ニュースウオッチ9▽安保法案で国会大幅延長へ▽日韓国交正常化50年首脳が語る 2015.06.22


こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
政府・与党は、あさってまでだった国会の会期の大幅な延長に踏み切りました。
通常国会としては、過去最長です。
今夜8時過ぎから開かれた衆議院本会議で、国会の会期を、9月27日まで延長することが決まりました。
これを受けて、安倍総理大臣は先ほど、次のように述べました。
あさってまでとなっていた国会の会期。
安全保障関連法案を確実に成立させたい与党は、国会の会期を延長する方針を決め、きょう、衆参両院の議長に申し入れました。
これを受けて、今夜8時過ぎから開かれた衆議院本会議。
会期延長に反対する民主党などは欠席。
そして行われた採決で。
賛成の諸君の起立を求めます。
起立多数、よって会期は95日間、延長することに決まりました。
自民、公明両党や次世代の党などの賛成多数で、今の国会の会期を、9月27日までの95日間延長することが決まりました。
維新の党や共産党は、本会議に出席したうえで反対しました。
今回の95日間という延長幅は、通常国会としては、これまでで最も長かった94日間を1日上回り、過去最長となります。
では、国会で取材している政治部の小口記者に聞きます。
小口さん、与党が、この会期の大幅な延長を決断した理由というのは、どこにあるんでしょうか。
安倍政権の最重要法案である安全保障関連法案を、審議を尽くし、国民の理解を得たうえで、確実に成立させたいという意図が読み取れます。
その一方で、依然として、法案の衆議院通過の時期が不透明なために、衆議院通過のタイミングや、参議院での審議時間などを踏まえて、確かな見通しのもとに延長幅を判断するという組み立てができなかったという事情もあります。
こうした中で、いわば、法案の出口に責任を持つ、自民党の参議院側を中心に、参議院でも衆議院と同じ程度の審議時間を確保すべきだという意見が強まり、政府・与党は、通常国会では過去最長となる大幅延長を決断しました。
今後の国会なんですけれども、どういう展開になりそうでしょうか。
政府・与党は、安全保障関連法案について、論点はほぼ出尽くしたとしていまして、今後、衆議院通過の時期を模索していく構えです。
与党側としては、法案が参議院に送られてから、60日がたっても成立しない場合、衆議院で3分の2以上の賛成で、再可決できるというルールも念頭に、延長国会の会期末の9月27日から逆算して、遅くとも来月中旬から下旬までには通過させたいところです。
これに対し、民主党などは、法案は憲法違反だと委員会審議などで繰り返し主張して、世論に訴え、成立を阻止する構えで、双方の攻防はさらに激しくなる見通しです。
こうした中、与党側が今後の審議への協力に期待感を示しているのが、維新の党です。
ただ維新の党では、党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長に近い議員らが、政府・与党との法案を巡る協議に前向きな姿勢を示す一方、党執行部は慎重な考えで、今後、維新の党の立ち位置がどうなるのかも焦点の一つになりそうです。
小口記者でした。
次です。
日本と韓国にとって、関係改善に向けた転換点となったでしょうか。
日韓の国交正常化からきょうで50年です。
両国の首脳が、日韓で開かれた記念行事にそれぞれ出席しました。
安倍総理大臣は、早期の首脳会談の実現を念頭に、関係改善に意欲を示しました。
東京都内で開かれた韓国政府主催の記念行事。
1000人を超える人たちが集まりました。
当初、出席は国会日程の都合上、難しいとしていた安倍総理大臣も駆けつけました。
そしてソウルでも、日本政府が主催した記念行事が。
当初、出席を見送るのではないかと見られていたパク大統領が出席し、祝辞を述べました。
国交正常化以降、最悪という指摘も出ている日韓関係。
日韓基本条約に署名し、国交を正常化したのは、50年前のきょうでした。
サッカーワールドカップの共同開催などをきっかけに、友好ムードが高まりました。
しかし、イ・ミョンバク政権の時代には、韓国の市民団体が、ソウルの日本大使館の前に、いわゆる従軍慰安婦の問題を象徴する銅像を設置するなど、歴史認識を巡り、関係は悪化しました。
おととし就任したパク大統領も、日本側の歩み寄りを求める立場を堅持。
就任以来、日韓首脳会談は一度も行われていません。
こうした中、韓国の外相として、4年ぶりに日本を訪問したユン・ビョンセ外相と岸田外務大臣が昨夜、3時間余りにわたって会談。
韓国が反対していた、明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録を巡って、韓国の推薦案件とともに登録されるよう、両国が協力していくことで一致しました。
また日韓首脳会談を適切な時期に実現するため、努力していくことを確認したほか、日本と中国、韓国の3か国の首脳会議を、ことしのできるだけ早い時期に開催することで、一致しました。
一方、いわゆる従軍慰安婦の問題については、両国の外務省の局長の協議などを続けていくことを確認するにとどまりました。
岸田外務大臣はきょう。
その上で、首脳会談の早期実現に向けて、韓国側と調整を進める考えを強調しました。
一方、韓国政府は会談の成果をどう受け止めているでしょうか。
韓国のユン・ビョンセ外相にインタビューをしました。
ユン外相は、いわゆる従軍慰安婦の問題について、日韓の政府間協議で解決が図られれば、それを最終決着とする考えを示しました。
きのう行われた日韓の外相会談、その成果を韓国政府としてはどう評価されてますか?
