好調な打線で2連勝。
首位を奪い返したソフトバンク。
日本ハムの栗山監督。
3連敗阻止へ対策は。
パ・リーグ、首位と2位の直接対決第3戦。
1回、日本ハムは先頭の西川がフォアボールで出塁。
去年の盗塁王はすぐに2塁へ。
持ち前の機動力を発揮する。
西川を3塁に送って、3番の田中。
狙いどおりの形で先制点を挙げた。
それでもバンデンハークは、バッターに集中すると、機動力に動揺しない。
150キロを超える速球で次々と三振を奪う。
7回まで2失点。
13個の三振を奪った。
マウンドを降りたバンデンハーク。
好調な打線に逆転の望みを託す。
7回裏、沈黙していた打線が目を覚ます。
チャンスに明石。
1点差に迫る。
さらに1アウト満塁と攻め立てる。
4番の内川。
バンデンハークのためにと、打席に入った。
走者一掃の逆転タイムリー2ベース。
バンデンハークの力投に、4番の仕事で応えた。
ソフトバンクは逆転勝ちで、日本ハムに3連勝。
その差を2.5ゲームに広げた。
こんばんは。
サンデースポーツです。
マンスリーキャスターの乙武さんと、この試合の中継解説を担当された、梨田昌孝さんとお伝えします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
梨田さん、日本ハムも機動力を使って先制したんですが、バンデンハーク投手、崩れなかったですね。
そうですね。
あの初回にいい先制をしたんですけどね、4番、5番が機能しなかったですね。
バンデンハーク投手のすばらしいストレート、翻弄されましたね。
そのピッチングですが。
まずコントロールがいいのとね、ストレートが本当、150キロぐらいなんですけど、サファテが150、60キロ投げるんですけれども、それ以上に速く感じるっていうんですか。
そしてインコースも突っ込んでいける、そういうコントロールとしなやかさというんですかね、そういうものを感じましたね。
2軍でずっと好投を続けてましたけれども、ようやく上に上がってきましたね。
そうですね、外国人枠の問題があって、なかなかチャンスなかったんですけど、これでもう、ものにしましたね。
ソフトバンクというと、どうしてもバッティングのほうが今シーズン目立っている印象があったんですが、…もいいんですね。
目先の1勝にこだわらず、長期的に見て投手を育てていくという、投手出身の工藤監督ならではの考えですね。
先発引っ張ることによって、中継ぎのピッチャーを夏場にばてないように調整してるんですよね。
中長期的な視野があったんですね。
そうですね。
一方で、心配なのが日本ハムのバッターとしての大谷投手なんですけれども、この3試合で12打数1安打7三振。
全くよくなかったですね。
フリーバッティングとかでは、非常にいい形で打ってはいるんですけども、ピッチャーではいいんですけどね、バッターとしてはあまりいいところがなかったですね。
ちょっと映像を見ていただきたいんですけどね。
この釣り球という球ですけど。
形的にはね、非常に下半身がなんか不安定というか、ちょっと力強さがないんですよね。
打ちにいったときに少し腰が伸びてるっていうことと、高い球に対して、ひじが、肩が上がってしまうというね、ちょっと悪いところが出てるという感じがしますね。
一方で、ピッチャーとしてはどうなんでしょうか?
