ドラマ10 美女と男子(11)「あっちもこっちもスキャンダル」 2015.06.23


(拍手)
ライバル2人のマネージメント
(一子)こら!笑え!
(右京)選ばれるのって相手役1人だけじゃなかったんですか?気に入らないの?
それだけで大変なのに…
亜依ちゃん!
(石野)彼女は沢渡さん君に担当してもらう。
えっ?
(大門)今日から君は愛愛ね。
愛愛?台湾出身って触れ込みでデビューさせるから。
(一同)ニーハオ!
一方こちらは…
芝居ができない?
(右京)なんか彼女とかみ合わないというか…。
(かれん)ラブシーンは遼くんとやりたいかも。
あなた女優でしょう。
相手が誰であろうがプロの気構えでやんなさい!
それが裏目に…
(石野)さっき朝倉かれんのマネージャーがねじ込んできたよ。
ドラマのためを思えばこそ…。
それが余計な事だと言うんだよ。
辛抱ならない事ばかり…
納得できません。
かてて加えて…
大丈夫です!お〜危ない。
事態は思わぬ方向へ…
(遼)危ねっ…!
(かれん)遼くん。
何?やめろ!やめなさいよもう〜。

当たって砕けても真っ向勝負でどこまでも突き進む彼女と彼の物語
・「足りないモノなら」・「とっくにあるから」・「失う事なんて何にもこわくない」・「小さな夢ならば」・「叶わないだろう」・「大きな夢だから」・「今まだ走ってるんだろう」・「もう一歩って」・「例えばそれが最後の」・「一歩になっても」・「悔やまないように」・「もう一歩って」・「踏み出す僕らの勇気は」・「100歩分以上の意味を持つから」・「あと一歩って」・「どれだけカッコ悪くって」・「笑われてたって諦めない」・「あと一歩って」・「踏ん張る僕らの心が」・「世界を動かすチカラになる」・はい。
えっ?分かりました。
あの〜何か?秀明社からだ。
明日発売の「週刊スクープ」に向坂遼の記事が出る。
えっ?スキャンダル記事だよ。
これどういう事?どういう事よ!?呼び出されたんだよ。
そしたら…。
呼び出されたらのこのこ行く訳?キスまでする訳ね。
被害者なんだよ俺は。
よくもそんなひきょうな事が言えるわね。
ひきょう?実際会ってたんでしょう?キスしたんでしょう?だからさ…。
好きなの?朝倉かれん。
好きじゃないよ。
じゃこの写真は何?だからたまたま…。
よく見てみなさいよ。
腰に手…お尻触ってんじゃない!だから…たまたまだよ。
たまたま!?そっちこそ人の事言えんのかよ。
えっ?私が何したっていうのよ?別に。
…ったく!すいません!私の監督不行き届きです。
不倫という訳でもないし相手は人気絶頂の朝倉かれんだ。
いい宣伝になるよ。
宣伝?宣伝だよ。
あの…恋愛とか本人にその気はないようなんですが。
それはどうでもいい。
とにかく行こう。
あの…どちらに?冬木社長。
この度はご迷惑をおかけしました。
(冬木)大変だったんだよここまで清純派でやってくんのは。
(小橋)これ…これ一発で全部ぶち壊しですよ。
誠に申し訳ございません。
向坂には厳重に注意致します。
それにしても…よくもまあぬけぬけとやってくれたもんだ。
でもうちの向坂から誘った訳ではない…。
今後の対策についてですが。
おたくに心配して頂く必要はありませんよ。
どうも。
(冬木)しかし大変だねぇ。
モリスエージェンシーみたいな大手を抜けると社長自ら出向いて頭まで下げなきゃなんないんだもんねぇ。
一からやるしかありませんので。
(冬木)一から。
一からにしちゃ大胆というかあの中里麗子を引き抜くとはねぇ。
ああまで恩知らずだといっそ爽やかだって業界じゃ評判だよ。
恐れ入ります。
悔しくないんですか?社長!ああまで言われて!向坂遼の事だってこちらが一方的に頭を下げる事じゃないですよね。
まあとにかくこっちはこっちで今後の事を考えよう。
朝倉かれんにほれてる?…んな訳ないだろ。
気持ちもないのにデートしたのか。
だとしたらひどいな。
ひどい?彼女の気持ちを弄んだって事だろ。
ちょっと待てよ。
人としてどうかと思うよ。
待てって言ってんだろ。
ケンカはしないよ。
ケガでもしたら撮影に響く。
いっ…!…ったくふざけやがって。
あっ来た!向坂さん!向坂くんだよね?向坂遼くん。
えっ?ちょっと話聞かせてもらえる?「週刊スクープ」の記事に対するコメントとかあるかな?朝倉かれんさんとはどうなんですか?実際もうつきあってるんだよね?違います。
それぞれのファンに何か言いたい事は?みんな知りたがってんだから!ひと言お願いします!ひと言お願いします!向坂さん!何だよ…!ついてくんなよ!
