探検バクモン「あなたの知らない東京スカイツリー」 2015.06.23


世界一高いタワーとして東京をいや日本を代表するランドマークだ
開業して3年。
これまで1,700万人以上がタワーから未知なる眺めを堪能
更に商業施設も含めるとなんと1億人超え!だが我々はスカイツリーの何を知っているというのか
そう!今回はスカイツリーを丸裸
てっぺん目指して探検開始!
秘密だらけの裏側にも潜入する
世界一のタワーにディープインサイド
ちょっとあいにくの雨なんですけども今日はスカイツリーにやって参りました。
あ〜来たことないですよ。
僕もないんですよ実は。
もちろん見たことはあるんですけどこの今根元にほぼいるんですけどちょっと上見えないよ。
雲の中だよ。
見えるよ。
全然見えてるよ。
あれ一番上じゃないでしょ。
あの上に更にあるんだよ。
あの上に更にある?そう。
一番上だよね?うそ!あの上に更にはないよ。
見りゃ分かるじゃない。
一番上だって。
私たちは見えてますか〜?こいつには見えてないと思うよ。
いやいや俺にも見えてるよ。
おはようございます。
おなじみサヘル・ローズと案内人の舟橋賢太郎。
スカイツリーの上から下まで全てを知る男だ
今日はどんな所を案内して下さいますか?そうですね今日はふだん皆様が行けない秘密の場所ですとか…観光したいんですよ。
(サヘル)何かドキドキしませんか?普通のとこ見たいけどね確かにね。
ドキドキの秘密の場所って一体どこ?
いよいよスカイツリー。
ね!楽しみですね。
こちらは一般の方の団体のロビーになってまして。
記念写真。
記念写真ここで撮る。
(サヘル)記念写真すごい。
集合写真。
案内の人のね。
(サヘル)スカイツリーの案内の方。
こんにちは。
(サヘル)おしゃれですね皆さん。
(田中)あこれすごいじゃない。
動いてる。
面白いですねこれ。
(田中)面白いこれ!
いきなり観光気分のバクモン。
だが!
今皆さんここで気になってらっしゃると思うんですけど行くのはですね実はこっちなんです。
こちら側です。
こちらが第1の秘密の場所です。
外だ!外。
(田中)あ〜すげえ!あ〜真下だ。
はい今こちらに来ました。
秘密の場所1つ目はスカイツリーの根元
600メートル上まで伸びる鉄骨。
ここはそれを真下から見上げることができる立ち入り禁止のエリアだ
(田中)この鉄骨のこのものっていうのは人の前にはないわけですね。
ないんですね。
実際に…
(田中)ないんだ!なので本当にここでしか触れないので秘密の場所その1。
すごい。
え〜!ここにいるわけね今。
はい。
今我々はここにいてこれを触ってるわけですけども。
そうですね。
こちらの場所我々通称「東カナエ」と呼んでいます。
「カナエ」というのはですね昔の中国の器で三つ足の器があってそれを鼎という。
それを引用して我々もちょうど三つ足ですので。
これね不思議なんですよね。
三角形でねここが3つなんですよね。
でここがもう円だから三角形でずっと行くなら分かるんだけど…すごいいい特徴に気付かれた!
さすが田中!いいところに気が付いた
こちらから見上げて頂くと分かるんですけれども足元は三角形で上に行くほどどんどんと丸みを帯びて。
(田中)曲がってるよね。
曲がってってる。
ゆがんだ感じになってんだよね。
な〜んでわざわざこんな不思議な形にしたのか?
足元が三角形なのは安定のため。
丸くなっていくのは360度見渡せる丸い展望台のためだったのだ
この複雑なデザインを可能にしたのは全部で3万7,000ものパーツに分かれた鉄骨。
大きさや形が違う鉄骨を組み合わせて造られているのだ
中でも一番大きい鉄骨は…
1個当たりですね。
(田中)3万6,000トン!すごい数だ。
鉄骨の数は3万7,000。
それらを寸分の誤差なく634メートルまで組み上げた世界一のタワー
その建設には延べ58万人ものプロフェッショナルたちが携わった
すごく複雑な形ですよね。
曲線と直線と。
そうですね曲線と直線と組み合わせて造ってまして。
(サヘル)何かアートですよね。
続いて伺いたいと思うのは実は皆さんどこに行くと思いますか?分かんないです。
地下に行きたいと思いますよ。
上がいいんだけどね。
意外ですよね。
タワーに行きたいけど…
次なる秘密の場所はなんと地下?スカイツリーに来たのに地下に行くって一体なに?
