秋篠宮ご夫妻:結婚25年 自己採点は互いに「可」

毎日新聞 2015年06月29日 05時00分(最終更新 06月29日 05時40分)

秋篠宮ご夫妻=和歌山県かつらぎ町で2015年5月20日、松野和生撮影
秋篠宮ご夫妻=和歌山県かつらぎ町で2015年5月20日、松野和生撮影

 秋篠宮さま(49)と紀子さま(48)は29日、結婚25年を迎えられた。お二人の結婚は1990年6月29日で、紀子さまは学習院大大学院生だった。今回、宮内庁を通じて「結婚25年にあたって」と題した対談形式の感想を公表。秋篠宮さまは紀子さまに対して普段は言葉に出さないが、「感謝の気持ちもきちんともっていますよ」と記した。

 宮内庁によると、対談形式は秋篠宮さまが発案し、お二人で話し合いながら文章をつづったという。

 「出会い」「結婚の日と新居」「子どもたちのこと」など7項目。結婚当時、話題になった信号待ちをしている間のプロポーズに、紀子さまは「びっくりいたしました」と振り返り、結婚準備の際、英国留学をしていた秋篠宮さまとすぐには連絡が取れず、「準備を終えられるか心配でした」と不安だった心境を明かした。

 お子さま方に対し秋篠宮さまは「先日、英国にいる眞子から父の日のカードが送られてきました」「妙にうれしい気分になりました」とし、紀子さまは「母の日に羊のカードを受け取りましたときは、胸が熱くなりました」と応じた。

 それぞれが自己採点し、秋篠宮さまは「限りなくボーダーラインに近い『可』といったところでしょうか」とすると、紀子さまは「私も仲良く『可』にいたします。いろいろな可能性を秘めている『可』ということでいかがでしょうか」と返した。最後に紀子さまは「これからも、可能性を大事にしつつ、努力目標にむけて一緒に年を重ねていくことができれば幸せに思います」とつづった。

 秋篠宮さまは、紀子さまとの結婚を機に秋篠宮家を創立。91年に長女眞子さま(23)=英国レスター大大学院、94年に次女佳子さま(20)=国際基督教大1年、06年に長男悠仁さま(8)=お茶の水女子大付属小3年=が誕生した。【真鍋光之、高島博之】