横山健彦
2015年6月27日03時00分
140年ほど前に創設された福知山市私市の市立佐賀小学校で、明治初期から昭和20年代の教科書が大量に見つかった。確認したところ現在の算数や国語、社会などの教科書320冊ほど。荒木徳尚・市教育長は「教育制度が整い始めてからの教科書が、良い保存状態で、これほど大量に見つかるのは珍しい」としている。
同小職員が今月上旬、地域の資源回収に備えて敷地内の倉庫を整理していたところ、段ボール箱3個に入った教科書を見つけた。湿気などでページが張り付いている部分もあったが、虫食いが少なく、保存状態も良かったという。
同小は、学校制度を定めた学制が公布された翌年の1873(明治6)年に創設された「律襲校」が前身。76(同9)年には「富訓校」とに分かれた。その後2校が合併し、90(同23)年に佐賀尋常小学校と改名された。
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