そして、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について、次のように述べました。
この問題を巡っては、日本政府は20年余り前に、謝罪と反省を示した河野官房長官談話を発表。
その後、日本側が元慰安婦の女性に対して、償い金などを支給する、民間からの募金などを原資としたアジア女性基金を設立するなど過去の問題に区切りをつける努力が続けられてきました。
努力が評価されてないんではないかという不満があるんですね。
こうした不満に対しては、どうお答えになりますか?
その上で、いわゆる従軍慰安婦の問題で、日韓の政府間協議で解決が図られれば、それを最終決着とするという考えを示しました。
また、ユン外相は、韓国政府が年内の開催を目指している、日中韓3か国の首脳会議に合わせる形で、日韓の首脳会談を実現させたいという考えを示しました。
ソウル支局の塚本支局長に聞きます。
塚本さん、ここに来て、韓国側も動きだしたという印象を受けたんですけれども、塚本さんは、韓国側にどんな思惑があったと見ているんでしょうか。
安倍総理大臣が中国の習近平国家主席と会談したのに続いて、アメリカを訪れて、議会で演説するなど、米中両国との関係強化を図ったことで、韓国では、自分たちこそが孤立してしまったという受け止めが広がっていました。
国交正常化50年というタイミングで、日本との関係を動かさなければ、政府は無策だという批判が高まりかねないと判断したと見られます。
一方で、日韓関係改善にかじを切ったという印象を、アメリカをはじめ、国際社会に打ち出すことで、今度は日本が、いわゆる従軍慰安婦問題などで前向きな対応を取る番だと、圧力をかけるねらいもあったはずです。
では、日本側については、政治部の岩田記者に聞きます。
岩田さん、日韓両国の関係、一歩前進したように見えますが、日本側はどのように受け止めているんでしょうか?
政府はきのうの日韓外相会談で、韓国側がこれまで反対してきた、明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録に協力する姿勢を示したことを高く評価しています。
また政府関係者は、安倍総理大臣、パク・クネ大統領の双方が、それぞれ東京とソウルで開かれた、国交正常化50周年の記念行事に出席したことは、今後の関係改善につながると期待感を示していました。
なるほどね。
その今回の外相会談の成果ですね、結果について、日本側は、こういう形になるなという想定はしてたんでしょうかね?
