群馬県前橋市のある公立中学で一風変わった音楽の授業が行われていました
なんと手にしているのは…
そうこの中学校3年生の音楽の授業でウクレレを教えているんです
でも本場ハワイならいざ知らずなぜ前橋で?
実は国産ウクレレのトップシェアを誇る会社がここ前橋にあるんです
その名は三ッ葉楽器
ウクレレはギターと比べ弦が4本と少なく簡単に音が出せて歌の伴奏が楽しめる楽器です
この魅力を伝えたいという地元企業の社長の思いからこの授業が始まりました
生徒の反応は?
ウクレレの楽しさを伝えて60年
この日本一の量産メーカーが今回の舞台です
そして番組では今回この方に出演をお願いしました
ヤイコちゃんです!
♪「MySweetDarin’」
そう今回のクリエーターはシンガーソングライターの矢井田瞳さん
ええ〜!いやホントに単純に…
実はヤイコウクレレで曲作りをすることもありこの日を楽しみにしてくれていました
今日それで…
さぁはたしてヤイコはウクレレ工場で何を感じどう表現するのでしょうか
この最後の微調整がやっぱ難しいですね
そして取材から…
ここご覧になってください
そうこの企業にはある秘密があったのです
日本一のウクレレ量産メーカー
その驚きの企業経営と職人魂にせまります
企業でさまざまな夢を抱き働く人々
それぞれの夢を重ね織り合わせて作られる企業の物語に気鋭のクリエーターがせまります
国産ウクレレで7割というトップシェアを誇る群馬県前橋市の三ッ葉楽器
社員28人の小さな町工場
ちょっと風変わりな会社なんです!
それを探りにやってきたのは…
おはようございますはじめまして矢井田瞳です三ッ葉楽器の大澤です」よろしくお願いいたしますはじめまして…今日すごい楽しみにしていましたああそうですか珍しいモノ!
珍しいモノって何でしょうか?
お願いしますおお!実はこんなモノを作ってる会社でございますかわいい!
ウクレレっていろんな色や形のものがあるんですね
そうなんですはいかわいい
(大澤社長)やっぱりウクレレってどっちかというと楽しい楽器なもんですからやっぱり持っても楽しくなくちゃいけないかなっていうことで…やっぱ持ってテンションが上がるって大事ですもんね
(矢井田)三角!アハハハ
(大澤社長)あ三角これすごく理にかなってるんですよたとえばこのまま置ける台がいらないうんうんすてきですたとえばこれ純日本風の…
(矢井田)おお〜!おお〜!すごいすてきまあそういった物だとかですね…私アレ気になりました三ツ葉って書いてあるやつちょっと12弦っぽい…へぇ〜…おお!
(ウクレレの音色)
(ウクレレの音色)
実はここにある多くは自社ブランドの試作品
こちらの2種類はすでに商品化しています
遊び心がありますねぇ
そんな三ッ葉楽器の屋台骨を支えているのは「Famous」というブランドのウクレレ製造
Famousは東京のキワヤ商会という会社が販売元で三ッ葉楽器が60年間にわたって製造している国産ウクレレのトップシェアブランドです
これは3万円ちょっとのとてもこんなかわいい楽器でもいい音がします
(ウクレレの音色)
(矢井田)あホントだ!それを今私どもは信念を持ってがんばってやってますふ〜んすてきです
それが60年変わらないテーマです
では一体どうやってそれを可能にしているのでしょうか
早速工場へ
おおすごいスピード!速いですね速いです
(大澤社長)これからたくさんこういうのが出てきますので
これはウクレレに使う木材を切り出す作業です
(矢井田)ああ気持ちいい
この木材に安くていい音のするウクレレを作るための秘密があるそうです
これは木目をクロスさせて貼り合わせた合板
1.6ミリという薄さですが曲げても簡単には折れない強度がありそれでいて無垢板よりも安いすぐれものなんです
へぇ〜すごい!
(矢井田)すごい技術
いい音を出すウクレレを安く作るために素材から作り出していたというわけです
さらに加工の現場にも秘密がありました
(矢井田)おじゃましますもうなんか…クネっとなってますねそうですやわらかくなりますのであそこに合わせて…
(矢井田)あー気持ちいい!
(笑い声)気持ちいいへぇ〜
(大野さん)こういう感じで…
これは「焼き曲げ」と言ってボディーの側面部分の板に熱を加えて曲げる工程
こちらの大野さん焼き曲げの担当でこの道30年の大ベテランです
へぇ〜
曲げられた板は内側をのり付けし補強材を入れてひょうたん型に成形します
(大野さん)これで両面
それをどうするのかというと…
続く工程は底に板を貼るため平らになるように削る作業です
次の工程に迷惑をかけないよう自分の持ち場をまっとうするのが三ッ葉楽器の職人魂
ウクレレ作りにはさまざまな工程があります
オーダーメードの工房だとこれらをすべて1人の職人が行うので時間もかかり値段も高くなります
しかし三ッ葉楽器では工程ごとに職人を置くことでウクレレを量産
単価を下げることができているのです
さらに分業制だと1部門を覚えられれば職人になれるので新たな人材を受け入れやすいというメリットもあります
パーツの組み付けを担当している藤巻さん
ウクレレ好きが高じて3年前看護師を辞めて転職してきました
ウクレレを弾いて作って
そんな職人さんがほかにもいます
先ほどボディーの削り出しをしていた木村さん
実はウクレレ教室の先生をしている方で社長から誘われて3年前からここでも働いています
陽気な感じになりますね
(矢井田)イェ〜イ!
