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 ふだん通い慣れている駅で、足元の床をじっくり眺めたことはありますか。よく見ると、ご当地名物や遊び心がひそんでいることも。そんな「駅床アート」。あなたは、いくつ気付いてますか?

 1日85万人が利用するJR大阪駅。駅の中央改札前の長さ100メートル、幅8メートルほどのフロアに、黒とグレーの不規則な模様が並ぶ。実はこれ、巨大な迷路。記者が実際に歩いてみたが、思っていたより難しい。2度ほど行き詰まり、ゴールにたどり着いた時には、3分以上過ぎていた。

 なぜ、迷路なのか。1990年の駅の改装時にこの床をデザインした東環境・建築研究所(東京都渋谷区)は「遊び心。気付いた子どもたちが、こっそり楽しんでくれればうれしい」。この迷路は、2007年の床の張り替え工事で、さらに進化した。タイルの濃淡が強くなり、スタートとゴール地点に、5センチ角の黒い御影石が埋め込まれた。おかげで気付く人が少し増えてきたという。