(前田)何て奇麗な星空。
・
(ドアの開く音)・
(前田の祖母)ひろみ。
(前田の祖母)ハンカチにアイロンかけといたよ。
もうおばあちゃんったら。
入るときはノックしてって言ってるでしょ。
あっごめんよ悪かったね。
そういえばひろみ今度の日曜日は誕生日だったね。
えっ?うん。
お友達を呼んでお誕生会をしたらどうだい?お誕生会?ああ。
ごちそういっぱい作るよ。
ホントに!?あっ…。
(せきばらい)分かった考えとく。
翌日
(小長谷)よいしょ。
(若林)フン!たー!
(山田)んっ?
(山田)うん?おっ。
お〜いこのノート誰のだい?何だ誰のか分かんないのか。
えっと何何?「夜空にキラキラお星さま」「見ているだけで涙が出ちゃう」
(たまえ・まる子)うん?「私は今夜も夢の中」「ほうき星に乗って空を飛ぶ」?
(まる子)あっやっぱり。
それ前田さんのポエムノートだよ。
ポエム?そう。
詩だよ詩。
(たまえ)「ほうき星に乗って空を飛ぶ」なんて前田さんらしいよね。
でも何で前田は星を見ると涙が出ちゃうんだろう。
確かにちょっと大げさかもね。
・
(前田)あんたたち。
(たまえ・まる子)前田さん…。
(前田)フンッ。
人のノートを勝手に見ないでよ!違うじょ。
床に落ちてて誰のか分かんなかったんだじょ。
そうだよ前田さん。
(前田)フンッ!・
(みぎわ)困った人たちね。
(3人)んっ?
(みぎわ)乙女心が分からないなんて。
(冬田)そうよ。
乙女なら誰だって星を見れば涙が出てくるものなのよ。
出た。
乙女クラブ。
(たまえ)ハハ…。
あ〜あ。
前田さんまだ怒ってるかなぁ。
謝りに行った方がいいかもね。
え〜?おいらノートを拾ってあげただけなのに。
(たまえ)う〜ん…。
(まる子・たまえ)ごめんください。
あんたたち。
何か用?さっきはごめんね前田さん。
あんなこと言っちゃって。
ノートを読んだりして悪かったじょ。
ホントにごめんなさい。
(前田の祖母)あら皆さん。
(3人)あっこんにちは。
こんにちは。
どうぞ上がってちょうだい。
いいの!もう用は済んだんだから。
そう?あっひろみ今度の日曜日に来ていただいたら?えっ?日曜日?おばあちゃん…。
私のお誕生会をやるのよ。
大したものはできないけど。
フフ…。
はい。
ぜひ伺います。
フフフ。
ずうずうしい人たちね。
まっおばあちゃんもああ言ってるしお誕生会には呼んであげるけど。
(3人)フフ。
プレゼントは何がいいかな?ああ前田さんの好きなものって…。
星をプレゼントしたらどうだい?星?流れ星をつかまえるんだじょ。
あんた…。
取りあえず星のことを調べてみない?ああそうだね。
お待たせ〜。
見て。
夏の大三角だって。
(山田・まる子)夏の大三角?
(たまえ)こと座のベガ。
わし座のアルタイル。
はくちょう座のデネブで三角形でしょ。
(山田)ホントだ三角だじょ。
ベガとアルタイルは七夕伝説の織り姫とひこ星でもあるんだって。
へぇ〜。
あっこれ変なの。
コップ座だって。
コップっていうよりお父さんの使うおちょこみたいだね。
(ヒロシ)《ヒック!》かみのけ座なんてのもあるよ。
えっ!これで髪の毛?
