「コンゴ民主共和国には経済援助のため多くの国の人々が訪れている。だが、博物館を建ててくれるという国は韓国だけだ。(韓国は)私たちと魂を通わせる、ほかのどの国よりも『特別な友人』になった」
韓国がコンゴの首都キンシャサに国立中央博物館を建設するプロジェクトが本格化し、目が回るほど忙しい日々を過ごしている人がいる。コンゴ国立博物館のイボンゴ・ギルングラ館長(58)=写真=だ。先ごろ政府代表団と共に韓国を訪れ、ソウルの国立中央博物館から済州島の戦争歴史平和博物館に至るまで各地の主な博物館を隈なく回り、新たな博物館を運営するためのノウハウを学んだ。
ギルングラ館長は博物館建設事業について「歴史的な背景が似ている韓国が参加してくれ、一層意味のあるものになった」と語った。日本による植民地支配を経験した韓国と同じく、コンゴもベルギーの過酷な支配を受けた末、1960年に独立した。
ギルングラ館長はまた、独立から半世紀以上がたったが、国民は今でも傷を抱えているとし、新たな国立博物館はその傷を癒し、より良い未来を夢見る空間になるだろうと期待を寄せた。
韓国の博物館については「国立博物館も大学博物館も、一つでもメッセージを伝えようとする展示企画者とボランティアの情熱が印象的だった」と評し、こうして縁ができたからには細かい運営方法まで全て学びたいと述べた。コンゴの博物館は来年初めに着工し、2019年の完成が予定されている。ギルングラ館長は「国立博物館の子ども博物館にいた子どもたちの、きらきら輝く目が忘れられない。私たちの国でももうすぐ見られる風景だと思うと、今からわくわくする」と語った。