医龍4〜Team Medical Dragon〜 #02 2015.06.22


≫そのときに出た言葉なんだ。
≫友達のことを人一倍思っているからこそっていう感じがしますよね。
(野口)ようやくチームドラゴンが揃ったようだね。
(岡村)しかしまだ一つピースが欠けています。
(野口)彼何だか面白い研究してるんだって?
(岡村)ええ。
拡張型心筋症を再生医療で治療する世界的に見ても最先端の医療です。
さすがに桜井病院に移って続けるのは無理でしょう。
(野口)世界最先端の医療。
われわれの計画に最も必要なアーティストというわけだ。
(岡村)ええ。
ですが研究が成功するまでは藤吉先生はその患者から離れられません。
患者ねぇ。
(岡村)もしかしたらその患者が彼を運んできてくれるかもしれません。
(スタッフ)はい。
再生医学研究室です。
(藤吉)じゃあそれマーカー因子の解析に回してくれ。
(スタッフ)はい。
分かりました。
(スタッフ)藤吉先生。
お電話です。
(藤吉)ああ。
はい。
藤吉です。
(藤吉)そうか。
また一緒にやってるのか。
(龍太郎)ああ。
みんな桜井病院に来てくれた。
(藤吉)金。
名誉。
恵まれた環境を捨てても行く価値があるとあいつらは判断したんだな。
(龍太郎)お前の患者の方はどうだ?
(藤吉)最近肝うっ血が出始めた。
思ったより心機能の低下が進行してる。
オペできればいいんだがな。
非常に難しい状態だ。
(早川)藤吉先生の研究ってすごいですよね。
(木原)はあ?藤吉もチームドラゴンの一員だよ。
つまりは俺の弟子。
(早川)この再生医療による新しいアプローチが成功すればオペが必要なくなるかもしれない。
(木原)オペしないでどうやって治すんだよ?
(早川)あっ。
(早川)患者の太ももから筋肉を採取してこれに含まれる骨格筋芽細胞を培養して心筋シート。
つまり心臓の筋肉と同じ機能を持つシートをつくる。
(早川)それを傷んだ心筋の表面に貼れば患者自身の心機能が改善するという仕組みだそうです。
ハハハ。
太ももが心臓になるわけねえだろって。
(早川)自分の細胞だから移植と違って拒絶反応も起こしにくいし外科手術に比べて患者の体への負担もはるかに少ない。
(早川)心臓病治療の革命ですよ。
(木原)革命?俺のゴッドハンドがあればそんなものは必要ない。
オペもチームドラゴンも過去の遺物になる日が近いかもしれないな。
(木原)フォアー!
(早川)おっ。
「池ぽちゃですね」
(龍太郎)心筋シートはいつ使えるようになる?
(藤吉)認可が下りるまで早くて2年。
(龍太郎)それまで待つのか?
(藤吉)アメリカのFDAにも認可の申請は出してはいるが。
(藤吉)今後の状況しだいではアメリカでの心臓移植も考えないといけないかもしれない。
(龍太郎)そうか。
何かあればいつでも言ってくれ。
ああ。
じゃあ。
はい。
分かった。
すぐ行く。
(藤吉)どうした?
(由加)先生。
(看護師)サチュレーションが上がりません。
(藤吉)アンブリ。
(看護師)はい。
(藤吉)はいもう先生来たから大丈夫だからね。
(由加)加奈。
(藤吉)今からねお薬入れるから。
はい。
酸素をマスクに換えようか。
(看護師)はい。
(藤吉)心不全が進行し容体が悪化しています。
(由加)いつまで待てば先生の心筋シートは使えるようになるんでしょうか?
(由加)他に方法はないんでしょうか?
(由加)心筋シートが駄目なら手術は?この状態での緊急オペはリスクが高過ぎます。
加奈ちゃんのような小さな体に何時間もかかるオペは…。
じゃあどうしたら?
(由加)加奈はこのまま苦しみ続けるしかないんでしょうか?
(伊集院)藤吉先生の患者さん6歳の女の子らしいですね。
(加藤)亡くなった娘さんと重なるのかもしれないわね。

