(場内拍手)
(安井)ああ〜!あったあった!ここや花月商店街のたこ焼き屋さん!めちゃくちゃおいしいねんて。
(真理)楽しみ〜。
(安井)あれ?でも大将いてはらへんのかな?あっそうや。
真理ちゃん初デートやのにほんまにたこ焼きで大丈夫?
(真理)大丈夫私たこ焼き大好き!どれぐらい好きかっていうとまさじ君ぐらい好き〜!
(安井)ああ〜!ありがとう。
(啓之)恵美ちゃんもごめんな。
せっかくのデートやのにたこ焼きなんかで大丈夫?
(恵美)大丈夫私たこ焼き大好き!どれぐらい好きかっていうとまさじ君ぐらい好き〜!
(啓之)いやそっちかい!おい!ちょ…ちょっと俺彼氏やで?
(恵美)冗談よ。
(安井)恵美ちゃん!冗談でもそんなこと言うたらあかん!俺らがないしょでつきあってるのバレてまうやんか。
(啓之)つきあってんのかいおい!うそ!?まじで?
(安井)冗談やんか。
すぐ信じんねんからもう。
でも大将いてはらへんのかな?ほんまに。
(啓之)ちょっともう楽器屋さんに聞いてみよう!すみませんすみませ〜ん!・
(松浦)は〜い!
(松浦)はいはいはい。
ああ〜。
(啓之)どうもすみません。
たこ焼き食べに来たんすけど誰もいてないんですよね。
ああ〜今大将ねちょっと買い物に出かけてましてね。
まあすぐ帰ると思いますんで待っといてもらえますか。
(啓之)ありがとうございます。
(松浦)あれ?そんなことよりカップル同士でデートですか?
(恵美)あっそうなんです。
(松浦)いいですね羨ましいなぁ。
あっじゃあちょっと景気づけに1曲歌っちゃおうかな。
(啓之)あっいいんですか?
(松浦)いいですよ。
なんかリクエストあります?
(啓之)じゃあゆずの「夏色」なんかいけます?
(松浦)「夏色」ね分かりました。
じゃあ聴いてください「夏色」。
(啓之)なんでマイク持ってるんですか!?マイクなんか持ってたんですか?実はね僕特技がありましてこのマイクでギターを弾きながら歌うっていうのをやってるんです。
(啓之)そんなんいけるんですか?すごいじゃないですかちょっと。
(松浦)じゃあいきましょう。
聴いてください「夏色」。
(ギターの演奏「夏色」)
(真理)すご〜い。
(安井)すごいなぁ。
(ギターの演奏「夏色」)
(安井)すごい。
・駐車場のネコは
(啓之)気になりますよあなた!ちょちょ…ちょっといいですか?ちょっと!歌が全然入ってこないんですよ。
ええっ?あっ!
(啓之)ちょっとどうしたんですか?つりました。
(啓之)無理するからですよ!伸ばして伸ばして。
ちょっと急にしたらだめですよ!・ゆっくりゆっくりやかましいわお前!お前楽しんどるやないか。
いえいえいえ…すみません。
あっ治りました。
あっ治りました?ちょっと今練習中なんですよ。
あっそうなんですか。
(安井)大将まだですかね?
(松浦)そうですね。
遅いなぁ。
ああ〜言うてたら帰って来ましたわ。
(啓之)何をしとんねん!
(川畑)まいどまいどまいど…。
(松浦)お客さんやから。
あっそうですかすみませんね。
(安井)おいみんなここのたこ焼き屋絶対おいしいな。
(啓之)めちゃめちゃこだわってるもんな。
分かってもらえます?そら分かりますよ。
整形してほっぺたにたこ焼きくっつけたんでしょ?誰がくっつけんねんそんなもん。
あほなこと言わんといて…。
(恵美)じゃあほっぺたにくっつけてるやつなんですか?いやほっぺたやがなそら。
(真理)えっじゃあほっぺたにほっぺた付けたん?誰がそんなことすんねん!
(安井)ははっ。
なんやただの顔パンパンですか。
いや違いますよもう。
失礼なもう。
ジャンジャン
(ギターの音)いやオチつけんでええねん。
いらんからねいちいちほんとに。
(安井)すみませんあの〜たこ焼きふた舟下さい。
今から焼きだすんでちょっと時間かかるんですけどいいっすか?すみません。
ちょっと待っててくださいね。
ああ〜そうか…。
(恵美)おなかすいちゃったね。
はいお待たせしました。
(啓之)早いなおい!すぐ出来ましたよね。
ここの店のモットーはね「早い安いまずい」なんですよ。
(啓之)まずかったらだめでしょ。
あかんがな。
いらんこと言うな。
行く前に焼いてたんで熱々ですんで。
どうぞどうぞ。
(啓之)ありがとうございます。
おいくらですかね?ええ〜600円です。
(啓之)分かりました。
サービス券持ってるんですけどいけますか?すんませんこれうちの商店街のサービス券じゃないんですよ。
(啓之)えっ?でもここ「花月商店街」でしょ?いやうち花月商店街なんですよ。
(啓之)ええ〜!そうなん!?あの〜花月商店街は駅向こうの隣町の商店街なんすよ。
ちょっと待ってください。
じゃあこれ使えないんですか?
(恵美)ええ〜もう紛らわしい!
(真理)しょうもなっ!
(安井)デブ!どこまで言うねん!なんですか。
ジャンジャンいや合わさんでええねん!いつ練習したんや?ほんまにもう。
すみませんじゃあ600円。
すみません。
ちょうど頂きます。
(啓之)じゃあ行こっか。
(安井)俺本も買っていきたいねや。
(松浦)ああ〜本ですか。
じゃあ店の人呼びますね。
(安井)ああ〜すみません。
(松浦)一の介さんお客さんやで!・
(一の介)はいよ!
(一の介)おじゃましますぅ〜。
なんやおい。
(一の介)おうすまんな。
(松浦)けったいな挨拶せんと。
お客さんやから。
(一の介)どうもいらっしゃいませ。
(安井)すみません「NGK毛ぇない」下さい。
「NGK毛ぇない」?あっすみません「経済」下さい。
「経済」と「毛ぇない」間違えます?ああ〜すみません。
すみませんどこ見て言ってます?いやどこってここ。
おい指をさすな!失礼やな。
(真理)もうまさじ君!すみません抜け抜けと。
えっ「抜け抜けと」!?
(恵美)どうハゲましたらいいか。
そんな励ましいりませんよ。
(啓之)顔パンパン。
それわしやないかい!ジャンジャンおっさん一人遅いおい!無理に合わさなくていいですから。
(安井)400円ですよね?
(一の介)そうですそうです。
はいこれね。
はいどうもおおきに。
(安井)ありがとうございます。
じゃあ行こか。
(啓之)まさじまさじ。
せっかくのデートやしさこう別々で食べへん?
(安井)あっせやな。
別々にしよか。
(恵美・真理)うん!