楽観視はしていませんでした。
そうですか。
政府内では韓国に対して、対話を粘り強く呼びかけても、韓国側が、いわゆる従軍慰安婦の問題で、新たな措置を講じることを求めるなど、強硬な姿勢を堅持してきたことから、関係改善は容易ではないという見方が支配的でした。
ただ韓国国内で、日本との関係を改善すべきだという声が強まり始めたことを、日本政府も把握をしていましたし、今回のチャンスを逃せば、当面、関係改善は遠のくことになりかねないという危機感もありました。
危機感がね。
このため政府は、日韓国交正常化50周年という今回のタイミングを、関係改善のきっかけにしたいとして、働きかけを強めていました。
日本側は韓国側にも、こうした危機感があったと見ていて、今回、双方のこうした思惑が一致し、まずは妥協点を見いだしやすかった、明治日本の産業革命遺産の世界遺産への登録で協力することなどで、一致点を見いだすとともに、安倍総理大臣、パク・クネ大統領双方が、きょうの記念行事に出席することにつながったといえると思います。
塚本支局長と岩田記者には、またあとで聞きます。
ここまで日韓両国の政府間の動きを見てきましたが、では韓国の市民は、日本との関係をどう見ているのでしょうか。
若者の本音を探ってきました。
ソウルの中心部に位置するミョンドンです。
MERSの影響で、例年に比べると、観光客、減っているということなんですが、それでもかなりにぎわってますね。
街を歩くと、日本の店を数多く見かけます。
公園では、日本のゲームやアニメのキャラクターにふんするコスプレを楽しむ若者たちに出会いました。
韓国人と日本人が互いのことばを教え合う、サークル活動も行われていました。
3年前に始まったこの活動。
会員は、およそ1万人に上ります。
日本の文化に関心を持っている若者は、韓国と日本の関係が冷え込む中で、何を感じているのか。
こんにちは。
日本語を勉強している高校生を訪ねました。
よろしくお願いします。
シンさん?
シンさんですね。
日本語上手ですね。
ありがとうございます。
シン・スンミンさん。
高校3年生です。
中学生のときに見た日本のドラマがきっかけで、独学で日本語を勉強してきました。
シンさんは、日本大使館などが主催する、高校生の日本語スピーチ大会で予選を勝ち抜き、この秋、全国大会に出場します。
日本語の勉強を始めたころ、日本が好きだという気持ちを理解してくれる友達は少なかったといいます。
理由の一つが、歴史の授業で学ぶ日本の植民地支配です。
この学校の教科書では、10ページ以上にわたっていました。
シンさんの友人たちに聞くと。
日本の文化が浸透している一方で、複雑な感情は簡単には拭えないことを実感しました。
シンさんが今最も心を痛めているのは、韓国と日本の関係悪化が、メディアで盛んに報道されていることです。
日韓関係悪化。
ーシンさんは将来、韓国と日本の距離を近づける役割を果たしたいと考えています。
日韓関係の改善に向けた議論は、識者の間でも始まっています。
先週、国交正常化50年を記念してシンポジウムが開かれ、両国の識者など100人余りが意見を交わしました。
シンポジウムの開催を呼びかけた、イ・ウォンドク教授です。
多様な意見を持つ識者を集め、本音で議論することで、関係改善につなげようと考えました。
両国の溝を埋めるためには、過去の事実を客観的に見つめる必要がある。
イ教授は、大学で若者たちに日韓の歴史的経緯を丁寧に説明しています。
最大の懸案である、いわゆる従軍慰安婦問題についても、議論を促しています。
慰安婦問題で、タブー視されてきた点に、切り込む専門家も現われています。
おととし出版された、帝国の慰安婦。
韓国でのこれまでの常識に疑問を投げかけ、慰安婦を連れていったのは、多くの場合、中間業者だったと指摘しています。
本を執筆したパク・ユハ教授です。
日本は植民地支配の責任と正面から向き合うべきだとする一方、韓国の人々も事実を冷静に受け止めるべきだと訴えています。
パク教授の著書は世論の激しい反発を受け、裁判所から出版差し止めの仮処分を受けました。
しかし、パク教授は多くの元慰安婦の証言によれば、実態は明らかだとして、ソーシャルメディアなどで主張を続けています。
パク教授の粘り強い主張に、日本に批判的なマスメディアも、耳を傾け始めました。
この日、パク教授に対談を持ちかけたのは、大手経済紙の主筆でした。
本の出版差し止めを巡って意見を交わし、その様子を自社のサイトで公開したのです。
裁判所から削除を求められたのは、朝鮮人慰安婦と日本軍は、同志的な関係だったと記載された部分など、34か所に上りました。
再び、ソウル支局の塚本支局長に聞きます。
塚本さん、識者の間では、慰安婦問題の進展をはじめ、日本との関係改善を求める機運、高まっているようですが、これ、韓国社会全体でも、そうした機運、高まっているんでしょうか?