(紗枝)CT撮り終わりました。
(加藤)はい。
(紗枝)3時から虫垂炎のオペが入っています。
(伊集院)荒瀬先生にも確認しといて。
(紗枝)分かりました。
(スタッフ)先生。
(医師)はい。
L&PERです。
(隊員)60代男性。
胸の痛みと吐き気を訴えています。
受け入れ可能ですか?
(医師)今は重症患者で初療室が空いていない。
断れ。
(医師)すいません。
今はちょっと。
(鬼頭)受け入れなさい。
(医師)えっ?
(鬼頭)出血は?
(早川)循環器外科です。
はあ?
(木原)何?
(早川)ERが患者引き受けろって。
(木原)何でうちがERの患者を。
(早川)スタッフが手いっぱいだそうです。
断りますよ。
もう5時ですから。
(木原)ああああ。
代わる代わる。
(せきばらい)外科部長の木原だが。
自分のところで手に負えないんだったらそもそも受け入れなければいい。
だから誰がそんなふざけた…。
新任のER部長?早川。
俺が話してるのに先に帰ろうとするんじゃないよ。
(看護師)お願いします。
(隊員)ストレッチャー通ります。
(木原)ちょっと!?
(医師)失礼。
(木原)ちょっ。
外科部長の木原だが。
(医師)循環器の先生ですね。
あちらの患者さんお願いします。
aVRのST上昇。
三枝病変の可能性があります。
オペ適用…。
何勝手に決めてんだ?そんなこと急に言われてもなオペ室が空いてるわけないだろ。
(鬼頭)オペ室が空いてないならカテーテルでやればいいでしょ。
(木原)鬼頭…先生。
何でこんなところに?
(鬼頭)あなたに説明する必要ない。
早くカテ室に運んで。
(木原)いや。
そのう。
カテ室も予定がいっぱい…。
(鬼頭)ターニケット200。
(医師)はい。
(鬼頭)この時間は脳外のカテ室が空いてるでしょう。
(木原)いや。
あのう。
言われっ放しじゃないですか外科部長。
フフッ。
(鬼頭)ヘパリン5,000IV。
(看護師)はい。
(木原)こんなやり方して医療過誤でも起きたらどうするんですか?
(鬼頭)医療過誤は起きません。
私がいるかぎりね。
(医師)ライン急いで。
(看護師)ライン確保できません。
(鬼頭)セントラル入れて。
(医師・看護師)はい。
(岡村)先生がいらしてから1週間でERの受け入れ率が30%アップしました。
フッ。
ERでは的確な判断をして後は専門家に振り分ける。
鬼頭先生ご提案のgateway方式を採用した結果が早速表れました。
(鬼頭)ERは患者のgateway入り口となる。
入り口から入った患者はその後L&Pに入院。
通院することになるからL&Pは新たな患者を獲得でき経営の安定化にもつながる。
(岡村)誰にとっても悪い話じゃないはずです。
収益を度外視するようなやり方で病院をつぶして患者さんたちを困らせるわけにはいきませんから。
さすが病院経営のスペシャリストね。
(岡村)医療は慈善事業ではないと理解されている鬼頭先生こそ真の総合医だと思いますよ。
(鬼頭)フゥー。
だからこそあなたを選んだ。

(野口)さすが82年物のシャトーガルーダは違うね。
(岡村)お口に合いましたか?
(野口)うん。
僕これ好きよ。
成功を祝うのにふさわしい味だね。
(岡村)われわれにとって大きな一歩ですから。
(野口)総理も医療特区構想には大賛成で早急に進めてくれと言っていたよ。
新しい医療の審査に慎重なのは結構だけどそのせいで日本の医療が世界水準から後れを取っているというのはビジネスとして致命的だったからね。
(岡村)ええ。
治験が認められるまでに長い時間がかかれば優れた研究も実用化される前に諸外国に先を越されてしまいます。
医療特区が認められ日本で認可されていない医療でも例外的に治験ができるようになればわが国の医療は大きく前進するでしょう。
もはやここは日本ではないと思ってくれていいよ。

(伊集院)藤吉先生。

(藤吉)心筋シートの認可が下りしだいすぐに治験が始められるようすでに細胞の培養は進めてる。
だがそれまで患者の心臓が持たない可能性が出てきた。
(荒瀬)それでここに来たってわけか?
(藤吉)心筋シートが使えるようになるまで何とか弱った心臓を持たせたい。
(加藤)BNPが900台まで上昇してる。
(加藤)あまり時間の余裕はないわね。
(伊集院)EFも20%を切ってる。
この状態では人工心肺にのせられる時間は限られます。
(桜井)簡単なオペではないな。
簡単ではないが不可能でもない。
このチームならな。
治療の第1選択は移植だ。
もしドナーが現れたら伊集院。
お前が移植手術をやれ。
えっ?
(加藤)伊集院君は心臓移植に関して今や国内トップクラスの症例数を誇る。
妥当な人選ね。
(桂)でも小児のドナーはなかなか。
ドナーが現れなければ左室形成術を行う。
でも右室圧も上昇しTRも高度になり始めてます。
(加藤)拡張しているといっても6歳の女の子の心臓。
小さくし過ぎれば血圧が出せなくなる。
(桂)そしたら人工心肺からおりられなくなります。
今回はサイザーを使う。
サイジングしながら左室の縫合を行えばその心配はない。
そうか。
術後一時的に補助人工心臓が必要になるかもしれない。
そっちは私が手配しておく。
(荒瀬)他の医者ならやめとけっていうオペだけどな。
(荒瀬)まあ俺が麻酔をかければ成功率は10%アップする。
(藤吉)心筋シートが使えるようになるまででいい。
それまで何とか持たせてやってくれ。
この手術を任せられるのはお前たちしかいないんだ。
ベストを尽くす。
(荒瀬)一つ問題があるんだよな。
(荒瀬)いざ手術となったらこの病院の設備じゃ不十分だぜ。
(加藤)少なくともPCPSとバックアップ用のバドの認可が必要ね。
(伊集院)3DCTや3Dエコーで立体的な評価も必要です。
術前検査が正確じゃないと正しいサイジングができなくなる。
この病院では無理だということか。
あそこしかない。
(野口)チームドラゴンが患者を連れてきた?
(岡村)思ったより早くチャンスが向こうから飛び込んできてくれました。
(岡村)藤吉先生の患者だそうです。
(藤吉)執刀医の朝田先生です。
(由加)よろしくお願いします。
(藤吉)朝田先生はこれまで小さな子供の難しいオペを幾つも成功させてきた優秀な外科医です。
(由加)加奈は助かりますよね?
(藤吉)はい。
一緒に頑張ろうな。
(加奈)うん。
ようこそL&P病院へ。
ドクター朝田。
初めまして。
L&Pの経営コンサルタント岡村です。
(岡村)先生のお噂は聞いてますよ。
桜井病院も朝田先生のチームが加わられてさぞ心強いでしょうね。
あそこはなくしてはいけない病院です。
私もそう思います。
だからこそ桜井病院への協力は惜しまないんですよ。
(岡村)うちには優れた専門医が多いし設備面では国内で五本の指に入ると自負しています。
朝田先生が腕を振るうのにベストな環境でしょう。
どうぞ使えるものは遠慮なく使ってください。
感謝します。
(岡村)朝田先生の最高峰のオペ技術と最先端の医療設備のマリアージュ。
最高級のワインはふさわしいグラスに注がれてこそその真価を発揮するものですから。
せっかくのワインもグラスのチョイスを間違えればその芳醇な味わいを台無しにしかねないですからね。
俺は目の前の患者のためにベストを尽くすだけです。
目の前の患者のためにベストを尽くす。
現段階でのベストな選択はオーバーラッピングだ。
(加藤)そうね。
(伊集院)はい。
前立ちは加藤。
第2助手は伊集院。
サイザーの準備をしてくれ。
はい。
(荒瀬)最高のステージを俺が用意してやる。
オペ開始はあした。
1月15日。
午前10時。
患者の6歳という年齢を考慮して終了時間は午後1時を予定。
3時間?
(藤吉)それ以上かかれば患者の心臓が持たない。
(荒瀬)任せておけ。
伊集院。
俺が乳頭筋を寄せてる間に人工腱索をつくっておけ。
はい。
前乳頭筋からですよね。
プレジェットはクオーターでいきます。
三尖弁はどうする?Kay法でいく。
それがベストね。
私はNOを用意するわ。
(荒瀬)PAラインを入れとくべきだな。
ああ。
(加藤)僧帽弁の逆流は?小児だから人工弁置換術はできません。
リングも使えない。
自己心膜を使う。
両室ペーシングは?あった方がいい。
準備しとくわ。
何か?
(猪原)あっごめんなさい。
昔の桜井病院が帰ってきたみたいで懐かしくて。
(加藤)昔って朝田がいたころの?
(猪原)毎晩深夜まで何が患者さんのためにベストかって。
みんなしてこんなふうに議論戦わせてたの。
《人工血管置換術でアダムキュービッツを温存します》《脊髄のドレナージも必要だな》《はい。
人工心肺はハーフフローで回そうと…》
(桜井)《ハーフフローでは駄目だ》《腎動脈の血流が大事だ》《フルフローで回すことをためらうな》
(猪原)《院長。
院長》《でも…》置いていかれないように私もしっかりシミュレーションしとくわね。
何としてでも患者を助ける。
眠れない?心配いらないよ。
朝田先生は手術が一番上手なお医者さんなんだ。
(加奈)一番?
(藤吉)うん。
世界で一番。
(加奈)じゃあ加奈。
小学校に行ける?行ける。
(加奈)絶対?
(藤吉)うん。
絶対。
友達もきっとたくさんできる。
(加奈)よかった。
(藤吉)だから安心して休みなさい。
(加奈)うん。
おやすみなさい。
(藤吉)よし。
はい。
おやすみ。
(鬼頭)さすが優秀な経営コンサルタントね。
(岡村)何のお話でしょう?
(鬼頭)あの患者をgatewayにしてチームドラゴンはL&Pに足を踏み入れた。
(鬼頭)だけどその入り口の先に何があるのかは彼らはまだ知らない。
チームドラゴンの信念は目の前の患者のためにベストを尽くすこと。
私はただそれに協力しただけですよ。
オペの成功祈ってるわ。