(啓之)いやおかしいやろ!ちょっとちょっとちょっと…。
あいつだけ嫌われとんなあれは。
(松浦)それにしてもどこ行ったんやろな?ひょっとして池やんのことか?
(松浦)そうやがな。
(一の介)池やんやったらなわしが配達から帰って来るときになパチンコ屋に入っていくの見たわ。
(松浦)またパチンコですか。
あの人はもう〜!アルバイトに任して…なあ?
(池乃)おそろいで。
言うてたら帰って来たんちゃうか?もう。
あれ?今池やんの声したよな?
(池乃)いやしたしたしたした。
(松浦)店長!
(池乃)おいおいおい。
(松浦)ちょっとどこですか?
(池乃)松浦ここやここや。
(松浦)隠れてんとちょっと。
(池乃)誰が隠れとんねん。
(松浦)えっどこですか?
(池乃)「どこ」やあれへんがなず〜っとここにおんのにやな。
あれ〜?えっ?えっ?
(池乃)おいおいおいおい皆既日食になっとる。
なんの話やおい。
こっちは怪奇現象やがな。
(一の介)ほんまや!
(池乃)うまいこと言うてる場合ちゃうねん。
声聞こえる?声。
いや声は聞こえとんねん。
ほんなら声に近づいて。
こっちこっちこちらでございます。
・見下げてごらん
(3人)うわっ!
(松浦)ええっ!?
(池乃)それはないわ〜。
わざとらしいわちょっと。
分かってるくせに。
「どこやろ?どこやろ?」。
目ぇ合わさんようにして「どこやろ?どこやろ?分からん。
声はすんねんけどどこやろな?」。
「・見下げてごらん」。
「うわっ!」。
楽しいですか?そんなんして。
ええっ?いじめですよこれ。
ねっ?ばかにしてますよ。
いやそういうわけでは…。
無礼じゃないですか。
ありがとうございます。
うれしかったん!?なんで一回怒ったんや?ほんま。
(池乃)まあ仲間やから…。
そんなことより池やん。
ええっ?昼間からパチンコかいな。
アルバイトに店任しっぱなしで。
ちゃんと仕事せなあかんで!やいやい言いなや。
俺かてするときはやってんねんから。
ほんまかいな?ああ〜もう俺なんかギター弾き語りしてやなギターを売ったりやなもう…。
(一の介)いやちょっとお前ギターの弾き語りってできんの?
(池乃)おい何年お前楽器店やってると思うとんねん。
見たことないでそんなん。
(一の介)そうやんなぁ。
(池乃)ない?「ギターの池やん」って若い頃は言われとってんから。
ちょっと弾き語りしてみぃなほんなら。
その日は朝から…。
ちょっと待ておい!
(池乃)夕方になっても…。
それ引きずりながら語っとるだけやそれ。
「引き語り」。
意味が違うねん!ギター壊れてまうどそんなもん。
(一の介)ほんまに。
ギター弾かれへんねやろ?
(池乃)まあギターはちょっと…。
せやけどなほかの楽器はなんでもいけるで。
ほんまかいな?それ。
(池乃)当たり前や楽器店やねん。
鈴。
どう?かわいいやろ。
いや「かわいい」やあらへんがなほんまに。
(2人)さんはい!・おおきなくりのきのしたで
(2人)・あなたとわたし
(池乃・松浦)・なかよくあそびましょ先生さようなら〜!わ〜い!似合いすぎやわおい!見とれてしもうたわほんま。
(一の介)はははっ。
そんなあほなことせんと商店街のみんなでこれ盛り上げていかなあかんねやから。
(一の介)ああ〜それよりな今日ここの喫茶店開店やろ?おおそうやな。
(一の介)会うた?会うてへんねや。
どんな人やろ?
(一の介)ちょっと呼んでみようか。
そうや挨拶がてらな。
(一の介)すみません!喫茶店のオーナーの方いてます?・
(和子)は〜い。
(一の介)おお〜いてるわ。
(和子)はい。
なんでございましょうか?ごめんください。
どなたですか?喫茶店のママです。
いや〜あなた八千草薫さんでしょ?ありがとう。
なんやねんちょっと。
自画自賛やなほんま。
(和子)申し訳ございません。
あの〜皆さん方商店街の方ですか?
(2人)はい。
(和子)どうもはじめまして。
オープンいたしました喫茶店の桑原和子と申します。
あっ和子さんですか?私こちらの本屋をやっております島田と申します。
たこ焼き屋の川畑です。
(池乃)私あの…楽器店の池乃でございます。
(松浦)アルバイトの真也です。
(和子)うわ〜皆さん分かりやすいですね。
ハゲに顔パンパンに小さいおっさんに中途半端ハゲ。
いや悪口やがな。
ボロクソですね。
いやまあまあ言われてもしゃあないしょうもない連中なんですけどね。
っていうのもね我々三人とも嫁に先立たれた男やもめ。
(和子)あら〜あなたお若いのに。
それは気の毒ですね〜。
なんでございましたら私が後妻に参りましょうか?余計気の毒やわそれ!やめてくださいよもう。
いい仕事しますよ。
はあ!?何?何を踊りだしてるんですかあなた。
(ギターの演奏「タブー」)音楽いらんから!パンパパンパンパンパンパン
(手拍子)手拍子もいらんっちゅうのに…。
いらんってこれ。
何をしてんの?これ。
ちょっとだけよ。
何をしとんねんおい!何出しとんねんお前!
(和子)ちょっとだけよ。
「ちょっとだけ」言いながら全部出しとるがな。
もうはよしもうてくださいよ。
ああ〜すんません。
いや挟むなおい!それ挟んだら痛いでしょう?
(和子)いや神経ないねん。
どんな乳や!?もう。
やめてくださいよもう!
(和子)申し訳ないです。
まあまあまあまああのねあの〜心配せんでもね我々ね男一人なんですけど全然さみしくないんですよ。
っていうのもねそれぞれに娘がおりましてみんな同級生…高校生なんです。
(和子)なるほど〜。
もう学校から帰って来ると思うんですけどね。
あっ言うてたらちょうど帰って来ましたわ。
(和子)楽しみやねぇ。
・
(まりこ)あはははっ!
(愛菜)あっお父ちゃんただいま!おお〜愛菜おかえり。
(まりこ)お父ちゃんただいま〜!
(池乃)おお〜愛菜おかえり。
そっちやろ?あんたの子供。
(池乃)えっ?いえいえそっちでしょ?すまん…娘替えてくれ。
ちょっと待てよおい!目の前で土下座までして。
で替えたらうちめっちゃ損やがなこれ。
(まりこ)ちょっと!なんなのよ二人して!ひどいわ。
冗談やがな。
ああ〜あの…向かいにオープンしはった喫茶店の和子さん。
ご挨拶して。
(愛菜)はじめまして愛菜ですよろしくお願いしま〜す。
(和子)なんとかわいい娘さん。
そうでしょう?