世論調査などを見るかぎり、一般の国民の間でも、首脳会談の開催を含め、日本との関係改善を求める声は、強いといえます。
ただ、安倍総理大臣に対し、過去の歴史を反省していないなどとする根強い不信感があるのも事実です。
歴史認識の問題の解決と関係改善を同時に進めてほしいというのが、国民に共通する思いのようです。
韓国政府の置かれた難しさは、まさにここにあります。
ただ単に日本との関係改善を進めるわけにはいかない。
歴史認識の問題に、日本が誠実に応じたという成果を上げなければならないという切迫感があると思います。
塚本さん、最大の懸念ともいえる、懸案ですね、最大の懸案ともなっている、いわゆる慰安婦問題では今回、進展がありませんでした。
パク大統領は、今後、首脳会談に向けて、どんな道筋を描いているんでしょうか?
韓国が今、注目しているのは、安倍総理大臣が、戦後70年のことし発表する、総理大臣談話です。
パク大統領はきょう午後、ソウルで会談した額賀元財務大臣に対し、談話の内容に注目していると述べました。
韓国として、受け入れ可能な内容にするよう求めたわけです。
これをクリアできれば、韓国の次の目標は、年内開催を目指す日中韓3か国の首脳会議に合わせて、日韓首脳会談を開くことです。
ここで慰安婦問題を解決できれば、大きな外交成果を手にすることができます。
ただ韓国政府にとって、元慰安婦たちを支える支援団体への説得などには、困難が予想されます。
またMERSコロナウイルスな感染拡大への批判から、支持率が30%を切っているのも懸念材料です。
パク政権は国内世論の動向もにらみながら、日韓関係の改善を進める構えと見られます。
そして岩田さん、この日韓の関係改善に向けて、日本側はどのように臨もうとしているんでしょうか?
日本政府は、両国の間で懸案となっている、いわゆる従軍慰安婦の問題は、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題であるとしたうえで、先の大戦に関する賠償や請求権の問題については、1965年の日韓請求権・経済協力協定で、完全かつ最終的に解決しているという方針を堅持しています。
安倍総理大臣には、日本が過去に、アジア女性基金を設立し、償い金を支給するなど、和解に向けた努力を繰り返してきたものの、韓国側に問題を蒸し返されてきたという思いがあります。
そして仮に、日本側が歩み寄ったとしても、慰安婦を象徴する少女の像を、アメリカなどで設置する活動が続けられるようであれば、さらに関係改善は遠のくのではないかと懸念しています。
一方、政府内には、日韓首脳会談について、韓国側は戦後70年の総理大臣談話の内容を見極めたうえで、対応を決めるのではないかという見方もあります。
安倍総理大臣としては、パク大統領の今後の出方を見極めながら、当面は、韓国側も目指す日中韓の3か国の首脳会議に合わせて、日韓の首脳会談を実現することができないかどうか、探っていくことになりそうです。
ソウル支局の塚本支局長と、政治部の岩田記者に聞きました。
きょう、韓国のユン外相にインタビューしてきたんですけれども、いわゆる冷え込んでいた日韓関係ですけれども、ようやく外交の歯車がかみ始めたかなという印象を受けました。
本格的な関係改善に向けて、日韓ともに、このチャンスを逸しない外交を期待したいと思います。
一部、音声が乱れました。
失礼しました。
続いてトゥデーズウオッチです。
まずは、こちらです。
今度は元気に泳ぎ続けてくれるのでしょうか。
水槽を泳ぐマグロ。
この水族園では、クロマグロなどが大量に死に、僅か1匹だけになっていましたが、新たに77匹を入れました。
来た来た!
