ニュース 2015.06.23


こんにちは。
正午のニュースです。
きょうは太平洋戦争末期に20万人を超える人が亡くなった沖縄戦から70年の慰霊の日です。
沖縄県の各地で、平和への祈りがささげられています。
最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園です。
戦没者の名前を刻んだ平和の礎。
この女性は、亡くなった兄の名前に触れ、礎に水をかけていました。
おじいさんが沖縄戦のことを孫に語る姿も見られました。
70年前の沖縄戦。
住民を巻き込んだ激しい地上戦が3か月続き、沖縄県民の4人に1人が犠牲になりました。
沖縄県は、旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を慰霊の日と定めています。
島袋ヨシ子さんです。
両親や兄弟など10人を亡くしました。
糸満市まで逃げてきたところで、艦砲射撃にあったといいます。
渡口千江さんは、亡くなった父親の名前が刻まれた場所を、初めて訪れました。
ことし、子どもたちが父親の名前を手がかりに探し、渡嘉敷島で戦死したことが分かったということです。
生まれないうちに父親は亡くなってるので顔も知らない戦争というのは、あってはいけないことです。
糸満市では遺族や子どもたちが平和祈念公園に向けて行進し、平和の尊さを訴えました。
沖縄では、戦争体験のない世代が、県民の9割近くとなり戦争の記憶と教訓をどのように語り継いでいくかが課題となっています。
先ほど正午前からは、遺族など4000人以上が参列して、沖縄県主催の戦没者追悼式が開かれています。
このあと、沖縄県の翁長知事が平和宣言を読み上げ、普天間基地の名護市辺野古への移設計画を断念するよう改めて政府に求めることにしています。
また安倍総理大臣も犠牲者に、哀悼の意を表すことになっています。
西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、近畿から東北では、今夜遅くにかけて雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、急な激しい雷雨や突風などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと前線や寒気の影響で広い範囲で大気の状態が不安定になっています。
前線に近い沖縄・奄美や九州南部では断続的に雨が降っているほか、東日本や東北などでも午前中から局地的に積乱雲が発達し、雨が強まっています。
午前11時半までの1時間には、鹿児島県が南九州市に設置した雨量計で49ミリの激しい雨を観測しました。
大気の不安定な状態はこのあとも続く見込みで、近畿から東北では今夜遅くにかけて雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水のほか落雷やひょう、それに竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
菅官房長官は来年、三重県で開催されるサミット主要国首脳会議・伊勢志摩サミットについて、各国との調整の結果、5月26日と27日の2日間の日程で開くことを発表しました。
またサミットに合わせて開かれる閣僚会議について、地方創生の観点も踏まえて立候補を表明している地方自治体を念頭に内閣官房で各府省庁と調整のうえ、決定したい。
例えば、例年外務大臣や財務大臣の会合は行われているが、それ以外も行われる会合があるので調整ができしだい発表したいと述べました。
一方、記者団が来年のサミットはロシアのプーチン大統領の招待も検討するのかと質問したのに対し全く白紙だと述べました。
資金繰りがひっ迫しているギリシャへの金融支援について、ユーロ圏各国は今週中の合意を目指すことになりましたが、各国首脳からは支援の条件となるギリシャの構造改革案の内容を精査する必要があるとして協議の行方に慎重な見方も出ています。
ユーロ圏の首脳は、ギリシャへの金融支援について緊急の会議を開き、支援を受ける条件としてギリシャ政府がまとめた新たな構造改革案を協議しました。
改革案では、争点となっている年金の支出削減について公務員の早期退職制度の見直しなどを提案していて、ユーロ圏の首脳は一定の評価をしながらも、さらに協議が必要だという認識で一致しました。
会議後、EUヨーロッパ連合のトゥスク大統領は、24日に、ユーロ圏財務相会議を開くなどして今週中の合意を目指す方針を示しました。
