パン屋さんの激戦区として知られる南堀江
ここに1軒の大人気カフェがあります
その名もパンカフェフィセル
焼きたてのパンが並ぶ店内は女性客で大にぎわい
その人気の秘密は天然酵母を使ったもっちりパン
果物や野菜など旬の食材をふんだんに使っているのも特徴です
結構色んな素材ミックスしてて
食べる人の心をつかむ個性的なパンを作っているのがパン職人の池田美希さん
彼女の夢のカタチは?
大阪・立売堀のオフィス街にたたずむとあるビルの2階
ここに人気のパンカフェフィセルのパン工房があります
午前6時この日販売するパンを焼き始めるのがオーナーでパン職人の池田美希さん
20種類以上のさまざまなパンを3人の女性スタッフとともに焼き上げます
今日の前菜カフェの前菜のパンとかも朝この時間に小っちゃいやつとか焼いてるんですけどこれ「ひじきチーズ」って…ひじきの煮物を炊いたやつを練り込んでチーズと一緒に…あとはこれ…北海道産小麦の生地にチーズとくるみお試し価格みたいな感じで最初「気まぐれパン」みたいにして売るんですよあっいけそうやなと思ったら商品に…ほんまにちゃんと計算して商品にしたりほんまど気まぐれでその日にある食材でやったり…パンで人を幸せにするために生まれてきたんちゃうかなって勝手に思ってるんですけどね使ってくれてるレストランのシェフが気持ちよく使えて
美希さんはとにかくパンが大好き!
周囲から「パンちゃん」と呼ばれるほどパンを愛しているんだとか
(スタッフ)これは何ですか?これルヴァンって液体の天然酵母です独自の味ともっちり感が出てフィセルの味の
パンの命ともいうべき液体天然酵母
美希さんは理想のパンを実現するため自家製にこだわっています
日々新たな味を追求する美希さん
日替わりで登場する「気まぐれパン」では斬新な味のコラボを提案しています
中でも人気なのが
鶏肉・にんじんの入ったひじきの煮物とチーズが練り込まれた彼女ならではのパン
そしてお店の一番人気はクランベリーと白カビチーズのパン
美希さんの自信作でもありフィセルの看板商品になっているんです
ケイコちゃんこれ無理やから見といて・はい・
パンの焼き加減を見ていた美希さんが突然走り出しました
あとを追っていくとエレベーターに乗り込み上の階へ
行き先はビルの5階にある彼女の自宅
それにしても一体何を慌てているのでしょう?
怜音怜音ちゃんおはよう歩ける?歩ける?よし頑張れおはようおはよ…行こ!
小学2年生になる息子の怜音くんを起こし慌ただしく朝食の準備
仕事と子育ての両立に走り回る日々なんだそうです
(池田)ハハハハハハ…おはようおはよう!いけとった?はい
怜音くんを学校へ送り出し再び工房へ
いかにパンが好きなのかが見えてきました
クリームチーズもおいしい
フィセル定番の大人気の「食パン」が焼き上がりました
もちろん彼女ならではの工夫とこだわりが練り込まれています
湯種製法っていって最初に牛乳とお水と粉でもちみたいなんを作るんですよそれをミキシングの時に一緒に入れることによってもちもちのパン予約がとりあえず一番入るんで配合を変えにくいですねここまでみんなに定着してしまうとこれ食べ始めたらやめれないんでやばいですよこのパンは
次々と彼女の思いが膨らみます
そして午前11時半自転車に乗って向かったのは自身がオーナーを務めるパンカフェフィセル
こちらのお店は工房で作った焼きたてのパンを買えるだけでなくおいしい料理も頂けるんです
メニューを考えるのはもちろん美希さん
ランチタイムにはみずから厨房に立ち腕を振るいます
そのコンセプトは…
ランチメニューの定番はこの「バーガーランチ」
もっちりしたオリジナルバンズがビーフ100%のハンバーグを引き立てます
しかも前菜に日替わりパンが付くというパン好きにはたまらないセットです
この日替わりのサンドイッチはその日のオススメ食材を使用
しっかりとした風味のパンはどんなものにも合うんだとか
日替わりパスタはパンとともに楽しめるようソースがたっぷり
しかもパンのおかわりは自由となっているんです
こうした料理を目当てに多くの女性ファンが訪れます
テイクアウトのコーナーも常に大盛況
次々と売れていきます
ランチタイムもピークを超え店内が落ち着いてくると美希さん再び自転車を走らせ今度は自宅へ
家に到着すると玄関にはたくさんの靴が
学校を終えた怜音くんの友達が遊びに来ていたのです
皆が楽しみにしているのはもちろん美希さんのパン
おいしいああいうとこなんです
(池田)最初パン全然食べなくてお菓子ばっかりやった子がどんどんパンのファンになっていってこれがあるからうきうきしながらちょっと様子見に来たりまた下降りたりっていうのがただいま〜
休む間もなく工房へ入り翌日のパンを仕込みます
細い体から想像できないほどパワフルに働く美希さん
その原動力は?
