(最終回)妄想彼女 #04【真実の恋!】 2015.06.20


(圭祐)
俺は高島圭祐。
29歳。
物心付いたころから気付いてた
俺はみんなの人数に入ってない
いじめられることもいじられることもなかった
同じ場所にいてもみんな遠い惑星の住人に見えた
俺は恋愛という誰もが降りる駅で降りられずいつも1人で電車の窓からその駅を眺めてた
彼女なんかいなくても幸せだと思われたかった
むしろ人生を謳歌するあいつらにうらやましいと思われたかった
でもある日妄想が現実になった
(はる)ケー君。
彼女は俺の理想を全てかなえた妄想彼女はる
でもはるはいつしか現実の女みたいになって俺を翻弄し始めた
そしてあの日はるが俺に内緒でパーティーを開いた
遠い惑星の住人たちお得意のサプライズってやつだ
乾杯〜!
俺はまたあの感覚に陥った
みんな俺を人数に入れずに勝手に盛り上がってる
バカみたいに
(圭祐)うるせえよ!
俺は悟った
やっぱりここは俺が住む星じゃない
お前なんか出会わなきゃよかった。
圭祐!
そして…
俺は元の妄想野郎に戻った

(由紀)圭祐。
・お前ご飯粒付いてんじゃ〜ん。
ここ。
あっここ。
おい由紀が来たぞ。
ちゃんと挨拶しろよ。
おっ。
圭祐何してんの?何ってご飯食べてんだよ。
げっ。
おいしかったでしょ?圭祐あんた正気?いいだろ。
どうせ妄想だったんだからはるは。
「はる」って誰?はっ?お前何言ってんだよ。
はるは俺の彼女。
いやもう元カノか。
圭祐寝ぼけてんの?あんた29年間彼女なんていたことないじゃん。
はっ?はるだよ。
お前もここで会ったろ。
俺に彼女ができて嫉妬してただろうが。
はあ?何で私が圭祐なんかに嫉妬しなきゃいけないわけ?まっ無理もないよな。
はるはかわいくて優しくてちょっと小悪魔でお前なんかとはまったく違う究極の彼女だったんだから。
ねえ考えてみて。
そんないい女が圭祐と付き合うと思う?付き合ってたんだよ!じゃあそのはるって子がいたっていう証拠は?今どこにいんの?連れてきてみなよ。
安西さんも心配してたよ。
何で覚えてないの?はるだよ。
俺がこの店で理想の女の条件を書き込んで…。
(安西)圭祐はるって女はお前が頭の中でつくり上げた妄想彼女だ。
お前はその彼女との日々を毎日妄想日記に書いてただけだ。
はるが妄想?そんなバカな。
じゃあ続編は?『妄想彼女、結婚!?』って…。
あっこれな。
(安西)リアル女子たちとの恋愛体験企画な。
しっかりしろよ圭祐。
パーティーのときは俺も確かに調子に乗って悪かったけどさお前がまだ本出す気があるんだったら俺は協力するぞ。
いやいや違う違う。
はるはいたよ。
だって安西さんはるとホテル街歩いてたじゃん。
シッ。
ほら!
(安西)お前余計なこと言うな。
おうこっち。
こっちこっち。
紹介するよ。
婚約者の西寺さやかさん。
(さやか)「さん」いらないでしょ。
(安西)すいません。
はっ?婚約?おう。
(さやか)西寺さやかです。
圭祐君だよね?『妄想彼女』すっごい面白かった。
あっどうも…。
(安西)まっ座んなよ。
(さやか)ありがとう。
圭祐君ってずっと彼女いないんだよね?えっ?晃平がいっつも「彼女探してやんなきゃ」って言ってるから。
あれ?聞いちゃいけなかった?いえ。
ええ。
いませんよ彼女なんて。
29年間ずっと。
《ホントは待ってたんだぞ》・ケー君。
・ケー君。
はる。
行こうはる。
フフ…。
フフ。