(山田)おいらには踊ってるタコに見えるじょ。
タコタコ星人が住んでいる星かもしれないじょ。
山田ったら…。
(3人)フフフフ。
ねえこんなふうに星座の絵を描いてプレゼントにしたらどうかな?いいねそれ。
そうしよう!よしっと。
白鉛筆がこれほど役に立つとはね。
(さきこ)ふ〜ん星座の絵か。
なかなかよく描けてるじゃない。
まあね。
(さきこ)知ってる?誕生日の星座でその人の性格なんかも分かるんだよ。
えっ!性格が?そう。
これこれ。
よし子さんに借りちゃった。
ああ星占いか。
まる子は5月8日だからおうし座ね。
えっと…「何事もマイペースでわが道を行くタイプ」「人はいいけど少し頑固な一面も」おっ!「わが道を行く」なんて何かカッコイイじゃん。
確かにぐうたらにかけてはわが道を行ってるよねぇ。
失礼だねあんた。
あっ前田さんは?今度の日曜日が誕生日なんだって。
ってことはかに座ね?「心優しきロマンチスト。
人の面倒見が良くてお母さんのように頼れる存在」だって。
え〜「心優しきロマンチスト」?《そこ!サボってんじゃないよ!》ああ。
お母さんみたいにガミガミうるさいところは当たってるよ。
「ガミガミうるさい」とは書いていない
ちなみに私は大好きな秀樹と同じおひつじ座よ。
ん〜!やっぱり運命の相手ってことだよね。
あ〜はいはい。
翌日
(チャイム)
(まる子・たまえ)フフ。
わぁ!まるちゃんやっぱり上手だね。
そう?んっ?山田そんな星座あったっけ?
(山田)星の点をつなぐとUFOみたいに見えるだろ?おいらはUFO座って付けることにしたんだ。
山田らしいね。
(長山)あれ星座の絵だね。
(山田)うん。
前田の誕生日にプレゼントするんだ。
へぇ〜。
そういえば画用紙でプラネタリウムが作れるみたいだよ。
(3人)えっ!プラネタリウム?えっ!?こんなんでホントにプラネタリウムが作れるの?うん。
まずはみんなが描いた星のとおりに穴を開けていくんだ。
(3人)は〜い。
アハハハ。
プスップスップスップスッ。
奇麗に開けなきゃね。
(長山)こうして裏側からセロハンを貼れば光を当てたとき奇麗に見えるよ。
よし。
タコタコ星人の星は赤にするじょ。
(長山)最後にこうして丸めて丸くくりぬいた紙皿で底をふさぐ。
ここに懐中電灯をセットすれば手作りプラネタリウムの完成だよ。
へぇ〜案外簡単にできたね。
あれ?帽子にもなるじょ。
アハハハ。
(一同)ハハハハ。
そして日曜日
(一同)・「ハッピーバースデートゥユー」・「ハッピーバースデートゥユー」・「ハッピーバースデーディア前田さん」・「ハッピーバースデートゥユー」
(拍手)
(一同)おめでとう!
(みぎわ)はいこれプレゼントよ。
(冬田)私からも。
ありがとう。
あっカーテン開けなくっちゃ。
待って!えっ?はい前田さんこれ。
えっ何?帽子?カワイイ絵が描いてあるみたいだけど…。
(一同)わぁ〜!前田さん。
んっ?あたしたちからのプレゼントは手作りのプラネタリウムだよ。
あの星の集まりが天の川。
あそこに見える赤と青の星が織り姫とひこ星です。
(みぎわ)まぁすてき!私と花輪君みた〜い。
ホントにロマンチックね。
ひろみ。
まぁ!奇麗ね〜。
あの星にはきっとタコみたいな宇宙人が住んでるんだじょ。
山田…。
(前田)みんな今日はすてきなプレゼントをありがとう。
また遊びに来てくださいね。
(一同)はい。
お世話になりました。
いやぁ前田さんプラネタリウム気に入ってくれてよかったよ。
ホント。
あっ流れ星!あ〜ん願い事すればよかった。
おいらをUFOに乗せてくださいな〜。
もう山田ってば遅いよ。
そうかい?
(3人)アハハハハ。
いつも見上げる星空が今夜はひときわ美しく感じられる3人であった
どのフルーツをキャッチするか当ててね。
よっ!ほっ!フフフ。
正解はリンゴ。
当たったかな?おはようたまちゃん。
おはようまるちゃん。
んっ?何かガムみたいないい匂いがする。
ああきっと歯磨きの匂いだよ。
昨日イチゴ味の歯磨きを買ってもらったんだ。
えっ!お子さま歯磨き?いいなぁ。
あれちっちゃくってカワイイよね。
バナナ味とオレンジ味もあってどれにしようか迷っちゃった。
ぜいたくな悩みだね。
あ〜あ。
うちの歯磨きなんてずうたいでかくてかわいくないしスースーするだけでいいとこなしだよ。
この歯磨きもさくら家の虫歯予防に貢献しているのにひどい言われようである
あたしも欲しいなぁお子さま歯磨き。
(すみれ)駄目よ。
え〜?
