ライフハッカー編集部 - ニュース・コラム,人生,仕事術,健康,働き方,生活,病気,社会 07:00 PM
有休取得を批判してくる人には、どう反論すればいいのか?
「有給って皆が仕事してる時に遊んでくるわけでしょ?」。有給休暇を取得した人を批判する、こんな指摘を友人から投げかけられたという人が、ツイッターに投稿した文章が話題になった。
投稿者の友人は入社5年目で、これまで有休を2日しか取得したことがないそうだ。友人は「次の日、何食わぬ顔で仕事に戻るの? それって人としてどうなの?」と投稿者に問いかけた。「全然おかしいと思わないけど」と返答した投稿者に対して、友人は「それがおかしいんだよ!!」と一喝したそうだ。
友人とのやりとりを紹介したツイートは、7000回以上リツイートされ、多くのコメントが寄せられた。「認められた権利を使って何が悪い」「なんのための休暇か」と友人の考え方を批判する声が多かったが、なかには「若いうちはそれで良いと思う!」と理解を示す声もあった。
投稿者の友人のような「他の人に申し訳なくて有給を取得できない」といった考え方を、労働問題に取り組む弁護士はどうみるのだろうか。白川秀之弁護士に聞いた。
有給休暇を取得することは、社会のために必要なこと
「有給休暇制度は、労働者が心身の疲労を回復し、ゆとりある生活を確保するための制度です。労働者が自分の都合に合わせて、休暇を取得することができます」
白川弁護士はこのように述べる。
「投稿者の友人のように、有給休暇を取得することに対して、『職場の同僚に申し訳ない』といった気持ちを持つ労働者は少なくありません。それは、他国に比べて、日本の有給休暇の取得率が低い原因のひとつになっていると思います。
有給休暇取得率が低いことは、そのぶん長時間労働に結びつきます。労働時間が長いと、労働者は健康を害しかねません。そうなっては、労働者自身だけでなく、職場や同僚に対しても、迷惑をかけることになりかねません。社会的にも大きな損失です」
たしかに、同僚の目線を気にして有給をとらなかった結果、身体を壊して会社を休んでしまったのでは、本末転倒だろう。
「有給を取得することは、労働者自身が、健康に対して配慮をし、健康で文化的な生活を送りつつ、仕事を続けるために必要です。有給休暇をあたりまえに取得できるようにしなければ、長時間労働によって健康を害する人は減らないと思います」
有給取得が「あたりまえ」になるためには、何が必要だろうか。
「有給休暇を取得することは、自分のためだけでなく『健康に働ける社会のために必要だ』と考える必要があると思います。個人個人が権利を行使することで、そういった社会につながっていくという認識が必要ではないでしょうか」
白川弁護士はこのように述べていた。
・「同級生10人から性器を直接触られた」 性的マイノリティが受けた「暴力」の実態
・パンケーキ食べ放題で大混雑 「2皿しか食べられなかった」客は返金してもらえる?
・「親の収入」に頼る「非正規社員」の若者たち――この現実から抜け出す方法はあるか?
・居酒屋で他の客が「お気に入りの傘」を持ち帰ってしまった――店に弁償してもらえる?
「皆が仕事してる時に遊んでくるわけでしょ」有休取得を批判する人にどう反論する?|弁護士ドットコムニュース
(ライフハッカー[日本版]編集部)
Photo by Shutterstock.
- 「いいね!」を強要する上司に慰謝料を請求できるのか? (扶桑社新書)
- 弁護士ドットコム扶桑社
-
Android,Androidアプリ,PR,Webサービス,iPhone,iPhoneアプリ,スタディ,スマートフォン,仕事術,作業用BGM,生産性向上,趣味,音楽 - By
ワタナベダイスケ
LIKE「聴覚」がポイント。通勤時間を仕事の助走に変えるチャンネル選びとは
Sponsored関東圏では平均およそ60分になると言われる、ビジネスパーソンの通勤時間。この時間を活用すべく、メールやニュースのチェック、スキルアップに向けた学習に勤しんでいるライフハッカー読者も多いことでしょう。 電車内など通勤中のアクティビティにおいては、スマートフォンや書籍といった「視覚情報」の利用が一般的ですが、あわせて音楽やポッドキャストを聞くことも、よく見られる光景です。 移動時間をより価値あるもの...記事を読む - 11:00 AM
