米民間宇宙船:打ち上げ失敗 千葉工大のカメラ搭載

毎日新聞 2015年06月29日 00時46分(最終更新 06月29日 02時41分)

無人のドラゴン宇宙船を搭載して打ち上げられ、上空で爆発したファルコン9ロケット=2015年6月28日、ロイター共同
無人のドラゴン宇宙船を搭載して打ち上げられ、上空で爆発したファルコン9ロケット=2015年6月28日、ロイター共同

 米宇宙ベンチャーのスペースXは28日、国際宇宙ステーションに物資輸送する無人のドラゴン宇宙船を米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げたが、ファルコン9ロケットが上空で爆発し打ち上げは失敗した。

 ドラゴンは千葉工業大が開発した流星観測カメラを搭載していたが、失われた。同型のカメラを積んだ民間無人補給機シグナスも昨年10月のロケット爆発で運用が停止しており、米航空宇宙局(NASA)はステーションへの物資輸送手段を二つとも失った。

 米国はスペースシャトルの退役以降、有人飛行をロシアのソユーズ宇宙船に頼る状態。(共同)

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