そうなんですね。
なので、ことしの夏はちょっと雨の量が多くなる。
こういう年は、災害が非常に発生しやすいので、これから7月、8月、まもなく迎えますけれども、なかなか梅雨も明けきらず、雨の量も多くなるおそれがありますので、土砂災害などには十分警戒をしてください。
では現在の外の様子をご覧ください。
今の東京の様子です。
東京は現在は梅雨の晴れ間が出ています。
きょうはかなり気温が上がる見込みです。
東京のきょうの最高気温は31度、甲府も32度。
30度を超える所がきょうは多くなりますので、きょうは熱中症などには十分注意をしてください。
安全保障関連法案の対案の取りまとめを進めている維新の党。
集団的自衛権の行使について、政府案の存立危機事態という定義はあいまいだとして、自衛隊の出動に歯止めをかける独自の要件を盛り込む方向で調整しています。
維新の党は、安全保障関連法案の対案の取りまとめを進めていて、政府・与党からは修正協議に前向きな声が出ています。
こうした中、維新の党は最高顧問の大阪市の橋下市長の意見も踏まえ、政府が集団的自衛権の行使が可能となる事態としている、存立危機事態という定義はあいまいだとして、自衛隊の出動に歯止めをかける独自の要件を盛り込む方向で調整しています。
具体的には、条約に基づきわが国周辺の地域において、わが国の防衛のために活動している外国の軍隊に対する武力攻撃が発生し、これを排除しなければわが国に対する武力攻撃に至ることが避けられないと認められる事態に限って、武力行使ができるとしていて、日本周辺に展開するアメリカ軍への攻撃が、日本への攻撃にもつながる可能性が高い場合に、行使を限定しています。
維新の党は、今週には対案を決定したいとしていて、あす、自民、民主、公明の3党に、対案の概要を説明することにしています。
自民党の勉強会で、報道機関を批判する意見が相次いだ問題。
自民党は、主催した党の青年局長を更迭することで、事態を早期に収束させたい考えです。
ただ、民主党などは追及を続ける方針で、後半国会の最大の焦点である、安全保障関連法案の審議に影響を与えることも予想されます。
今月25日の自民党の勉強会で、議員から、マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番だなどと、報道機関への批判が相次ぎ、講師の作家、百田尚樹氏も、沖縄の2つの新聞は潰さなければならないなどと発言。
沖縄県選出の野党の国会議員5人は、きのう、憲法の表現の自由に反するもので、看過できないと抗議声明を発表しました。
また地元紙2紙も共同で抗議声明を発表しています。
自民党の谷垣幹事長は。
勉強会を主催した、木原稔青年局長の1年間の役職停止処分を発表しました。
自民党は、木原氏の更迭で、事態を早期に収束させたい考えです。
民主党の岡田代表は。
野党側は、引き続き安全保障関連法案を審議する、衆議院の特別委員会などで、安倍政権の姿勢を追及していく構えで、法案審議に影響を与えることも予想されます。
続いて、けさの特集です。
海外市場で人気を集める、青森県産のリンゴ。
北海道産のメロン。
しかし、メードインジャパンの農産物や食品の輸出競争は、激化しています。
競争を勝ち抜くための鍵はなんなのか。
その最前線に迫ります。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定は、アメリカ政府に強力な交渉権限を与える法案が先週可決され、今後、妥結に向けた動きが加速すると見られています。
こうした中、政府は農産物や食品の輸出を大きく増やそうとしています。
こちらをご覧ください。
現在の6000億円から、5年後には1兆円まで増やす目標です。
激化する輸出競争。
新たな戦略を打ち出して、成果を上げている自治体があります。
それが島根県です。
戦略のキーワードは、マーケットイン。
市場の流れをつかむです。
アメリカ・シアトル。
70年続く老舗のスーパーで、島根県の物産展が開かれました。
有機栽培のそば。
無添加の和菓子。