(まりこ)はじめましてまりこですよろしくお願いします。
まあ〜かわいそうな娘さん…。
ええっ!?あの…「かわいそう」ってどういう意味ですか?もうゴリラそのものの顔…。
えっちょっと!何よ!ゴリラってひどくない?ゴリラはないわ。
ああぁ〜。
思春期やから。
まりこちゃん冗談で言いはっただけや。
もう泣きやんで顔起こして。
んん〜…。
めっちゃゴリラやないか!な…何しとんねん?お前。
お前よう否定したなおい!ちょっと池やん娘がこれではあかんやん。
注意しぃなもう!まりこ!日頃から言うてるやろ「人前で動物のまねはするな」いうて。
ニャア〜。
いやあんたもかいな!ニャア〜。
何してんねんおい!
(池乃)ニャアニャア〜。
ちょっと池やん。
あの…な…何?何して…。
ええっ!?ニャア〜。
いやうんこすなおい!何をしてんねやもう。
投げんなおい!何してんねん二人でもう。
(池乃)ニャア〜。
いやもうもうもうもう…二人とも元に戻ってもう!パンパンパン!いや人類の進化みたいになってってるやん。
なんのコラボや?ほんま。
(まりこ)イエ〜イ!お父ちゃんきまったね。
(池乃)やったぜぃ!
(2人)フゥ〜!ハイタッチする前に手を洗え!
(一の介)ほんまじゃ!イメージ汚いわもう。
(一の介)ああ〜それより愛菜ちゃんまりこちゃんうちの娘は一緒やったんちゃうんか?
(愛菜)さっきまで一緒やった…。
あっ帰って来ましたよ。
(一の介)ああ〜帰って来たか。
ああ〜そうかそうか。
(珠代)はいはいはいはいはいはい…。
どうもどうもどうも〜ただいまです〜。
なんや?おい。
相変わらず変なポーズやなお前。
(一の介)珠代紹介しとくわ。
あの〜喫茶店の和子さん。
じゃあ挨拶しときなさい。
(珠代)珠代と申します。
(和子)うわ〜まりこちゃんよりひどい顔や。
ええ〜っ!?お前どうでもええけどリアクションが古すぎるわこれ。
もうおばちゃんたら腹立つわもう〜プリプリっと。
何しとんねんおい!
(まりこ)じゃあ私も〜…。
まだ残っとったんかいな。
(愛菜)じゃあ私も〜…。
えっ?えっ?おいやらへんのかいな。
期待したがなほんまにもう。
(和子)でも川畑さんあなたの娘さん…愛菜ちゃん?かわいい方ですね〜。
そうでしょ。
今はやってるあのAKBのメンバーに入っても色はございませんよ。
よう言われるんですよ。
そう。
ねえ?お父さんはう〜ん…KPPやのに。
いやちょっと待ってください。
AKB聞いたことある。
KPPって何なんすか?顔パンパン。
やかましいわ!
(池乃)うまいうまい。
うまいうまいうまい。
なんもうまいことあれへんがな。
もうやめてくださいよ。
(池乃)似てへんやろ?それには訳があんねや。
(和子)ああ〜どういう…。
(池乃)ほんまの親子じゃないねん。
(一の介)おい。
ああ〜もう!池やん何を言うてんねんお前。
別にないしょにしてるわけやないから全然いいんですけどね。
(和子)よろしければ訳を聞かさしていただけませんか?実はね愛菜はもともと…。
僕の親友の娘なんですけど…。
(大音量で)その親友があの〜愛菜を…。
(大音量で)いやうるさいなおい!なんの音や!?これ。
なんや?これ。
(一の介)バタヤン何を言うとんねやお前は。
いや違う…なんか静かなんってたまに聞くけどこれ「・ジャンジャンジャン」…。
(一の介)はあ〜!?あれ聞こえてない?あれ俺だけ?
(和子)聞きたいんやから…説明してくださいよ。
気のせいですかね?すみませんね。
いやだから実はねまあ〜愛菜は…。
僕の昔からの…。
ビヨーン
(効果音)友達の…。
ビヨーン
(効果音)友達がね…。
ビヨーンビヨーン
(効果音)なんや!?だから。
「ビヨーンビヨーンビヨーンビヨーン」!
(一の介)お前何を言うてんねん!えっ聞こえへん!?なんか「・ジャンジャンジャン」「ビヨーン」いう…。
(一の介)はあ〜!?あれ?なんで俺だけや?これ。
(和子)いや私真面目に聞いてるんですから真面目に答えてくださいよ。
いやいやだから実はね…。
(女性の声)・たこ焼きにえっ?
(女性の声)・たこ焼きにだから友達たちの…。
(女性の声)・蜂蜜かけたら
(女性の声)・明石焼きそれは違うぞ!誰に聞いたんや!?ダシダシやダシ!
(一の介)お前何を言うとんねやほんまにもう!えっ聞こえてない?
(一の介)ええ〜!?下手くそなオバハンの歌で…。
(一の介)はあ?「・たこ焼きに」「・蜂蜜かけたら明石焼き」。
(一の介)それは違うぞおい!だからそう言うたんや!つっこみ合うてるやろ俺。
(一の介)ええ〜?
(和子)私ね真面目に聞いてるんですよ。
ピンポンパンポーン
(チャイム)俺だけ?おかしいなこれ。
(女性の声)商店街放送のチェック終了します。
この声やおい!今のは聞こえたでしょ?
(一の介)ああ聞こえたよ。
なんでそれまで聞こえへんねや?
(一の介)お前の話に集中してるからやないかい!集中し過ぎやがなもう。
(和子)まあ真面目に説明を…。
もう放送も終わりましたからね。
(和子)はよしてください。
いやいやだからね愛菜はもともと僕の親友の娘なんです。
(和子)あらあら。
でそいつが1歳のときに嫁と離婚しましてねまあ1人で育ててたんですけど愛菜が5歳になったときにそいつが交通事故で亡くなってしまいましてねで身寄りのない愛菜を僕が引き取ったっちゅうわけなんですよ。
まあでもね今となっては愛菜も僕をほんまの父親のように慕ってくれてるんです。
そういうことだったのね。
ごめんなさいね昔の古い話を掘り起こしてしまって。
いえ全然全然。
(和子)ああ〜私ちょっと仕事があります。
失礼します。
今後ともよろしゅうお願いします。
(和子)こちらこそ。
まあ交通事故で。
ああ〜それで川畑さん顔腫れ上がってんねんね。
いやわし関係あらへん!話聞いて…友達の話やろ。
(池乃)おもろいおばちゃんやな。
あっそやそや!バタヤンに大事な話があってそれを忘れとったがな。
えっなんやねん?その内容も忘れたんや。
どないやねんなもう!思い出してそんなん。
いやもう最近…俺は誰や?そこまでかいな!?どこまでや。
(池乃)うそうそ。
あのな駅前でバタヤンのことを根掘り葉掘り聞いて回ってるおっさんがおったんや。
ええ〜誰や?それ。
(一の介)なんかあったんちゃう?ないないないない。
駅前で?