(すみれ)あんた歯磨きは食べ物じゃないんだよ。
イチゴ味の方がおいしいって。
そんなに欲しけりゃ自分で買いなさい。
お母さん止めないよ。
ぶぅ…。
ケーチケーチ。
お母さんのドケチ!こうなったらもう歯磨きなんてしてやるもんか。
あたしゃ不良になってやる!《うっ!痛たたた…》
歯磨きしないと不良になる前に虫歯になるのである
イチゴ味が欲しいな。
あっそうだ!ジャムと一緒にこうやって混ぜれば…。
・
(鼻歌)いい匂い!エヘヘ。
おいしい!こりゃ立派なイチゴ歯磨きだよ。
あたしゃ天才だね。
(たまえ)えっ!ジャムと歯磨き混ぜたの?うん。
(ハマジ)すげぇ!どんな味した?甘くてスッとするんだ。
おいしいよ。
(ブー太郎)おいらもやってみるブー。
駄目駄目!絶対に駄目だって。
何で?ジャムってものすごくいっぱいお砂糖が入ってるんだよ。
ジャム入り歯磨きなんてお砂糖で歯を磨くのと同じだよ。
虫歯になるって…。
《にっ》そう言われれば歯に悪そうだね。
混ぜるで思い出したけどよ麦茶と牛乳混ぜると何味になるか知ってるか?それおいら知ってるブー。
何の味になるの?コーヒー牛乳。
(まる子・たまえ)え〜!?砂糖多めにするとおいしいブー。
(ハマジ)だよな。
あとアイスクリームにしょうゆ垂らすとみたらし団子味になるらしいぞ。
ホント?面白そう!アイスにおしょうゆなんて想像つかないよ…。
ねえもっと他にもある?混ぜると違う味になるの。
えっと…。
ただいま。
(友蔵)まる子やおかえり。
ただいま。
お母さんは?買い物に行ったよ。
帰りが少し遅くなるそうじゃ。
ふ〜ん。
プリンにおしょうゆを掛けるとウニ。
キュウリに蜂蜜を垂らすとメロン味!?ホントかなぁ。
たくあんを食べながら牛乳を飲むとコーンポタージュ味。
こりゃ味の七変化だね。
(さきこ)ただいま。
ねえお姉ちゃんお姉ちゃん。
んっ?牛乳と麦茶を混ぜると何味になるか知ってる?知らない。
コーヒー牛乳の味になるんだよ。
嘘だ。
ホントだって。
ハマジとブー太郎が言ってたもん。
バカね。
そんな味になるわけないでしょ。
やってみなきゃ分かんないよ。
もしコーヒー牛乳の味がしたら冷蔵庫に残ってるアイスはあたしが頂くよ。
別にいいわよ。
でもコーヒー牛乳の味がしなかったらアイスは私のものだからね。
じゃあ飲むよ。
せ〜の!うっ!何これ変な味。
何となくコーヒーの味するじゃん。
全然違うよ。
あんたアイスが欲しいから無理にそんなこと言ってるんでしょ。
失礼だね!そのせりふそっくりそのままお姉ちゃんにお返しするよ!
(まる子・さきこ)う〜!
というわけで判定役に呼び出された友蔵である
さっ飲んでみて。
んっ?ああ…。
う〜ん…。
何の味がする?知ってる味でしょ?おじいちゃん変なら変だって言って。
ああ…。
《それほど変な味はせんが何の味かと言われても…》う〜ん…。
・
(佐々木)ごめんください。
(佐々木)あの…私はスイカのお裾分けに来ただけなので…。
いやいや佐々木さんは私より物知りですからぜひ。
遠慮しないでグッとやってよ。
はぁ…。
飲んで味を当てるなんて利き酒のようですね。
そんなしゃれたものではない
ではいただきます。
んっ?ほう…。
(佐々木)お〜これは…。
何?何の味がする?