売りはパンでっていうのは絶対決めてたんですよ
いつの間にかパンが大好きになっていたという美希さんは大学卒業後パンの卸メーカーに就職
その後結婚しみずからもパンの製造卸を始めました
そして2007年僅か1坪のスペースに念願のお店をオープン
これが瞬く間に行列のできる人気店となったのです
(池田)ただいま〜!おなかすいた
(池田)すぐ作る急ぐわ・ただいま〜・おかえり〜あっごめん
美希さんとほぼ同じ時間にご主人が帰ってきました
するとなぜかすぐに洗面所へ行き洗濯機の前に
(スタッフ)何を洗うんですか?これですか?
日々忙しい妻に夫の協力は必要不可欠
ご主人も一緒に夕飯の準備に取りかかります
この日の献立はクリームパスタともちろんパン
(スタッフ)ご主人はごはんとか…結婚するまではごはんでしたね結婚してからはでも1回聞かれたことあるんですよこっち側はもちろんみたいな感じでくるかなと思たら迷ってたからう〜んみたいな
(スタッフ)ママのお料理で何が好き?えっと…せ〜の!
(3人)いただきま〜す
この日美希さんが座ったのはこれが初めて
翌日には新たな課題が待ち受けていました
風光明美な高原と名水で知られる兵庫県・神河町
ここに美希さんのパン作りに欠かせない親友がいました
智ちゃ〜んおはようごめんな朝からいえいえとんでもないこれパン入れといて
手土産はもちろんパン
彼女のまんまのパンなんでめちゃくちゃおいしいですしめっちゃパワーがありますね
美希さんは季節の素材を調達するため頻繁にこちらへ足を運んでいるんだそうです
この日のお目当ては旬の赤シソ
(スタッフ)シソってパンに使う食材ですか?あのね青ジソは使うんですよだけど赤ジソは初挑戦です
さらに場所を移動すると…
(池田)なんでこんな色んなとこにシソあんの?
(大仲)種が落ちた
(スタッフ)これ自然発生なんですか?自然発生です全部だからわざわざシソをシソ畑で作るとかそういうことじゃなくて勝手に生えちゃってるんでだから間引かないといけない間引くために来てもらった…
(池田)めっちゃ取れたやん
(大仲)いい感じやな
自宅へ戻った美希さん早速赤シソを調理
(池田)カフェやる前からずっと作ってて豆乳で割って飲んでみたらめっちゃおいしかったからカフェの子みんなに飲ましたら大絶賛でで「シソソイ」めっちゃほんとに売れててこれクエン酸これを入れるとですねあっという間に…ほらきれいでしょシソジュースはできましたね
できたばかりのシソジュースを抱え工房へ駆け込む美希さん
休日にもかかわらずまたパン作りを始めました
この基本の粉は「ハル」っていう名前付けてて女性的な配合のブレンドとして売ってるんですけどそれで1回この液でやってみて毎年この季節はこれが出るみたいなんができたらいいですね
目指すは夏の定番
アクセントに酸味の利いたフルーツを
なんかこの季節クランベリーが食べたくてなんかフルーツが絶対合うと思うんでこれベルギー産のホワイトチョコです溶けるんですけどね生地になじむ感じでこれはクリームチーズですもちろん
時間を忘れてパン作りに没頭
彼女は食材の組み合わせや配合を変え毎日のように新作となるパンを生み出しているんです
焼き上がったパンはクランベリーの鮮やかな色が目にも美しいアクセントになっています
早速試食してみると…
うんよく合ううんこれ予想どおりですねおいしい
忙しい合間を縫って今度はベランダ菜園の手入れ
美希さんは1つ1つの食材にこんな思いを込めていました
やっぱり安全やし気持ちが入るからそういうもん食べた人はやっぱり気持ち幸せなりますよね食器とかもそうなんですけど何もかも
可能なかぎり自家製にこだわる美希さん
今夢中になっているのがチーズ作りです
私が尊敬してるレストランコーインさんのシェフがいてその方が何でも…チーズでも…ほんまにこんなことまでっていうとこまで手作りされてるんですね私はそれに感動していつか自分の作ったチーズでフィセルだけのパンを作りたくて
美希さんが尊敬するシェフの店はここ上本町にありました
フレンチの名店・レストランコーイン
テレビ取材は一切拒否のお店ですがシェフの湯浅好胤さんが美希さんのため特別に許可してくれました
完全予約制で独創的な料理
それに合わせるのが美希さんのパンだったのです
人柄誰にも嫌われることなく人気者だと思いますんでそれがパンに表れてると思います
あくまでも趣味の一貫と言いつつ本格的なチーズを作る湯浅さん
美希さんは彼のモッツァレラのおいしさに衝撃を受けみずから手作りし始めたのです
モッツァレラチーズは低温殺菌乳の温度とアルカリ性か酸性値を示すpH値を調整
そこに乳酸菌とレンネットと呼ばれる酵素を加え発酵させ作ります
美希さんはこのチーズを手作りしパンに生かそうと考えているのです
しかし…
こっからがこの塊の1個1個がつながっていくっていうふうに本には書いてるんですけどね私がやってるかぎりつながらないんですよね
何度挑戦しても失敗
レシピに従い作っているのになぜかうまくいきません
すいませ〜ん忙しいところ
そこでチーズ作りの師匠と仰ぐ湯浅さんの教えを請うことに
少ないレンネットでこいつを固めてあげれば一番いいからこれぐらいで…ここで混ぜてもらって…
(湯浅)これで混ぜてで止めるえぇ〜!止めてあげる…
どうやらレンネットの量と混ぜ方に問題があったようです
そしてモッツァレラ作りの最終段階
仕上げに80度の熱湯の中でチーズをこねます
(池田)もうなんか引っついてるそこで離れていくんですよ
魔法のようにチーズが凝固しあっという間にモッツァレラが
(池田)うわぁ〜伸びたあぁ〜伸びた!
