事故は何にもいいことがない
4/12に境川サイクリングロードで事故を起こしました。
心情的には「事故にあいました」というところですが、当事者ですので事故を起こした、というのが正しいような気がします。
事故の経緯
場所:白旗休憩所近く
相手:MTBの小学生
詳細:境川CRを北上中、白旗を過ぎたあたりで、土手から急な飛び出しをする自転車があり、なんとか避ける。
(久し振りの自転車だったのと、向かい風だったこと、さらに生活道路でスピードを出す習慣はあまりないことから、16km/hくらいだったので、避けるのは割と容易)
が、その飛び出してきた自転車の影から、もう一台が時間差で左右を確認することなく道路に突っ込んできたのは避けられなかった。
前方からの通行人および自転車がいないことを確認しつつ、大きく右によけるも、飛び出してきた自転車の前輪にこちらの前輪がかする。
道路に大きく投げ出されながらも左のクリートを外すことには成功。
しかし右足はロックされたまま。
右肩、頭、右小指から激しく転倒しました。
とはいえスピード出してなくて本当に良かった。
このあたりから記憶喪失。道路に突っ伏したまま。
が、ハッと我に帰り、このままだと二次事故を起こすかも、と道路脇に移動。
うー、歩けないような骨折は無いみたい。
この時考えていたのは、とにかく面倒くさい!ということ。
1.さっさと帰ってお昼ご飯を作りたかった。
2.どうやら自転車はかなりぶっ壊れてるみたいだけど、来週どうしても出たいブルベがあるんだよね!
3.ぶつかった小学生は、自分のひどいありさまを見てか、しきりに恐縮しているけど、そもそも最初に飛び出してきた小学生の親、テレビでしか見たことのない、いちゃもん系関西弁。
とにかく気が動転しているのか、自分の口から言葉が発せられることはなかった。
ホントに面倒くさい、と思いつつもイヤイヤ警察を呼ぶ。
とにかく全身が痛い、特に右手が痛い。
すりむいた膝も痛い。
本当に気が動転していて、痛いは痛いけれど病院にいくのを拒む。早く帰りたいから。
警察の聴取も終わり、あらためて子どもは謝ってきた。
父親は最後まで謝らなかった。
事故の過失責任の割合が決定する前に、「誤ったら負け」とでも考えていたのだろうか。
au損保【あうて】
子どものMTBは無傷。
こちらはかなりの大破。
帰ろうにも、転んだ衝撃なのかサイドカットのパンク。
自分が加入しているau損保の【あうて】には、自転車ロードサービスが無料だったのを思い出し、電話で呼び出す。
結果、1時間後になるという。
まあしょうがない、タイヤは応急処置をしてとぼとぼと境川遊水地センターへ向かう。
そこなら待ち合わせも容易だろうし。
到着後、再度ロードサービスに連絡するも、あと2時間はかかるという。
ここまで1時間かけてとぼとぼ歩いてきたのに・・・。
ああ、この保険屋は使えない保険屋なんだな、とうっすら確信。
ロードサービスを断る。
※翌日電話がかかってきて、「今、どちらですか?」と聞かれたときはそっと電話を切りました。
ブルベの出走条件としての「あうて」はアリかもしれないけど、それ以上でも以下でもない、って感じ。
自転車の保険は、自動車の保険の付帯で入っておくのが良さそう。
そもそも経済条件考えたら、自転車専用の保険なんか使えるはずがない。
そんな分かりきっていることも、自分が事故にあうまでわからずにいた。
とぼとぼと町田まで歩く。
幸い、下半身は右膝の打撲くらいで、歩く分にはそんなに問題ない。
境川CRからタクシーの走っている通りまで出るのが面倒くさかった。
さらに、輪行袋を持っていたにも関わらず、自転車をバラす気力もなかった。
後からダメージが・・・。
思いのほか、ダメージがあとからあとから出てきた。
いろいろ痛いところが後から出てきました、かっこ悪いけど。
首が回らなくなったのは驚きましたが、3~4日で治った。良かった。
擦過傷はともかく、右手首のとうこつ神経麻痺が事故由来で発生するとか想定外。
約一ヶ月、右手首が使い物にならないことに。
しかも未だに右手小指は痛いし動かないし。
たぶんいまだに握力は1/3くらい。
う~む。
事故の後処理
「動いている自転車同士」ということで、8:2、というあいおい損保の判定でした。
au損保はとにかく電話対応が三流。とにかくもう電話するのもいや。
相手方のあいおい損保は、担当が新入社員なのか、突っ込みどころ満載で電話するも一回当たり1時間くらいかかってしまう。
電話はまあその場でやっつけられるけど、特に最悪なのは書類のやり取りは郵送だということ。
これがもう本当に致命的で、損保側が送りました!といってから届くのが10日後。
こちらが送って損保に届いたという確認が取れるのがポストに入れてから1週間後。
社内システムゆえにやむを得ないらしいけど。
※しかも電話で確認しあっているのもかかわらず、後から郵送で送られてくる書類には聞いたこともないことが記載されていたりして、驚くし。
自転車事故でいいことな何も無い
事故にあってわらしべ長者のように自転車がグレードアップしたとか、あれは分かってはいたけど都市伝説ですね。
少なくても自分にはいいことは何もなかった。
※ただし事故の当事者である小学生の、父親は、MTBのホイールにフレが出ているから直さなくてはいけない!と、ずーっと警察官に訴えていたので、わらしべ感を味わっているかもしれません。
少なくとも、自分が怪我を負い、自転車が復旧不可能くらいにダメージを負うと、いいことは何もなりません。
そんなにダメージもないのに、ラッキーとばかりに吹っかけた修理見積もりを作っちゃうような時間と気持ちの余裕があれば、うまくいくかもしれません。
ただ、こういうの、虚偽の申告とかするのは、最高に格好悪い、と考えますので自分にはできません。
本当に何もいいことがありません。
このまま一生、小指がまともに動かず、握力も回復しないのは残念でたまりません。
満足にアレもできません。
治療費や通院費の負担はともかく、身体の現状復帰は保険では無理なんでしょうか。
8:2だから、身体の現状復帰は8割でOK!ということなんでしょうかね。
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