医龍4〜Team Medical Dragon〜 #03 2015.06.23


どないすんねん。
お偉いさんが、こっち見て10年かかるな、お前らって。
履歴書見て
(加藤)ドーパミン持ってきて。
(看護師)はい。
(木原)CVカテ持ってきて。
(看護師)はい。
(由加)加奈。
(伊集院)この患者さんにはヘパリンもアルガトロバンも使えない。
だから人工心肺が回せない。
(藤吉)ヘパリンを使わないでオペはできないのか?
(伊集院)ヘパリンなしに人工心肺は回せません。
(藤吉)じゃあ人工心肺使わないでオペできないのか?
(伊集院)心臓動かしたままオペですか?
(荒瀬)いや。
今回は無理だ。
三尖弁の逆流が増えてる。
(伊集院)ということは僧帽弁形成術に加えて三尖弁形成術。
それにオーバーラッピングの3つのオペが必要。
(荒瀬)いくら朝田でも人工心肺なしに3つ全てやるのは不可能だ。

(猪原)院長。
藤吉先生の患者さんがさっき僧帽弁の腱索断裂起こしたって。
(桜井)何?
(伊集院)どうしたらいいんだ?
(荒瀬)待つことができればな。
(伊集院)待つ?
(荒瀬)HIT抗体は数カ月でなくなるというデータが出てる。
(伊集院)HIT抗体がなくなったらヘパリンが使えるようになるんですか?
(荒瀬)ああ。
だからそれまで内科的にどうにかしのげないか?いや。
この状況ではバドやPCPSでの人工心臓による補助が必要だ。
(伊集院)それじゃ一時的に心臓が助かっても手足や臓器は血栓で壊死してしまいます。
(木原)サチュレーションが低下してる。
(加藤)挿管するわよ。
(看護師)はい。
(由加)先生。
(龍太郎)リスクを承知でヘパリンを使ってオペをするしかない。
どういうことですか?救命に必要な最小限のオペを最短時間でやる。
今の患者の状態でヘパリンを使えばかなりの確率で血栓塞栓症を起こすぞ。
そうなったらもう助けられません。
いくら朝田でもそんな無茶はさせられない。

(荒瀬)もう打つ手がないってことか。

(ドアの開く音)
(桜井)打つ手ならある。
(桜井)ヒルジンを使え。
ヒルジン?
(心電計の警告音)
(看護師)ショートランです。
(加藤)メキシレチン50ミリ吸って。
(看護師)はい。
(木原)何やってんだ?あいつら!もう待てないぞ!ヒルの唾液腺から分泌される抗凝固剤だ。
(荒瀬)確かにヒルジンならヘパリンの代わりになる。
じゃあ人工心肺が使える。
オペができます。
(バイブレーターの音)
(荒瀬)でもヒルジンは使えない。
(伊集院)えっ?どうして?ヒルジンは欧米では使われてるが日本では未認可の薬だ。
(伊集院)未認可。
(荒瀬)だからそもそも日本にヒルジンはない。
(伊集院)じゃあアメリカから取り寄せて…。
(藤吉)それじゃ間に合わない!
(桜井)OK。
サンキュー。
ヒルジンは10分後に到着する。
(荒瀬)はあ?どういうことだよ?
(桜井)ベースから取り寄せた。
(伊集院)ベースって米軍基地ですか?
(荒瀬)何者だよ?
(伊集院)でもヒルジンは日本では未認可の薬なんですよね?他に方法がない。
(木原)未認可の薬?まずいぞこれは。
ヒルジンを使ってオペをしろ。
責任は俺が取る。
(藤吉)しかし…。
医者なら患者のためにベストを尽くすものだ。
ヒルジンがあれば患者は助かる。
ならばためらう理由はない。
はい。
行こう。
患者が待ってる。

(桜井)岡村君。
すぐにオペしないと患者は助からない。
オペをするにはヒルジンを使うしかないんだ。
(木原)でもそれは未認可で…。
(岡村)第7オペ室を使ってください。
えっ?
(木原)えっ?
(岡村)患者さんは僧帽弁逆流を起こしてるでしょう。
急がないと。
(木原)でもヒルジンは…。
(岡村)このL&P病院は医療特区の認定を受けています。
(伊集院)医療特区?
(岡村)ええ。
ヒルジンは欧米では広く使われている薬です。
この医療特区では日本未認可でも世界のスタンダードである薬は特別に使用を許可されています。
じゃあ。
(岡村)ヒルジンは使えます。
早くオペ室へ。
ありがとう。
(岡村)あっ。
礼などいりません。
(岡村)L&Pと桜井病院は協力関係にあるんですから。
当たり前のことです。
(桜井)うん。
先生も一緒に見学されていきませんか?彼らなら大丈夫だ。
私にも待っている患者がいるんでね。
(岡村)しかし驚きましたよ桜井先生。
まさか米軍にコネがあるとは。
古い知り合いがいるだけだ。
猪原さんを呼んでくれ。
このオペに1秒のロスも許されない。
(藤吉)分かった。
頼んだぞ。
朝田。
ああ。

