【ルポ】韓国がコンゴ国立博物館を建設、中・日と援助競争

【ルポ】韓国がコンゴ国立博物館を建設、中・日と援助競争

 人口700万人を数えるアフリカの大都市、コンゴ民主共和国の首都キンシャサに、韓国がアフリカ最新式の国立中央博物館を建設する。建設地は中国が建てた国会議事堂と日本が建設した国立保健人材養成校の近くで、第三世界の国に対する韓国初の「文化援助」となる。来年初めに予定される着工を前に、建設予定地を訪れた。

 先月29日、キンシャサ。1974年にモハメド・アリとジョージ・フォアマンのボクシング対決が行われたスタッド・タタ・ラファエルから車で10分ほど走ると広々とした大通りに差し掛り、やがて1万5152平方メートルの広い空き地が現れた。

 敷地内の白い塀には、河回タル(仮面)や鳳山タルなど韓国伝統の仮面とコンゴ伝統の仮面が並べて描かれていた。冠をかぶっている姿などからかろうじて国籍が分かるくらいで、こっけいだったり物悲しく見えたりする表情が韓国の仮面と瓜二つだった。

 コンゴ国立博物館の副館長が「兄弟、あるいは家族のようではないか。私たちも驚いた」と話しかけてきた。塀の内側には人の背丈ほどの草が生い茂っており、足元にはたくさんのトカゲがいた。

 2019年には、ここに展示室、収蔵庫、学芸研究室、教育施設などを備えた延べ面積6421平方メートルの国立中央博物館がオープンする。2000万ドル(約24億7000万円)の事業費はもちろん、設計から施工まで韓国の政府と企業が担い、開館後の運営ノウハウも祥明大が伝授する。植民地時代の朝鮮総督府を20年前まで国立中央博物館として利用していた韓国が、今や一国の博物館建設を引き受けるまでになったのだ。クォン・ギチャン駐コンゴ大使は博物館の建設事業について「韓国の公共外交が経済援助から一国の文化と自尊心を守るための援助に進化する第一歩だ」と評価した。

 コンゴの国立博物館をどうして韓国が建てることになったのだろうか。11年7月、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻が同国を訪れた際、政府代表団の訪問先に1970年設立の国立中央博物館本館が含まれていた。伝統的な仮面数千点が保管されている収蔵庫を視察した一行は嘆声を上げながらも、施設が古くて狭いことを残念がった。これを機に両国の間で協力策が話し合われ、昨年10月に建設計画が確定した。

鄭智燮(チョン・ジソプ)記者
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