(オクレ)こんにちは〜…。
なんや?おい。
声出てへんがなおい。
(池乃)この人や。
この人があんたのこと…。
えっ?えっ?えっ?えっ?
(オクレ)おたくがこちらのたこ焼き屋のご主人ですか?はいそうですけどおたくは?あっ私西川建設で社長秘書をしておりますあっ…岡田といいます。
なんもないんかいな!乳かいただけかいな。
はい。
ははっ…。
何がおかしいんですか?はいその方が?いや実は社長と奥様は再婚でしてええ〜最近になっておたくの愛菜さんが奥様の娘さんやと分かったんです。
えっ?
(ギターの演奏「火曜サスペンス劇場」のジングル)いらんぞその音おい!サスペンスみたいに持っていかんでええねや。
とりあえず本日は奥様からご主人宛ての手紙を預かってまいりましたんでね…。
またかいただけかい!こっちや。
「こっち」やあらへん。
これ…ははっ。
まあどうぞ。
いやでもこんなんあの…。
いやいやそれでは私ここにおってもおもろいことよう言わんから帰ります。
そんな理由!?いやあの〜ちょっとこれ…。
いやあの…。
あほ〜。
誰があほや!なんやあのおっさんほんまに。
(一の介)おいバタヤンちょっとどんな手紙や?いやまたあとで読むから…。
(松浦)もったいぶらんと見してくださいよちょっと。
なんも書いてない。
逆やおい!それ封筒やないか。
(一の介)ああ〜バタヤン貸して貸して貸して。
うん何?何?ええっ?う〜ん。
「をここまでててきしております」。
漢字を飛ばすなおい!意味分からへんがな。
(一の介)ふ〜ん。
汚い字やなお前。
(一の介)いいやん。
ちょっと持って。
もう老眼が進んで…。
年いってくるとな。
(一の介)見える?ええっ?
(池乃)そない悪なってる?俺。
「突然のお手紙」…。
ほんまかいな!?おい。
それまた逆にちゃう病気やでそれ!そない離れないかんねやったら。
(池乃)これは冗談や。
ちゃんと読むちゃんと読むで。
いくで。
「拝啓愛菜をここまで育てていただき感謝しております。
離婚当時」…。
(あき恵の声)「離婚当時私には生活力がなくやむを得ず愛菜を主人に預けることにしました」。
(一の介)ああ〜そういうことやったんか。
(女性の声)「主人が亡くなったと知り愛菜を捜しましたが」…。
さっきのオバハンの声やこれ!何してんねん池やん変えて変えて。
(男性の声)「最近になりようやくこちらにいることが分かりました」。
どこのおっさんやほんで!もう元に戻して。
(あき恵の声)「身勝手なことは重々承知しておりますが娘を引き取らせていただきたいと考えております」。
(一の介)それは身勝手すぎるで。
(あき恵の声)すみません。
謝ったんちゃうか!?今。
言うこと分かってあんねや。
(あき恵の声)「1週間後に主人と伺わせていただきます。
よろしくお願い申し上げます」。
はぁ〜。
1週間後言われたってむちゃくちゃや…。
あっとにかくこのことは愛菜にはないしょにしといてな。
(一の介)ああ〜分かった分かった。
言うとくぞ絶対このことはな愛菜ちゃんにはないしょやぞ言ったらあかんで。
(愛菜)何をないしょにするの?わっ!
(愛菜)ないしょってなんの話?
(一の介)いやいやこれ…。
(愛菜)今言ってたよね?「私にないしょ」ってなんのこと?言うなよ言うなよ。
「愛菜の本当のお母さんが会いたがってる」って言うなよ。
私の本当のお母さんが私に会いたいですって!?ピンポン
(ギターの音)正解いらんやん!
(和子)へえ〜じゃあなんですか?今日愛菜ちゃんの本当のお母さんが愛菜ちゃんを引き取りに来ると。
そうです。
あっちゅう間の1週間でしたよ。
(松浦)それでバタヤンどうするねんな?そんなもん断るに決まっとるやないかい。
(一の介)何を言うてんねんお前。
愛菜ちゃんかわいいねんで。
そんなもん顔見たらやな絶対引き取るって言うよ。
そやろかぁ?
(和子)顔かわいいもんね。
いっそのことね川畑さんみたいにプッと笑うような顔やったら…。
なんちゅうこと言うねん。
いやいやそう思うわ。
私ちょっとお店がありますので。
じゃあ川畑さんじゃあ…。
いやすみません何してるんすか?「また」。
ダジャレかいな!真剣に考えてるか?あの人もう。
(池乃)それやで!
(2人)えっ?
(池乃)プッと笑う顔やがな。
ブサイクな顔やん。
何が?
(池乃)愛菜ちゃんのお母さんはな愛菜ちゃんが1歳のときに別れてんねやろ?ほな現在の顔あんま知らへんやん。
知らん知らん。
だからブッサイクな顔…つまりあんたが愛菜ちゃんを演じたらええねや。
ちょっと待てよおい!いやいや確かにこんな顔が「愛菜です」いうたら飛んで逃げよるで。
そやけどまずこう…わしが女子高生に見えへんがな。
そやな川畑みたいにこの顔が…ブッサイクな女子高生がおったらええんやけどな。
確かになブッサイクな女子高生がどっかにおったらええんやけど…。
あっ!
(松浦・池乃・川畑・まりこ)おった!ちょっと〜!って言いながらお前私のことって分かってたやろ!
(一の介)おいちょっと待てよお前。
ブサイクやったらまりこちゃんでもいけるやないか。
(池乃)何を言うとんねんお前。
言うな言うな言うなおこがましいわ。
うちの娘なんかまだまだ。
もうブスのランクでいうたらこんなんABCのC級C級。
お前んとこA級。
(一の介)なんやねんそれお前。
どういうことやねんお前。
ちょぼちょぼやないかい!池やんがそう言うなら頑張ろう。
お前意味分かってんの!?まあやってくれんねやったらありがたいけども…。
珠ちゃんほな頼んでええか?
(珠代)うんどうしたらいいの?せやな。
まあとりあえず愛菜のお母さんが来たら愛菜ということにしてくれて…。
せやなぁまあ何言われてももう「嫌です嫌です」って言うといてくれたら…。
「嫌です嫌です」。
オッケー!
(一の介)バタヤンわしらどない言うたらええねん?俺がなんか言うたことに援護射撃してほしいねん。
俺がなんか言うたら「そうや!そうや!」いうて後ろから言うてくれたらええから。
(一の介)「そうや!そうや!」。
おう。
ほなとりあえずたこ焼き屋から出てくる方が雰囲気出るよな。
娘って感じ。
(珠代)オッケー!ほな呼んだら出てきてな。
はい。
あっあいつらちゃうか?
(池乃)来た?