お〜めっちゃ天気いいぞ!はる。
はる。
はる。
はる。
何?はる。
はる。
はる〜。
《それが妄想かどうかなんてどうだっていい》はる。
《はるはそこにいた》あ〜ん。
《あのときも》・
(歌声)《あのときも》《はるはずっと俺のそばにいた》《思い残すことなんてもう何もない》《もう何も…》私のこと好き?えっ?ああ。
《どうして?》《みんな圭祐のために頑張ってくれたんだよ?》《ちゃんとこっち見て言って》《言いたいことあるならはっきり言って》《ただの妄想なんだからさ消えろよ今すぐ》《消えちゃえよお前なんか!》《圭祐!》やっぱりいた。
はるはいた!安西さん!由紀。
お前ら何か知ってんだろ。
はるはどこだ?
(安西)おい圭祐。
おい。
放せ!はるはいたんだ!絶対にいたんだ!
(安西)圭祐落ち着け!痛っ…。
由紀!返せよ由紀!圭祐もう忘れなよ!楽しかったんでしょ?いい思い出だけあればいいじゃん!そんなんじゃないんだ!俺は今はるに会いたいんだ!
(由紀)会ってどうすんの?また傷つくだけだよ!それでもいい!このままじゃいけない気がするんだ!もう一度はるに会わなきゃ。
俺とはるはまだ終わってない。
始まってもない。
空の下。
真っ青な空の下!走れ圭祐!ありがとう。
あいつのことだからすぐに忘れると思ったんだけどな〜。
1人で大丈夫かな?大丈夫ですよ。
今のあいつなら。
はる。
元気にしてた?圭祐。
ちゃんとこっち見て。
私はここにいるんだよ?うるせえよ。
うるさいから?何?てかさお前ムカつくんだよ。
何で?だって訳分かんねえだろ。
俺が悩んでんのにいちゃいちゃしてきたりとか。
それから?ずっと一緒にいたいって言ってたのにどっか出掛けたり俺に内緒で勝手にパーティー開いたり。
それだけ?急にやりたい放題になってずっとすっぴんで髪もぼさぼさで急に泣きだしたりとか。
ごめん。
でも全部俺が望んだことだったんだよな。
全部許せばよかったんだよな。
圭祐…。
でも許せなかった。
安西さんとのことも。
安西さんは友達だよ。
いつも相談に乗ってくれた。
「圭祐のこともう少し見ててやってくれないか?」って。
分かってる。
全部分かってる。
でも誰かと一緒にいるとすぐ息苦しくなる。
思いどおりにいかないとすぐに投げ出したくなる。
分かんないんだよ。
人とどうやって付き合ったらいいのか。
マジで分かんないんだよ。
だったらそう言ってほしかった!ちゃんと圭祐のホントをぶつけてほしかった!私じゃ何もできなかったかもしれないけど圭祐と一緒に乗り越えたかった。
つらいときそばにいてほしかった。
何も言わなくていいからそばにいてほしかった!私ねいっぱい考えたよ。
恋って何だろうって。
いつか終わるのに何でするんだろうって。
それでやっと分かったの。
恋って神様がくれたチャンスなんだなって。
相手のために自分を変える最高のチャンスなんだなって。
だから圭祐も変わりなよ。
私はきっとそのために圭祐の前に現れたんだから。
はる。
圭祐…。
今ちゃんと私のこと見てるね。
すごくうれしいよ。
俺はると一緒にいてホントに楽しかった。
私も。
ありがとう圭祐。
私たちやっと恋人になれたね。
《これでいいんだ》《これで忘れられる》《俺はもうはるがいなくても生きていける》《ケー君》《暗いぞ〜!》《見てた。
もう》《好きだよ》《好きなんだ!》《こんなんじゃもう駄目だね私たち》《圭祐!》《やっと恋人になれたね》はる。
ありがとう。