(猪原)はい。
分かりました。
すぐ行きます。
L&Pで緊急オペになったわ。
こっちの患者さんのことお願いね。
(紗枝)はい。
(朋子)分かりました。
(木原)早く。
いいか?俺が育てたチームドラゴンのオペがどういうもんかよく見とけよ。
第7オペ室。
ちょっと始まるよ。
(一同)1・2・3。
(看護師)ストレッチャー外します。

(伊集院)ヒルジン到着しました。
(荒瀬)来たな。
(伊集院)手洗い行ってきます。
(荒瀬)ヒルジンで回すぞ。
(一同)はい。
(荒瀬)FFP。
血小板も用意しろ。
ヒルジンはヘパリンを使うときよりも血液喪失量が多くなる可能性があるからな。
(看護師)はい。
第7オペ室です。
富田加奈ちゃんの血液お願いします。
追加オーダーあります。
(一同)お願いします。
(猪原)桜井総合病院の猪原です。
よろしくお願いします。
遅くなりました。
(荒瀬)頼むぜ。
(猪原)はい。
ガーゼ。

(荒瀬)もう大丈夫だからな。

(岡村)ヒルジンも無事届いたようですね。
(藤吉)ええ。
(岡村)後は彼らの腕しだいということですね。
彼らならできる。
必ず患者を助けます。
患者の心臓は拡張し過ぎた心室により三尖弁と僧帽弁2つの弁の接合不全が生じ弁逆流が起きた。
まずKay法で三尖弁輪を縫縮し次に人工腱索を僧帽弁に移植し弁形成を行う。
その後オーバーラッピング法により拡張しきった左心室の一部を縫い合わせ適切なサイズに再形成する。
これより三尖弁形成術僧帽弁形成術およびオーバーラッピング法による左室形成術を行う。
(一同)はい。
心機能低下のため人工心肺補助は60分で終了させる。
メス。
(猪原)はい。
(岡村)60分?
(藤吉)患者の状態からしてそれ以上人工心肺を回せば離脱できなくなる。
(早川)60分で3つのオペなんて無茶ですよ。
(木原)ああ。
(早川)それに僧帽弁の形成術なんて。
時間短縮を優先するなら人工弁置換術を選ぶべきです。
(木原)普通の外科医ならそうする。
だが小児の患者に人工弁を使用したら成長に対応できなくなる。
オペの難易度より患者にとってベストな方法を選択するのが朝田龍太郎という男だ。
(早川)だからって…。
ああー!?
(早川)えっ?伊集院。
またかぶってるよ!4−0プロリン。
(猪原)はい。
(加藤)ターニケット。
荒瀬。
ヒルジンプロキロ0.7でボーラスショットしてくれ。

(荒瀬)ヒルジン9.8ミリ入れたぞ。
(ME)バイタル変わりありません。
ポンプオン。
(ME)ポンプオン。
(ME)フルフロー出ました。
カウントスタート。
(看護師)カウントスタートします。
フゥー。
(早川)人工心肺が回った。
ここから60分で3つのオペを。
できる。
朝田なら。
いや。
朝田だけじゃない。
チームドラゴンは全員の技術が並外れてるんだ。
(医師たち)桜井のやつらオペやってるらしいぞ。
ホントですか?チームドラゴンですか?あの女の子ですか?メス。
(加藤)鑷子。
(猪原)はい。
(早川)この前立ちの術野の展開は芸術的だ。
手術したい部位がすぐ目の前に広がっている。
第2助手は朝田先生が処置をしやすいように常に先回りしている。
あれは執刀医と同じレベルのオペができる証拠だ。
そして麻酔科医は外科医が術野だけに集中できるように小さな変化も見逃さずに全身管理をしている。
(木原)あの器械出しのナースも抜群の反射神経だ。

