合唱サークルOBなんだけれど、現役のころの自分の状況とあまりに似ているので他人事とは思えなかった。自分は大学1年で入った合唱サークルを3年までやりきって引退したけれどもずっと同じようなことに悩んでいて、特に3年生として後輩を指導する立場にあった時期は非常に苦しかった。
結局あの頃どうしたらいいのかはわからなかったから具体的なアドバイスはできないと思う。ただ、合唱を諦めてほしくなくて、なにかの助けにでもなればと思って書きます。
小さいころピアノを習っていたので耳は良いと思っていたが良い発声がなにかわからない、同じだった。自分もほぼ同じ状態で2年生以降の1年半を過ごしていた。
そもそもうまくなるためにはどうすればいいかがわからなかったし、うまい人がうまいことはなんとなく理解できるが、なにをすればうまい状態になるのかが理解できなかった。ピッチを知らなかった。音に高い低いがあることがわからなかった。ピアノがひとつの音を鳴らすように、楽譜に書いてあるとおり、ドはドだしレはレだと思っていた。高めのド、低めのドという概念があることを知ったのが2年生の後半とかだったと思う。後輩に指導することがなくてそれっぽいことだけ言ってやりすごした。後輩指導が嫌いだった。合唱経験者の後輩には底の浅さを見透かされているようで怖かった。
しかも悪いことに、自分の同期には合唱経験者が多く、「たのしくうたう」をモットーにしたサークルにおいて特異点と言っても良いほど技術面に強くこだわった代だった。たのしく歌うことの前提にはうまく歌うことがある、下手くそな歌を歌って楽しいわけがないだろう、という風潮が代の中に漂っていた。そもそもうまく歌うことがどういうことかわからないのにこれだから本当に居心地が悪かった。自分だけが下手くそだった。この代に自分はいらないと思ったし、上でも下でもいいから学年がずれていればよかったのにと何度も思った。初心者ばかりでも仲良く笑顔で歌う後輩たちが羨ましかった。
で、そんな状態で歌っていると、そもそも自分の音程が合っているのかもわからなくなってくる。声の出し方がわからなくなった。下手と言われないための歌い方だけを心がけていた。たのしくなかった。合唱をするのがつらかった。
元記事を読んで増田と当時の自分を重ねてしまっているけれど、増田は自分よりうまく歌えている子だろうとなんとなく思ったので、参考になるかはわからない。ただ今になってもしあのころの自分に言うとすれば、できないことを無理にやろうとしなくてもいいんだよ、ということなのかなと思っている。指導がつらいなら他のできる人に投げる、それでいいんじゃないかな。うまい歌い方がわからないけれどみんなと同じようにうまくなりたいと思うなら、正直に言ってみるのもいいと思う。うまくなることに興味が無いならそれでもいい。自分がそういうスタンスだということを知ってもらうことでなにか変わるかもしれないと思ってる。
ちなみに自分はなんとかしてサークルに貢献しなければという意識があって副団長の役目についたけど、さらに身動きがとれなくなった。今思えば指導ができないんだから上に立つべきではなかったのだが。
思い返せばつらかったけれどもなんとか辞めることもなく円満に引退して、いまはもうほとんど合唱はやらずにサークルのOB会で集まってたまに歌うのだけが合唱との接点。数ヶ月ごとに集まってその日の課題曲を集まったメンバーで歌うだけのOB会があるのだけれど、実はそれが自分の合唱経験の中でいちばん楽しいと思っている。当日来て楽譜をもらって歌うだけ。OBになって、自分はやっと歌うことが、合唱が楽しいと思えるようになった。まぁ野球部だったのが試合だけの草野球チームに変わったみたいな、おいしいとこ取りしているかんじだ。サークルの人と歌うことにこだわりがないのであればそういう団体を探すのもありかもしれない。ただ、もし途中で辞めていたらこうして気軽にOB会に参加することなんてできなかったなと思うし、長期的に見れば辞めないことで合唱に対して苦しまずに済んだ部分もあるなと引退して知ったこともある。つらかったけど、ただしいかたちで引退できたという事実は、合唱サークルで過ごした3年を綺麗な思い出に変えてくれたし、少しだけ肯定的にとらえられるようになった。
でも無理にでも続けろってわけでもなくて、合唱が嫌いになってしまうくらいなら辞めればいいと思う。サークルに行きたくなくてしょうがないなぁってなったらちょっと休んでみるのもありだし、参加回数を減らすとか、ほどほどにコミットしていくっていうスタンスもありだと思います。
言いたいのは、合唱が好きだと言えるあなたが、合唱を続けてはいけないなんて思いつめる必要はないってことです。ストイックな同期も相談事には案外優しかったし、いまOB会に出られるだけで辞めなくてよかったと思っている。もししばらく合唱しかやってないんだったら適当にヒトカラでも行って好きに歌ってみたらちょっとすっきりするかもしれない。指導はできる人に任せつつサークルには他に自分のやれることで貢献すればいい。雑務とかでもいいと思うし。
自分と同じ苦しみを抱えてほしくないし合唱を嫌なものにしてほしくない。自分もつらかったけれど、やっぱりたまに歌うと、合唱楽しいなって思うので。
サークルにいるんだから相談できる人はどこかにいるはず。こうして引退した人たちなんかは比較的余裕もあるし今の団に関わりすぎていないほうが寄り添ってもくれると思うので、仲良くしてた先輩とかいるならやんわり相談してみたらいいと思います。同期とかも意外と腹割って話してみると理解してくれる人もいる(でもこっちは人を選ぶので見極めが大事だ)。
長々と書いたわりに良いこといえなくてごめん。合唱を嫌いにならないで、好きだという気持ちを潰してほしくない、辞めるべきだなんて思いつめないでほしい。歌うのが好きなだけだと素直に言えるあなたが歌い続けたいと思う限り、合唱を辞めなければいけない理由なんてないんだ。
最後に、もし万が一うちの後輩だったらめっちゃ状況わかるし話聞くから声かけてください。ここまで散々言ってきたとおり、後輩指導は苦手だけど。
俺が合唱を始めてから、もう3年目だ。 合唱を始めたのは大学生になってからだ。大学に入学した時、新しいことに挑戦してみようと思った。小さいころピアノを少しだけ習っていたの...
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アドバイスと見せかけた自分語りうざすぎ 嫌われるタイプ
単純に歌うのが好きだっていう気持ちになんか感動した。 うまいこと折り合いつけて続けられるといいね。 http://anond.hatelabo.jp/20150627005351
会社を辞めたいに見えたのにがっかりさせられた。 それはともかく、楽しく合唱することが目的ならサークル外に求めるなり、別サークル立ち上げるなりすればいいじゃん。 そこまです...