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 台北郊外の新北市で27日夜、カラーパウダーを使った音楽イベントで爆発が起き、新北市政府によると498人がやけどなどのけがを負った。うち202人が重傷という。日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、会場にいた日本人女性2人が足や背中などをやけどした。入院が必要という。

 カラーパウダーはコーンスターチなどをさまざまな色に着色した粉で、イベントで大量にまかれていた。可燃性の粉が空気中に高濃度で浮遊しているところに引火して爆発する「粉じん爆発」が起きたと見られている。たばこや高熱になった機材から引火した可能性が指摘されており、爆発時を撮影した動画には、会場が一瞬で火の海になる様子が映されていた。地面に積もった粉にも火がついたと見られる。

 台湾では2年ほど前から、音楽イベントや長距離走などでこうした粉が使われ、人気になっていた。負傷者の多くは10代や20代の若者で、ウォーターパークで開かれたこともあって水着やTシャツ、サンダルなどの軽装だったため、やけどの程度がひどくなった可能性がある。

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