ニュース詳細
米無人ロケット爆発 宇宙ステーション運用に影響か6月29日 6時07分
k10010131141_201506290606_201506290611.mp4
国際宇宙ステーションに物資を届けようと、アメリカのベンチャー企業、スペースX社が打ち上げた無人のロケットが飛行中に爆発し、去年10月以降、3機の異なるロケットの打ち上げが失敗していることから、宇宙ステーションの今後の運用に影響が出るのではないかと懸念されています。
爆発したのは、アメリカのベンチャー企業スペースX社が製造した無人のロケット「ファルコン9」です。
NASA=アメリカ航空宇宙局などによりますと、「ファルコン9」は日本時間の28日午後11時半前、フロリダ州の空軍基地から打ち上げられましたが、およそ2分後に爆発し、空中分解しました。
このロケットには無人の宇宙輸送船「ドラゴン」が搭載されていて、国際宇宙ステーションに食料や実験装置などおよそ1.8トンの物資を送り届ける予定だったということです。
アメリカでは去年10月にも別の民間企業のロケットが打ち上げの直後に爆発していて、千葉工業大学が開発し、このロケットに載せていた流れ星の観測カメラも失われました。千葉工業大学は今回のロケットにも同じカメラを載せて再び宇宙を目指しましたが、2度の爆発事故に見舞われたことになります。
国際宇宙ステーションに物資を運ぶロケットは、去年10月以降、今回を含む2つの企業のロケットとロシアのロケットの合わせて3機が失敗していて、宇宙ステーションの今後の運用に影響が出るのではないかと懸念されています。
NASAとスペースX社は日本時間の29日未明に会見を開き、原因を調べているとしたうえで、「2段目のロケットの燃料タンクで異常な圧力が検知された」と述べました。
NASAの責任者は、「国際宇宙ステーションには4か月分の食料がある。当面は滞在している宇宙飛行士の安全に問題はない」と述べて、失敗の影響は最小限に抑えられるとの見方を示しました。
また、去年10月以降、異なる3機のロケットの打ち上げが失敗したことについて、NASAは「打ち上げに失敗したのはそれぞれ異なる種類のロケットで、事故の原因もそれぞれ異なる」としたうえで、この3機のほかに日本の宇宙輸送船「こうのとり」などがあり、近く打ち上げを予定していることを強調しました。
さらに、2度の爆発事故で千葉工業大学が開発した流れ星の観測カメラ2台が相次いで失われる事態になったことなどについて、NASAの担当者は「心が痛む」としたうえで、「失敗はないにこしたことはないが、宇宙開発は決して簡単ではない複雑な事業だということを改めて示したと思う」と述べました。
NASA=アメリカ航空宇宙局などによりますと、「ファルコン9」は日本時間の28日午後11時半前、フロリダ州の空軍基地から打ち上げられましたが、およそ2分後に爆発し、空中分解しました。
このロケットには無人の宇宙輸送船「ドラゴン」が搭載されていて、国際宇宙ステーションに食料や実験装置などおよそ1.8トンの物資を送り届ける予定だったということです。
アメリカでは去年10月にも別の民間企業のロケットが打ち上げの直後に爆発していて、千葉工業大学が開発し、このロケットに載せていた流れ星の観測カメラも失われました。千葉工業大学は今回のロケットにも同じカメラを載せて再び宇宙を目指しましたが、2度の爆発事故に見舞われたことになります。
国際宇宙ステーションに物資を運ぶロケットは、去年10月以降、今回を含む2つの企業のロケットとロシアのロケットの合わせて3機が失敗していて、宇宙ステーションの今後の運用に影響が出るのではないかと懸念されています。
NASAとスペースX社は日本時間の29日未明に会見を開き、原因を調べているとしたうえで、「2段目のロケットの燃料タンクで異常な圧力が検知された」と述べました。
NASAの責任者は、「国際宇宙ステーションには4か月分の食料がある。当面は滞在している宇宙飛行士の安全に問題はない」と述べて、失敗の影響は最小限に抑えられるとの見方を示しました。
また、去年10月以降、異なる3機のロケットの打ち上げが失敗したことについて、NASAは「打ち上げに失敗したのはそれぞれ異なる種類のロケットで、事故の原因もそれぞれ異なる」としたうえで、この3機のほかに日本の宇宙輸送船「こうのとり」などがあり、近く打ち上げを予定していることを強調しました。
さらに、2度の爆発事故で千葉工業大学が開発した流れ星の観測カメラ2台が相次いで失われる事態になったことなどについて、NASAの担当者は「心が痛む」としたうえで、「失敗はないにこしたことはないが、宇宙開発は決して簡単ではない複雑な事業だということを改めて示したと思う」と述べました。