あなたのこと見下してる!?愛犬のマウンティングを上手にやめさせる方法
犬にマウンティングされるがままに、笑顔でやり過ごしてはいませんか?犬がマウンティングをする理由を知ったら、もう2度とマウンティングされるがまま、なんていう気持ちにはならないはず!今回は飼い主や来客が犬にマウンティングされる意味や絶対にやめさせる方法をお伝えします。
人が犬にマウンティングされるのはこんな意味が
犬が人間に対してマウンティングするのは、順位付けをして自分の位置を確認している意味があります。
つまり犬にマウンティングされる人に対して、犬は「自分のほうが上の立場のはず!ちょっとマウンティングしてチェックしてみようっと。」という気持ちでいます。
犬同士であれば、群れ社会の中で常に順位を決めることは必要です。しかし人間と犬との関係の中では、最初から人間が上位だ、と決めておかないといけません。
犬にマウンティングされる意味をよく知らずに「じゃれているだけ」とやり過ごしていると、いつの日か噛むようになったり、触らせない、無駄吠え、といった問題行動を引き起こしやすくなります。
犬にマウンティングされる人をよく観察すると、優しそうだったり、女性だったり、小学生だったりします。犬は「こいつより上位になれそう!」と敏感にキャッチしますから、マウンティングをして確認しているのです。
その場で犬のマウンティングをやめさせる方法
飼い主が犬にマウンティングされるなんて、とんでもない事です。すぐにやめさせる事をおすすめします。また来客やお散歩中に立ち話をしている相手が、犬にマウンティングされる事もあります。
こう言っては何ですが、犬は結構ずる賢いのです!自分よりも弱そうな相手にはマウンティングしますが、強そうな人には犬はマウンティングしないのです。
飼い主だけでなく来客も含め、犬にマウンティングされるのをやめさせるには、犬がマウンティングをしそうになったら、すぐにクルッと後ろ向きになりその場を無言で立ち去ります。
ここで、「いけない!」などとマウンティングをやめさせるつもりで指示を出してはいけません。犬は構ってくれている、と勘違いする事があるからです。
来客が犬にマウンティングされる場合も、飼い主が犬に声をかけてやめさせるのではなく、すぐに同じ態度をとってもらい、犬のマウンティングをやめさせるようにします。
根本的に犬のマウンティングをやめさせる
本気で犬のマウンティングをやめさせるには、対処療法だけで終わらせてはいけません。根本的に犬がマウンティングをしなくなるような主従関係を築き直します。
その為に有益なのが「伏せ」です。犬が伏せる姿勢は、服従を意味します。伏せのやり方は様々ありますが、おやつを使って行うのが一般的です。
犬のオスワリの姿勢から、おやつを持った手を床に近付けていくと、犬は伏せの形をとりやすいです。伏せの形をとれたら、「伏せ」と声で合図した後におやつを与えます。
この訓練が犬に身についてくると、飼い主が犬にマウンティングをされる事はなくなります。犬も自分のポジションが安定するので、来客も犬にマウンティングされる事はなくなります。
いつも犬とのコミュニケーションを心がけて
犬にマウンティングされて喜ぶのは、ポチたまのテレビ内だけにとどめておいて下さいね♪ 家庭犬として飼っている以上、どんな場面でも犬は人間の言う事を聞けるように、しつけはとても大事です。
犬のおしりを背中側から撫で下ろして、オスワリをさせた状態でそのまま手を離さず置いておきます。これは人が犬にマウンティングをしているのと同じ行動です。
最初は犬も嫌がるかもしれませんが、犬のマウンティングをやめさせるためにも、継続して行いましょう。
犬にマウンティングされている状態は、人間側が「はい、あなたの言う事を聞いて行動します。」と言っているようなものです。
常に飼い主をリーダーと認識させて犬が安心して暮らせるように、犬とのコミュニケーションを心がけましょうね。