おはようございます。
7時になりました。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定。
交渉の妥結に向けた動きが加速すると見られます。
アメリカ政府に強力な交渉権限を与える法案について、議会上院で採決に進むために必要な動議が可決されました。
法案は24日に採決される見通しで、可決・成立する公算が大きくなっています。
TPPの交渉の加速に欠かせないとされる、アメリカ政府に強力な交渉権限を与える法案。
先週、議会下院の本会議で可決され、舞台は上院に移りました。
アメリカではTPPなどの通商交渉を進める権限は、議会が握っています。
TPP交渉で参加各国はアメリカ政府がこの権限を持たないうちは、思い切った協議に臨むことはできないとして、速やかな法案の可決を求めてきました。
上院の本会議では23日、法案の採決に進むために必要な動議が採決されました。
法案は24日に採決される見通しで、成立する公算が大きくなっています。
また交渉責任者のフロマン通商代表は声明を発表し、議会はアメリカが貿易を主導する意思があることを明確にしたと評価したうえで、法案が成立すれば、アメリカは声を一つにしてTPP交渉の妥結に向かうことができるとして、議会上院に法案そのものを速やかに可決するよう求めました。
法案が可決される公算が大きくなったことを踏まえ、TPPの交渉参加12か国の間では、閣僚会合の開催に向けた調整など、交渉の妥結に向けた動きが加速すると見られます。
ドライバーがハンドルなどを操作しなくても走行できる自動運転の開発競争が世界的に激しくなっています。
こうした中、日本のメーカー各社は、この分野で優位に立つため、企業の枠を超えて共同開発に乗り出すことになりました。
自動運転の技術を巡っては、アメリカのIT企業グーグルが開発に取り組んでいるほか、ドイツのメルセデス・ベンツなど、海外のメーカーも力を入れており、日本勢がいかにこの分野で優位に立つかが課題となっています。
こうした中、トヨタ自動車や日産自動車など自動車メーカー6社と部品メーカーは、自動運転の実用化を急ぐため、これまで各社ごとに行ってきた技術開発を、共同で行うことになりました。
具体的には、経済産業省と国土交通省が、各メーカーに参加を呼びかけた検討会で、まず、共同開発する分野と、競争する分野を仕分けします。
そして人工知能を使って、車載カメラの映像などを分析し、安全な走行ラインを判断する技術や、システムにトラブルが起きた際に安全に車を停止する技術など、各社が共通に使う分野の共同開発を来年から始める計画です。
開発には大学や研究機関も参加し、海外の企業に遅れないよう、スピードアップを図るとしています。
自動運転の実用化に向けては、国が関わる道路などのインフラ整備や、道路交通法など法令の改正も重要で、メーカーと政府がどこまで連携できるかが鍵となりそうです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとなる、国立競技場の改築費の問題です。
文部科学省は当初の予定より1000億円近く高い、2500億円余りで調整していることが分かりました。
国立競技場の改築費を巡っては、運営するJSC・日本スポーツ振興センターが去年5月、1625億円としていましたが、その後の建設会社の試算では、建設資材の高騰なども加わり、計画どおりに作ると3000億円を超え、工期も間に合わないことが分かりました。
このため、JSCを所管する文部科学省が先月、東京都に対し、500億円程度を負担するよう要請するとともに、屋根の開閉部分の設置を大会後に先延ばしし、フィールドに向けてせり出すおよそ1万5000席の可動席を自動ではなく、手動による仮設で対応することを明らかにしたうえで、JSCとともに改築費圧縮のために調整を進めていました。