島根県が今、力を入れているのが、健康に配慮した食品です。
中でも年間30万袋を売り上げるヒット商品がこちら。
アジやタラなどのすり身を使ったスナック菓子です。
最大の売りは、グルテンフリーです。
小麦などに含まれるアレルギー成分、グルテンが一切入っていません。
IT大手、グーグルの海外オフィスでも、おやつとして出されているといいます。
農産物や食品の輸出戦略を立てる、島根県の貿易促進支援室です。
10年にわたり、輸出に取り組んできましたが、思うような結果を上げられずにいました。
最初に扱った米は、新潟や秋田などのブランド米に押され、売り上げは伸び悩みました。
ブドウやメロンなどの果物も知名度がなく、市場の開拓に苦戦しています。
危機感を募らせた島根県は、輸出戦略を大きく転換します。
打ち出したのが、マーケットイン。
売りたいものを売るのではなく、市場の流れをつかみ、消費者が欲しいものを販売する戦略です。
そこで島根県は、アメリカで10兆円規模に成長している、健康に配慮した食品の市場に注目しました。
特に好んで食べられているのが、グルテンフリーの食品です。
島根県は、健康に配慮した食品市場への参入を、企業に呼びかけました。
グルテンフリーの商品開発に成功した、かまぼこメーカーです。
つなぎに小麦粉を使えないため、じゃがいもを使用。
納得のいく歯応えや舌触りに行き着くまで、1年間かかりました。
さらに製造過程で、小麦粉が混入しないように、思い切った設備投資も行いました。
15畳ほどの部屋を増設。
数年分の利益に当たる4500万円の機械を購入し、品質管理を徹底しました。
こちらが海外で売り上げを伸ばしている、グルテンフリーのスナック菓子です。
大きさは小さめですね。
そうですね。
1つ頂いてもいいでしょうか。
食べてみてください。
こちらです。
いただきます。
お味どうでしょうか?
あっ、おいしい。
塩っ気が控えられていて、ほんのり甘いこの、魚の風味が広がって、あと引きそうですね。
結構。
その味と今言っていたその魚を使用しているヘルシーさも、人気の理由になっているということです。
そして、一方のお隣の鳥取県では、こちら、特産の二十世紀梨の輸出の強化に乗り出しています。
鍵を握るのは、世界基準です。
先月、鳥取県の職員が、香港の百貨店を訪ねました。
売り込んだのは二十世紀梨です。
鳥取県はことし、150トンの輸出を目標としています。
鳥取県がタッグを組んだのが、果物の取り扱い量で世界トップクラスのドールです。
90の国と地域に販売網を持っています。
企業の販売網を生かしたい鳥取県側と、二十世紀梨で売り上げアップを図りたい企業側の思惑が一致しました。
この日、企業と鳥取県、そしてJAの担当者が、秋の販売を目指し、話し合いを行いました。
海外市場でビジネスを展開する企業側からは、厳しい意見が出ました。
企業のブランドを掲げ、販路を拡大するには、生産環境や衛生面など、世界に共通するいわば世界基準をクリアすることが求められています。
基準は12項目にも及びます。
栽培や洗浄に使う水の品質。
土壌の汚染対策。
使用する農薬。
さらに農場のトイレの整備や、従業員の労働時間なども含まれています。
こんにちは。
お疲れさまです。
基準を満たすことはできるのか。
今、生産現場では、確認作業が進められています。
この日、確かめたのは病害虫対策です。
こんなように小袋をかけて、1回目かけてね、今度2回目かけてるんですわ。
徹底した対策を講じてきた二十世紀梨。
これについては、基準をクリアできると考えています。
ところが。
農薬の使用に課題が見つかりました。
農薬は、国によって使用できる種類が決められています。
輸出先が増えれば、これまで使ってきたものが使えなくなる可能性があります。
生産方法にも影響するため、農家にとっては大きな負担です。
さらに、農薬を薄めたり、農機具を洗ったりする水にも、世界基準が求められているのです。
多くの農家は、川の水や雨水などを使用しています。