いっぱい来たよ。
気になるのが、このテープ。
マグロが透明な壁に衝突しないためのものです。
大量死の原因は、まだ特定されていませんが、マグロと種類の近い魚を水槽に入れて観察したところ、異常が見られなかったということです。
小笠原諸島の西之島。
18日に上空から観測した結果、依然として、活発な噴火活動が続いていることが確認されました。
海上保安庁はこれまで上空からの観測を行ってきましたが、周辺の海底調査を行うため、測量船が出港しました。
調査では、立ち入りが規制されている島から4キロ以内の警戒区域に、無人の小型の測量船が入る予定です。
西之島は、おととし11月に噴火が確認されて以降、面積が元の島の12倍以上に拡大しています。
流れ出した溶岩などで、海底の地形がどのように変化しているかなどを調査し、噴火の特徴を詳しく調べます。
政府は、きょう開かれた経済財政諮問会議で、財政健全化を柱とする、骨太の方針の素案を示しました。
その内容です。
基礎的財政収支を2020年度までに黒字化する目標を達成するため、2018年度の時点で、赤字をGDP・国内総生産と比べて、現在の3.3%から1%程度に縮小することを明記しています。
また聖域なく、徹底した歳出の見直しを進めるとし、規模が最も大きい社会保障費について、高齢化による伸びを今後3年間で、合わせて1兆5000億円程度に抑えることを目指す方針が盛り込まれました。
しかし、歳出総額の上限は盛り込まれませんでした。
ポイントはこちら。
達成手段を明確に!です。
財政再建を果たすうえで、基礎的財政収支の黒字化は最低条件です。
しかし、これを2020年度までにどう実現するのか、税収を伸ばす対策、歳出を抑える対策、今回のメニューでともに十分に示されているとはいえません。
国と地方の借金は1000兆円を超え、海外からも日本は本当に財政再建できるのかと、厳しい視線が注がれています。
次の世代に重い負担を残さないためにも、政府は財政健全化を掛け声で終わらせず、確実に形にしていく必要があります。
政府は日本経済の生産性の向上に向け、設備や技術、それに人材への投資を積極的に行うよう求める新たな成長戦略の素案を示しました。
新たな成長戦略の素案。
具体的な施策として国立大学を世界トップクラスの研究をする大学など、3つに分類し、各大学への交付金の配分に、メリハリをつけること。
また高校の卒業生などを対象に、IT技術などの実践的な職業教育を行う、新たな高等教育機関を制度化することなどの方針を打ち出しています。
政府は今後、与党との調整を経て、来週にもこの成長戦略を閣議決定することにしています。
国会は会期を9月27日まで大幅に延長することを決めましたが、政府・与党が今の国会で、確実に成立させたいとしているのが、安全保障関連法案です。
法案を巡って、衆議院の特別委員会で、参考人質疑が行われました。
与野党が推薦した5人の参考人は、どのような意見を述べたのでしょうか。
衆議院の特別委員会に参考人として出席した5人の学識経験者。
野党が推薦したのは、慶応義塾大学名誉教授の小林節氏、元内閣法制局長官の阪田雅裕氏と宮崎礼壹氏の3人です。
そして自民党が、駒澤大学名誉教授の西修氏を、公明党が民主党政権で防衛大臣を務めた森本敏氏を推薦。
安全保障関連法案を巡って、それぞれ意見を述べました。
一方、安倍総理大臣は、きょうの参議院決算委員会で。
ニュースを続けます。
債務不履行に陥るおそれが出ているギリシャへの金融支援について、ユーロ圏の首脳は日本時間のあす未明から、緊急の会議を開く予定です。
これを前に、ギリシャ政府は新たな構造改革案を示しました。
その詳しい内容は明らかにされていませんが、EUのユンケル委員長は、一連の協議を前に、ギリシャのチプラス首相と会談し、記者団に対し、この数日で進展はあった。
しかしきょう中に合意できるかは分からないと述べました。
各国は今回の首脳会議を、合意への最後の機会と位置づけていて、ぎりぎりの折衝が行われる見通しです。
気象情報は井田さんです。
こんばんは。
きょうは夏至です。
一年で一番昼間の時間が長い日ですけれども、きょうはその朝日を見るために、多くの人が訪れました。
午前4時40分過ぎ、朝日が出始めました。
見事ですね、この景色。
これ、三重県伊勢市の夫婦岩です。
夏至の日には、2つの岩の間からこのように朝日が昇るんですね。