その結果、きのうまでに2500億円余りの改築費で調整していることが分かりました。
この金額は去年示された1625億円より1000億円近く高く、今後、東京都の負担を含めて、必要な財源をどのように確保していくかが大きな課題となります。
文部科学省は、近く結ばれる業者との契約に向けて、さらにコストを削減できる余地がないか、ぎりぎりまで調整したい考えです。
小笠原諸島が世界自然遺産に登録されてからきょうで4年になりますが、遺産登録の決め手の一つとなった、小笠原固有のカタツムリが、外来生物の急増によって、絶滅の危機に陥っていることが、国の調査で分かりました。
国が設置した専門家による委員会は、遺産の価値に関わる危機であると指摘していて、環境省は対策を急ぐことにしています。
小笠原諸島は、植物やカタツムリが、環境に適応しながらさまざまな進化を遂げた生態系が高い評価を受け、4年前に世界自然遺産に登録されました。
カタツムリの代表例が、カタマイマイ属という、小笠原だけに生息する種類で、登録の決め手の一つになりました。
しかし、昨年以降、多くのカタマイマイ属が生息する兄島では、船に紛れて入り込んだと見られる、クマネズミが急激に繁殖し、食い荒らしているため、兄島で確認されている6種類のうち4種類が、来年には絶滅するおそれがあるということです。
国が設置した専門家による科学委員会は、カタマイマイの絶滅の危機は、世界自然遺産の価値に関わる危機であるとして、緊急の対策を国に要請していて、環境省は対策を急ぐことにしています。
日本の漁船も操業しているロシアの排他的経済水域でのサケとマスの流し網漁。
ロシア上院が、この漁を来年から禁止する法案を24日にも可決する可能性が高まっています。
このまま成立した場合、漁の継続を求めている日本との関係に影響が出ることが懸念されています。
ロシアの排他的経済水域でのサケとマスの流し網漁を来年1月から禁止する法案は、今月10日に下院で可決されたのに続いて24日、上院で採決が行われる予定です。
この法案には、プーチン大統領に近い上院議長も、支持する考えを示していることなどから、上院も可決する可能性が高く、その後、プーチン大統領が署名すれば、法案は成立することになります。
ロシア200海里内のサケ・マス流し網漁は戦前から行われていた北洋漁業が前身です。
北洋漁業の基地となった根室市などは、にぎわいを見せていました。
しかし、昭和52年の200海里の設定によって、当時のソビエトの海域内で、操業ができなくなりました。
平成5年には公海での操業も禁止され、北洋漁業は大幅な減船に追い込まれました。
現在は日本とロシアの政府間交渉で、漁獲の割り当て量や、ロシア側に支払う入漁料などを事前に決め、北方領土の周辺海域などで操業が行われています。
公海を含めた漁獲割り当て量は、戦後ピークだった昭和30年代には10万トンを超えていましたが、資源の保護などを理由に徐々に削減され、ことしは1961トンにまで減少しました。
農林水産省によりますと、日本の漁船によるサケとマスの漁獲量は、定置網など、ほかの漁法を含めた全体で、年間およそ15万トンです。
このうち、ロシアの200海里内での流し網漁の漁獲量は、6400トンだということです。
それでは、漁が禁止された場合、地域経済にはどの程度影響があるのでしょうか。
根室市は北海道東部の経済損失額は、250億円に上ると試算しています。
漁の継続を求める日本政府。
しかし、ロシアの一部の議員は、漁を禁止する法案の成立は、ウクライナ情勢を巡り、ロシアへの制裁を続ける日本への対抗措置だと位置づけていて、このまま法案が成立した場合、両国の関係に影響が出ることが懸念されています。
安倍総理大臣は、ロシアのプーチン大統領の年内の日本訪問実現に向けて、ウクライナ情勢の平和的な解決への糸口を探るため、国家安全保障局の谷内局長を来月上旬に、ロシアに派遣する意向を固めました。
