2015年6月28日16時53分
広島に原爆が投下された直後の1945年8月、旧京都帝国大(現京都大)の荒勝文策教授(故人)らが現地調査した際の測定資料の原本が、京大総合博物館(京都市左京区)で見つかった。現地調査の内容は調査報告書が公表されているが、専門家は、荒勝教授の調査の原本が見つかるのは貴重だとしている。
博物館に収められているのは、荒勝教授の遺族が寄贈した資料五百数十点。放射線の一種ベータ線を測定したグラフ用紙2枚や、目撃者の証言のメモなどが含まれている。グラフ用紙には「土壌β線放射能、8月12日」とあり、広島市で採取した土を京都に運び、測定したとみられる。
核開発の歴史に詳しく、寄贈前に遺族から資料を預かっていた政池明・京大名誉教授(素粒子物理学)によると、測定資料の原本だという。
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