この日に合わせて、全国から集まったおよそ200人の人たちが、まだ冷たい海に入って朝日を拝みました。
夏至の時期は梅雨の時期に当たりますので、なかなかはっきり見られる年は少ないそうなんですが、4年ぶりにこのようにきれいに見えたということです。
ありがたいですね。
思わず手を合わせたくなりますね。
本当に、そんな気分になりますよね。
さあ、今週も雨の降り方に注意が必要となりそうですから、あすから見ていきましょう。
まずあす、あさっては、梅雨前線というよりも、寒気の影響が大きくなりそうなんですね。
寒気が流れ込んできますので、北日本から西日本、不安定となります。
特に東北から近畿地方では局地的な雷雨、突風に注意をしてください。
そして木曜日以降になると、今度は梅雨前線が北上してきそうなんですね。
木曜日以降、土曜日にかけて、西から雨の範囲が広がってきます。
特に西日本では、梅雨の大雨となる所がありそうですから、今週も雨の降り方、十分注意が必要といえそうです。
ではあすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは梅雨前線が九州の南でやや北上する見通しです。
梅雨前線周辺の種子島、屋久島、そして奄美地方では、激しい雨の降る所がありそうです。
一方で、上空、寒気の影響で、北日本から西日本、不安定です。
特に東北から近畿地方にかけては落雷、突風などにも十分お気をつけください。
では時間ごとに見ていきましょう。
朝の6時から9時です。
九州では南部を中心に雨でしょう。
四国から北海道でも、局地的に雨の降る所がありそうです。
そして午後になると、その不安定の範囲は広がっていきます。
夜にかけて、特に東北から近畿地方で不安定、激しい雨の降る所もありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
お伝えしていますように、きょうは夏至ですけれども、昼間の時間が一年で一番長いとともに、太陽の高さも一番高いときです。
梅雨の晴れ間は、紫外線、強くなっていますので、お気をつけください。
気象情報でした。
ここからは負けたら終わりっていう戦いなので。
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
2020年東京オリンピックの追加種目の採用を目指す競技団体の1次選考の結果が発表され、最終選考に進む競技団体が決まりました。
大きな目標になりますからね。
1次試験に合格することを全力を挙げたいと。
ほっとしています。
最終選考に進んだのは、日本の伝統技、空手。
3大会ぶりの復帰を目指す、野球・ソフトボールなど、全部で8つの競技団体です。
選考理由について、組織委員会は。
最終選考に進んだ各競技団体、若手選手は、東京オリンピックへの夢が広がっています。
組織委員会はこのあと最終選考を行い、9月30日までにIOCに提案する種目を選ぶ予定です。
私、発表と空手の取材、行ってきたんですけれども、やっぱり選手たちの期待の強さ、感じましたが、最終選考はどうなるのか、楽しみですね。
サッカー女子のワールドカップ、日本代表のなでしこジャパン。
決勝トーナメント1回戦が2日後に迫りました。
相手のオランダを意識した調整が続いています。
練習は冒頭の15分だけ公海。
そのあとは非公開で、オランダの長身選手への対策を徹底したということです。
なでしこジャパンの決勝トーナメント1回戦まであと2日。
きょうは対戦相手のこちら、オランダのメディアも取材に訪れています。
彼らが試合のポイントに挙げたのは。
そのサイド攻撃を止める、左サイドバックの鮫島選手。
対戦のイメージはできつつあるようです。
日本がオランダに勝った場合の対戦相手が決まりました。
世界ランキング10位のオーストラリアです。
オーストラリア、ベスト8入りを懸け、優勝候補の一角、ブラジルと対戦です。
前半から攻め込まれるオーストラリア。
ゴールキーパー、ウィリアムズを中心にふんばります。
集中を切らさず、堅い守りでブラジルに得点を許しません。
ともに無得点で、後半35分。
途中出場のサイモン。
このゴールが決勝点になりました。
少ないチャンスを生かし、オーストラリアが競り勝ちました。
カナダは地元の大声援を受け、スイスと対戦。
後半7分でした。
シュート!決まった!カナダ、先制!
