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シゴトがうまくいくヒントがありそう!人気のコノ人に「シゴト」について聞きました

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今イチバン聞きたいこの人のシゴトのコト

女優 深田恭子 Kyoko Fukada

Kyoko Fukada

ふかだきょうこ 1982年11月2日生まれ、東京都出身。97年、ドラマ『FiVE』で女優デビュー。映画『下妻物語』『ヤッターマン』やNHK大河ドラマ『平清盛』など、数多くの話題作への出演を果たす。2015年のドラマ『セカンド・ラブ』では大人の女性の切ない愛情を好演し話題になった。8月、ミュージカル『100万回生きたねこ』で初舞台にして初主演に挑む。

作品と演じる役柄に寄り添いながら
自分らしく、人生を楽しんでいます

1996年、中学2年生で芸能界入りして以来、約20年。
デビューから現在まで、第一線で活躍し続ける女優・深田恭子。
ホンワカとした親近感のある雰囲気を持ちながら、
ときおり放つクールでミステリアスな表情で、見る人をドキドキさせる。
30歳を過ぎた彼女に、大人の落ち着きと穏やかさが増してきた。
深田恭子が織りなす、唯一無二の世界観をどうぞ。

初舞台が
この作品でよかった

世界中のたくさんの人に愛されている絵本『100万回生きたねこ』のミュージカルに挑戦することになり、原作を改めて読み返しました。生きることについての意味、愛することの重み、そして、ねこを通じて自分の人生について考えさせられました。もちろん、幼いころに読んだときにはそこまでの思いには及びませんでした。きっとたくさんの人が同じことを感じているのでしょうね。年を重ねるごとに感じかたや自分にとってのメッセージが異なってくる深い作品。だからこそ、絵本だけでなく舞台やミュージカルなど、さまざまな形となって、より多くの人に届けられているのだと思います。

この作品を初舞台として演じられることはとても光栄です。大切に、丁寧に「一」からつくっていきたいです。舞台は、ドラマや映画のように物語を人に伝えるという最終目的は一緒ですが、過程や演じる側の意識はまったく違うもの、としてとらえていました。演者は360度、全身をお客さまから見られています。今までは、見る側の経験しかありませんが、役者さんたちからは、映像での表現とは違うパワフルな「抜かりなさ」を感じていました。自分がそこに挑戦するのは、正直怖くて、いつ飛び込んでいいのか、いつ踏み出していいのかわからずにいました。しかし今回『100万回生きたねこ』の前作の映像を見たときに、音楽を始めとする作品の世界観が、心に迫ってきました。「この作品で、新しいスタートを切りたい」。一瞬で魅了されてしまったんです。プレッシャーはもちろんありますが、いい緊張感と思っています。ライブでのお芝居を繰り返すという挑戦の中で、新たに得られるものが必ずあると、自分自身、期待しています。


年を取るのはおもしろい
30歳を過ぎてホッとした

前回『an』に登場したのは5年前の27歳のときだったんですね。もし、そのころに、舞台出演のお話をいただいていても、きっと踏み出せなかったのではないでしょうか。それくらい、20代後半は、シゴトへの迷いや「このまま30歳になって大丈夫なのだろうか。もしかしたらすごく老けこんじゃうかも」などの不安がありました。それに加えて、20代後半は、いろいろなインタビューのたびに「30歳になったら?」などの「30代のビジョン」を聞かれていました。聞かれるから考える。考えれば考えるほど、わからなくなり、なんだか怖くなっていたんです。でも、実際に年を重ねてみると、視野が広がり人生におもしろ味を感じるようになったんです。焦りもなくなりました。今では年を取るのは当たり前のことでしあわせなこと。逆らえないし、逆らおうとも思いません。20代後半でたくさん考える機会を与えていただいたことを感謝しています。まぁ、考えるというよりは質問され過ぎて追いつめられていた感覚もありますね(笑) 30歳になって「はぁ、やっと聞かれなくなった」って、ホッとしたんですよ。

女優 深田恭子 サブ画像

共感し、できなくても
寄り添います

今の年齢に合わせて、役柄も深みのあるものに変化しています。たとえば恋愛のテーマひとつをとっても、10代のときの役ならば、好きという感情だけでスタートすることが多かったのが、今は恋愛の背景に、家族があってシゴトがあって、そのほかにもいろんなことが複雑に絡み合って……。ただ、演じることが難しいという印象はないんです。だって、自分も同じですから。去年出演したドラマ『女はそれを許さない』では、弁護士役を通してシゴトの難しさを感じました。

1月から放送されたドラマ『セカンド・ラブ』ではいくつものハードルを乗り越えながら、激しい恋愛におぼれていく高校教師役を演じました。役によって共感できることもあるし、自分とはまったく違う考えかたもあります。共感できなくてもいい、「こういう考えかたもあるのかな」と、大人になった自分が普段そうするように、役柄の内面にできる限り歩み寄るようになりました。もうすぐ芸能生活は20年目を迎えますので、もうここで生きるしかない、と改めて感じています。ときには、どうして立ち止まってはいけないんだろう?と感じたり、作品のことを考えすぎて暗くなってしまうこともあります(笑)そんなときは「自分が望んだシゴトでしょう?」と、自分に問いかけながら、初心を思い出します。将来のビジョンですか?作品に入ると、目の前のことに頭がいっぱいになってしまうんです。まずは舞台。大きな挑戦に対して気持ちが躍動しています。

『100万回生きたねこ』
フカキョン初舞台は、世界中に愛されるあの名作! ミュージカル『100万回生きたねこ』 『100万回生きたねこ』 8月15日(土)~30日(日)@東京芸術劇場 プレイハウス  ほか

1977年の発売以来、現在まで世界中から愛されているロングセラー作品『100万回生きたねこ』。2013年、イスラエルを代表する演出家ユニット、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックが演出・振付・美術を手掛け、読売演劇大賞4部門にノミネートされた。あの話題作が今夏、新キャストを迎え帰ってくる。芸能生活20年目にして初舞台となる深田恭子に期待が高まる。
オフィシャルサイト ➡ http://hpot.jp/stage/100neko
■原作:佐野洋子(『100万回生きたねこ』講談社刊)
■演出・振付・美術:インバル・ピント、アブシャロム・ポラック ■出演:成河(そんは)、深田恭子 ほか

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