(西川)失礼いたします。
私西川建設の西川と申します。
(あき恵)妻のあき恵です。
(一同)ブッサイクやな〜!オーマイゴッド!誰に言うてんねや?おい。
集中攻撃はやめろ。
初対面で失礼じゃありませんか?いや違うんすよ。
この辺りの方言なんですよ。
方言?この辺りで「ブッサイクやな〜」っていうのは汚い顔のことを…。
そのままじゃないの!何なんですか?きれいな顔のことをそう言うんです。
あっそうだったんですか。
頼むで!
(西川)それでたこ焼き屋のご主人は?私です。
(4人)そうや!そうや!まだいらんなそれな。
そこを応援されても…誰も疑ってないから。
(あき恵)あなただったんですか。
長い間愛菜がお世話になり本当にありがとうございました!そんな…大したことなんかなんもしてませんよ。
(4人)そうや!そうや!まだや言うねん!まだや。
なんにもしてへんみたいに聞こえるがなそれ。
やめてよ。
(あき恵)遅くなりましたが愛菜を迎えに参りました。
(西川)失礼かとは存じますがこれは多少ですが今までのお礼です。
お受け取りください。
こんなん受け取るわけにはいきません。
(4人)そうや!そうや!初めて合うたな。
私はねこんなんもらうために今まで育ててきたわけやないんですよ。
(4人)そうや!そうや!
(西川)それでは私たちの気が済みません。
(4人)そうや!そうや!だから!この人の応援してどうすんねんな。
いやほんまに結構ですから。
(西川)ああ…分かりました。
はい。
(西川)それで愛菜さんは?たこ焼き屋の中にいてます。
(西川)お呼びいただけますか?分かりました。
愛菜出てきてくれるか?・
(珠代)嫌です〜!まだやおい!こらっ!ちょっとこらっ!早く!出てきてからやお前。
あの〜この子が愛菜です。
(あき恵)あなたが愛菜…。
(珠代)嫌です〜!
(あき恵)大きくなったわね。
(珠代)嫌です〜!嫌です〜!
(あき恵)ごめんね長い間…。
(珠代)嫌です〜!数が多い!ひと文章に対して1個だけや。
しかもだんだん本性が出てきてるわこれ。
あっ立っといたら…もう立っといたらええ。
(西川)君が愛菜さんかな?めちゃくちゃブサイクやな。
もっと期待してたのに…。
(あき恵)ほんとに汚い顔ね。
ほんまに親か!?あれ。
本人やったらどうしてんねん。
(一の介)でもまあええ感じやないかい!
(川畑・一の介)ばっちりばっちり。
(和子)ええ〜皆さん方なんかあったんですか?あっいや…いやあの…。
(和子)えっどうしました?
(あき恵)どうもはじめまして愛菜の母親です。
いつもこの愛菜がお世話になっております。
いやそれ珠代ちゃんですよ。
(一同)ああ〜!
(西川)「珠代ちゃん」って…ご主人どういうことですか?あっひょっとして私たちをだましたんですか!?ピンポンピンポンやめろおい!大正解とかいらんねんもう。
(和子)どうなって…。
(一の介)ちゃうねん。
あのな珠代が愛菜ちゃんのふりをしてお母さんにやな「愛菜ちゃんはいらない」って言わせる作戦やねん。
いやあのですね…。
愛菜ちゃんです。
遅いわ。
ええから引っ込んどいて。
(西川)やっぱだましたんですね?愛菜さんはどこなんです?
(池乃)愛菜はここです。
セーフ!
(和子)それはまりこちゃんでしょ。
おいおいおい!
(和子)まりこちゃんまりこちゃん。
(一の介)違うがなもう〜。
珠代がバレたから次はなまりこちゃんにしてんねやもう!愛菜ちゃんです。
もうええ!もうええから引っ込んどけもうほんま!
(和子)ああぁ〜〜〜〜!どうしました?あんたやからもう!入っといてもうほんまに。
いやあの…。
(あき恵)いいかげんにしてください。
(西川)愛菜さんはどこなんです!?今あの〜学校に行ってましてまだ帰っておりません。
(西川)だったらそう言ってください!出直すぞ。
(あき恵)あっ分かりました。
おいなんか言えや!いやせやけどほんま物の愛菜が帰って来ぃひんかったんがせめてもの救いやな。
(愛菜)ただいま。
なんや?おい!お前なんや?その頭は。
瀬川瑛子みたいになっとるやないか!ほんま。
(ギターの演奏「命くれない」)いやなんの音や?おい。
・命くれない恥ずかしかったら歌うなお前も。
てれとるやないかほんま!なんや?その頭は!どうでもええやろ!なんや?その口の利き方は!今から友達と遊ぶねん。
ほっといてくれ。
ちょ…ちょっとなんやねん。
おい愛菜おかしいやろ。
(けんじ)こっちやこっちや。
おいおったどおったど。
お〜い。
えっ?
(けんじ)おいここやのう?愛菜ここがお前の家かい。
(愛菜)そうよ。
ちょ…ちょっと待って愛菜これ誰や?お前。
(愛菜)はあ?私の友達よ!友達ってお前全員40超えとるやろ!
(けんじ)超えてるかあほ!10代じゃちゃんと!俺らはめちゃくちゃ悪いんやぞ。
なめとったらやってまうぞこらお前は!
(池乃)おめぇらどこの高校なんだよ。
おうっ!?
(けんじ)おうっ!?ちょっと池やん対抗せんでええ。
高校生が小学生いじめてるみたいに見える。
(けんじ)さっきから黙っとったらなめやがってこらおい!おい裕なめてるようやぞ。
ちょっとお前の悪いとこ教えたれや。
(裕)分かりました。
おいお前ら…ちっ俺はな朝から熱下がらへんねや!
(けんじ)体調悪いとこ言ってどないすんねんお前。
それ言うてどないなんねん。
心配されて終わりやないか。
知るかぁお前が風邪とか。
いや風邪ちゃいますし。
(けんじ)ほか症状ないんか?吐き気めまいおう吐。
(けんじ)確定やないか風邪!しょうもないことばっかり言いやがって。
直子お前が代わりに見したれや。
(今別府)任せといて。
(けんじ)頼むぞ。
(今別府)おいこらぁ!私がこの髪の毛をくくってポニーテールにしたらどうなるか教えたろか!?
(けんじ)教えたれ!おなかが見えるの。
(けんじ)何を見せとんねん。
またこれしっとりした腹やなぁお前気色の悪いこれ。
何してんねんお前は。
すみません。
(裕)何しとんねんお前はほんまに!僕いきますわ。
(けんじ)頼むぞお前ほんま。
びびらせろ。
(裕)俺はのう今までで…ごほっごほっごほっ。
負けたことが…ごほっごほっごほっ。
絶対…ごほっごほっごほっ。
(けんじ)気になるねんせきが!風邪どんどん悪化してきとるやないかお前は!ちょっと病院行ってこいお前は。
(今別府)私にやらしてください。
(けんじ)いやもう無理やって。
お前腹見せて終わりやろ?
(今別府)もう一回だけやらせて…。
(けんじ)びびらせなあかんねん。
(今別府)あと一回だけお願い。
(裕)はっくしょん!はっくしょん!