決めたのは、フォワードのベランジェでした。
開催国カナダ。
3大会ぶりのベスト8進出です。
世界ランキング3位のフランス。
前の試合で5点を挙げ、勢いがありました。
前半4分、素早いパス回しで先制します。
さらに4分後。
フランスは最初の10分で2点を奪い、韓国に快勝。
次は強豪ドイツと対戦します。
決勝トーナメントの組み合わせです。
日本は日本時間24日の1回戦でオランダに勝てば、準々決勝でオーストラリアと対戦。
世界ランキング3位のフランスは準決勝進出をかけ、世界ランキング1位、ドイツと対戦します。
今シーズンから2ステージ制が導入されたJ1。
おととい、浦和レッズが無敗で第1ステージを制しました。
その原動力となったのが、20歳のミッドフィールダー、関根貴大選手です。
その持ち味はドリブルです。
誰にも負けないと自負する関根選手のドリブル。
マークをものともせず、果敢に前へ挑みます。
今シーズン途中からレギュラーの座をつかみ、ここまで4得点。
攻撃に欠かせない存在となりました。
関根選手の台頭によってチームの得点力も向上。
関根選手がドリブルで複数の選手を引き付けることで、味方がフリーとなるチャンスが増えたのです。
子どものころから磨いてきたドリブル。
しかし、開幕前はその持ち味を見失っていました。
ボールを受けても前に運ばず、後ろへパス。
ドリブル以外の選択肢も探る中で、プレーに迷いが生まれていたのです。
開幕からおよそ1か月。
立ち直るきっかけを与えてくれた人がいます。
去年までのチームメート、原口元気選手です。
ドリブルを武器にドイツへ渡り、日本代表でも活躍する先輩が、メッセージを送ってくれたのです。
直後の試合。
ボールを受けた関根選手は、迷わずドリブル。
多くのチャンスを演出し、この試合を機に、レギュラーに定着したのです。
さらなる成長へ、関根選手は、これからもドリブルにこだわり続けます。
本当に力強いドリブル。
長所を伸ばしていこうということはね、もう迷い、本当に感じられなかったですよね。
そうですよね。
なんかでも、まだ若いですけどね、迷いを乗り越えたことで、またちょっと、大きくなったように感じますよね。
そうですよね、立ち止まったからこそ、その改めて見直した自分のよさ、これはもう本当に強みになるんではないかと。
まだ20歳ですからね、これから成長、どんなプレーヤーになるのか、本当に楽しみですね。
大リーグ・ヤンキースの田中将大投手。
今シーズン5勝目を目指して、強力打線のタイガースと対戦しました。
田中の立ち上がり。
2アウト1塁で、4番のビクター・マルティネス。
コントロールが甘くなったと、2階席まで運ばれました。
さらに。
後続にも2ランを打たれ、いきなり4点を失います。
2回も満塁のピンチで、再びビクター・マルティネス。
悪い流れを断ち切れませんでした。
田中は5回を投げ、自己ワーストに並ぶ7失点、3敗目を喫しました。
日本サッカー協会は、2002年ワールドカップ日韓大会の招致を巡って、協会側から南米サッカー連盟に対し、多額の謝礼金が渡っていたと報道されたことについて、当時の会計帳簿を調べた結果、送金の記録自体がないことを明らかにしました。
この報道は、今月19日付のスペインの新聞が、南米サッカー連盟の元職員の話として伝えたものです。
2002年の日韓大会の招致が決まったあと、日本サッカー協会側が、南米サッカー連盟に投票の謝礼金として、2000年に150万ドル、日本円にしておよそ1億8000万円を渡していたという内容でした。
この報道を受けて、日本サッカー協会が、1999年と2000年の会計帳簿を調べたところ、南米サッカー連盟に対し、送金した記録は一件もなかったということです。
またこの2年間で、ほかの団体も含め、100万ドル以上の送金もなかったということです。
日本サッカー協会では、南米サッカー連盟に対して、今回報じられた内容の調査を依頼することにしています。
あすは、太平洋戦争末期の沖縄戦から70年の慰霊の日です。
沖縄県では、学徒動員で命を落とした生徒たちの慰霊祭が行われました。
新たに名前が刻まれたのは、アメリカ軍との戦闘の末に命を落とした、県立農林学校の10人の生徒たち。
詳しい足跡が分かっていませんでしたが、同窓生らによる調査で名前が判明しました。
2015/06/22(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽安保法案で国会大幅延長へ▽日韓国交正常化50年首脳が語る[二][字]

安保法案で国会会期大幅延長へ…夜の本会議最新情報▽日韓国交正常化50年両国首脳は何を語ったのか▽鈴木キャスターが韓国取材日本文化に親しむ若者たちの“本音”に迫る

詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子

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