なかなかタワーに来てこうやって下りるってことはないですもんね。
高いとこへ行きたくて来るんだからね。
(サヘル)ですよね。
(田中)外も見えない。
こんにちは。
こんにちは。
スカイツリーの設計をされた小西さんです。
設計された方ですか!小西さんなくてスカイツリーなしと。
スカイツリーの構造はこの男が考えた!構造設計25年の大ベテラン
東京タワーの。
え?私の所属している設計事務所は今の東京タワーも設計。
1900年創業の老舗中の老舗なんですよ。
同じ事務所が設計してんだね。
サヘルのダジャレにも構造設計が必要
(田中)お願いします。
どうぞ。
あれ?
(田中)なんか。
面白いねこぢんまりして。
(田中)部屋みたいになってるけど。
(小西)そうなんですけどね…
(サヘル)まだまだ奥に。
あここですね。
中に入りましょう。
むむ?扉を開けると目の前は巨大な壁?
これは一体なに?
これが「心柱」って呼んでいるコンクリートの構造物です。
真ん中の柱?ええ。
(田中)真ん中だ!
柱なんだ!スカイツリーは鉄骨だけかと思いきやコンクリートの柱が隠されていたのだ
これは中心だよ。
これがスカイツリーの一番根幹?そうですね一番真ん中にあるし頼りになる柱ですね。
これどうなってるの?
(小西)高さがね地上375メーターまでずっとつながってる。
(田中)半分ぐらいだね。
半分ぐらい大体。
(小西)直径は8メーターあるんですけど。
直径8メーター!全くこっち側は鉄骨のタワーの部分でここに独立してこう立ってるんですね。
なになに?柱が独立して立っている?そんな柱って一体なに?
うん確かにつながっていないようだが…
(田中)心柱っていうのは何なんですか?地震とか風とか日本は両方とも厳しいので揺れた時に…
(田中サヘル)おもり!
おもり?おもりってあのおもり?ますます訳が分からなくなってきた
全然びくともしない。
当たり前だろ!お前が押してちょっと動いたりしたらどうすんだよ。
ここはねしっかりと動かないように留めてあるので押しても動かないんですけどね。
いやいや。
そうしてなくたって動くわけないでしょこんな。
ああでもね上の…わざとね。
テレビの前の皆さんはお分かりになっただろうか?これはその仕組みを分かるようにした模型。
右がスカイツリーと同じ構造。
外側のタワーに対して内側にある心柱が遅れて揺れている
これによって心柱がタワーの揺れを抑えるのだ
これが地震の揺れを抑えるために考え出された秘密兵器。
ずばり!「心柱制振」だ
(小西)このシステムは世界で初めてなんですね。
(小西)地震も風も強いという国で600メーターの構造物を造るということがなかったというか。
これで性能を高めるというやり方がなかったので。
心柱にはまだまだ秘密が隠されているという
(田中)でももう何がどこにどうなってるか…。
(田中)えっこれ内側なの!?
(サヘル)すごい!中!
ちょっと待った!
何気なく通り過ぎたここ。
ここからもう心柱の中。
中は大きな筒のように空洞だったのだ
内側にこれ…
(田中)避難用?これ永遠に上がってったらこれ上まで行っちゃうわけ?そういうことです。
(田中)すごいよね!私昔出来た時に一番上まで行って下りてきたんですけど70分かかりました。
それ次の日大変だったでしょ。
次の日ベッドから転げ落ちました。
階段をのぼり続けること5分
(サヘル)到着。
業務用エレベーターですので従業員も利用してます。
ねえ。
もう一回…来ましたね。
はい参りました。
(サヘル)よかった〜。
どうぞ。
すいません。
失礼します。
見てよ!