(たどころ)それで逃げてきたんかいな。
まあ…。
(もなみ)でもこれ熱烈っていうか…。
(樫村)相当いってるよね。
(由実)ショックです。
そういうんじゃないから。
そやけどつまりはこういう事実があったって事やろ。
いや…。
ショックです。
次は熱愛宣言とか?ないです。
お尻がっつりつかんでないはないよねぇ。
ないんですよ彼女とは何にも。
お前他に誰か好きな女でもおるんか?いません。
そやったら好きになれやこの女。
はっ!?遼くん。
ここに朝倉かれん連れてきてよ。
ファンなんだよね〜。
(ドアが開く音)
(たどころ)おい!
(ドアが閉まる音)マスコミをなめるんじゃないわよ。
ここにいたって芸能記者は押しかけてくるわよ。
それええやないか。
なっ!ええ宣伝になるし店の。
よくありません!はい!梨花が使ってた部屋よ。
しばらくはここで寝起きして。
ふ〜ん。
「ふ〜ん」じゃないでしょ。
お礼は?あの〜ご迷惑おかけします。
(俊子)いいのいいの。
にぎやかになってうれしいわ。
(一臣)ねえねえ僕の部屋で寝ようよ。
ここで寝るのよ。
(俊子)しばらくなんて言わずに好きなだけいて下さっていいのよ。
しばらくの間だけよ。
はい鍵!はっ?服誰かに取ってきてもらうから。
全くもう…勝手な事するからこういう事になんのよ。
はた迷惑な…。
(篤史)お帰り!あっ…!どうかしてたよ息子の顔を忘れるなんて。
なあ?はぁ…。
寝よ…。
寝よ…。
君はこれからどうしたい?どうって…。
朝倉かれんとつきあいたいとか?そんな気ありません。
ちょっと。
すいません。
こういう時の対処法は三通りある。
三通り?一つ目は真っ向から否定する。
彼女はただの友達で…。
友達じゃありません。
黙って聞きなさい。
二つ目は認めてしまう。
「よいおつきあいをしています。
今後も僕たちを見守って下さい」。
三つ目は煙に巻く。
煙に巻く?「あれはキスシーンのリハーサルをしていただけです」。
えっ?…とかなんとかのらりくらりとしらを切る。
ウソはつきたくないです。
つまり?全否定します。
(真田)社長!東西テレビです!朝倉かれんが…。
(記者)「かれんちゃんは向坂遼くんの事を?」。
「好きです。
私は遼くんの事が好きなんです」。
(望月)いいの?あんなの言っちゃって。
(新見)すっごいわねこの女。
ねぇ〜。
「遼くん私とつきあって下さい!」。
何考えてんだ…。
なるほどねぇ。
スキャンダルを逆手にとってイメージチェンジを図る。
イメージチェンジ?彼女はこれまで清純派で売ってきた。
男性受けするタイプのね。
しかしそれももってあと数年だ。
人気を保つためには同性のつまり女性の支持が必要だ。
これからは恋愛にポジティブで欲望に忠実な女性を目指すんだろう。
つまり女性受けする女だね。
さて…こちらはどう出るか。
あの…ここはノーコメントで通したらどうでしょう?ノーコメント?下手に否定すると世の女性たちの反感を買うんじゃないでしょうか。
だけど…。
君に任せるよ。
はい。

(香織)沢渡さん「週刊トゥデイ」からお電話です。
はい。
・オフィスイシノです。
取材はお断りしておりますので。
いえノーコメントでお願いします。
失礼します。
沢渡さん「週刊ミラクル」からです。
あっはい。
もしもし。
・お願いします。
(香織)オフィスイシノです。
えっ?あっいえ…ノーコメントでお願いします。
(記者)来たぞ!