(佐々木)小さいころの晴彦を思い出しますね。
んっ?晴彦君?はい。
(晴彦)《じいちゃんあ〜ん》《あ〜ん》《うんおいしい》《もう1個。
あ〜ん》《あ〜ん》タマゴボーロの味に似ている気がします。
晴彦は小さいころあれが大好きでしてね。
タマゴボーロ?そんな味もするような…。
いやお茶に浸したカステラの味に似てやしないか?うんそうだねぇ。
それよりこの味…。
前にお土産でもらった北海道の飴に似てない?あぁ!バター飴?そうバター飴。
コーヒー牛乳の味はどこへ行ったのか
はい。
次はこれ。
牛乳にお酢なんて入れて大丈夫なの?おぉ…これはちと鼻につくのう。
何か危険な感じがする…。
じゃあ飲まなくてもいいよ。
その代わりアイスはあたしのものだからね。
飲むわよ!うわっ!うわっ何これまずい!これはさすがに頂けないね。
んっこの味…。
覚えがあるぞ。
おじいちゃん何何?これは古くなった牛乳の味に似ておる。
(まる子・さきこ)えっ…。
もう変なもの飲ませないでよ。
違うって。
ハマジたちが牛乳とお酢を混ぜるとヨーグルトの味になるって…。
これのどこがヨーグルトよ!
(佐々木)いやいや。
(まる子・さきこ)んっ?牛乳の中にそこはかとない酸味があって甘くないヨーグルトのような味がします。
私は嫌いじゃありませんよ。
あたしたちにもアイスくれるの?あんな変なもの飲まされたんだからみんなだって口直ししたいでしょ?さすが6年生。
気が利くねぇ。
ねえお姉ちゃん。
最後に1回だけ試したいんだけどいいかな?こうするとみたらし団子の味になるんだって。
うんおいしい!嘘。
もうあんたにはだまされないわよ。
ホントにみたらし団子の味がするもん。
いやこれは混ぜて大成功だね。
おっこれは!
(佐々木)なかなか乙な味ですね。
確かに美味です。
でしょ?今日ナンバーワンの味だよ。
私もちょっとだけ掛けてみようかな。
あ〜遅くなっちゃった。
んっ?あらお客さん?・アイスとしょうゆがあればみたらし団子はいらないね。
んっ?ただいま。
えっ?佐々木さん。
お邪魔しています。
ハハ…。
みんなここで何を…。
すみません。
お引き留めしたようで。
(佐々木)いえいえこちらこそお邪魔しました。
とても楽しかったです。
それでは。
ずいぶん好き放題やってくれたみたいね。
お母さんこれには訳が…。
問答無用!ちゃんと片付けなさい!あ〜…。
お母さんおいしそうだねそれ。
あら。
アイスとしょうゆがあればみたらし団子はいらないんでしょ?聞こえてたんだ。
まったく。
食べ物で遊ぶなんて罰が当たるよ。
(まる子・さきこ)ごめんなさい。
あ〜あ。
まる子に乗せられた私がバカだったよ。
さあ早く片付けよう。
うん。
(おなかの鳴る音)あれ…何かあたしおなかがゴロゴロするかも。
ほら見なさい。
おやつ食べた上にそんな変なことするからおなかがびっくりしちゃったのよ。
お団子は3人ともあしたまでお預けです。
そんな…。
(3人)ハァ…。
不思議な組み合わせで生まれる味の七変化
しかし本物の味が無性に恋しい3人なのであった
おじいちゃんお婿さんを見つけてくれてありがとう。
まる子幸せになるよ。
あとはすっかり忘れてた宿題をやってくれたらもっと幸せなんだけどあたしゃもう眠くてしょうがないんだ。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2015/06/21(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多][デ]【『星空のプレゼント』の巻/『ふしぎな味の七変化』の巻】
『星空のプレゼント』の巻
『ふしぎな味の七変化』の巻
詳細情報
番組内容
今あたし、はまってることがあるんだ。色んな食べ物を混ぜて、美味しい味を作り出すんだよ。前田さんのお誕生日プレゼントには乙女ちっくで涙が出ちゃう味なんてどうかな?
今回のちびまる子ちゃんは『星空のプレゼント』『ふしぎな味の七変化』の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO
おじいちゃん: 島田敏
お父さん: 屋良有作
お母さん: 一龍斎貞友
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ
【OP曲】
「おどるポンポコリン」
【END曲】
「100万年の幸せ!!」
【脚本】
牟田桂子
松島恵利子
【絵コンテ】
知吹愛弓
【演出】
知吹愛弓
【作画監督】
杉山東夜美
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:27918(0x6D0E)