安倍総理大臣は、北方領土問題を解決するためにも、ロシアとの対話を推進する必要があるとして、プーチン大統領の年内の日本訪問を実現することを目指していて、これに先立って、岸田外務大臣に早期にロシアを訪問させたいとしています。
こうした中、安倍総理大臣は、プーチン大統領の日本訪問に環境整備を図るためにも、ロシアと欧米諸国が対立しているウクライナ情勢の平和的な解決への糸口を探りたいとして、国家安全保障局の谷内局長を、来月上旬にロシアに派遣する意向を固めました。
谷内局長はロシアに滞在中、プーチン大統領の側近のパトルシェフ安全保障会議書記などと会談し、ウクライナ情勢の平和的な解決に向けて、ロシア側の前向きな対応を促すとともに、日ロ両国間の対話を推進するための具体策を巡って、意見を交わすことにしています。
次はこちらです。
およそ50年ぶりに開発が進む国産旅客機、MRJ・三菱リージョナルジェットです。
平成20年に開発が始まり、当初は第1号機が、おととし25年に納入される予定でした。
しかし、設計の変更などから納入の延期がたび重なり、先月目指していた初飛行も先送りになっています。
こうした中、先週、フランスのパリで世界最大規模の航空ショーが開かれました。
初飛行が航空ショーに間に合わないという誤算が生じる中、MRJの開発を担うメーカーは、どう臨んだのでしょうか。
今月15日、パリで開幕した世界最大規模の航空ショー。
およそ50の国と地域から、2300社が参加し、製品を展示しました。
愛知県豊山町に本社を置く三菱航空機も、開発中のMRJのブースを設置。
客席の実物大の模型を展示して、航空会社の担当者に売り込みました。
当初、三菱航空機は、航空ショーの直前に初飛行を成功させてアピール。
受注拡大の切り札にする計画でしたが、間に合いませんでした。
開発が予定どおり進んでいないとして、初飛行の大幅な延期を発表。
延期はこれで4度目。
MRJは本当に飛ぶのか。
そんな疑問すらささやかれる中での航空ショーとなったのです。
どうすれば、国産旅客機が実現に近づいていることを証明できるのか。
そこで初飛行の代わりに、地上を自力で走るMRJの姿を披露することにしました。
航空ショーの直前、今月8日に行われた初めての走行テスト。
離着陸の際に重要になるブレーキの効きやハンドル操作に、問題がないことを確かめました。
時速は最大9キロ。
およそ700メートルを走りました。
このテストによって、完成が近いことを印象づけるねらいです。
初飛行が間に合わなくなったことで、会場で海外の航空会社への売り込みを担当する営業部隊も、戦略の練り直しを迫られました。
MRJのどこがライバルより優れているのか、より丁寧な説明が必要になったのです。
MRJの最大の特徴は、燃費のよさです。
この日は、低燃費を実現する機体の形状を、どう分かりやすく表現するか、議論を交わしました。
売り込みに使うスライドは30枚以上。
その一言一句を検討し直しました。
逆境をはね返そうと臨んだ今回の航空ショー。
新たな受注は獲得できませんでしたが、今後も粘り強く売り込みを続けることにしています。
MRJはこれまでに国内外の航空会社6社から400機余りを受注していますが、去年8月以降の受注は途絶えています。
このため三菱航空機は、ことし9月から10月には、初飛行を実施して、別の航空ショーで、MRJの空を飛ぶ性能をアピールすることで巻き返しを図りたいとしています。
さて、介護といえば、重労働という印象がありますが、現場で深刻な問題となっているのが、介護する人の腰痛です。
介護職員が辞める理由としても、腰痛が挙げられるなど、人材不足の要因の一つにもなっているんです。
そうした中、今、介護の現場で、腰痛を防ぐ新たな手法が注目されています。
キーワードは、抱え上げないです。
神奈川県の介護施設です。
およそ70人のお年寄りが生活しています。
おやつ行くんで、食堂に行きますよ。
多くのお年寄りがベッドから車いすに移る際に介助が必要です。