(車のクラクション)向坂さんお願いします!向坂さ〜ん!遼くん遼くん!かれんちゃんには何て答えるの?ないしょでもう返事してたりして?ノーコメントです。
ノーコメントでお願いします!結婚に発展するなんて事は?ノーコメントを通す理由は?ノーコメントです。
あなたは?もしかして新しい彼女とか?三角関係ですか?私は向坂遼のマネージャーです!すいません!はいVTR回りました。
(ブザー)
(伊東)はいよ〜いスタート!「そんなに俺と別れたいのか」。
「ごめん」。
「もう愛がないの。
一滴も」。
「俺は諦めない」。
「明彦」。
「お前のその…愛?俺が全部しぼり出してやるよ。
一滴でも十滴でもコップ百杯でもさ」。
「無理なの!もう無理なの!」。
(村瀬)カット!OKで〜す。
すごい。
今の遼くん迫力あったなぁ。
この間の記者会見びっくりした?お疲れさま。
何よ…。
(右京)あのさ…あんまり気にしなくていいと思うよ。
あいつ今ちょっとピリピリしててさ。
何の事?
(小橋)この間はどうも。
ああどうも。
そちらはノーコメントですか。
そちらはイメージチェンジですか。
いや…別にそういう訳では。
でも女性の受けはいいんじゃないですか?まあ女性誌の取材が増えた事は否めませんけど。
へぇ〜。
はっ?
(三好)あっ!沢渡さんこれ見て下さい。
えっ?ちょっとこれ…。
え〜?お前がピッチャーだとするとノーアウト満塁フルカウント…だな。
つまりここは逃げずに真っ向勝負だ!なっ。
はぁ…。
(新見)出来た出来た〜。
遼ちゃ〜ん召し上がれ〜。
ほらほらほら。
口あ〜んして。
ねぇ〜。
ヤマイモとモロヘイヤとめかぶの試作品。
どう?うまいです。
もうちょっと。
ねっ遼ちゃんこういう時こそいい?この料理のように粘って粘ってネバーギブアップよ!私ったら…言っちゃった。
ウケる〜。
(望月)ネバーギブアップ!不実?一子さん。
サトイモのクリーム煮!好みかも。
この度はご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。
(晴彦)申し訳ないのはこっちだよ。
麗子さんに傷でもつけなければいいんだが。
(麗子)こんなのかすり傷にもなんないわよ。
でもまさかこの子と親子なんてね。
世の中分からないもんでしょう?ひと事みたいに言わないでよ。
ねえあなた知ってたの?はい。
人が悪いわねぇ。
であっちのスキャンダルは大丈夫なのかな?随分たたかれてるようだが。
息子が心配?親としては…ね。
へぇ〜。
(新見)ほらほらほら!みんな始まるわよ!社長!社長!ほら!ほらほら!早く早く!
(拍手)あぁ〜!あっいた!愛愛!
(竹内)大門龍太郎プロデュース久々のガールズユニット。
Tドールズの皆さんです!
(拍手)
(竹内)大門さん。
全員台湾出身という事なんですがそのあたりは?Tドールズの「T」は台湾の「T」。
韓国のKポップに続くのは台湾のTポップだと僕は確信してます。
(珊迪)はい!私はリーダーの珊迪です。
日本の皆さんよろしくお願いします。
安です。
安珠です。
美莎です。
雪冰です。
雪莉です。
ニーハオ。
私は愛愛です。
(アナウンサー)それではTドールズの皆さんは歌のご準備をお願い致します。
(Tドールズ)はい!なんかこっちが緊張するわね。
大門さん。
全員台湾出身。
これ面白いところに目をつけましたね。
台湾のみならずアジアには無数の才能が眠っています。
それを掘り起こすのが僕のこれからの仕事でもあります。
なるほど。
さあそれでは早速歌って頂きましょう。
Tドールズのデビュー曲です。
「トキメキとめないで」。
どうぞ!