(荒瀬)ボリューム戻せ。
(ME)はい。
メス。
(加藤)クーリー鉤。
(伊集院)ポンプサッカーアップ。
(ME)サッカーアップします。
これがチームドラゴン。
こんなに美しいオペは見たことがない。
3−0プレジェット付きダクロン。
(猪原)はい。
メッツェン。
リークテスト。
(猪原)はい。
(加藤)逆流はないわ。
三尖弁形成術終了。
(早川)もう三尖弁形成術が終わった。
これならホントに60分で終わるかもしれない。
あいつらまた進化してやがる。
(早川)次は僧帽弁形成術。
メス。
(加藤)クーリー鉤。
(伊集院)人工腱索用意します。
どうした?朝田。
何だ?これは。
vegetationだ。
(伊集院)えっ?vegetation。
(藤吉)弁尖に細菌の塊が付いてる。
つまり感染性心内膜炎を併発してるということだ。
(伊集院)感染性心内膜炎。
心エコーでは何も映ってませんでした。
(加藤)ディテクトできなかったのね。
(伊集院)僧帽弁の腱索の修復だけじゃなくて弁の修復も必要です。
(加藤)弁置換しかない。
いや。
この患者に人工弁は使わない。
自己心膜で補填して形成術を行う。
(伊集院)そこまでやったら60分じゃ終わりませんよ。
(荒瀬)泡沫痰が出てる。
逃げるわけにはいかないぞ。
(早川)60分を過ぎれば人工心肺から離脱できなくなる。
(木原)どうする?朝田。

(野口)はい。
はい。
ハハッ。
ありがとうございます。
はい。

(藤吉)朝田。
(バイブレーターの音)
(岡村)はい。
えっ?時間内に終わらせる。
やるしかない。
(伊集院)はい。
(加藤)分かった。
メッツェン。
(猪原)はい。

(早川)またスピードが上がった。
でもあと40分で終わらせるのは絶対無理だ。
いや。
あいつらならやれる。
チームドラゴンなら。
グルタールアルデヒド処理をしてくれ。
CV5。
(猪原)はい。
(伊集院)サッカーアップ。
(ME)サッカーアップします。
伊集院。
サイズは12×8だ。
(伊集院)はい。
5−0プロリン。
(猪原)はい。
リークテスト。
僧帽弁形成術終了。
(伊集院)オーバーラッピングはどうしますか?
(荒瀬)あと5分しかないぞ。
(加藤)心内修復は完璧に終わった。
(加藤)ここでやめるべきよ。
無理にこれ以上続けたら機能している心筋にも障害が及ぶわ。
(伊集院)朝田先生。
オペを終了する。
今俺たちにできることはここまでだ。
(猪原)オーバーラッピングは…。
オペは。
終了だ。
ポンプオフ。
(ME)ポンプオフ。
(野口)・「タンタターンタンタンタターンタン」・「タンタターンタンタンタターン」・「タンタターンタンタンタターンタン」・「タンタターンタンタンタターン」・「タンタターンタンタンタターンタン」・「タンタターンタンタンタターン」・「タンタターンタンタンタターンタン」・「タンタターンタンタンタターン」朝田が負けた。
三尖弁僧帽弁の形成術を驚異的なスピードで終わらせた。
しかも時間が足りない状況で乳頭筋筋切術を瞬時の判断で追加した。
一命を取り留めただけでも奇跡ですよ。
あいつらにとっては奇跡なんかじゃない。
一命は取り留めたが心臓の状態は変わってない。
いや。
オペで負担をかけた分残存心筋の収縮は悪くなっている。
オーバーラッピングができなかったのは朝田にとって間違いなく敗北だよ。
このままオペを終えたとしても心筋症は残ったままだ。
またすぐに心不全を起こす。
次は移植でもしないかぎり助けられない。
(伊集院)閉胸しましょう。
ああ。
(岡村)まだオペは終わっていません。

(ドアの開く音)
(伊集院)藤吉先生。
(加藤)それは…。
(藤吉)患者の筋芽細胞から培養した心筋シートだ。
(荒瀬)心筋シート?
(加藤)でも心筋シートはまだ…。
(藤吉)さすが朝田。
出血が少ない。
(伊集院)どういうことですか?
(藤吉)出血量が多いとシートの生着率が悪くなる。
その場合また日を改めなければならなかった。
だがこの状態なら今同時に処置ができる。
患者の体への負担も最小限に抑えられる。
(加藤)心筋シートが使えればオーバーラッピング同様。
いえ。
それ以上の効果が期待できるわ。
(伊集院)でもホントにいいんですか?心筋シートを使っても。
(藤吉)やるぞ。
(藤吉)鑷子。
スパーテル。
(猪原)はい。
(藤吉)患者の太ももから筋芽細胞を採取後培養された直径約4cm厚さ0.2mmのシートを2枚1組にする。
(藤吉)強度を強めるため丁寧に重ね合わせたシートを左心室がカバーされるように張り付けていく。
(伊集院)心機能が弱ってる部分に患者自身の細胞からつくった心筋シートを張り付けていく。
(加藤)人工心肺は必要ない。
拒絶反応の心配もない。
しかもオーバーラッピングに比べて術後の回復も早い。
(伊集院)すごい。
まさに最先端の治療法だ。
世界初の医療が目の前に。
(木原)はっ?どこがだよ?鑷子で張り付けてるだけじゃねえかよ。
(早川)太ももの筋肉から採った細胞が心臓の筋肉に変わるなんて。
これはまさに革命だ。
僕は歴史が変わる瞬間に立ち会っている。
湯葉みてえだな。
(岡村)最高レベルの外科手術と最先端の再生医療のマリアージュ。
これで終了だ。
(伊集院)閉胸します。
世界中のステージがあなた方のことを待ち望んでいますよ。