体を抱え上げる動作の繰り返しは、職員の腰に大きな負担となっています。
食事や入浴などのため、回数は多い人で1日に30回に及ぶこともあります。
この施設で、腰痛を経験している職員は、8割を超えますが、我慢して仕事を続けている人がほとんどだといいます。
職業病ともいえる腰痛をどうすれば防げるのか。
施設では、腰痛対策として、ノーリフトと呼ばれる新たな手法を取り入れることにしました。
きょうの目的としては、ノーリフトを知っていただくところです。
ノーリフトは、人の力だけで、抱え上げない介護のしかたです。
オーストラリアで先進的に導入され、日本でも少しずつ広がってきています。
1つ目のポイントは、腰痛にならないよう、体全体を使う動作の工夫です。
足を前後に広げて腰を落とし、重心を移動させることで、無理なく全身の力を使います。
従来のやり方では、上半身の力だけで抱え上げようとして、背中が曲がっていました。
腰に大きな負担がかかり、腰痛の原因となっていました。
2つ目のポイントは、福祉用具を積極的に活用することです。
これまで食事やテレビを見る際などにしか使われなかった、電動ベッドの背もたれを起こす機能。
これを活用します。
簡単に起きれるんで、そこをよいしょとみんなやったりしてると思います。
まずはこれで起こせます。
滑りやすい布なども取り入れて、介助のしかたを根本的に変えます。
これまでは、ベッドの上で体を引き上げるには、腰をかがめて、大きな力をかける必要がありました。
パラシュートにも使われている滑りやすい布を、体の下に敷くと。
少しの力で体を移動させることができるのです。
車いすの姿勢を直す際にも応用できるこの手法。
この施設では、これから半年間、研修を重ねて、現場にノーリフトの手法を導入していきたいと考えています。
いいんじゃないの?
1人で家族の介護に当たる在宅介護でも、負担の少ないノーリフトは有効です。
神戸市の杉本博美さんです。
けがで寝たきりになった息子の稔さんのために、自宅に専用の機械を付けて、自分で抱え上げない介護を徹底しています。
寝たきりの場合、最も大変なのは、床ずれを防ぐために、体の向きを頻繁に変える必要があることです。
数時間置きに、一日中この動作を繰り返すのは、大きな負担になります。
このため、杉本さんは体の向きを変える回数自体を減らす工夫をしています。
使っているのはクッションです。
こうすることで、体重が1点にかからなくなり、床ずれを防げるようになりました。
抱えて動かす必要もなくなったといいます。
これまで、現場で当然のように行われてきた抱え上げる介護。
この常識を覆すノーリフトの手法は、実は、介護や看護を受ける側にとっても、大きなメリットがあることが分かってきました。
ノーリフトを導入している病院です。
福原博さん87歳です。
去年11月から入院しています。
入院当初の福原さんです。
これまでの介護や看護の常識では、手で体を抱え上げることが大切だとされてきました。
しかし、患者にとっては、抱え上げられる際に、力を入れて身構えてしまうため、全身がこわばってしまう原因になるのです。
福原さんの場合も、特に腕のこわばりが強く、体を自由に動かすことはほとんどできませんでした。
電動ベッドを使うなど、半年余り、無理な抱え上げを一切やめたことで、体の緊張が徐々に和らいでいったといいます。
今では僅かな手助けだけで、自力で体を支えられるようになり、まっすぐ座れるまでに回復しました。
座れましたか?少し前に行きましょうか。
もう少し、もう少し。
足着きますかね。
福原さんはノーリフトで、体に残されていた力を再び取り戻すことができたのです。
取材に当たった山本記者です。
映像を見てますと、介護する側、そしてされる側、それぞれに効果が出て、介護の現場が明るくなったようにも見えたんですが、その現場にはスムーズに受け入れられているんでしょうか?