(バイブレーターの音)もしもし。
(美雪)あしたの時間なんだけどさ。
あした?
(美雪)ああ。
やっぱり忘れてる。
式場の下見。
ああー。
ごめん。
あした大変なオペが入っちゃって。
(美雪)オペ?
(伊集院)僕たちがやらないと助からないかもしれない大変なオペなんだ。
そっか。
それじゃ仕方ないね。
伊集院君たちのこと頼って明真に来る患者さんたくさんいるんだもんね。
ああ。
うん。
それじゃああしたは一人で行ってくるからオペ頑張ってね。
ありがとう。
また連絡する。
(医師)藤吉先生。
精密検査の結果が出たんですが。
これは!?チッ。

(藤吉)朝田。
(藤吉)オペは中止だ。

(伊集院)どういうことですか?オペ中止って。
(藤吉)検査の結果HITが発覚した。
HIT。
(加藤)ヘパリン起因性血小板減少症。
ヘパリンが使えない。
(伊集院)ヘパリンが使えないなら人工心肺は回せません。
(加藤)この心臓の状態で人工心肺が使えないならオペは無理だわ。
(猪原)オペができない?
(加藤)アルガトロバンは?
(藤吉)患者は心不全でうっ血肝を発症している。
(加藤)それじゃ使えないわね。
(荒瀬)アルガトロバンは肝代謝されるからな。
心筋シートを貼る方法ならヘパリンを投与せずに処置ができるのに。
(藤吉)だが心筋シートの認可はまだ下りない!
(伊集院)僕たちには何もできないんですか?
(医師)勘弁してくださいよ。
明真を辞めた人に何で貸さなきゃいけないんですか?
(伊集院)人の命が懸かってるんだよ。
(医師)バレたら僕の責任になるんですよ。
(伊集院)ごめん。
(医師)ちょっと。
もう。
僕が責任取るから。
手術ができない?
(藤吉)手術では心臓の活動を麻酔で止めるため人工心肺につなぎます。
その際ヘパリンという血液が固まるのを防ぐ薬を使うんですが。
術前検査の結果加奈ちゃんにはそのヘパリンが使えないことが分かりました。
(由加)えっ?つまり人工心肺が回せないので手術ができないんです。
(由加)嘘でしょ?じゃあ加奈は?
(由加)でも治してくださるって。
大丈夫だって言ったじゃないですか。
あれは嘘だったんですか?
(藤吉)申し訳ありません。
(由加)本当にできないんですか?何とかならないんですか?日本で最高の設備があるんですよね?難しい手術を幾つも成功させてきたんですよね?お願いします。
加奈を助けてください。
残念ですが今の状態ではオペは…。
できません。
すいません。
(由加)そんな。
話が違うじゃないですか。
加奈を見捨てるんですか?すごい先生が手術をしてくれるから学校に行けるようになるねってあの子楽しみにしてるんですよ。
何とかしてくださいよ。
ねえ?世界一なんでしょ?何でよ?何でできないのよ?ねえ!
(由加の泣き声)
(林田)藤吉先生とおっしゃいましたか?心筋シートの治験については慎重な審査を行っているところ…。
それでは間に合わないんです。
患者はHITでオペができないんです。
ですから心筋シートに頼るしかないんです。
(林田)治験の承認に時間がかかるのは安全性を担保するためです。
今心筋シートが使えなければ一人の患者が命を落とすことになるんですよ。
(林田)失敗したらそれが原因で再生医療の研究が10年20年と立ち遅れてしまう可能性があります。
そうなれば救えない患者さんは一人じゃ済まないでしょ。
一人でも命は命だ!
(林田)次のアポの時間ですので失礼します。
もう時間がないんです。
お願いしますから。
待ってください。
(野口)さすがの君も想定外だった?まさかHITだったなんて。
藤吉先生の心筋シートもまだ使えませんし。
気の毒だね。
いくらチームドラゴンでもオペはできない心筋シートは使えないでは手も足も出ないからね。