(竹内)Tドールズの皆さんでした。
ありがとうございました!続いてはエクシードの皆さんです。
はいこんばんは。
こんばんは。
大丈夫大丈夫。
もっと練習すればうまくなれるよ。
亜依ちゃん!大丈夫?何でこの時期にデビューなんですか?早すぎたんじゃないですか?これでいいんだよ。
えっ?
(竹内)おっとたくさん来ましたよ〜。
先ほど歌ってくれたTドールズに大変な反響が寄せられております。
紹介しましょう。
「愛愛がかわいい。
トチりぶりがたまらない。
見ているこっちがハラハラドキドキ。
応援したくなる」などすごい数ですねこれね。
そういう事。
愛愛にはピンチに思えたかもしれないけどデビューさせるにはまたとないチャンスだったって訳。
あっえ〜と…向坂遼だっけ?彼のスキャンダルはその後どうなってんの?バッシングの嵐です。
あれも同じだと思うよ。
ピンチって実はチャンスなんだよ。
ピンチはチャンス…?ピンチはチャンスねぇ。
でも私にはただのピンチにしか見えません。
ノーコメントを通そうだなんて言って結果的に向坂遼を追い詰めたのは私です。
このままじゃ向坂はたたかれてたたきまくられて潰されてしまいます。
なんとかしてやって頂けないでしょうか。
お願いします。
プロデューサーの青山さんをお願いします。
オフィスイシノの石野です。
向坂遼の件で折り入ってご相談したい事があるんですが。
あっおはよう。
よう。
ごはんだってさ。
何よ!あの…遅いから呼んでこいってお母さんが。
いいから行きなさい!いや…。
行きなさいって!僕も行く!もう…!
(一臣)ごちそうさま。
(俊子)はいはい。
そういえば社長さんお元気?社長って石野さんの事ですか?いい方よね〜。
この間もね一子をここまで送って下さったのよ。
あっ!こ…ここじゃないです。
うち…。
へぇ〜。
いいでしょその話は。
この子べろべろに酔っ払っててほんと大変だったのよ。
へぇ〜。
今はそんな話してる場合じゃないでしょう。
なんか大変な事になってるみたいねぇ。
はぁ〜まあ…。
一臣何度見れば気が済むの?朝っぱらからもう〜。
遼おにいちゃんは好きじゃないの?朝倉かれん。
ちょっと!「正義の味方なのにキスなんかしておもしれ〜」ってみんな言ってるよ。
はぁ〜なるほどね。
なるほどって何よ。
子供たちにも嫌われたんじゃないかと思ってたからさ。
安心してる場合じゃないわよね。
なにカリカリしてんだよ。
カリカリするでしょ。
せっかくここまでやってきたのに全部無駄になるかもしれないのよ。
俺は全然悪くないんだからさ堂々としてればいいだろ。
それが通用するとでも思ってる訳?そんな甘い世界じゃないわよ芸能界ってのは!へぇ〜芸能通なんだ。
私の事バカにしてる訳?ちょっと2人とも朝からケンカしないでよ。
夫婦ゲンカは犬も食わない。
ほっときなさい。
今日はいーわちゃんとお伝えするあさみなおの天気がいいわ!
(三島)これどうぞ。
あら。
何ですか?差し込み稿です。
差し込み稿?急に台本の変更がありまして。
ふ〜ん変更。
今日これから撮るシーンです。
これから!?お願いします!差し込み稿で〜す。
差し込み稿で〜す。
差し込み稿で〜す。
キス!?キス…。
青山さんこれどういう事ですか?
(青山)ああそれね。
脚本家の先生がどうしてもそうしたいって言いだしてね。
視聴者の興味をくすぐるためですか?いや〜そうではなくてあくまでも作品の流れとしてっていうかね。
(青山の鼻歌)それじゃ本番参りま〜す!ちょっとちょっとちょっと…本番中の撮影はNGです!いいんだよ!
(ブザー)本番10秒前!5秒前!よ〜いスタート!「俺を忘れちゃいないよお前は」。
「そんな…」。
「じゃ教えてやる」。
「待って」。
何なんですかあなたたち!どういう事!?いや…。
どうなってんだこれ!まあまあまあまあ。
青山!やめて下さい!本番中です!撮らないで!ねえやめて下さい!
