ニュースほっと関西▽オーダーメードの自助具を▽特ダネ!ほっとムービー 2015.06.22


見どころたっぷりの関西に夏の観光シーズンが、やって来ました。
爆買いする外国人客に加熱するビジネス。
関空では新たなターミナルの工事が始まりました。
千客万来・熱烈歓迎!もっと来て来て!こんばんは。
6月22日月曜日ニュースほっと関西です。
では、きょう最初のニュースです。
東洋ゴム工業が国の認定を不正に取得した免震装置を製造販売していた問題で外部調査の最終報告が公表され品質をチェックする担当者も不正に関与していたことが新たに分かりました。
調査を行った弁護士は個人の問題ではなく企業風土の問題だとしてほかの事業でも不正がないか調査すべきだという考えを示しました。
弁護士による外部調査の最終報告によりますと会社側は当初、不正に関わった社員は製品開発の担当者1人だけだとしていましたが製品の品質を点検する品質保証部の担当者もデータを書き換えるなど不正に関与していたことが新たに分かったということです。
また担当者の上司ら複数の社員が関与した疑いがあるということです。
さらに会社の経営陣は去年の夏に不正の疑いについて報告を受けていたにもかかわらず迅速に対応しなかったと指摘しています。
そのうえで今回の不正は個人の問題ではなく会社全体の企業風土に問題があったとして再発防止に向けて企業風土を改革すべきだと結論づけています。
がんの患者が放射線治療などを受けた場合、精巣や卵巣が傷ついて不妊症になるおそれがあります。
そこで滋賀県内の各病院の医師などが協力して患者に情報を提供したり精子や卵子を保存する施設を紹介したりする新たなネットワーク組織を立ち上げることになりました。
新たなネットワークは来月立ち上げられ滋賀県内の19の病院から、がん治療を行う医師と産婦人科の医師などが参加する予定です。
ネットワークでは将来のために精子や卵子などを凍結保存する施設に患者を紹介するほかホームページを通じて正しい情報や相談窓口を伝えることにしています。
また滋賀医科大学は、がんの種類や治療方法などによって不妊症になるおそれが、どれほどあるかを調べられる資料を作り各病院が活用できるようにするということです。
こうした組織は関西では初めてです。
日本と韓国の国交正常化から、きょうで50年です。
東京では安倍総理大臣も出席して祝賀会が開かれました。
今、日本と韓国は経済的には当時と比べものにならない規模で結び付く一方、国と国との関係は最悪の状況にあるという指摘も出ています。
在日韓国人が多く暮らす大阪で長年、日韓の関係を見つめてきた人たちに話を聞きました。
また大阪で30年余り日本人や在日韓国・朝鮮人にハングルを教えてきた塚本勲さんも日韓両国の親善が進むことを期待しています。
およそ2万4000人の在日コリアンが住む大阪・生野区に在日コリアンとしての思いを短歌に託してきた男性がいます。
今、どのような思いを抱いているのでしょうか。
松田圭悟さん、74歳です。
変わりゆく生野の町を眺め続け短歌で表現してきました。
今朝も又韓流ブームに魅かれ来しひとにうずもるコリアタウンは現在の韓国・キョンサン北道で生まれた松田さん。
昭和18年、2歳のときに家族と共に日本に渡ってきました。
松田さんが生野に来たのは昭和33年。
化学繊維会社への就職がきっかけでした。
同じ境遇を抱えた在日コリアンが多く住むこの町に引き付けられました。
政治に翻弄される在日コリアンのつらさにも向き合い続けてきました。
今も悔やんでいるのは国交正常化の4年前帰国を願っていた父親を日本で亡くしたことです。
できたのは墓に故郷の花を手向けることだけでした。
一方、この50年間生野を見続けてきた松田さんが強く感じていることがあります。
長い期間で考えると着実に市民どうしの関係はよくなっているというのです。
松田さんは来月日韓友好への思いを込めた展示会を開く予定です。
国交正常化50年に寄せた思いも短歌に詠みました。
日韓の国交50年かえりみて齟齬絶えざるも希望は捨てず松田さんの短歌の展示会は来月24日から8月18日まで生野区役所で開かれます。
続いてホットリポート関西です。
体が不自由な人の生活を手助けする自助具という道具があります。
市販品もありますが手作りの自助具で1人でも多くの人の生活を助けたいとボランティアで自助具を作っている男性が奈良県にいます。
こちらにあります数々の道具。
体が不自由な人の動きを助ける自助具と呼ばれる道具です。
こちらのブラシ。
片手だけでグラスの中と外を同時に洗えます。
こちらはパソコンのマウスのように手を乗せて動かせばペンを握ることができなくても文字が書けます。
作ったのは奈良県のボランティア団体の代表角矢有司さんです。
障害者などから依頼を受けてオーダーメードで自助具を作っています。
機械メーカーのデザイナーだった角矢さん。
仕事仲間に誘われて20年前に自助具作りを始めました。
自助具作りに本格的に取り組むきっかけとなった道具があります。
パソコンのキーボードのカバー。