ただドイツのメルケル首相が改革案の内容を精査する必要があるという考えを示すなど協議の行方に慎重な見方も出ています。
こうした中、ギリシャのチプラス首相は、改革案は議論の土台として受け入れられたと強調したうえで、金融支援を行うよう、ユーロ圏側に決断を促しました。
東京株式市場では、ギリシャへの金融支援を巡る協議が進むことへの期待感から、株価は大きく値上がりしています。
午前中から買い注文が広がって、日経平均株価は、取り引き時間中としておよそ15年2か月ぶりに2万700円台まで値上がりしています。
日経平均株価、午前の終値は、きのうより330円49銭高い2万758円68銭でした。
市場関係者は、ユーロ圏の緊急首脳会議で、ギリシャへの金融支援について、今週中の合意を目指す方針が示されたことで、投資家のリスクを避けようという姿勢が和らぎ多くの銘柄に買い注文が出ていると話しています。
今の国会の会期が9月27日まで95日間、延長されたのを受けて、自民党はきょうの役員連絡会で、最大の焦点である安全保障関連法案を今の国会で確実に成立させるため、全力で取り組むことを確認しました。
国会は、昨夜開かれた衆議院本会議で、あすまでの今の国会の会期を通常国会としては最長となる9月27日まで、95日間延長することを決めました。
自民党はきょう役員連絡会を開き、谷垣幹事長が会期の延長は、平和安全法制などの重要法案を十分な審議時間を取ってきちんと成立させたいということだ。
これだけ時間があるから大丈夫と緩まないよう、しっかりやってほしいと指示しました。
また佐藤国会対策委員長が野党側は会期延長に反対して、委員会の審議に応じないおそれがあるが、審議を進められるよう努力し、法案を速やかに参議院に送りたいと述べ、安全保障関連法案を今の国会で確実に成立させるため全力で取り組むことを確認しました。
これに先立って、自民公明両党の参議院の幹部が会談し安全保障関連法案が参議院に送られてくれば法案の速やかな成立に向けて結束して対応していくことで一致しました。
安倍総理大臣と韓国のパク・クネ大統領が、きのう両国の国交正常化から50年を記念する行事にそれぞれ出席したことについて、アメリカ国務省の報道官は、重要な一歩だと述べ、歓迎するとともに、日韓両国のさらなる関係改善に期待を示しました。
日韓両国の国交正常化から50年のきのう、安倍総理大臣と韓国のパク・クネ大統領は、東京とソウルで行われた記念行事にそれぞれ出席しました。
これについてアメリカ国務省のカービー報道官は次のように述べました。
カービー報道官は、韓国側が歩み寄りを見せたという見方を示すとともに、両首脳の記念行事への出席をきっかけに日韓関係がさらに改善へと向かうことに期待を示しました。
小渕前経済産業大臣の政治資金を巡る事件で、東京地検特捜部が小渕氏本人を不起訴としたのに対し、群馬県の市民団体はきょう不起訴は不当だとして検察審査会に審査を申し立てました。
小渕前経済産業大臣は、政治資金規正法違反や公職選挙法違反などの疑いで告発されましたが、東京地検特捜部は、刑事責任を問える証拠はないなどとして小渕氏を嫌疑不十分で不起訴にしていました。
これについて、小渕氏を告発した群馬県の市民団体市民オンブズマン群馬は、きょう不起訴は不当だとして東京の検察審査会に審査を申し立てました。
申し立て書で市民団体は、今回の事件では、小渕氏の元政策秘書も在宅起訴されており、一連の問題の実態について小渕氏本人が何も知らなかったということは、通常の常識からしてありえないなどと主張しています。
検察審査会は今後、検察の処分が妥当だったかどうか判断することになります。
小渕氏の事務所は、申し立てについて、まだ確認できていないとしています。
サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは22日、決勝トーナメントの1回戦、オランダ戦を翌日に控え最終調整を行いました。
オランダ戦に向けて、日本代表は6人1組で長いパスからダイレクトにパスをつなぐ素早い攻撃を意識した練習を行いました。
さらに非公開の練習では、フリーキックやコーナーキックのセットプレーなどチームとしての作戦の最終確認もしたということです。
2015/06/23(火) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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