(由加)加奈?
(藤吉)無事手術は成功しました。
(由加)ありがとうございます。
もう再手術の必要もありません。
(由加)先生。
本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
よく頑張りました。
入学式間に合うといいな。

(足音)
(猪原)でも何で心筋シートが使えたのかしら?
(伊集院)医療特区だからですかね。
ヒルジンだって特別に使えたし。
(加藤)ヒルジンと心筋シートは違うわ。
ヒルジンは欧米では使われているけど心筋シート治療はまだ世界中のどこでも行われていないわ。
そうか。

(男性)早くしろ。
(男性)すいません。
(男性)もう始まるぞ。

(桂)お疲れさまです。
オペは無事成功しました。
3カ月もすれば心筋シートの効果で心機能の回復が期待できます。
そうか。
よかったな。
はい。
(荒瀬)しかし米軍にヒルジンを運ばせるなんてな。
(桂)何の話ですか?
(伊集院)桜井先生って米軍と何か関係があるんですか?
(桂)院長ですか?さあ。
あのう!今テレビで。
(猪原)えっ?
(野口)われわれは最先端の日本の医療を世界中に広めるべく努力を重ねてまいりました。
(加藤)野口。
(伊集院)医療国際化推進委員会委員長?
(野口)その一例が医療特区です。
医療特区では海外では認可されているものの日本ではまだ認められていない治療を特別に認めるという試みを行っています。
(加藤)どうして野口が?
(野口)ただそれだけでは実に物足りない。
このバッジ。
こいつもL&Pの人間だったのか。
(野口)世界最先端の医療をわが国から発信したい。
(野口)そのため医療国際化推進委員会は新たな一歩を踏み出しました。
それが医療特区をさらに一歩進めたスーパー医療特区なのです。
(歓声・拍手)
(伊集院)スーパー医療特区?
(鬼頭)考えたわね。
スーパー医療特区だなんて。
(岡村)野口先生の行動力には私も驚かされました。
スーパー医療特区ではまだ世界のどこでも行われていない最先端の治療を臨床試験として行うことが特別に認められます。
そして本日9時40分。
L&P病院においてスーパー医療特区での治療第一例拡張型心筋症患者に対する心筋シート治療が大成功を収めました。
(歓声・拍手)
(加藤)野口の力で心筋シートが使えるようになった。
(猪原)どうしてそんなことが?こいつが裏で絵を描いてたってわけか。
(野口)それもこのオペの患者は何と6歳の女児でした。
もしこのスーパー医療特区内の心筋シートがなければどんなに優秀な心臓外科医でもこの女児を救うことはできなかったでしょう。
政府と太いパイプのある野口先生だからこそです。
(鬼頭)これでチームドラゴンは野口に大きな借りをつくった。
(野口)心筋シートがあれば患者さんは自分の心臓で生きられるようになるのです。
まさに夢の治療法なのです。
(伊集院)藤吉先生の心筋シートなのに。
(野口)ではこの世界に先駆けた心筋シート治療の第一人者ご紹介しましょう。
L&Pメディカルラボ研究員藤吉圭介先生です。
藤吉先生!?
(拍手)
(伊集院)藤吉先生がL&Pに。
スーパー医療特区を認めさせそこでの心筋シート治療と引き換えに藤吉を見事に釣り上げたわね。
(岡村)スーパースターが輝くのにふさわしいステージを用意するのは私の仕事ですから。
《心筋シートが使えるのか?》《ええ》《たった今このL&P病院は藤吉先生の心筋シートが使えるスーパー医療特区に認定されました》
(岡村)《世界中で唯一このL&P病院だけが心筋シートを使って患者さんを救うことができるんです》《すぐに準備を》
(岡村)《ただし藤吉先生にはL&Pメディカルラボの研究員になっていただく必要があります》《えっ?》
(岡村)《スーパー医療特区での治療はその病院での医師に限られていますから》
(岡村)《あなたが研究員となることで目の前の患者さんを救うことができるんです》
(岡村)《もちろん桜井病院の方で藤吉先生のお力が必要なときには行っていただいて構いません》
(加奈)《加奈。
小学校に行ける?》《行ける》
(加奈)《絶対?》
(藤吉)《うん。
絶対》
(加奈)《よかった》
(藤吉)《うん》《分かった》
(野口)このたびL&P病院と藤吉先生がタッグを組むこととなりました。
世界に誇る最先端の設備とスーパー医療特区という申し分のない環境を兼ね備えているこのL&P病院で研究をしていただくことになります。
彼の研究が実用化されれば世界中の患者を助けることができる。
つまり彼の研究が世界に売れL&Pに莫大な利益がもたらされる。
(岡村)フッ。
最先端医療の研究も権利ビジネスの一環です。
研究の権利をしっかりと押さえておかなければわれわれの手で大勢の患者さんを救うことはできませんから。
日本の医療も国際的な競争力を持たねばならない時代なのです。
THESHOWMUSTGOON!傑作だな。
(加藤)今度は何を考えてるの?野口。
(野口)では藤吉先生にご質問のある記者は挙手を願います。
(記者)心筋シートとはどのようなものなのでしょうか?今回の症例でいいますと患者の太ももの筋肉を培養しシート状にしたもので正式には筋芽細胞シートといいます。
患者自身の細胞のため拒絶反応などの心配は一切ありません。
彼インドの水が合うといいんだけど。
(岡村)フッ。
大丈夫でしょう。
一人で行くわけじゃありませんから。
よし。
その金額で進めてくれ。
条件は商品開発のプライオリティーをこちらが持つことだ。
世界に通じる商品から優先的に投資していく。
向こうにとっても悪い話じゃないはずだ。
ああ。
研究者はこちらで用意する。
それで早急に話を進めてくれ。
2015/06/23(火) 14:55〜15:50
関西テレビ1
医龍4〜Team Medical Dragon〜 #03[再][字]