(けんじ)いや点滴打ってこいお前はもう!うっとうしいなお前!
(今別府)二人とも何やってるんですか!私がびびらしてきます。
(けんじ)大丈夫か?お前ほんまに。
(今別府)おい私を女だと思ってなめないでよ。
私のほんとの姿見したらぁ!
(一同)おおっ!びっくりした。
(今別府)びびらせました。
(けんじ)俺らもびびったわ!な…なんや?その頭はよぉ。
カット失敗しました。
(けんじ)失敗し過ぎやろお前。
完全におっさんやないか!なんですか?リーダーほんとに。
(けんじ)近寄るなおい!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!まあそういうこっちゃ。
どういうことや?おい!俺らのことなめとったら延々とここでこれ繰り返すぞ…。
やめろおい!
(けんじ)商売ならんど!ほんまにぼけが!おい愛菜お前の部屋で一服しようぜ。
おいちょっと待てぇ。
高校生がタバコなんか吸ったらあかんやろ!
(けんじ)お前うるさいなさっきからこらほんま!なんとかせぇこいつ。
(今別府)へい。
おいどきな!高校生がこんな危ないもん持つなお前は。
(裕)引っ込んどれやおっさん関係ないやろ!なんやねんこんな丈の短いシャツをお前は…。
着ぃひん方がましやでおい。
待て待て待て待て。
やめぇやめぇやめぇやお前。
何すんねんおい!いやなんにもせぇへんで。
なんでやねん!なんか知らんけどお前の裸と棒ばっかり視線が集まってんねん。
どういうことや?それ!よっしゃほんならちょっと一回頑張ってみるわ。
(裕)いけんのんかい。
おうっ!?わあ〜おい!わあ〜おい!わあ〜おい!おい…来ぉへんのかい!よっしゃ。
(裕)つま先やめろこらぁお前。
つま先やめろ言うとんじゃお前。
あっあっあっあっ…。
下手くそ〜!!こうこうこう!なんか分からん。
(一の介)ちょっとわしにも。
(裕)いけんのかいこらお前。
(一の介)いけるがな。
(裕)大丈夫か?お前。
乳首ドリルすな。
ドリルすな。
すな。
すな。
すな。
うわうわうわうわ…。
穴開くわお前!力強すぎるやろほんま何しとんねん!何しとんねんこらお前!
(一の介)池やんいく?次から次へとなんやねんこれ!大丈夫か?ほんまに。
おうっ!?痛い痛い痛い…痛い痛い!痛い!おい棒使わへんのかい!棒で来るんちゃうんかい!素手はあかんやろお前よぉ!
(松浦)素手はあかんのかい。
ほなもうこれでいこう。
(裕)そういうことやないねん!ケガするだけやないかいこれ!ちゃんとできるやつおらんのか!?お前誰に出てきてほしいんやおい。
(裕)いてまうぞこらお前。
(西川)連絡先を渡すのを…。
えっ?彼らは一体…。
いやなんにもないんすよ。
もうお前入っとけ入っとけ。
(けんじ)なんじゃおっさんこら。
おい愛菜行こうぜ。
(あき恵)ちょっと待ってちょうだい。
いやあの…。
(あき恵)あなたが愛菜なの?
(愛菜)そうやけど。
(西川)君が愛菜さんか。
(あき恵)まさか愛菜がこんな格好になってるだなんて…。
結果オーライ。
オーライオーライ。
私の若い頃にそっくり。
うそつけやおい!何があったんやあんた逆に。
(あき恵)愛菜あなたのほんとのお母さんよ。
はあ?あなたを引き取りに来たの。
もうやめてぇや。
痛いな。
(けんじ)もうええから。
愛菜はよ行こうぜ。
(西川)愛菜ちょっと待ちなさい。
大事な話をしてるんだ。
(けんじ)おっさん引っ込んどれやもう。
(裕)おっさん関係ないやろ!
(西川)何が「おっさん」や。
(裕)乳首ドリルすな。
ドリルすな。
すな。
すな。
すな。
つま先やめろ。
顎やめろ。
脇やめろ。
ドリルせんのか〜い!めちゃめちゃうまいやん!
(和子)へえ〜まあいろいろあって大変だったんですね。
そうなんすよもう。
(一の介)でバタヤンその後愛菜ちゃんどうなったん?不良連中と遊んだままやがなこれ。
ほんまのお母さんは来るし愛菜は不良になってしまうしわしどないしたらええのかもう…。
バタヤンの気持ちよう分かるわ。
うぅ…一生懸命我が子同然に育てた娘さん…。
ほんまやで。
気持ちを考えたら…うぅ〜…。
池やんおおきに。
うぅ…。
仕事中やろ。
もうええから。
笑うとんのかい!最低やなこのおっさん。
笑ってへん笑ってへん。
笑うてたやないか。
泣いてんねや。
泣いてへんやろ。
ほんま?気ぃ落としたらあかんぞ。
明るくいこう。
そやな。
うん。
肩が震えてる!笑い過ぎや。
(和子)あんな人初めて見ました。
ねえ。
むちゃくちゃやもう。
(和子)商店街仲間でしょうが。
お互い助け合わないかん。
あっ川畑さん元気出して頑張ってちょうだいよ。
ああ〜すみません。
(和子)いつも私味方になります。
ありがとうございます。
すみませんまたいろいろ相談乗ってください。
(和子)はいはいはいはい。
頑張りましょうね!いや〜やっぱりね年の功や。
ええとこあるがな。
(一の介)なあ。
・
(和子)ははははっ!めっちゃ笑うとるやないか!どういう神経してんねやほんま。
なんや?もう。
はぁ〜あもう最悪やでこれ。
(松浦)絶対もう落ち込んだらあかんで。
いやでもやな…。
(松浦)絶対うまいこといくから。
せやろか?
(松浦)うまくいく可能性は…。
うん。
(ギターの演奏「NEWSZERO」オープニングテーマ曲)・「ZERO」分かっとったわいこれ!「・チャ〜チャ〜チャ」で分かったわ。
カリカリすんなよ。
バタヤンうちでお茶でも飲もうや。
ああ〜おおきに。
助かるわ。
いや〜こんなときこそなぜひ読んでほしい本があんねや。
ええ〜なんちゅう名前の本?「諦めるな必ず生えてくる髪の毛」。
わし関係あらへんやん!あんた読んどきぃ。
ちょっと…。
・
(一の介)いいからいいから。
違うやん。
ちょっと。
愛菜ちゃんともう一度ゆっくりと話し合おう。
はい。
(あき恵)愛菜。
愛菜…。
(西川)愛菜ちゃん待ってくれ。
君の複雑な気持ちはよく分かる。
でもな一度お母さんの話を聞いてやってくれへんか?
(愛菜)話?
