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【千葉】平和憲法を考える ジャーナリスト伊藤さんが語る四街道・9条の会は七月五日午後二時から、四街道市文化センターで「10周年記念のつどい」を開く。 記念講演は元朝日新聞記者でジャーナリストの伊藤千尋さん(65)が「安倍首相の常識は世界の非常識」と題して語る。伊藤さんはこれまで七十カ国以上を取材し、現在、「コスタリカ平和の会」共同代表などを務めている。中南米の国コスタリカは平和憲法を持ち、永久積極的非武装中立宣言を行い、平和の構築に意欲のある若手を大使に起用するなど「平和の輸出」を実践してきた。 伊藤さんは著書などで同国の平和外交と安倍首相の目指す積極的平和主義との大きな隔たりを指摘。その上で平和を考える際の出発点は「個人」であり、現政権が「国家」を平和の原点とし、個人の自由や安全を制限しようとする発想は誤りだと主張している。 同会は一九九五年に結成した。今国会で安全保障関連法案が審議される中、市内三千八百戸すべてに「STOP!戦争法案」のチラシを配布するなど活動を続ける。同会世話人の林孝さん(72)は「憲法九条が骨抜きにされ、戦争への道を開くという日本の針路が大きく変わる瀬戸際にあることを多くの人に知ってほしい」と話す。資料代五百円。参加希望者は当日直接会場へ。問い合わせは林さん=電043(432)2593=へ。 (野呂法夫) PR情報
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