(木村さん)お〜緊張した
一方古くからいる職人さんの中にはこんな方も…
弾かないんですか?エヘヘ…
細かい手作業が好きでボディーの接着を担当してもう20年になるという工藤さん
この形にするまでが工藤さんの持ち場
続く工程では余分なところを削り落としやすりがけを行います
担当しているこの方実は…
あ〜そうなんですか!?え〜!?そうですね!
奥さんが接着して旦那さんが磨き上げる
そんな連携プレー
金具を付け弦を張る仕上げの工程にはヤイコも参加させてもらいましたが…
お嫁入りですね
母と娘でウクレレをお嫁に出します
こちらは社長の息子さん
自社製品の開発を任されています
現在根岸さん発案によるダブルネックウクレレの量産化を検討中
三ッ葉楽器ではまさに家族一体となって…
しかしここに至る道のりは平坦なものではありませんでした
当初は小学校の教材に使われる木琴を作っていました
しかし夏休みになると木琴が売れなくなるので季節モノとして…
すると国内でハワイアンブームが到来しウクレレが大ヒット
会社はウクレレを専門に作り始めました
しかし音楽の風景は一変
高度成長期グループサウンズやフォークソングが台頭し街はギターを手する若者たちであふれました
作ってもまったく売れない
ウクレレ冬の時代がやってきたのです
当時の話を社長と会長にうかがいました
売れないモノを作り続けるわけにはいきません
三ッ葉楽器もウクレレ製造からの撤退を考えていました
そんなとき会長はあるモノを目にし踏みとどまったといいます
これ当時のですか?77年はい
そこには知的障害を持つ子どもたちにとっていかにウクレレが有意義か書かれていました
それは会長の胸を打つことばでした
たとえ売れなくても作り続けようと決意
しかし気持ちだけでは会社は成り立ちません
そこで三ッ葉楽器ではあるモノを製造し利益を得ることにしました
どうぞ
それが何かというと…
(矢井田)すごい長細いはぁ〜!15cmから…これはもう40cmくらいまで…
(矢井田)でも引っ越しした時とかにこれくらいの欲しいな〜って思う時すごいあります
ウクレレの救世主となった「すきま家具」
三ッ葉楽器が日本で初めて発売し大当たりしました
今も工場ではウクレレの隣で家具を製造しています
1970年頃から20年間会社はウクレレ冬の時代を家具作りで乗り越えてきたのです
そして90年代に入り高木ブーさんらが牽引する形でウクレレ人気が再燃
ウクレレが売上のメインになっています
そして今年会社は新たな事業に乗り出していました
1つはスピーカーから音を出すためのウクレレ用のマイクシステムを開発
ウクレレ本来の音質を生かしたこれまでにない製品です
(矢井田)すご〜い!
さらにもう1つ
おっ!ここご覧になってくださいハワイ?…おぉすご〜い!
(社長)はい
なんと三ッ葉楽器はハワイに工場を設立
低単価で高品質なウクレレを本場で広めたいと考えているのです
ウクレレの魅力をより多くの人へ伝えるための努力なら何でもする
三ッ葉楽器はそんな企業でした
さてヤイコには最後に「この取材で感じたことを歌で表現して!」とお願いしていました
即興で作詞作曲
一体どんな歌になるんでしょうか?
三ッ葉楽器を訪れた矢井田瞳さんから最後に従業員の皆さんへ歌のプレゼント
わ〜お!
(拍手)ありがとうございます!
(拍手)お願いしま〜すいやこんな大層なことになってしまってドキドキしていますけれども…何かドキドキしますね!はいお願いします
(拍手)いきますありがとうございます!
(拍手)
(一同)アンコール!アンコール?ワントゥースリー…♪癒されたい時♪ちょっと疲れてる時♪触れたくなるのあなたの音に♪ぬくもりをありがとう♪優しさをありがとう♪聴かせて♪もっとそばで♪鳴り響け遠くまでもう1回♪鳴り響け♪遠くまでイェ〜イ!センキュー!
(拍手)これからも一本一本愛を込めてステキなウクレレをたくさん作っていってください今日はありがとうございました
(拍手)2015/06/27(土) 12:30〜13:00
テレビ大阪1
日経スペシャル 夢織人 〜小さなトップ企業〜[字]
大阪の歌姫・矢井田瞳が日本一のウクレレ
工場を取材▽ヤイコが工場で即興ライブ▽
生き残りを賭けたウクレレメーカーの秘策
ナレーション キムラ緑子
詳細情報
番組内容
群馬県前橋市のウクレレメーカー三ッ葉楽器にシンガーソングライター矢井田瞳が突撃取材▽ウクレレの灯を消さないための秘策があった▽工場で新曲即興ライブ
出演者
ナレーション キムラ緑子
シンガーソングライター 矢井田瞳
音楽
「Cheer Up!」(作詞・作曲)田中雄也
制作
【製作】テレビ大阪 BSジャパン 日経映像
ホームページ
www.tv−osaka.co.jp
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 経済・市況
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サンプリングレート : 48kHz
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