医療や福祉の現場では、機械ではなく、人の手で介護するという考え方が、長年にわたって、とても大切にされてきました。
ですから、このノーリフトの取り組みは、その常識を覆すものだけに、確かに現場に戸惑いもあります。
しかし、結果としてケアの質自体の向上につながるのであれば、発想を転換し、新たな手法にチャレンジするメリットは、十分にあると感じました。
ノーリフトを推進している団体でも、次のように強調しています。
家庭も含めて、介護の現場にとっては、とても期待が持てそうですが、この動きはどこまで広がってきているんでしょうか。
取り組みを行っている施設や病院では、協議会を作るなどして、普及させようという動きが始まっています。
またそうした施設の中には、介護職員を募集する際に負担の少ないノーリフトを導入していることをアピールし、人材の確保につなげようというところも出てきています。
一方、日本ノーリフト協会では、各地でセミナーを開いて、技術を身につけたコーディネーターを、毎年600人ずつ養成し、施設だけでなく、在宅の現場にも広めていく方針です。
今後ますます高齢化が進み、介護の需要が高まる中、こうした取り組みが全国に広がれば、家庭も含めて、介護を担う人のすそ野が広がる可能性があるのではないかと感じました。
このノーリフトのセミナーの情報など、詳しくは、日本ノーリフト協会のホームページに掲載されています。
こちらです。
ここまで、抱え上げない介護についてお伝えしました。
続いてはチェック!エンタメ。
けさはこの方です。
歌手の郷ひろみさんです。
ことし10月に60歳、還暦を迎えます。
いやぁ、パワフルですね。
先月には、通算100枚目となるシングル曲を発表するなど、勢いは衰えることがありません。
60代に向けて、さらに輝き続けようとしている郷ひろみさんに、お話を伺ってきました。
こんにちは。
よろしくお願いいたします。
こんにちは、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
和久田と申します。
先日のコンサートの映像を拝見いたしまして、本当にパワフルに動き回っていらっしゃって、やっぱりどう考えても、郷さんと還暦っていうのが全く結び付かない印象を受けたんですけれども。
郷さんは昭和47年にデビューしました。
43年の歌手生活の中で発表した多くの曲がヒット。
数々の賞も受賞しました。
還暦のことしに全国50か所を回るツアーでは、これまでの代表的なシングル曲を歌っています。
歌声、そして迫力あるダンスは健在です。
できることなら、郷さんのように輝いて、いつまでもいたいなって誰しも思うと思うんですが、どういうふうに年齢と向き合っていけば、すてきに過ごせるんでしょうか。
先月発表した通算100枚目のシングルの歌詞には、デビュー当時にはやっていたことばなどが、散りばめられています。
がむしゃらに努力していた当時の気持ちを忘れないという思いを込めています。
経験や年齢を重ね、さらに高みを目指す郷さん。
これまで女性がほぼ100%を占めていたファンクラブの会員に、最近、郷さんと同年代の男性が増えています。
私など、子どものころから見ていたスターが、さらに先を見据えて走り続けている姿って、いやぁ、かっこいいです、憧れますね。
60代、これからが楽しみとおっしゃってましたよね。
郷さんは、自分がどうありたいかという理想像が明確にあって、それに向けて、いつも120%、130%の努力をしているそうなんですが、それでも完璧だと思ったことはないそうなんですね。
見えない努力があるからこそ、いくつになっても輝きを失わないのだと感じました。
以上、チェック!エンタメでした。
続いてスポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずはテニスの錦織圭選手ですね。
先週の大会で左ふくらはぎを痛めて心配されましたけれども、四大大会、ウィンブルドン選手権に向け、会場で初めて練習しました。
29日に開幕するテニスのウィンブルドン選手権。
錦織選手は、痛めた左ふくらはぎにテープを巻き、会場に姿を見せました。
この日は、練習用のコートで調整しました。
足を痛めたあと、初めてボールを使っておよそ1時間半。
ボレーを打って感触を確かめていました。
続いてはなでしこジャパン、いよいよ決勝トーナメント、オランダ戦ですね。
けさは宮澤ミシェルさんに試合の解説、ポイントを解説していただきます。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
私はもう、すでにハイテンションでございますけどね。
宮澤さん、まずはここからは負ければ終わりのトーナメント戦となるんですが、緊張感、違いますよね?
まあ連覇に向けての本当の戦いはここから始まると思いますしね、もう延長戦も大いに結構だなというね、それでこそ、なでしこだなと思いますけど。
さあ、まずは日本が対戦するオランダについてなんですけれども、世界ランキングは日本の4位に対して12位。
1次リーグを1勝1敗1引き分けの3位で決勝トーナメントに進出してきました。
このオランダチームは、どんな特徴があるチームなんでしょうか?