(シャッター音)ほら見ろよ〜琢磨。
(琢磨)あっすっごい。
とても1人とは思えないですね。
だろ?ホントに彼女がいるつもりで撮るのがポイントだから。
(琢磨)勉強になります。
琢磨真面目過ぎ。
楽しめばいいんだよ次の出会いまで。
(琢磨)はい。
うん。
あっ。
僕もやってみていいですか?あっいいよ。
でも俺みたいになるなよ?お前もちょっとは大人になったな。
安西さん俺ちょっと考えてることあるんすけど。
「『妄想男、ついに恋をする』」俺がはるとの恋で得た経験を全国の哀れな妄想男たちに伝授しようと思ってさ。
経験。
例えば?女なんて最低だ。
いきなりかよ。
でも恋愛は常に自分しだいかもしれない。
ほう。
自分の問題は相手の問題。
逆もしかり。
つまり全部2人の問題。
確かに。
恋は恐ろしい。
ホントの自分を突き付けられて普通じゃいられなくなる。
ん〜なるほど。
理想と違う現実が次々と見えてくる。
その現実に徹底的に苦しめられる。
そうなんだよな〜。
でもそれを乗り越えて相手と向き合えたとき今まで気付けなかった自分に気付く。
かもね。
フフフ。
ていうか偉そうだなお前。
一度しか恋してないくせに。
でもじゅうぶん過ぎるほど濃い一回でしたから。
もう恋はこりごりか?いやまだまだこれからですよ。
えっ?何?誰かいんのか?あっいや…あ〜。
まだ何も分かんない。
分かんないですけどとにかく「恋の行方だけは誰にも予測不可能!」お〜。
ハハハ…。
(アナウンサー)今日の最下位はおひつじ座のあなた。
エープリルフールの今日嘘をついてしまうと大好きな人とケンカになってしまうので要注意。
絶対…。
バカらしい。
《この恋の行方は誰にも分からない》《僕らが歩くこの道の向こうに何が待ち受けているんだろう》
(由紀)あ〜!今あの女の人に見とれてたでしょ?あっ…んなことないって。
嘘。
今絶対見てたもん。
いや見てないって。
お前そういう嫉妬する女最低とか言ってたじゃん。
どうせ私は最低な駄目女ですよ。
やっぱ私たちやめとこっか〜。
ちょっと別にそこまで言ってねえし。
《それでも僕は恋をする》《妄想じゃなくこの現実で》2015/06/20(土) 23:50〜00:15
関西テレビ1
[終]妄想彼女 #04[字]【真実の恋!】

理想の彼女“はる”が消えて、元の妄想野郎に戻った圭祐。“はる”の事を話しても誰も存在した事を覚えていない…。彼女は実在したのか?やはり妄想だったのか?

詳細情報
番組内容
 はる(広瀬アリス)が高島圭祐(浅利陽介)のために開いた“妄想彼女”第二弾出版決定サプライズパーティーは失敗に終わった。そして、圭祐が放った「出会わなければよかった」の言葉を受けて、はるはいなくなってしまった。“妄想彼女”のアカウントを削除する圭祐。そんな圭祐を心配した鎌倉由紀(木南晴夏)が家を訪ねると、圭祐は女性と楽しそうに食事をしていた。驚いて前に回り込むと、女性に見えたのはかつらと洋服を
番組内容2
装着した抱き枕だった。はるは妄想だったんだとつぶやいた圭祐に、由紀は驚きの言葉を発して・・・。
 はるは一体どこへ!?圭祐はどうなる!?注目の最終回。その結末は・・・!?
出演者
広瀬アリス 
浅利陽介 
木南晴夏 
丸山智己 


スタッフ
【脚本】
大野敏哉 

【編成企画】
清水麻利子 

【演出・プロデュース】
後藤庸介 

【制作】
フジテレビ 
共同テレビ 

【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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