(テーマ音楽)中村文子さん。
99年の生涯を平和活動にささげました。
沖縄戦の記録フィルムをアメリカから買い集める活動を通じて戦争反対を訴え続けました。
活動の原動力は戦前軍国教師だった事への自責の念でした。
沖縄県北部の本部町。
大正2年中村さんはここで生まれました。
幼い頃から教師に憧れ昭和3年師範学校に入学します。
19歳で母校の小学校へ赴任。
自分が教わってきたとおり「お国のために身をささげる」と子どもたちを教育しました。
昭和16年結婚を機に神奈川県の学校へ移ります。
空襲に耐える生活の中近所の人の何気ない言葉に胸をえぐられました。
沖縄へ帰る事ができたのは終戦の翌年です。
かつての教え子たちの行方を捜します。
中村さんの教えを守り戦場で若い命を落とした子どもたちがいました。
教師を退職した中村さんは70歳の時に新たな使命を見つけます。
きっかけは1フィート運動の会が集めた映像でした。
県民にカンパを募り米軍が撮影した沖縄戦のフィルムを買い集めて上映しようという運動です。
しかし中村さんが見た第1回上映会で流されたのは音も説明もない未編集の映像でした。
それでも画面に見入る2,600人の人々に中村さんは圧倒されました。
2年後集めたフィルムを基に映画が製作されます。
中村さんは事務局長を引き受け赤字だった会の運営を立て直し映画の普及に奔走しました。
1フィート運動の会が見つけた貴重な映像です。
後にこの少女から聞いた当時の様子を中村さんは歌に詠みました。
中村さんは英語版も製作し海外での上映も積極的に働きかけました。
ニューヨークサンフランシスコそして真珠湾攻撃の地ハワイも訪れます。
その後も新たにフィルムを買い集めながら生き残った人々の証言も撮り映画を作ります。
「過去は未来への道しるべ」と晩年まで伝え続けました。
中村文子さん。
「命こそ宝」と子どもたちに語り続けた生涯でした。
2015/06/20(土) 05:40〜05:50
NHK総合1・神戸
NHK映像ファイル あの人に会いたい▽中村文子(1フィート運動の会元事務局長)[字]
沖縄の平和運動の“母”・中村文子。70歳の時に「1フィートの会」事務局長になり、フィルム収集のほか沖縄戦体験者の証言を集め、平和を説き続けた。
詳細情報
番組内容
沖縄の平和運動の“母”・中村文子。99歳で亡くなるまで『命(ぬち)どぅ宝』と語り続けた。大正2年沖縄県生まれ。女子師範学校へ進学し、19歳で母校の小学校へ赴任。教え子の多くは、後に鉄血勤皇隊やひめゆり学徒として命を落とした。戦後も教師を続けながら平和教育に力を入れ、70歳の時に「1フィートの会」事務局長になり、フィルム収集のほか沖縄戦体験者の証言を集めた。平和を説き続け思いが語られる。
出演者
【出演】1フィートの会・元事務局長…中村文子,【語り】鈴木奈穂子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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