やっぱりね、なんといっても高さですかね。
守備の選手たちが、もうぐーんと大きくて、力強いっていうね。
そういった特徴ありますけども。
VTRちょっと出ます。
このオレンジがオランダの選手たちですね。
こういうはね返す力、ディフェンスの競る力ですよね。
だってメンバーの半分以上が170センチ以上あるんです。
長身です。
まともにぶつかるとやっぱり、強いですよね。
そしてこのゴールキーパーも、高さがあるし、なんとなく、頑丈そうですよね。
そうですよね、いや、なかなか強そうですけれど。
なでしこはどう対抗していけばいいでしょうか。
やっぱり、お任せください、私、攻略のポイントをね、オランダ戦を全部見て、見つけてきましたから。
それはこちらなんですけど、ぽん、出ますか?
うん?
ドリブルでかき回せってね。
かき回す?
そのヒントとなった1次リーグ、オランダと中国の試合、ご覧いただきます。
赤のユニホーム、中国の選手のドリブルにご注目ください。
オランダの選手をドリブルで交わして、最後はシュートまで持ち込みました。
だから高さはあるんですけどもね、ただ、足元、横の揺さぶりには弱いなと。
これ、フェイントっていうんですけど。
こういったところを、どんどん日本の選手がついていきたいなと、ここもそうですよね。
くっといって、軽く…、打たれるっていう。
横の揺さぶりには結構弱いです。
そうなんですか。
こういうことは、日本のなでしこは得意ですからね。
なるほど。
ポイントはドリブルをミシェルべきだと。
ミシェルべきですね。
どうもありがたいですね。
これね、ミシェルべきですね。
これね。
そこできょうの試合なんですが、宮澤さんが期待する選手がこちら。
川澄奈穂美選手と岩渕真奈選手。
2人に共通する武器がドリブル。
ドリブルなんです。
かき回せる選手です。
それをミシェルべきです。
ありがとうございます。
カメルーン戦なんですけど、ドリブル突破、川澄選手、相手を引きつけといて、重心低く、くるっと回って、前にボールを出していけるというね。
本当に、エネルギッシュに動ける選手ですから。
この9番に注目してほしいなと思いますけどね、きょうはね。
ボール奪われないですよ、簡単にね。
ポイントになれる選手ですよね。
そしてこちら、一方の岩渕選手ですけれども、ドイツの強豪チームでプレーする選手です。
これ、エクアドル戦なんですけどもね、出場時間は短かったんですけど、こういう彼女が入ってくるとね、ゲームのリズムがぐんと速くなりますね。
これ、ドリブルの仕掛け、切り返しからの、最後のパス、ここはぐっと抜いて、ぐっと相手の予想をね、予想させないようなパスから出てきてシュートまで打つっていう。
短い時間なんだけど、チャンスは必ずできますから。
この選手はね、やっぱりドリブルでかき回してほしいですよね。
宮澤さんも現役時代はディフェンダーでしたけれども、こういうタイプ嫌ですか?
あのね、ゲームの終盤に疲れたときにこういうタイプが入ってくると、やっぱりくっときりかえしたときに足出して、引っ掛けてしまったりね、そうすると、ペナルティーがあったり、ファウルね、日本のチャンスになるんで、日本のチャンスメーカーですよ。
われわれの間では、真奈ちゃんって呼ぶんですけど。
真奈ちゃん。
岩渕真奈ちゃんですから。
期待ですね。
さらに宮澤さん、先週、1次リーグが終わったあとに、焦らないことが大事だというお話もされていました。
どうしても焦ると、きょうの私と一緒なんですが、ミスが出るっていうね。
かんだりするじゃないですか。
そうじゃなく、やっぱり自分たちのリズムで、ここからはミスをつかれる戦いになってくるので、ここからは自分たちのリズムを作り上げて、メリハリをつけて、行くときは行く、行かないときは行かないと、ぐっと後ろで構えるっていうね、こういうところを大事にしてほしいなと思いますけどね。
宮澤、ずばり、勝てますか?