(石野)「これが向坂遼の答えだ!」。
うまいタイトルをつけるもんだねぇ。
信じられませんよ!本番中にマスコミ入れるなんて東西テレビは何考えてるんでしょう!それ仕込んだというかプロデューサーに持ちかけたのは僕だよ。
えっ!?台本に手を入れてもらったのも。
ピンチをチャンスに変えるためにね。
あの…。
ノーコメントを通した事で向坂はたたかれるだけたたかれた。
それを逆転させるためにはそれぐらいの手を使うしかなかったんだよ。
まあそれだけじゃないけどね。
ドラマの視聴率にもいい影響があると思うよ。
納得いきません。
なんとかしてほしいと社長にお願いしたのは私です。
でもこういうやり方は…。
(石野)気にくわない。
話題になればいいんですか!?話題にならなきゃ始まらない。
それに才能が本物ならスキャンダルの1つや2つで傷はつかない。
それぐらいで潰れる才能はそれだけのものだよ。
やり方についてお話ししてるんです。
(ノック)どうした?本気で好き?朝倉かれんを?彼女のどこがいいのかな?彼女の気持ちは…確かめる訳ないわね。
芝居でも…。
えっ?芝居でもあいつにいいとこ持ってかれるし…。
自分が幼いって事は…バカみたいな事言ってるのは分かってるんです。
でも…混乱してて。
これからどうしたらいいのか…。
このあとの東京都内は晴れ一時雨の予報。

(三島)差し込み稿です!また?これひょっとして…。
じゃあ。
差し込み稿です!これも社長が?
(三島)差し込み稿です!確認お願いします!は〜い本番いこうか。
はい本番参りま〜す!
(ブザー)
(村瀬)本番!よ〜いスタート!「こっちを向いてくれないかな」。
「僕が見える?」。
「当たり前じゃない」。
「ほんとに見えてる?」。
「えっ?」。
「僕の気持ち君に対する思いが見える?」。
「ぼやけて見えてるならそれは君が揺れてるからだ」。
「揺れてる?」。
「あいつと僕の間で」。
「僕には君の心が見える」。
「僕の気持ちが揺れる事はないから」。
「僕は君が好きだ」。
「僕の全部で…」。
「何よりも大切だ」。
「好きなんだ」。
「実くん…」。
「好きだ」。

(伊東)カット!
(村瀬)OKです!
(村瀬)いやよかったよ!監督も大満足だよ。
ありがとうございます。
(かれん)なんか本気で泣いちゃった。
自分の演技に満足してない?はい。
どうして?よかったわよすごく。
僕が演じてたのは立花実じゃなくて鷲見右京…。
つまり僕自身なんです。
えっ?自分の思いをぶつけただけじゃ…芝居だなんて言えません。
でもあいつは…向坂遼は好きでもない相手とあんなに激しいラブシーンを演じてました。
あれが本当の芝居です。
僕は…あいつにかなわないんじゃないかって。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
どうしたの?あいつ…すごいわ。
右京くん?さっきの芝居すごかったよ。
そうね。
俺って人の心がないのかな。
心?朝倉かれんとのキスシーンだって好きでもないのに平気で演技できる訳じゃん。
芝居のための芝居っていうかいっつもさめてる感じでさ。
でもあいつは違うんだよ。
自分がいるんだよ芝居の中に。
心の入んない演技って何なんだろうな…。
なるほどねぇ。
今日の台本変更も社長の差し金だったんでしょうか?今日のは何のためですか?最初は右京くんに自信を持たせるためだったんじゃないかって思ってました。
でも…社長はそんな単純な人じゃないと思います。
2人に芝居について悩んだり考えたりさせるために仕組んだんじゃないですか?向坂遼のキスシーンも今日の右京くんのシーンも。
悩みは人を成長させるからね。
(真田)社長!社長!東西テレビです!また朝倉かれんが…。
(記者)「向坂さんとのおつきあいは最近いかがですか?」。
「商品に関係のないご質問はご遠慮下さい」。
「遼くんの事はきっぱり諦めました」。
(記者)「どうしてですか?」。
えっ?「振り向いてくれない人を好きでいるのは私らしくないと思ったんです」。
(記者)「寂しくないんですか?」。
「平気です。
新しい恋を見つけます」。
恋多き女に路線変更か。
(記者)「好きになれそうな相手はいるんですか?」。
「います」。
(どよめき)
(記者)「誰ですか?」。
「鷲見右京くんです」。
えっ!?
