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ISの「国家」樹立宣言1年 大きな脅威に6月29日 4時03分
過激派組織IS=イスラミックステートが去年6月、シリアとイラクにまたがる「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言してから、29日で1年となりました。ISはその後、勢力を広げ、中東や世界各地で依然大きな脅威となっています。
過激派組織ISは、イラク第2の都市モスルを電撃的に制圧した直後の去年6月29日、イラクとシリアにまたがる「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言し、指導者のバグダディ容疑者がイスラム教の預言者ムハンマドの後継者「カリフ」になったとして、世界中のイスラム教徒に忠誠を求めました。
これを受けて、中東やアフリカそれにアジアの20以上のイスラム過激派組織がバグダディ容疑者に忠誠を誓うと表明したほか、ISはその後、北アフリカのリビアなどにも支配地域を広げました。
さらに、欧米も含めた世界中からISに加わった外国人の戦闘員は、2万5000人以上に上ると言われています。
これに対してアメリカは、ヨーロッパ諸国などと連携してISに対する空爆を続けていて、これまでに戦闘員1万人を殺害したとしていますが、ISは依然、大きな脅威となっています。
ISは今月23日、イスラム教の断食月、ラマダンの期間中に異教徒などへの攻撃を強化するよう呼びかけ、その3日後の26日にクウェートとチュニジアで相次いでテロ事件が起きました。
2つの事件について、ISは「自分たちの犯行だ」と主張する声明を出していて、世界各地では今後も、ISの過激思想の影響を受けた個人や勢力によるテロの発生が懸念されています。
これを受けて、中東やアフリカそれにアジアの20以上のイスラム過激派組織がバグダディ容疑者に忠誠を誓うと表明したほか、ISはその後、北アフリカのリビアなどにも支配地域を広げました。
さらに、欧米も含めた世界中からISに加わった外国人の戦闘員は、2万5000人以上に上ると言われています。
これに対してアメリカは、ヨーロッパ諸国などと連携してISに対する空爆を続けていて、これまでに戦闘員1万人を殺害したとしていますが、ISは依然、大きな脅威となっています。
ISは今月23日、イスラム教の断食月、ラマダンの期間中に異教徒などへの攻撃を強化するよう呼びかけ、その3日後の26日にクウェートとチュニジアで相次いでテロ事件が起きました。
2つの事件について、ISは「自分たちの犯行だ」と主張する声明を出していて、世界各地では今後も、ISの過激思想の影響を受けた個人や勢力によるテロの発生が懸念されています。