ピッチャーとしてはすばらしいですね。
8勝1敗。
防御率も1.66というね、まさにエースなんですよね。
本来なら、中6日できょう投げるはずだったんですけども、投げない理由といいますかね、そのあたりちょっと、栗山監督に聞いてきました。
確かに大谷投手、今シーズンは3回足がつったり、ひねったりと、途中で降板するアクシデントがありましたよね。
中6日でいくことが、やっぱり日本ハム上位にいくということだと思いますけどね。
まず大谷投手、バッティングのほうのスランプを克服するためにも、まずピッチングのほうで、しっかりリズムをつかんでということでしょうね。
そういうことですね。
さあ次です。
4位の楽天はきのう、2か月ぶりに勝ち越しを作りました。
5連勝中と相性のいいロッテとの対戦です。
楽天は、主力にけがが相次ぐ中、若手が活躍しました。
2回は22歳の三好。
泥臭くてもいいと、食らいつきました。
4年目のプロ初打点で、リードを広げます。
先発は、25歳の菊池。
腕をしっかり振り、強気にストレートを投げ込みました。
去年、2勝0敗と相性のいい相手に、7回無失点と好投します。
9回、再び三好。
ランナー2塁の場面でした。
チャンスをつかみたかったと2本目のタイムリー。
楽天は、きょうもロッテに勝ち、勝ち越しは今シーズン最多の2です。
オリックスの金子。
きのう、チームが大量失点で敗れ、エースとして抑えると意気込みました。
2回は西武の4番中村との対戦。
フルカウントからフォークボールが真ん中に入り、リーグトップに並ぶ20号ホームランで先制されます。
6回、ランナー1塁で中村を迎えます。
今度は際どい所を狙い過ぎたと、この試合初めてのフォアボール。
続くメヒアには、追い込んだあと、コントロールが定まりません。
フルカウントになります。
そして7球目。
フォアボールを避けようと甘くなり、2試合連続のホームランを打たれました。
オリックスは頼みのエースがフルカウントからの失投で2連敗です。
パ・リーグの順位です。
首位はソフトバンク。
3位の西武が2位の日本ハムに0.5ゲーム差に迫っています。
さあセ・リーグは、DeNA対広島が雨で中止となり、2試合です。
首位の巨人と4位の中日の試合は終盤に大きく動きました。
巨人は7回、1点を返して、相川。
1塁3塁のチャンスでした。
いい方向に飛んだと、途中出場のベテランがしぶとく落としました。
同点に追いつきます。
さらに続くチャンスでした。
山井がワイルドピッチ。
巨人はこの回、3点を奪って逆転します。
ところが8回、リリーフのマシソンが誤算でした。
先頭の和田。
高めのストレートを完璧に打たれました。
ホームランで同点とされます。
エルナンデスへの初球も高めに浮きました。
連続ホームランを打たれた経験はないと、悔やんだマシソン。
巨人は4カード連続の負け越しです。
巨人の原監督はマシソンについて、百戦錬磨の投手で分かっていると思うが、ホームランは防がないといけないと話していました。
阪神の先発、藤浪。
2回、畠山への3球目でした。
自己最速に並ぶ158キロをマーク。
最後は154キロで三振。
上々の立ち上がりを見せます。
藤浪は6回を投げて2失点と試合を作りました。
打線は、1点を追う6回裏、福留。
よく飛んでくれたと、38歳が同点の9号ソロホームラン。
さらに満塁と攻め、大だの狩野。
ここは15年目の32歳が、勝ち越しの2点タイムリー。
阪神は3連勝で、勝率を5割に戻しました。
セ・リーグは2位の阪神が首位の巨人に0.5ゲーム差に迫っています。
ヤクルトは5連敗で、単独最下位になりました。
いやぁ、梨田さん、セ・リーグ大混戦ですけれども。
抜け出すポイントはどこでしょうか?
やっぱ、後ろのピッチャーですよね。
ジャイアンツは8回、9回にひっくり返されるケースが多いんですけれども、阪神タイガースは意外に後ろ、安定してるんですよね。
8回にも福原というピッチャーが投げるわけですが、年齢はね、年は食ってますけど、やっぱり、ポイントでしっかりと抑えられるだけの力を持ってるんですよね。
8回にこの福原がいくことによって、あまり負担がかからずに、オ・スンファンへというね、この勝ちパターンができてるだけに、タイガースは今のところね、ほとんど並んでますけども、ちょっといい状態じゃないかなという気がしますよね。
後ろが安定していることが大事なんですね。
後ろから逆算できるというのは、監督、やっぱり強みなんですよね。
ジャイアンツはできてないですね。
そうですか。
となると、阪神が抜け出すかも?