勝ちにいきます、きょうはね。
ミシェルんです。
ミシェルんです。
きょうはありがとうございます。
宮澤さん、けさはありがとうございました。
ありがとうございました。
試合はこのあと、日本時間11時、キックオフです。
ここまでスポーツでした。
続いて気象情報です。
このところ、不安定な天気が続いていますが、きょうはどうでしょうか。
渡辺さん。
ベンチに水滴たくさんついていますが、きのうの夜は、東京・渋谷もざっと雨が降りました。
今は本当によく晴れていて、日ざしがじりじりしますが、実はきょうも大気の状態、やや不安定です。
きのうよりは狭い範囲ではありますが、きょうも局地的に、にわか雨や雷雨となりそうです。
では詳しくそのあたり見ていきます。
午前中は北海道から中国地方、晴れる所がほとんどですが、午後になりますと、東北から中国、四国の山沿いや内陸部中心に、きょうは急な雨に気をつけてください。
特に夜は、東日本の山沿いで、雷を伴って、激しく降る所もあるでしょう。
一方、九州は梅雨前線の影響で、午後は広く雨になりそうです。
特に雨の降り方に注意が必要なのが、こちらです。
奄美地方から種子島・屋久島地方にかけてです。
きのうから断続的に激しい雨が降っていて、このあとも局地的には非常に激しい雨の降るおそれがあります。
土砂災害に警戒をしてください。
さあ現在、奄美大島などには、土砂災害警戒情報が出ています。
これは土砂災害の危険性が高まっていまして、避難の目安になるような大切な情報です。
あす以降は九州、広い範囲で大雨となるおそれがあります。
土砂災害警戒情報が出たら、自分の身を守るような行動を取ってください。
予報です。
日本を代表する俳優で、18年前に亡くなった三船敏郎さんが、国際的な映画スターとして、映画の都、ハリウッドの殿堂入りをすることになりました。
アメリカ・ハリウッドの商工会議所は、22日、2016年に新たに殿堂入りする29人を発表し、このうち映画部門では、日本の俳優、三船敏郎さんもその1人に選ばれました。
今回、三船さんが選ばれたハイウッドの殿堂入り。
映画や音楽などで活躍した人たちから毎年選ばれ、その栄誉をたたえ、名前を刻んだ星型のプレートをウォーク・オブ・フェイムと呼ばれる歩道に飾っています。
三船さんは映画、羅生門や七人の侍など、黒澤明監督の作品に多く出演し、その演技は海外でも高く評価されました。
また映画、グラン・プリやレッド・サンなど、海外の映画にも出演し、世界のミフネとも呼ばれ、平成9年に77歳で亡くなるまで、国際的な映画俳優として活躍しました。
映画部門では三船さんのほか、俳優のマイケル・キートンさんやブラッドリー・クーパーさん、それに映画監督のクエンティン・タランティーノさんなどが選ばれました。
2015/06/24(水) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼米TPP関連法案審議の行方は▼ロシア流し網漁禁止法案採決へ▼なでしこオランダ戦見どころ▼”抱え上げない”介護の新常識▼輝き続ける秘密は?還暦・郷ひろみ。
詳細情報
番組内容
▼米TPP関連法案審議の行方は▼ロシア流し網漁禁止法案採決へ▼なでしこ決勝リーグ・オランダ戦の見どころを宮沢ミシェルが解説▼人手不足の介護現場で注目の”抱え上げない介護”。職員の腰痛を防ぐだけでなく患者の回復にも役立つとされる。介護の質は高まるか▼国産旅客機MRJの初飛行に遅れが生じている。世界にどう売り込む▼秋に還暦迎える郷ひろみさん。いつまでも輝き続けるために大切なこととは。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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