手術をすると患者が死ぬ!この極限状態に、チームドラゴンは本当になす術はないのか。神の手からこぼれた幼い命に、チームドラゴンは禁断の手段を選択する!

詳細情報
番組内容
 朝田龍太郎(坂口憲二)、加藤晶(稲森いずみ)、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)がL&P病院の施設を借りて手術を予定していた拡張型心筋症の小児患者・富田加奈(玉野るな)だが、手術に必要となる薬が使えないことが判明した。藤吉圭介(佐々木蔵之介)が研究中の心筋シートを使えば手術は可能だが、まだ認可が下りていなかった。
 そんな中、L&P病院に入院中の加奈の様態が急変する。緊急手術が必要と
番組内容2
なり、朝田は苦渋の決断で救命のための最小限の手術を行うことを提案するが、藤吉はあまりにもリスクが高すぎると反対する。打つ手をなくして黙り込むチームドラゴン。そこへ桜井修三(平幹二朗)がやってきてヒルジンを使うようにと指示を出す。ヒルジンは、加奈が使用できない薬の代用にはなるが、日本では未認可の薬だった。患者のためにベストを尽くすのが医者だという桜井の言葉を聞き、ヒルジンを使う決意をする朝田たち。
番組内容3
カンファレンスルームでの朝田たちの会話を廊下で立ち聞きしていた木原毅彦(池田鉄洋)は、慌てて岡村征(高橋克典)に報告に向かう。朝田たちが手術に向かおうとカンファレンスルームを出ると、目の前に岡村が立ちはだかり…。
 朝田たちによる加奈の緊急手術が始まった。見学室には藤吉、岡村のほかL&P病院の医師や研修医たちが集まってくる。そんな中、手術を行っていた朝田の手が急に止まってしまう。
出演者
坂口憲二 
稲森いずみ 
小池徹平 
阿部サダヲ 
キムラ緑子 
柄本佑 
池田鉄洋
 ・ 
高橋克典 
平幹二朗
 ・ 
佐々木蔵之介 
夏木マリ 
岸部一徳 


スタッフ
【原作】
乃木坂太郎 

【原案】
永井明『医龍』(小学館 ビッグコミックス刊) 

【脚本】
ひかわかよ 

【プロデュース】
長部聡介 
大木綾子 

【演出】
水田成英 

【音楽】
吉川慶 
澤野弘之 
河野伸 

【制作】
フジテレビドラマ制作部

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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