しれませんね。
梨田さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
体操は世界選手権の代表選考を兼ねた、全日本種目別選手権です。
おととしのゆかの世界王者、白井健三選手が、さらに進化を遂げていました。
大学1年になった白井。
練習を積んできたから、失敗はしないと、絶対の自信がありました。
新たに取り入れた大技。
2回宙返り3回ひねりのリ・ジョンソン。
着地までしっかり決めます。
このあとも抜群の集中力を見せました。
最後は得意の4回ひねり。
進化を見せた白井。
世界一の敵を上回る得点で、3連覇を達成し、3大会連続の世界選手権代表です。
続いてはブレークスルー。
その体操種目別選手権のあん馬です。
あん馬は旋回や倒立など、10の技を演技に盛り込み、難易度と出来栄えの合計点で争われます。
バランスを僅かに崩しただけでも、落下する危険が大きいこの種目。
ロンドンオリンピックの団体決勝では、演技した3人のうち、2人が大きなミスをするなど、日本代表の課題になっています。
この種目で期待されるのが、この2人。
亀山耕平選手26歳と、萱和磨選手18歳です。
世界選手権代表の座を争うベテランと若手。
その戦いに迫ります。
アフロヘアがトレードマークの亀山耕平26歳。
最大の持ち味は、正確で美しい旋回です。
2年前の世界選手権では、合計15.833で、世界王者に上り詰めました。
この旋回を生み出すのが、足首の柔らかさ。
足先を内側に曲げることで、つま先まで1本の線のように見せます。
ことし、亀山はオリンピックを見据え、ある決断をしました。
出場する種目を日本の弱点である、あん馬一本に絞ることにしたのです。
あん馬以外の練習は軽く流す程度。
体操界ではベテランといわれる26歳は、肉体への負担を減らし、演技の質をさらに高めようと考えたのです。
その亀山を脅かす存在として、急速に台頭してきたのが、萱和磨18歳。
1年前には、ジュニアの日本王者にも輝いた逸材です。
亀山を追い越すため、萱が取り組んでいる大技があります。
それが、あん馬の最高難度、G難度のブスナリ。
倒立のあと、開脚して1周し、再び旋回に戻ります。
手をつく位置や降りるときの旋回のタイミングが少しでもずれれば、落下に直結するリスクの高い大技。
打倒亀山のため、ブスナリを自分のものにしようと、特訓してきました。
そして迎えた、あん馬決勝。
先に演技するのは亀山。
冒頭、繰り出したのは。
萱が得意とするブスナリでした。
萱の大技を意識して、ことしの冬から取り組んでいたのです。
周りの選手がどんどんどんどん強くなっていく、自分も上がるためには、ブスナリを…。
完成度はまだまだながら、切り抜けます。
しかし、腕の力を使ったことで、その後の演技に微妙なずれが生じます。
得意の旋回で、あん馬の端に足が触れました。
それでも、大きなミスはなく終え、得点を待ちます。
15.550。
みずからの予想よりも、出来栄え点が伸びませんでした。
対する萱。
まずは練習してきたブスナリ。
見事成功。
スムーズな旋回につなげます。
旋回も最後まで乱れませんでした。
納得の演技で、得点を待ちます。
得点は。
亀山を上回る15.650。
勝ったのは萱。
ベテラン亀山を破り、初優勝で、世界選手権の切符をつかみ取りました。
いやぁ、亀山選手もまだまだこれじゃあ終わらないでしょうし、2人のライバル関係、ずっと続いていきそうですよね。
ただじゃ終われない表情でしたね。
世界選手権は、10月下旬、イギリスで開幕します。
さあ、次はサッカーの女子ワールドカップカナダ大会。
決勝トーナメントに進出する、16チームが決まりました。
こちら。
同じ山には、1次リーグ無敗のブラジル、優勝経験のあるノルウェーなどが入りました。
そしてきょう、世界ランキング1位のドイツは、前回大会3位のスウェーデンと準々決勝進出をかけて対戦しました。
ドイツは1次リーグの3試合で15得点。
攻撃陣が好調です。
前半24分、ミッターク。
先制したドイツは前半、2点を奪います。
ドイツは後半も、攻撃の手を緩めません。
左足!押し込む。
エース、シャシッチ。
ドイツは試合終了間際に4点目も決め、スウェーデンを突き放しました。
7大会連続で準々決勝進出です。
世界ランキング16位の中国は、1次リーグで日本を苦しめたカメルーンと対戦。
前半12分。
コーナーキックから先制点を奪います。
中国はこの1点を守りきりました。
2大会ぶりのベスト8進出です。
なでしこジャパンは、決勝トーナメント1回戦まであと3日。
対戦するオランダを想定し、およそ1時間半、調整しました。
1次リーグは3試合で4得点にとどまった日本。
高さのあるオランダの守りをどう崩すのか。
攻撃が連覇に向けた課題です。
ということで、準々決勝進出をまず決めたのは、ドイツと中国という結果になりました。
乙武さん。
ドイツ、強いですね。
スウェーデンだってね、強豪国ですよ。
男子のシンガポール戦に1点欲しい。
確かに。
そして連覇を目指すなでしこジャパン。
1回戦の相手が、こちらのオランダとなりました。
世界ランキングは12位で、ワールドカップは初出場です。
1次リーグでは初戦でニュージーランドに勝利。
第3戦ではランキング8位のカナダと引き分けて、決勝トーナメント進出を決めたチームです。
オランダは1次リーグで2得点にとどまったんですけれども、このフォワードのマルテンス選手、ニュージーランド戦では、見ててくださいね、ここからですよ、このシュート。
この位置からでもゴールを狙える選手なんですね。
なんておちゃめな。
そうですね。
この選手を抑えないかぎり、日本の勝利はないわけですね。
そうなんですよね。
とにかく前回大会の優勝者ですからね、日本は。
ぜひ勝って、次に進んでほしいですよね。
はい。
日本対オランダの一戦ですが、日本時間24日、BS1で中継でお伝えします。
続いては。
トゥデーズスポーツ。
レスリングの全日本選抜選手権、32歳の吉田。
第1ピリオド、20歳の若手に対し、得意のタックルからポイントを奪います。
しかし第2ピリオドは2ポイント差に迫られ、なんとか逃げきっての優勝。
オリンピック代表がかかる、世界選手権出場を決めました。
31歳、伊調。
58キロ級は3人しか出場せず、総当たり戦でした。
2試合とも、第1ピリオドで決着。
圧倒的な強さを示しました。
ゴルフの全米オープン。
松山英樹は3日目もメジャー大会の難しいコースに苦しみます。
14番は深いバンカーから。
あごに当たって、このホール、ダブルボギー。
それでも最終18番では、高度な技を見せます。
パー5の3打目。
傾斜を使ってピンに寄せました。
バーディーでふんばった松山。
トップと7打差にも、逆転を諦めません。
国内女子ツアーは、21歳の鈴木愛が、4打差から逆転を狙います。
鈴木は好調のパットで前半バーディーを重ねました。
トップに1打差で迎えた16番。
ピンまで距離を残します。
10メートルのパーパット。
ボギーでつまずいた鈴木は、2打差の3位に終わりました。
優勝は、韓国のシン・ジエ。
大会2連覇で、今シーズン2勝目を挙げました。
J2・セレッソ大阪のフォルラン選手。
5年前のワールドカップ得点王が、チームを去ります。
フォルラン選手は去年、セレッソ大阪に加入し、注目を集めた世界的ストライカーです。
今夜のさよならセレモニーで、セレッソのJ1昇格を祈っていると、1万人を超えるサポーターに別れを告げました。
陸上新時代。
日本悲願の9秒台が見えてきた男子100メートル。
日本選手権で、頂点に立つのは誰だ。
そして、もう一つの陸上、パラリンピック競技。
レベルが飛躍的に向上し、健常者の記録を抜く可能性も見えてきました。
日本の陸上の未来に、この2人が迫ります。
ゲストは、世界選手権で400メートルハードルのメダルを2度手にした、為末大さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
為末さんは、最近ではパラリンピック競技にも積極的に関わっているそうなんですが、陸上全体の盛り上がり、どのように感じますか?
パラリンピックの100メートルもレベルが上がってますし、やっぱり日本の陸上の100メートルを、誰が9秒台最初に出すんだっていうのが、これ、一番注目だと思います。
何よりも注目ですよね。
その9秒台なんですけど、まずは金曜日に開幕する日本選手権。
今シーズンは桐生選手が追い風参考ではありましたけれども、9秒台記録しましたよね。
これって、陸上界にとって大きなインパクトだったんじゃないですか?
そうですね。
風が吹いてても、9秒台の足の回転って速いんですよね。
それに耐え切れたってことはすごく大きいですし、桐生選手と練習で競ってた選手も何人かいたと思うんですけど、かれらにとってあっ、俺らもいけるんじゃないかと思ったのは大きいので、もう今やみんなが9秒台を狙ってるという状況だと思うんですよね。
そうですよね。
その桐生選手、残念ながらけがで日本選手権は欠場ということになってしまったんですが、その桐生選手の9秒台に奮い立った選手たちが、続々登場します。
ご覧いただきましょうか。
10秒7の記録を持つ山縣亮太選手。
そして4月の大会で桐生選手を破ったケンブリッジ飛鳥選手。
中でも注目なのがこちら、高瀬慧選手26歳です。
100メートルの9秒台とともに、200メートルでも19秒台を狙えるといわれるいわれる逸材なんです。
その高瀬選手、取材してきました。
高瀬選手、身長1メートル79センチ、体重が67キロ。
ここ数年で、今26歳なんですけれども、大きく記録を縮めた伸び盛りの選手。
その走りは、見た目とは裏腹に、パワフルです。
5月の国際大会では向かい風の中、外国人選手と互角に渡り合って、10秒09という自己ベストをマークしました。
200メートルでも日本歴代2位のタイムをたたき出して、今シーズン、大きく記録を伸ばしたんです。
頭角を現したのは、社会人になってからという高瀬選手。
短距離では珍しい、遅咲きの選手なんです。
大学生のときの体重、僅か60キロ。
専門は400メートルで筋力不足が一番の課題でした。
細いですよね。
高瀬選手を変えたのが、大学時代から地道に積み重ねてきた、こうした筋力トレーニングです。
これはハードルの上で腕立てをしてるんですか?
たぶん、地面よりも深い所まで入って、負荷を高めてるんだと思います。
なるほど。
これ、きつそうですよね。
そして最も重視しているのが、このトレーニングです。
足場の悪い砂で、15キロのおもりを引きながら走るんですよ。
足腰や体幹などを鍛えるのが目的。
多いときで、1日に20本もこなすそうです。
50メートルぐらい一気にダッシュします。
しんどそう。
いわゆる僕らが言う、根性練というか、こういう地道な練習の一つです。
体のバランスを崩さないように気をつけながら、6年間で体重を7キロ増やしました。
この地道な努力が今シーズンの飛躍を生んだんです。
今大会で目指すのは、100と200の2冠。
その先にある大きな目標も見据えています。
こうやって見てるとかなり期待できそうなんですけども、実際この高瀬選手、100メートルでの9秒台、そして200メートルでの19秒台、可能性はどれぐらいあるんでしょう?
両方あると思います。
200メートルのほうが可能性高いと思うんですけれども、普通、ああいう砂場の練習みたいなものをやると、選手がちょっとぼてぼてするという言い方をするんですよね。
要は、あまり回転が速くなくなっちゃうのが実際あるんですけど、彼は筋の神経がすごく早く動けたみたいで、もともと実験で調べてみると。
なので、ああいった練習をやっても、100メートルに生かせるんだと思うんですけど、なんか上手にバランスを取ってるというんですかね、速い練習とああいう力をつける練習をやっているイメージがありますね。
さあ、そして注目選手が実はもう一人いるんですよ。
今回の日本選手権には、世界で最も速い男が出場するんです。
話してくれたのは、東京都の高校2年生、サニブラウン選手。
お父さんがガーナ出身の方です。
先月の100メートルのレースで、ことしの18歳未満の世界最高記録となる10秒30をマークしました。
為末さん、いかがでしょう。
まだね、正直粗い走りなんですけど、これで10秒30出てるっていうのは、すごいですね。
そうですか。
可能性がある選手だと思いますね。
さあ、今度の日本選手権初出場になります。
意気込みを聞くと。
ぎゃふんとですよ。
いいですね。
頼もしい。
こういうのが大事ですね。
またスケールの大きな選手が出てきましたね。
そうですね、だからもう、どんどん次の選手が出てきて、2020年に向けて今、層が厚くなってると思いますね。
100メートルも新時代到来。
だと思います。
この日本選手権ですが、今週金曜日に開幕します。
女子の100メートルや、やり投げでも好記録が期待されます。
NHKでは、総合テレビやBS1で、競技のもようをお伝えしますので、ぜひご覧ください。
続いては、パラリンピック競技。
こちらも新時代を迎えているんですよね。
キーワードは、競技力の向上なんです。
健常者の世界記録に、かなり近づいているんですよね。
見てみましょう。
男子100メートルでは、ボルト選手の9秒58にあと0秒99と迫る10秒58。
そして、10秒57ですね。
男子走り幅跳びでは8メートル95センチに対して、8メートル29センチ。
66センチ差まで縮まっているんですよね。
実際、昨年のドイツ選手権では、マルクス・レーム選手という、義足のジャンパーが、健常者の中に交じって優勝してますよね。
ちょうど記録で言うとね、ロンドンオリンピックの銀メダルにも当たるので、もしかしたらリオあたりで、もう優勝記録出ちゃうんじゃないかという話も出てますね。
なるほど。
そうした中、為末さんは、パラリンピックを目指す選手を指導されているんですが、いかにして競技力を向上させるのか、この挑戦をご覧ください。
為末さんが1年前から行っている、障害者アスリートへの指導。
国内トップレベルの選手3人を強化してきました。
モーションキャプチャーなど最新の機材で走りを解析。
それぞれの筋力や、障害の程度に合った走り方を見つけ出していきます。
フォームなど、トップアスリートの技術や理論を伝えてきたんです。
さらにエンジニアと協力し、選手の走りに合ったオーダーメードの義足も開発。
スポーツ医科学とアスリートの経験や技術を融合させることで、世界に挑もうとしています。
為末さん、徹底していますね。
もう世界のレベルがすごく高くなってきてるので、こういう技術をかなり開発していかないといけないというので、練習してますね。
パラリンピックの世界では、今、企業が参入しての技術開発も急速に進んでいます。
特に競争が顕著なのは、競技用車いすの開発。
その性能が、競技の結果を大きく左右する時代に入っているんです。
世界で勝つために。
日本でも新たな動きが始まっています。
こちらは埼玉県の自動車部品メーカー。
親会社のホンダと共同で、おととしから競技用車いすの開発に取り組んできました。
売りは、自動車を作るときに使う3Dスキャンを取り入れたことなんです。
選手の体形を瞬時にデータ化し、最も体にフィットする車いすを作ることを可能にしました。
さらに素材には、超軽量のカーボンファイバーを使用。
鉄よりも強度があり、航空機にも使われる素材なんです。
日本が誇る自動車技術を結集して作り出した競技用車いす。
これで結果を出すことができれば、アスリートと企業、双方にメリットがあると考えています。
パラリンピックを強化していくには、肉体を鍛えることと、この用具などの改良ということ、これも欠かせないわけですよね。
そうですね、難しいのは選手は前の用具に慣れてたりするんですよね。
次の用具がちょっと違和感があるといっても、そっちになじむと、そっちがよくなったりするので、なかなかバランスが難しいんですが、でも一応、あの用具というのは、世界中の誰もが買える状況でないといけないというルールがあるので、開発したらほかの国の選手も使うんですけれども、そういう競争によって、どんどん用具のレベルも高まっていく状況になってますね。
気になるのは、経済的に豊かな国の選手は、そういうサポートを受けやすいけれども、なかなかそうでない国はここまでの改良をしてもらうことが難しかったり、そういう差が生まれてきたりはしないんですか?
可能性としてはあるので、ただ、こういうところで開発された技術というのが、途上国のほうでも回っていくシステムとか、あとは、選手村の中では実は無料でサポートが受けられるような、今、状況になっていますので、もうちょっと時間がかかると思うんですけれども、どの方もスポーツを楽しめるようにする仕組みは、これからも必要だと思います。
今はその過渡期っていうことですよね。
そう思いますね。
とにかく選手たちが強くなる今、状況に世界中があるんですよね。
だから、強化はやっていかなきゃいけないですけど、一方で、パラリンピック、選手に何ができるかと、社会が。
それがちょっと今まで強かったんですけど、これからは、選手たちに話しているのは、君たちが社会に対するどんなインパクトを与えられるのか。
それを繰り返すことで、やっぱり選手たちが社会からも尊敬されるし、みんなパラリンピアンになりたいという気持ちにもなるし、そういうパラリンピアの社会に貢献できることを一緒にやろうと。
多くは感動とか、そういうことでもいいんですけど、そういう話を今、選手たちもしています。
つまり、勝つことが大事ということですか?
そうですね。
やっぱり勝とうとすることによって、人は感動も生まれると思いますし、一方で、ああいう車いすの技術なんかが、日常用の車いすに転用されるということもあるんですよね。
それがすべて、世界中が今、そうなっていますから、日本も勝ちにいくことで、結果、もっと大事な価値を還元できたらいいなと思ってますね。
他方を引き上げていくということですね。
パラリンピックというのは、もともとはリハビリとしてスタートしたものでしたけれども、本当にここ数大会、ぐんぐん競技性が高まっていって、今や純粋なスポーツとして、アスリートの戦いとして、十分楽しめる大会になってきましたよね。
そうですね。
だからもう、記録の伸びがオリンピックの非じゃないので、次の100メートルの記録はいくつまでいくんだろうと、僕もかなり楽しみですけど、そういう意味でも、2020年に向けて、これから注目すべきだと思いますね。
ピストリウス選手だったり、レーム選手だったり、今後、本当にパラリンピックの選手が、オリンピック選手の記録を上回るそういったことも起こりうりますよね。
あると思いますね。
2020では、1種目は出てると思いますし、やっていっておもしろいなと思うのは、パラリンピック選手の研究をしていくと、あっ、こうやって走ればよかったんだって、今、僕が気付いたりすることがあるので。
そうですか。
だからそれはね、すごく義足が僕らのアキレスけんに当たるんですけど、そういうことを繰り返すことで関係があるので、もうちょっと交流が起きていくと、両方レベルが上がるんじゃないかと思いますね。
相互にいい関係になっていきそうですよね。
ここまで陸上特集をお伝えしました。
為末さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、次回のサタデースポーツですけれども、陸上の日本選手権ですね。
走り高跳びの戸邉直人選手に注目します。
バイオメカニクスを研究して、自分自身のジャンプを分析することで、強くなろうとするユニークな選手、ご紹介します。
そしてサンデースポーツ。
なでしこジャパンは次のオランダ戦に勝てば、この日が準々決勝、ベスト4をかけた戦いを、たっぷりとお伝えします。
Doyouwatch”NHKWORLDTV”?2015/06/21(日) 21:50〜22:40
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]
ソフトバンク×日本ハム梨田昌孝が両監督直撃▽決勝Tへ!サッカー女子W杯▽体操あん馬 アフロ亀山×萱▽陸上特集!短距離が熱い▽為末大×乙武洋匡・進化するパラ競技!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】乙武洋匡,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】乙武洋匡,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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