さまざまな重要設備があるスカイツリー。
そんなわけで詳しくはお見せできません
普通のビルと違って1層ごとに階があるわけではないのでスタッフの使い勝手としてはメートルで表したほうが分かりやすい。
すごいね。
「415メートルに行ってきます」とかって言うのかね。
ちょっと面白いですね。
(サヘル)耳がだんだんと来ました。
あ耳がツーンとしてきた。
うそ。
全然ツーンとしてこない。
あっそう。
すご〜い。
たまにねうそつく時あるんです。
多分こいつも来てるんですよ絶対。
え?来てるじゃねえか。
さあ着きましたとりあえずね。
着いてもほら我々なんにも。
耳は確かにちょっとツンとしてるから。
(サヘル)はい。
高い位置に来たかなとは。
ここはえ〜と地上200メートル付近とさせて下さい
ではご案内致します。
(田中)えっなにこれ!こんなのばっかりあるね。
非常に狭いので気を付けて下さい。
うわ!
舟橋さんみんなをどこへ連れていくつもり?中には何があるの?
(サヘル)冒険ですね。
(田中)マジ?すげえ!こんなもうさこれ太ってる人行けないよこれ普通にギリギリだよ俺が。
すげえ。
(サヘル)気を付けて下さい。
このネットがないと大変な事になる。
(サヘル)これ怖い。
そのままズルッといきます。
(サヘル)中入りました。
ここがどういったとこなのか。
(田中)隙間!?ここが隙間。
そう!一行がいるのはなんとここ!この隙間。
よく入ったなぁ
だからここ迫ってくるんですよ。
ただねこの柱がこの壁に当たっちゃわないようにこの赤いオイルダンパーっていうんですけれどもこいつが心柱が寄ってきすぎないようにこれで制御してるんですね。
巨大な柱が動く決定的な瞬間をお見せしよう
心柱はタワーの揺れを抑える動きをしなければならない。
そこで小西さんたちはテストをした。
心柱は目標とした揺れ方をすることが確認できた
そしてこの赤くてデッカイやつが心柱を受け止める
オイルダンパーは地震の時どの方向に揺れても受け止められるよう設置されている
心柱とオイルダンパーの強力なタッグで世界一の高さを誇るタワーは守られているのだ。
更に心柱の底にも驚きの工夫が。
心柱に大きな力がかかった時その力を逃がすようゴムの上に置いているのだ
地震っていつ来るかとかが分からないじゃないですか。
でも今こうやって話を聞いていてそのためにやっぱりいろいろ皆さん試行錯誤して今の新しい世界初のシステムを作ったわけじゃないですか。
その事によって地震というのはこのシステムによってだいぶ減らされていくものでしょうか。
半分!半分はデカイよね。
すごい。
(サヘル)タワーと共に人生をささげてる方ですから…
(田中)何だそれ!失礼だろ。
コンクリートの顔って何だ。
より高くより安全に。
スカイツリーには地震や風に負けまいという技術者たちの誇りが詰まっていた
次にやってきたのは扉を開けてまた扉。
一体どこ?
どうぞ。
おっ。
何だ?
(サヘル)お?お?
(田中)これは?どうぞどうぞ。
中のほうまでお入り頂いて。
(田中)なんか広いっちゃ広いね。
今までのとこに比べると。
舟橋さん…あのここホントになんもありませんけど?
ここはですね…えっなになにどういうこと?貸し部屋?誰が住むの?こんなとこに。
私実は賃貸管理部という部署に所属しておりまして。
スカイツリーは賃貸の事業もやっているんです。
えっ?どういうこと?スカイツリーっていうのは皆さんご存じのとおり観光の施設というのが一番一般的ですけれどもそれともう一つ重要な役割として放送通信ですね。
まさにテレビの放送を担っていると。
そう!皆さんスカイツリーが電波塔だってこと忘れていませんか?日々ここからテレビなどの電波を送り続けているのだ
ここも放送用の機械を置く部屋の一つ。
そして他の目的にも利用できるとか
ただしガス水道風呂トイレはありません
誰かじゃあ借りたい人は。
ぜひ借りて頂きたい。
どういう目的でも借りれるの?ホントにぜひですね何か活用して頂きたいなというふうに思っているんですけれども。
住むのは…。
(サヘル)私たちでも借りられるってことですよ。
リフォームすりゃ住める。
家賃いくらぐらいですか?そうですそうです。
家賃は多分港区のほうよりは大して高くないんじゃないかなと。
じゃ何かどうですか。
お二人がもしここを…劇場とかどうですか?面白い。
ハハハハハ!あスカイライブいいですね。
真剣にありだと思いますよ。
書類ありますよね。
サインしてもらいます?あじゃあもう早速。
おっ契約成立か?日本一高い場所で一体何をやる?