(あき恵)愛菜あなたのほんとのお父さんが亡くなったって聞いてお母さん必死になってあなたのことを捜し回ったのよ。
でも見つけ出すことができなかったの。
最近になってお父さんのお友達があなたを引き取ってたっていうことが分かってそれでこうして訪ねてきたの。
考えてみたらお母さんがお父さんと離婚するときあなたを引き取るべきだった。
でもねあの当時お母さんには生活力がなくてそれでどうしようもなくあなたを手放すことになったの。
決してあなたを捨てたわけじゃない。
これだけは分かってちょうだい!ねっ?私には今日まで本当の娘のように…いやそれ以上に大切に育ててくれたお父さんがいてるんです。
(あき恵)愛菜あなたもしかして今のお父さんに気を遣ってるの?
(西川)愛菜ちゃんそうなのか?そんなんじゃないわよ!
(あき恵)そうなんでしょ?だったら大丈夫よ。
お母さんがちゃんとお話しして分かっていただく…。
(愛菜)そんなんじゃないってば!もう私のことはほっといてよ!
(あき恵)愛菜!愛菜!
(西川)愛菜ちゃん!あなた…。
大丈夫や。
時間をかけてゆっくりと話し合おう。
また来ればいい。
時間かけてな。
愛菜わしのために…。
(池乃)どうなったことやら…。
(松浦)ほんま力になりたいです。
(池乃)バタヤン顔パンパンやぞ。
なんの話やねん。
低〜いトーンで悪口言われたん初めてやわ。
(池乃)顔色が悪いぞ。
いや間違えへんやろそれ。
全然ちゃうし。
(松浦)どないしたんですか?ああ〜いやなんでもないんや。
はははっ。
気にせんといて。
えらいことや!おお〜愛菜!愛菜!
(愛菜)えっ何?
(けんじ)大変なんや。
この前な先輩がアルバイト紹介してくれる言うとったやろ。
あれ吉本組からの仕事やったんや。
(愛菜)えっ?
(けんじ)断ったら全員ヤキ入れるいうてそこまで来てて…。
来たおい!あれやあれ!あっなんや?
(いちじま)おい!なんやおい。
高っ声。
よくも逃げてくれたな!ちょっとお前…。
お前喉に何が入ってんねん?声高すぎるやろお前。
(いちじま)せっかくええ仕事回したったのに断るってどういうことじゃい!?
(いちじまだいきのモノマネ)吉本組…。
まねせんでええから。
(いちじまだいきのモノマネ)てめぇが帰った方がええんじゃねぇか!高い声出さんでええねんもう。
キンキンキン…
(ギターの音)高い音もいらん!なんもせんでええからもう。
ヤキ入れられるか仕事行きよるか二つに一つじゃい!ちょっと何言うてるか…。
キンキンキンキンうるさい…。
ちょっともう後ろのやつと代われ。
分からへんねんこれ。
(諸見里)しゃっしゃと引き受けんと知らんじょほんま。
上には上がいるもんやな。
(諸見里大介のモノマネ)しゃっしゃ…。
まねせんでええからもう。
(諸見里大介のモノマネ)しゃっしゃ…。
まねせんでええいうねんもう。
ドゥルンドゥルンドゥルン
(ギターの音)
(諸見里大介のモノマネ)しゃっしゃ…。
諦めるなお前!何してんねんもう。
しゃあどうしゅんねん!しゃっしゃとしぇんとしゅるどいドシュでしゃし殺しゅじょ!えっ?えっ?
(けんじ)そんな「鋭いドスで刺し殺すぞ」言われても…。
お前天才かおい!そういう翻訳の仕事就いた方がええんちゃうか?
(諸見里)きしゃまなめやがっておらぁ!吉本組の兄貴もちゅれてきとんねん。
よ…吉本組?待っとれ。
兄貴!兄貴!
(ヒロ)おう!おいあいつら仕事受ける言うたんかい。
(いちじま)それがやらんって言いよるんです。
(ヒロ)なんやと?こらぁ。
極道をなめとったらどえらい目遭わすぞこらぁ。
(吉田ヒロのモノマネ)はあ〜?極道なめとったらどんなどえらい目に遭わすんじゃ〜い。
この人そない特徴あらへんやろ。
まねせんでええねん。
(ヒロ)おいお前ら!
(けんじ)えっ?
(ヒロ)今更断られへんぞ。
(けんじ)ちょっと待ってください。
僕たち普通の仕事やと思ってたんです。
まさか暴力団からの仕事とは知らず…。
もう勘弁してください。
じゃかましいわこらぁ!さんざんぜいたくさしたったやろがい。
おいしいもんたらふく食わしたってかわいいねえちゃんおる店にいっぱい連れてったやろ。
あれだけでも100万超しとるんじゃい。
仕事断るっちゅうんやったら100万出さんかい。
いやそんな無理ですよ。
(ヒロ)100万が無理や言うんかい?
(けんじ)払えませんそんな大金。
(ヒロ)しゃあないのう!おいあのおねえちゃんの体で払うてもらおう。
連れてこい。
(いちじま)へい!じゃかましいわこらぁ。
どけこらぁ!どけ!おい!やめろおい。
(ヒロ)お〜い!
(諸見里)うわっ!
(ヒロ)一銭にもならんわ!金髪の方やろ。
(いちじま)あっあっちですか?
(ヒロ)分かるやろ!?お前!
(いちじま)すみません。
おいこらぁ。
(けんじ)いやいやちょっと…。
(愛菜)あっちょっと!あっ嫌!あっ放して!手ぇ放せこらぁ!
(いちじま)邪魔すんな!おい!愛菜に手ぇ出したらこの俺が許さんぞ。
(いちじま)はあ?
(ヒロ)おのれ誰じゃ?愛菜の父親や。
ちょっとこれは一体どうなってるんですか?
(松浦)ああ…愛菜ちゃんたちがヤクザの仕事を断ったからって100万円払えって脅されてるんです。
(西川)ええっ?なんですって!?
(ヒロ)とりあえず娘連れていくど。
分かりました連れてってください。
(一の介)えっ?えっ?おいバタヤンお前何言うてんねん?いやそんなお金あらへんし…どうぞ連れてってください。
(愛菜)ちょっとお父ちゃん!なんでそんなこと言うの!?ひょっとして私が不良になったから?
(けんじ)いやあの〜お父さん違うんですよ!愛菜はほんとに不良になったわけではないんです。
ほんとのお母さんとこに帰るのが嫌やっただけなんですよ!不良になったらお母さんが諦めると思ってこんな格好してるだけなんです!
(あき恵)あっ…。
(池乃)そうやったんかいな。
そやろなぁ。
(ギターの演奏「命くれない」)・い〜…下手やなおい!それかぶったら必ず歌わなあかんルールはないねん。
すまん。
(愛菜)あっ…お父ちゃんごめんなさい!だから連れていってくれとか言わんといて。
あっ…いや別にわしはお前が不良になったから連れてってくれ言うてるわけちゃうねん。
あのなもうお前と暮らすんが嫌になったんや。
一緒にいるのがもう嫌になったんや。
お父ちゃん私がいなくなってもいいの!?まあそら多少は困るわな。
邪魔くさい買い物や配達一人で行かなあかんしまあ…家の洗濯や掃除や洗い物もわし一人でせなあかんしまあまあな…おらんようになるとまあ…多少は困るけどな。
ふっ。
何よそれ。
そんな理由で今まで私と一緒にいたの?いやそらそうやろお前。
誰がすき好んで人さんの娘なんかそんなもん…育てんねんな。
こき使うために決まっとるがな。
お前そんなんも分からへん…。
あっやっぱりまだまだ子供やなお前は。
お父ちゃん!