企業側が求める世界基準を満たさない可能性があるとして、今後の改善ポイントとなりました。
試行錯誤が続く自治体の海外戦略。
成功の鍵は、常識からの脱却だと専門家は言います。
この二十世紀梨、この秋からの販売については、一部の農家は基準をクリアしているため、輸出をすることができるということです。
それにしても、世界基準の壁、なかなか高そうですけれども、それを乗り越えたときの可能性というのは、ぐっと広がりそうですね。
そうなんですよね。
海外での知名度が高くなれば、輸出額を伸ばすだけではない効果も生まれると、佐々木教授は話していまして、例えば鳥取県産の梨がおいしいと海外で評判が広まれば、その産地に、鳥取に行ってみたいと、観光客が増えることにもつながるのではと考えられるということです。
なるほど。
きょう、2つキーワードが出ました。
世界基準、そしてマーケットイン。
それをもとに、この厳しい輸出競争を勝ち抜けば、地方の活性化、地方創生につながることも十分期待されるということですね。
そうですね。
けさの特集でした。
けさお伝えしている主なニュースです。
サッカー女子ワールドカップカナダ大会、準々決勝で日本代表、なでしこジャパンは、途中出場でチーム最年少、岩渕真奈選手の決勝ゴールで、オーストラリアに1対0で勝ちました。
日本は2大会連続でベスト4進出です。
では、続いて気象情報です。
南さん、お願いします。
きょうは北日本や北陸、鹿児島県内などで雨が降る見込みです。
では現在の天気図です。
東北を挟む形で、日本海とそして太平洋に低気圧があります。
この低気圧が少し発達して、低気圧の北側では東の風、南側では西寄りの風が強く吹いて、海、山を中心に荒れています。
また北日本や北陸は雨で激しく降っている所もありますし、また梅雨前線の影響で、九州南部を中心に、雨が降っています。
その雨雲の様子です。
そして夜になりますと、低気圧は東の海上へ移っていきますので、天気は回復に向かっていくでしょう。
現在の雨雲の様子です。
現在、発達した雨雲が東北の沿岸にあって、岩手県の沿岸部では1時間に30ミリを超える激しい雨が降り続いています。
また、種子島、屋久島の南、トカラ列島付近にも発達した雲があって、雷を伴っていますので、落雷や突風などにご注意ください。
きょうの雨の移り変わりです。
北海道の南部から東北、北陸は雨が降り続く見込みです。
また九州の雨は徐々に南の海上へ下がっていく見込みです。
午後になると、少しずつ雨は弱まってくるでしょう。
ただ、東北の雨は日中いっぱいは降り続く見込みです。
このため雨の量が多くなるでしょう。
東北の太平洋側、特に北部では120ミリぐらい、あすの朝にかけて、多い所では降る見込みです。
土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水などには警戒をしてください。
ではきょうの各地の予報です。
2015/06/28(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼なでしこジャパン連覇へ向けた大一番。最新情報を熱く!詳しく!いち早く!▼“強い農水産業”カギを握る戦略「世界基準」と「高付加価値」。
詳細情報
番組内容
▼なでしこジャパン連覇に向けた大一番、準々決勝オーストラリア戦。勝利して4強なるか。最新情報を熱く!詳しく!いち早く!▼TPP交渉が進展する中、“強い農水産業”を掲げ新戦略を打ち出す自治体。鳥取県は二十世紀梨の販路拡大をめざしグローバル企業ドールと提携、「世界基準」の品質改良に挑む。一方、島根県は欧米の健康志向の高まりに着目、新商品が好調。地方の農水産業が世界戦略を進める上での課題とヒントとは!
出演者
【キャスター】近田雄一,上條倫子,【スポーツキャスター】向井一弘,【気象キャスター】南利幸
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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