(記者)「それはドラマの中の恋が本当に恋になったと?」。
「ご想像にお任せします。
でも…」。
(記者)「でも?」。
「彼はぶれない人だと思います。
それはドラマの役と同じです。
そこがすてきだと思います」。
(アナウンサー)「またもや大胆発言を繰り出した朝倉かれんさん」。
向坂遼をめぐる騒ぎはこれで一件落着だな。
でも…。
(石野)別の騒ぎが始まるか。
2人をお誘いに来ました。
えっ?今日は僕にごちそうさせて下さい!
(「ロード」)・「ちょうど一年前にこの道を通った夜」・「昨日の事のように今はっきりと想い出す」それで終わった訳や。
まあ…。
なんやつまらんのう。
でもよかったんじゃないですか?好きでもない女から解放されて。
ねぇ〜。
でも朝倉かれん会いたかったなぁ〜。
これも作戦のうちですか?えっ?朝倉かれんの気持ちが右京くんに移るって。
それは予想外だったなぁ。
女性の気持ちは分からないよ。
しかし右京は女性に免疫がないからね。
免疫?
(石野)ちょっと気にはなるけど…。
・「何でもないような事が」まあとりあえずはよしとするか…。
ひとつ伺ってもいいですか?うん?あの2人を…。
大事に思って下さっているんですよね?そこが揺らいだら僕がいる意味がなくなるよ。
えっ?僕は君たちを守らなければならない。
守る…。
大手の事務所にモリスエージェンシーにいたころ僕は守られていた。
でも今は社長としてタレントや君たち社員を守る立場になった。
そうなると自分がいかに小さく力がないかそれを痛感してばかりだよ。
でもだからこそ今の僕は何でもやるよ。
君たちを守るためならどんな事でもどんな手でも使う。
それが僕の覚悟だ。
でも私は…。
君はそれでいい。
君が君らしい姿勢を貫けるように僕は君を支えるよ。
どうした?悔しいですけど…。
えっ?ちょっと感動しました。
そうか。
じゃあ改めて乾杯だ。

(拍手)フゥ〜!イェ〜イ!最高でした!ほんと。
ありがとうございます。
はいじゃ次は向坂くんの番。
誰が。
えっ歌に自信ないの?うるせえよ!はいいこう。
いこう!ちょっちょっちょっ…!並木のおっさんがおったら喜ぶやろな…。
(由実)社長がですか?
(たどころ)こういうの好きやった。
昨日の敵は今日の友みたいなな。
右京くんよく知ってますね。
けっこうおやじっぽいとこある…。
お代わり!ちょっと〜飲みすぎじゃないの?由実ちゃんお水。
嫉妬は「緑色の目をした怪物」。
そう言ったのはシェークスピアでしたか…
2人とも目の色が変わっているようで…
2015/06/23(火) 22:00〜22:50
NHK総合1・神戸
ドラマ10 美女と男子(11)「あっちもこっちもスキャンダル」[解][字]

遼(町田啓太)とかれん(吉岡里帆)がキスしている写真が週刊誌に載り、オフィスイシノは大騒ぎ。一子(仲間由紀恵)は遼の不用意な行動をなじり、石野(前川泰之)は…

詳細情報
番組内容
遼(町田啓太)とかれん(吉岡里帆)がキスをしている写真が週刊誌に載り、オフィスイシノは大騒ぎ。一子(仲間由紀恵)は遼の不用意な行動をなじり、右京(中山麻聖)も遼を非難する。石野(前川泰之)は一子を伴い、かれんの事務所へ謝罪に行く。遼は芸能記者たちに追いかけられるはめになり、一子は仕方なく遼を自宅に寝泊まりさせることに。そんな折、かれんが記者会見で思わぬ発言を…。
出演者
【出演】仲間由紀恵,町田啓太,中原丈雄,田島令子,前川泰之,高橋ジョージ,草刈正雄,東幹久,真野響子,中山麻聖,吉岡里帆,森本レオ,【語り】ジョン・カビラ
原作・脚本
【作】田渕久美子
音楽
【主題歌】浜崎あゆみ,【音楽】河野伸

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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