東山正宜
2015年6月26日23時30分
欧州など海外11カ国の科学記者14人が今月、日本科学技術ジャーナリスト会議の招きで東京電力福島第一原発を視察した。事故から約4年たっても廃炉は進まず、多くの住民が避難を続ける原発事故の深刻さに理解を深めた。視察は朝日新聞などが協賛した。
原発構内に入ったのは今月12日。事故対策の拠点となった「免震重要棟」の内部を見た後、防護服に着替え、水素爆発で崩壊した1号機などの建屋に数十メートルの距離まで近づいた。放射線量は最大で毎時290マイクロシーベルト。同行した東電社員は15分ほどで退避を促した。記者たちは「溶け落ちた燃料の取り出しはいつからか」「避難した住民への補償額はいくらか」などと質問していた。その後、福島県三春町へ移動し、事故当時町長だった深谷茂さんや町内在住で芥川賞作家の玄侑宗久さんから避難者の生活について聞いた。(東山正宜)
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