出版大手のKADOKAWA(角川)は19日、地域情報誌「東京ウォーカー」を隔週から月刊にすると発表した。スマートフォン(スマホ)向けの情報発信を増やす。デジタルへの移行を加速して生き残りを目指す。
18日にはサイト版「ウォーカープラス」を刷新し、旅や買い物、ペットなどの情報をきめ細かく発信している。2016年3月までにスマホアプリ「ウォーカータッチ」も刷新する計画だ。
東京ウォーカーは1990年創刊。ピーク時の発行部数は約60万部に達していたが、直近は5万部程度だった。一方、ウォーカープラスの閲覧頻度を示すページビュー(PV)は伸びており、月間1億5千万PVに達する月もある。
角川は週刊誌「週刊アスキー」でも紙媒体での発行を5月26日号で停止し、6月から電子版に完全移行していた。
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