「読んでない」けど「沖縄2紙ひどい」 自民勉強会参加の議員

2015年6月28日 05:17 百田尚樹 注目 政治
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 「良いとも悪いとも言えない」「コメントは控える」-。報道機関への圧力を求める発言が出た自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」の出席者の一部が27日までに、共同通信の取材に応じた。言論の自由への配慮を求める声もあったが、個別の発言についてコメントした議員はいなかった。

 「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」などと述べた作家百田尚樹氏の発言を「彼一流のジョーク」と評価したのは白須賀貴樹氏(衆院千葉13区)。「勇ましい発言が続いたので、私はもう少しソフトな言葉を使った方がいいと言ったが、報じられなかった」とこぼした。

 終了10分前に入ったという鬼木誠氏(衆院福岡2区)は「人の発言だから、ちょっと控えます」と答えた。一方で「沖縄の2紙がひどいとは思う」と話し「実際に読んで検証していないので、あくまでもイメージですよ」と付け加えた。(共同通信)

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小説「永遠の0」などで知られる作家、百田尚樹氏が25日「沖縄の新聞(沖縄タイムスと琉球新報)はつぶせ」と発言した。自民党の若手国会議員ら約40人が党本部で開いた憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」での内容。ほかにも米軍普天間飛行場の成り立ちを「基地の近隣住民がカネ目当てで移り住んできた」「基地の地主さんが、六本木ヒルズとかに住んでいる」と暴言を連発した。
 自民党幹部らは26日、百田氏の発言を受け、安倍晋三首相は「事実とすれば大変遺憾だ」と表明、江渡聡徳前防衛相は「申し訳ない。担当議員に厳重注意する」と謝罪した。菅義偉官房長官は「報道するのは許された自由だと思う」との認識を示し、中谷元防衛相はコメントを求められたが、言及しなかった。

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