手が不自由で文字がうまく打てない女性のために作りました。
そこで1つ1つ確実にキーを押せるよう指を入れる穴を開けたカバーを作りました。
このカバーで女性はメールが打てるようになり外の世界と交流できるようになったといいます。
角矢さんの作った自助具が生活の支えになっている人がほかにもいます。
その1人、法花重喜さんです。
6年前に患った病気のため手足に、まひが残っています。
1人暮らしの法花さんは身の回りのことは自助具を使って一とおりこなします。
シャツのボタンを留めるのも角矢さんの自助具を使えば片手でこのとおり。
この牛乳パックを開ける道具。
法花さんの意見を受けて改良されました。
障害には個人差がありその人に合った道具にするために使う側の声が欠かせません。
輪っぱ付けてくださいってお願いしたらここに付けていただいて。
僕ら握力ないもんでこう力がかかったときに保持できない。
だから手全体で引っ掛けて肩でこう引っ張る。
自助具作りに取り組む人をもっと増やしたいと角矢さんは毎月教室を開いています。
参加するのはリハビリ関係の仕事を目指す学生や家族の介護を経験した人など、さまざまです。
1人でも多くの障害者の生きがいにつなげたい。
自助具作りを続ける角矢さんの思いです。
角矢さんは全国から依頼を受けて自助具を材料費と送料以外は無料で作っています。
さらに安い費用で作れるようにと材料もホームセンターなどで簡単に入手できるものを使うようにしているということです。
こんばんは。
スポーツです。
まずはプロ野球。
パ・リーグ最下位のオリックスに新戦力です。
打線強化に向けて独立リーグBCリーグの群馬からヨヘルミン・チャベス選手を獲得しました。
チャベス選手はベネズエラ出身の26歳。
アメリカのマイナーリーグなどを経て今シーズンからBCリーグの群馬で外野手としてプレーしてきました。
身長1メートル90センチ体重104キロの体格を生かしたパワーのあるバッティングが持ち味です。
ここまで34試合に出場し打率3割1厘、ホームラン4本24打点をマークしています。
またヤクルトや巨人などでプレーしたアレックス・ラミレス氏がオリックスの巡回アドバイザーに就任しました。
ラミレス氏は現在BCリーグの群馬で指導やPR活動をしていて元チームメートのチャベス選手とカラバイヨ選手の打撃指導に定期的にあたることになりました。
続いては、こちら。
今月、大リーグから地元、高知の独立リーグのチームに入団した元阪神の藤川球児投手です。
おととい独立リーグのオープン戦で初登板しました。
大リーグから戻ってきた藤川は3年ぶりの日本のマウンド。
藤川GO!地元の英雄を一目見ようと球場には過去最多となる2800人余りのファンが駆けつけました。
しかし1回、先頭バッターにいきなり内野安打を打たれます。
その後、ツーアウト三塁となりワイルドピッチで先制点を許します。
ここから藤川が底力を見せます。
ファンの声援でエンジンが、かかりました。
2回以降は無失点。
日本での再出発に新たな一歩を踏み出しました。
最後にサッカーです。
J2のセレッソ大阪をきょう付けで退団した元ウルグアイ代表のフォルラン選手。
昨夜の試合のあとサポーターに別れを告げました。
フォルラン選手は5年前のワールドカップ得点王。
去年、セレッソに加入し注目を集めましたが高額な年俸などを理由に退団が決まっていました。
昨夜ホームでの試合後に行われたセレモニーで1万人を超えるサポーターに別れを告げました。
36歳のフォルラン選手は現役続行の意向を示していて母国、ウルグアイの強豪チームと入団交渉を進めているということです。
スポーツでした。
こんばんは。
気象情報です。
きょうは二十四節気の1つ、夏至です。
1年のうち、最も昼の時間が長い日です。
きょう、まだこの時間は日が沈む前なんですが雲に覆われていて太陽の姿、見ることができません。
また夕方からは山沿いを中心に雨雲が発達しています。
上空に寒気が流れ込んでいるためです。
その寒気よりも強い寒気があす近畿地方を通過します。
大気の状態、非常に不安定となりそうです。
2015/06/22(月) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西▽オーダーメードの自助具を▽特ダネ!ほっとムービー[字]

「オーダーメードの自助具を」病気や障害のある人の日常の動作を助ける自助具。使う人の要望にあわせたオーダーメードでの製作に取り組む男性の活動を紹介。

詳細情報
番組内容
「オーダーメードの自助具を」病気や障害のある人の日常の動作を助ける自助具。奈良のボランティア団体代表の男性は使う人の要望にあわせた、アイデアをこらした自助具の製作に取り組んでいます。原点は認知症の父親を介護した経験。男性の取り組みを紹介します。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:49860(0xC2C4)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: