時々迷々「どんくらいベイビー」 2015.06.26


(テーマソング)
(マモル)グッドモーニング。
(マモルの兄)「グッドモーニング」。
ハウアーユー?「アイムファインサンキュー。
アンドユー?」。
ファインサンキュー。
「マモルうまくなったなぁ」。
本当?おにいちゃんみたいになった?ぼくもアメリカ行ける?「ああ。
今学校で何しているの?」。
今?今はね…げきのれんしゅうとか。
「へえ!どんなげき?」。
「気高い王子」とかいうへんなやつ。
「でも国じゅうの人がおなかをすかせてさむがっている。
それを見ているだけなんてそんなのはいやだ!」。
ある国の王子がこまっている村人のために自分のいのちをぎせいにして火山にとびこんでみんなをたすけるっていう話。
それが気高いってことらしいんだけど…。
「なかないでいとしい人よ」。
(女の子たち)気高〜い!かっこいいね!気高いってどういういみだよ。
そんなにとくべつなこと?ぼくはつまんないやくだしなんかやる気がしないんだよね…。
(マモルの兄)「おいおい。
そんなこと言うなよ」。
うん…。
あっそれでさ梅木さんって人がいてねすごいせが高いんだけどおとなしくってでねせが高くて梅木って名字でねだから梅の木のやくになったんだよ。
アハハハハ!「べつにおかしくないよ。
その子にぴったりのやくなんだろ?」。
ああ…うん。
「…でマモルは?」。
え…ぼく?「なんだよ言えよ。
王子か?」。
ちがう…岩だよ。
「なに?」。
岩だよ。
でっかい石。
「おおさむい。
おおさむい」。
(担任の先生)ちょっとちょっとそこの岩石くん。
せりふがないからってだれない!でも先生ぼくちょっとぐあいが…。
えっ…だいじょうぶ?
(せきこみ)じゃあマモルくんわきで休んでて。
じゃあもう一回。
親子が入ってくるところからやるよ。
(みんな)は〜い。
(担任の先生)みんなちぢこまって。
おにいちゃんだったらどうするかな…。
おにいちゃんだったらきっと王子のやくだね。
おにいちゃんはかっこいいもん。
(時々迷々)岩のやくが気に入らないの?だって岩のやくってさかっこわるくない?それにじっとしてなきゃいけないのもけっこうたいへんなんだよ。
「目立たないのに楽じゃない」か。
げきなんてばからしいや。
ぼくはげきなんてやらないよ。
それでえい語のべん強をしてアメリカへ行こうと思うよ。
そっちのほうがかっこいいから?え〜と…気高いっていうのかな。
気高いってどういうことなんだろう。
王子みたいなことでしょ?ゆう気をもって何かすごいことをやるとか。
そうなのかな?
(担任の先生)ほらほら!手おちてきてる!気高い梅の木になって。
(梅木さん)はい。
梅の木って気高いの?せりふもないし立ってるだけじゃん。
(担任の先生)じゃあもう一回。
はい小鳥さん。
「さむいよ〜さむいよ〜」。
「ハロー…ハローグッドバイ。
ハロージョン。
ハウアーユー?」。
ハローミス梅木。
ああマモルくん。
今ねえい語のべん強してるんだ。
そうなんだ。
がんばってね。
あのさぁ梅の木いやじゃないの?え…?いやでしょ?木とか岩とかなんで人がやらなきゃいけないんだよって思わない?…そうかな?え?むちゅうだったからそういうことあんまり考えたことなかった。
楽しいの?楽しいというか…梅の木はせりふもないしただ立ってるだけなんだけどでもたまにれんしゅうでもみんなといっしょにすごくいいおしばいができたって思えることがあるの。
そんな時わたし心に梅の花がさいたような気がする。
どういうこと…?あれ?梅木さんまたせ高くなった?そうかな?じゃあまたあした。
うわっ!こんなところにでっかい石が…!
(マモルの兄)「どうなの?げきのれんしゅう」。
今休んでる…。
「そうか…。
あの梅の木の子はどうなったの?」。
ああ…うん…。
