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救急車出動、有料化めぐる議論

最終更新日:2015年6月28日

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コメント数: 279

 財務省は地方自治体が行う救急搬送について、一部有料化を検討すべきと提言。有料化をめぐっては、医療関係者の間でも賛否は分かれています。(イメージ:アフロ)

不要不急の事案多く

 2013年の救急車の出動件数は591万件と10年間で2割増加。不要不急の事案も多いことから、財務省は地方自治体が行う救急搬送について一部有料化を検討すべきだとの案を示しています。

意識調査では、8割の人が「有料化」支持

Yahoo!ニュースの意識調査「救急車の有料化、どう思う?」では、6月28日時点で約25万票が集まっています。「無料のまま。救急車や救急隊員を増やす」が4.7%、「無料のまま。啓発活動に力を入れる」が12.7%、「症状に関係なく有料化」が20.2%、「重症患者以外は有料化」が60.9%となっています。
「無料のまま」派の意見
貧困化の著しい今日、弱者の救済の一端を閉じる事は、すべきでないと思う。有料化による弱者の死亡率は確実に増える。
有料化となると、本当は重症なのに呼ぶのをためらって命を落とす人も出てくるだろうし、街中や交通事故等の際に周りが救急車をとっさに呼ぶのをためらってしまう恐れもある。一部の迷惑利用者のために、本当に救える命が救えなくなるのは本末転倒だと思う。
明日はわが身になるかもしれないんです、もっと他に節約できることがたくさんあります、病院救急搬送くらいは現システムで良いんでは、心から感謝している方々が大多数と思いますが。
「有料化」派の意見
啓発でどうにかなるなら苦労はしないよね。本当の重症患者のために優先して使われるべきであり、足代わりに気楽に使われたらたまったもんじゃない。使える救急車の台数は限りがある。でっぱらっていないときは非番の消防車が使われることもあるけど、これもまた緊急対応に支障が出るから避けてほしい事例だね。有料化は必須だよ。
自分は医師なので実情は良く分かっているが、半数以上(それより多いな)がタクシー代わり、と言っても過言でない。より緊急性のある症例を優先するためにも絶対に有料化すべき。必要な症例が依頼を控える危険性に関しては、払い戻しを医師が判断する方式にすれば解決する事。是非推し進めて欲しい。
何度もお願いして周知してるのにくだらない事で使う人がいる訳でしょ。通報があったら電話で見極めるのは難しいんだし行かなきゃいけないってのは間違いないんだから、後は事後に請求するなり罰則規定するなりしかないでしょ。その点で有料化というのは一番現実的だしアリだと思う。ちゃんとお金が集まればその分設備投資や人増やしたりできるしね。

医療関係者の意見は

 有料化をめぐっては、医療関係者の意見も分かれています。「一律で無償という制度は、これまではよかったかもしれないが、性善説に立つのももはや限界ではないか」「不必要に救急車を利用する人に対しては、他者の命を脅かしていることをきちんと伝える必要がある。有料化の前に、やるべきことはあるはずだ」など、さまざまな意見が出ています。

緊急隊員からは懸念も

 緊急隊員からは、有料化反対の意見も出ています。有料を逆手に取る「モンスターペイシェント」が増えるだけ、と懸念する声も。

横浜市では、重症度で対応を変える取り組み

 横浜市では、緊急度・重症度を5段階で評価する「コールトリアージ」と呼ばれるシステムを導入しています。緊急度が「高い」と判断された現場には、救急隊に加え救命活動隊などが出動し、手厚い態勢で臨む一方で、「低い」と判断された現場には救急隊のみの2人態勢に。メリハリをつけることで、重大ケースにも対応できているとしています。

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