(一の介)バタヤンお前ほんまに何を言うてんねん?
(池乃)お前そんな男やったんかい。
見損のうたわ!
(ヒロ)どうでもええわい!そうと決まったんや。
おい事務所来い。
(あき恵)ちょっと待ってちょうだい。
そのお金だったら私たちがお支払いします。
あなたいいわよね!?
(西川)ああもちろんや。
ああ〜出してくれはるんすか。
いやお金ないんで助かりますわ。
すんません。
ははっ。
(ヒロ)わしらはどっからもうてもかまへんねんど。
(西川)さあこれを持って帰りなさい。
(ヒロ)おう確かにのう。
ええ知り合いおってよかったのう。
いくどお前ら!
(諸見里・いちじま)へい!
(あき恵)愛菜大丈夫だった?
(けんじ)愛菜そんな薄情な親と離れられてよかった。
行くど。
(裕)はい。
ははっ…ふっ!愛菜よかったなぁ。
お前のためにポ〜ンと100万も出してくれはる人が…なあ?いてはんねやこれ。
お前これから大金持ちやな。
お父ちゃんのあほ!バシ!もうお父ちゃんの顔なんか二度と見たくない!お父ちゃんと暮らすのも絶対に嫌!そ…そうか。
ふっ。
ほんだら…ほんだら…ほんまのお母さんとこ行ったらええがな。
言われなくても行くわよ!
(あき恵)愛菜!
(西川)愛菜ちゃん!あ…愛菜幸せにな。
これでええんや。
(池乃)「これでええんや」?いやあっ…。
(一の介)おいバタヤンお前ひょっとして愛菜ちゃんを本当のお母さんとこに行かせるためにわざと冷たく言うたんか?あっ…。
(一の介)かぁ…。
(池乃)バタヤン!うわぁ〜〜!なんや?ああぁ〜〜〜!ど…どないしましたんちょっと。
訳は全部聞きました〜!ああぁ〜!失礼します。
それだけ!?
(和子)うぅ〜。
こっそり泣いといてほしいなもう。
(一の介)バタヤンほんとにこれでええんか?はぁ〜。
これでええんや。
なっ。
ほんまのお母さんといるのが愛菜の幸せやしそれにええ人やし絶対幸せ…。
お父ちゃん!愛菜お前何してんねん?
(愛菜)私やっぱり行かへん。
何を言うてんねん…。
ここにいたいの!お父ちゃんのそばにいたいの!あのな…。
ここにおらせてよお父ちゃん!私お父ちゃんと一緒に暮らしたい。
お母さんとこ行けお前は!
(池乃)おい!
(愛菜)うぅ…。
私の親はやっぱりお父ちゃんだけやの。
ううぅ…。
いい子でいます!配達だって買い物だって店の掃除も洗濯も洗い物もちゃんとする!だから…だからずっとここにおらせてください!愛菜お前…。
お父ちゃんお願い。
愛菜…。
お前ほんまに…ほんまにこんなお父ちゃんでええんか?お父ちゃんがいい。
うぅ…。
愛菜ありがとう。
お父ちゃんが間違うてた。
お父ちゃん絶対お前のこともう二度と離さへんから!うぅ…お父ちゃん!愛菜!失礼します。
あの…西川さんすみません!やっぱりわし愛菜と離れることできません。
あの…出していただいたお金はちょっとずつですが必ずお支払いします。
せやからせやからこの愛菜と…愛菜と一緒におらしてください!
(愛菜)私も…私もずっとここにいたいんです!お願いします!
(池乃)わしらからもお願いしますわ。
愛菜ちゃんをずっとここにおらしてあげてください。
お願いします。
(2人)お願いします。
(あき恵)川畑さん今までどおり親子として仲よく暮らしていってください。
えっ?えっ…いいんですか?実は愛菜さん私の娘じゃなかったんです。
(池乃・一の介)はっ?
(松浦)ええっ?は…はい!?
(西川)いや家内の娘はこの花月商店街ではなく駅向こうの花月商店街のたこ焼き屋の娘さんやったんです。
はあ!?
(西川)いや秘書の岡田が間違えました。
申し訳ございません。
先ほどの100万は迷惑料としてお受け取りください。
お騒がせしました。
こらぁ横分け!こっち来いこらぁ。
お前さんざん…。
ちっ。
なんとか言えよおい!ははははっ!笑うなお前は!
(すっちー)
(一同)イエ〜イ!
(すっちー)さあ吉本新喜劇若手座員の一芸披露のコーナーでございます。
今日は誰にしようかな〜?ここ大好き。
(音羽)ありがとうございます!
(音羽)先輩たちのキャッチフレーズをこの清水啓之が即興で答えます。
(すっちー)キャッチフレーズ?
(音羽)はい。
作ってきました。
(啓之)ランダムです。
答えます。
いきましょいきましょ。
ジャン!え〜っと…
(一同)ははははっ。
(啓之)いきましょいきましょ。
(すっちー)「大国町の人」?
(啓之)どんどんいこう。
(音羽)ラストラストラスト!
(一同)ははははっ。
(音羽)お時間です。
西のおもろいおっさん辻本茂雄と東のおもろいおっさん宅間孝行がコンビを組みおもしろいコメディーをします。
名付けて「つじたくvol.1」。
場所は東京「Zeppブルーシアター六本木」。
みんな
(なまって)見に来たらどぉやぁ東京。
2015/06/27(土) 12:54〜13:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「バタヤンの生みの親より育てのおや?」】
たこ焼き屋主人のバタヤン。バタヤンの娘は実は本当の子供ではなかった。そんな時本当の母親が迎えに来る事に…渡したくないと阻止する作戦を考えるがあっけなくバレて・・
詳細情報
番組内容
【バタヤンの生みの親より育てのおや?】
たこ焼き屋主人のバタヤン
バタヤンの娘は実は本当の子供ではなかった
そんな時本当の母親が迎えに来る事に
渡したくないバタヤンは何とか阻止する作戦を考える
しかしあっけなくバレてしまう。川畑親子の運命やいかに!?
出演者
川畑泰史/福本愛菜/島田一の介/島田珠代/松浦真也/森田まりこ/浅香あき恵/西川忠志/Mr.オクレ/清水けんじ/吉田裕/今別府直之/いちじまだいき/諸見里大介/安井まさじ/清水啓之/松村恵美/小寺真理/池乃めだか/桑原和男/吉田ヒロ
ほか
ジャンル :
劇場/公演 – 現代劇・新劇
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:5123(0x1403)