(湯浅)お湯につけとけばずっとこう伸びるからだからモッツァレラとかカマンベールとかああいう感じのんはできるだけやわらかい
湯浅さんの指導で何かをつかんだ美希さん
さっそく自宅でチャレンジ
アドバイスにどおりにやってみることにすると…
(池田)うんいける
確かな手応えところが…
(池田)う〜ん伸びない伸びろあぁ〜やばいあぁ〜!ショック!
イメージどおりのチーズになってくれません
何が悪かったんやろ
めげずに再度挑戦
ちょっとやり方は分からんけどいける気がするあっこけないでちょっとやばいんじゃない?溶けてきたかなできない
なぜかチーズは固まりません
それでも美希さんは連日連夜挑戦し続けあっという間に1週間が過ぎてしまいました
コーインさんのやり方はやったんですけどコーインさんはベストバランスでやるんですよでも私はそこが微量にずれてるからpHを5.3で今日はやってみたいなと
何度も挑戦しているうちにコツをつかみ始めた美希さん
レシピに頼らずみずからの勘を頼りに意識を集中
(池田)アッツ…手袋すんの忘れた
熱中するあまりゴム手袋をし忘れたまま熱湯の中に手を入れてしまいました
(スタッフ)汗出ます?アッツアッツ…
そして…
果たして自家製モッツァレラは完成したのでしょうか?
来る日も来る日も挑み続けたモッツァレラチーズ
美希さんはこの日ついに手応えを…
(池田)あぁ〜いけた〜!いけたよ〜!ちゃんとコシコシいってる見て〜キャ〜
ようやくチーズが固まり完成したようです
何度も何度も作り直した念願のモッツァレラチーズ
美希さんはもちろんこのチーズを使って新たなパンを作ろうと考えていました
そしてこの日チーズの師匠を訪ねた美希さん
モッツァレラを使った新作パンのお披露目です
こんにちは〜!無事できましたありがとうございますこれねホエイパンで作ったんですよ
完成したのは
チーズ作りの副産物であるホエイをパンに練り込んでいたのです
半々よりちょっとホエイ多めおぉ〜ありがとうございます
(湯浅)よかったモッツァレラ焼いて溶けたらまた違うおいしさ…尊敬するシェフに言ってもらえて
手作り素材にこだわりたどり着いた新たな味
パンが大好きな美希さん夢のツヅキは?
今回チーズを初めて作ってみたんですけどサンドイッチの中身をチーズにしても野菜にしても将来的には自分で作れるところは全部自分で作っていきたいなとそれをすることによって自分の可能性もお客さんの幸せの輪も広げたいしお客さんも広げたいし全部広げたいです2015/06/21(日) 11:15〜11:45
ABCテレビ1
LIFE〜夢のカタチ〜[再][字]/佐々木蔵之介 堀江(秘)名店!はりきりママは絶品パン職人
人生はいろんな夢でできている…夢追う人の輝く瞬間を佐々木蔵之介の語りで描きます。
今回は「堀江(秘)名店!ママは絶品パン職人▽自家製にこだわる理由」です。
詳細情報
◇番組内容
大阪・南堀江に今大人気のパンカフェ「フィセル」があります。オーナーはパン職人の池田美希さん。パンが大好きな池田さんは小学2年生の息子さんを育てるママでもあります。「自家製」にこだわる池田さんのパンは健康志向の若い女性に大人気!その人気の秘密に迫ります。
◇ナレーション
佐々木蔵之介
◇おしらせ
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
趣味/教育 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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