スカイツリーの空き部屋。
あなたなら何に使う?
ただあれですよ。
全然…そろそろじゃあ。
あ!ちょっともったいぶらせすぎだからそりゃ。
じゃあ行きましょう。
参りましょう。
やっとですよホントに。
失礼します。
ご案内します。
すいません。
皆さん普通に仕事中に申し訳ないです。
失礼します。
なんか憧れません?みんなで「探検バクモン」って言いたくなりません?なんないす。
一切ならないす。
じゃせ〜の「探検バクモン」!
(田中)すいませんホントにね。
だいぶのぼってきたみたいだけどどこまで来たの?
今度こそ。
(サヘル)おっ…お〜っ!あっ外だ!外だ外だ!ようやく。
外です!展望台ですか。
ようやく。
あお店がある。
一般のお客さんが来るとこねここね。
ようやくだよ!ようやくだよ!やっと上陸した。
うれしい!
(田中)350メートルの「天望デッキ」!初めて来た!うれしい!なるほどここか!
未体験の景色を楽しむ観光客
この展望台でもまだスカイツリーの半分ぐらいの高さなのだ
あソラカラちゃん。
ソラカラちゃんどうも。
こんにちは。
お星様なの?なんで持ってんの?これ。
これは?いや「なっし〜」は言わないです。
これ望遠鏡なんです。
メガホンじゃないです。
メガホンじゃないのね。
望遠鏡なのねこれね。
あそういうことか。
バクモン初めてのスカイツリー。
やっとやっと外を見ることに
これは見事な景色だやっぱり。
(田中)うわすげえ!確かにこれは。
なにこの見え方。
(田中)この見え方すごいね。
(サヘル)ちょっとガラスが独特。
何て言うんですかこれ。
何これ?何でこんな斜めに?
(田中)斜めですね。
これ来てみないと分かんないね。
(田中)そうだね。
(田中)そうそうだからホントにそう。
宇宙船だね。
(田中)UFOから下を見てるみたいな感覚がちょっとあるよね。
前のめり。
あれ東京ドーム?あれ東京ドームですね。
(田中)なんか天気が悪いから。
そうですねちょっと今日は視界がよくないですが。
晴れてる時はもう富士山まで見えますので。
残念ですね。
曇りもなかなかいいよでも。
皆さんにはこちらをご覧頂きましょう
そして更に100メートル上にも展望台があり実はバクモンはそれよりも上にのぼろうとしているのだ
せっかくスカイツリーにお越し頂いたのでもっと上とあとは…ちょっとまだ屋外で…残念なんですけれども…。
あら!プロデューサーからゴーサインが出ました。
いいですか?ちょっとね事務所のスケジュール。
このあと事務所もOK!後日リベンジ作戦決行予定
スカイツリーの上のほうにはどんな秘密が隠されているのか。
お楽しみに!
2015/06/23(火) 16:25〜16:50
NHK総合1・神戸
探検バクモン「あなたの知らない東京スカイツリー」[解][字][再]

高さ634メートルを誇る東京スカイツリーの非公開エリアに潜入する。精緻に形づくられた鉄骨群に、隠された超巨大コンクリート壁、見るもの聞くもの全てがど迫力!

詳細情報
番組内容
開業3周年を迎えた東京スカイツリーが今回の舞台!観光コースではない秘密の場所に潜入する。まず目撃したのは巨大な鉄骨。そこにはタワーの不思議な形の謎を解く鍵が!続いて地下に潜り、高さ数百メートルもあるコンクリートの柱に行き当たる。一体何のために?その秘密を探る。初めてスカイツリーに来てやっと展望台にたどり着いた爆笑問題は、さらに頂上部を目指そうとするが、待っていたのはおきて破りの仕打ちだった。
出演者
【ゲスト】サヘル・ローズ,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【語り】木村昴

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – 旅バラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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