「ん?どうした?」。
おにいちゃんはいつもぼくをたすけてくれたでしょう?今ぼくおにいちゃんに会いたいんだよ!「なんかあったのか?」。
いろんなことがうまくいかないんだよ…。
「ドントクライベイビー」。
なに?「『なかないで』っていみだよ。
ドントクライベイビー」。
「ベイビー」って赤ちゃんっていみでしょ…。
どんだけ赤ちゃん?なんだよそれ!「『ベイビー』ってねいとしい人ってことだよ」。
知らないよ!気もちわるいよ!みんな大きらいだ!マモルくんやっぱりだめ?うん…じゃあちょっとそこで見ていて。
岩なしでやるしかないか…。
じゃあみんな元のいちについて。
王子のせりふからやるよ。
はい!「でも国じゅうの人がおなかをすかせてさむがっている。
それを見ているだけなんてそんなのはいやだ!」。
あっ…ぶつかった。
「火山にみをなげればきせきがおこり…」。
今のぜったいいたかったはずだけどなぁ…。
えっ?あれ…?花だ…。
赤い花がさいてる!
(みんな)えっ?花?いやっ!うわ〜!梅木さん血が出てるじゃない!血…?
(担任の先生)ぶつけたの?・いつぶつけたの?花だと思った…。
こわれてる…。
「ハロー」。
「マモル」。
あのねきょう梅木さんから花がさいたんだよ。
「ええ!」。
本当に花に見えたんだ。
「どんな花だったの?」。
すごくきれいで…。
美しい花だったんだね。
うん…。
なんで花がさいたんだろう?たぶん…あの時梅木さんの心に花がさいていたんだ。
マモルくんにも花がさくかな?ぼくにはさかない。
どうして?ぼくの心はあんなにきれいじゃない。
そうなの?ぼくは…自分のことばっかり考えて言いわけしてあまえてにげて迷ってばっかり…。
人はきっとだれでもそうじゃよ。
でも梅木さんはちがうような気がする。
うむ…。
気高さってきっとあの時の梅木さんの心のようなことをいうんじゃないかな。
ドントクライベイビー。
うわっ!いてっ!うおおおお〜!「そうじゃよむすめ。
わがままを言ってはならぬ。
この気高き王子のようにそなたも強くなるのじゃ」。
「だからほらなかないでいとしい人よ」。
「王子…」。
「さあみんな道を空けておくれ!」。
「みなのもの下がるのじゃ!」。
(みんな)「王子さま!王子さま!王子!王子!」。
(悲鳴)
(鳥の鳴き声)「風があたたかい!」。
「あっ!花が!梅の花がひらいた!」。
「春だ!」。
「きせきがおこったんだ!」。
(岩のうごく音)岩が!岩がうごいた!あの岩男の子がやってたのね。
そうなんだね。
「ほら木も花も岩でさえ春が来たことをよろこんでる!」。
(みんな)「ありがとう王子。
あなたは美しく気高く生きたのだ!」。
(はくしゅ)じゃあね!じゃあねバイバイ!おにいちゃん!おにいちゃん帰ってきたの?うん。
見に来ちゃった。
どうだった?かんどうしたよ。
おれな「あの岩おれの弟なんです」ってじまんしちゃった。
アハハハハ!体のぐあいよさそうだな。
あ…わすれてた。
ハハハハ!アハハハ!あれ?おにいちゃん。
うん…?ドントクライベイビー。
・「ドントクライベイビーイエイイエイ」
(ふたり)・「ドントクライベイビー」ジャジャジャジャジャ〜ン!・「ドントクライベイビー!」2015/06/26(金) 09:35〜09:50
NHKEテレ1大阪
時々迷々「どんくらいベイビー」[解][字]

マモルは、自分に似てクラスでも目立たず大人しい女子、梅木さんが、学芸会で地味な木の役を懸命に演じ切った姿に感動してしまう。

詳細情報
番組内容
【出演】片桐はいり
出演者
【出演】片桐はいり

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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