(加奈)ランドセルはねチョコの色のがいいな。
あっ。
でもピンクもいいな。
ママはどっちがいいと思う?
(由加)そうね。
(加奈)それでね小学生になったらねお友達をいっぱいつくるんだ。
学校終わったらみんなと一緒に公園で鬼ごっこして遊びたいな。
(由加)いいわね。
(加奈)おうちにもお友達呼んでいいよね?
(樹里)《うちに帰ろう。
パパ》
(加奈)ママ。
みんなのおやつお願いね。
アメリカに行く。
心筋シートの認可が下りたのか?いや。
だが日本よりは早い可能性が高い。
加奈ちゃんの心筋シートはすでに完成している。
認可が下りしだいすぐに処置ができるよう準備を進めるつもりだ。
そうか。
患者を呼ぶのは2週間後の予定だ。
俺がいない間患者のことを頼む。
ああ。
必ず治して帰ってくる。
藤吉。
何!?
(木原)まずい。
まずいよ!?
(藤吉)木原!
(由加)先生!?
(木原)急激な僧帽弁逆流が起きてる。
(藤吉)僧帽弁逆流!?僧帽弁の腱索断裂だ。
腱索断裂はオペでしか治せない。
(木原)だけどオペはできない。
(藤吉)断裂した腱索が修復できなければ心筋シートも使えない。
(由加)先生。
加奈が…。
先生。
加奈を助けてください。
お願いします。
何でもしますから。
(木原)どうするんだ?朝田。
このままじゃ心停止するぞ。
2015/06/22(月) 14:55〜15:50
関西テレビ1
医龍4〜Team Medical Dragon〜 #02[再][字]

衝撃!手術をすると患者は死ぬ。数々の難手術を成功させてきたチームドラゴンは、この難局を乗り切れるのか。そして朝田と藤吉が到達した苦渋の決断とは何か。

詳細情報
番組内容
 朝田龍太郎(坂口憲二)の呼びかけにより、桜井総合病院に加藤晶(稲森いずみ)、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)が集結した。朝田はもう1人のチームドラゴンのメンバーである藤吉圭介(佐々木蔵之介)を訪ねてある国立病院へ向かう。しかし、藤吉は最先端医療である心筋シートの研究を行いながら拡張型心筋症を患っている6歳の富田加奈(玉野るな)の治療にあたっているため、桜井総合病院へ移るのは難しい。
番組内容2
 一方、L&P病院では、ER部長に鬼頭笙子(夏木マリ)が就任したことで受け入れ率がアップしていた。その実績にともない、L&P病院の顧問である野口賢雄(岸部一徳)と経営コンサルタントの岡村征(高橋克典)は、目論んでいる医療特区構想が着々と進行していることに満足する。
 藤吉が桜井総合病院を訪ねて来た。加奈の病状が悪化していて、心筋シートが使えるようになるまでの間、弱った心臓をなんとか持たせるための
番組内容3
オペを依頼するためだった。難しいオペではあるがチームドラゴンでなら成し遂げられると判断するが、いざオペを行うとなると、桜井総合病院の設備が不十分なことが指摘される。打ち合わせに参加していた桜井修三(平幹二朗)は、L&P病院へ協力を要請することを決める。チームドラゴンがL&P病院に来ると聞いて、ほくそ笑む野口と岡村。
 加奈の転院に合わせて朝田たちもやって来た。偶然、廊下で対峙した朝田と岡村は…。
出演者
坂口憲二 
稲森いずみ 
小池徹平 
阿部サダヲ 
キムラ緑子 
柄本佑 
池田鉄洋
 ・ 
高橋克典 
平幹二朗
 ・ 
佐々木蔵之介 
夏木マリ 
岸部一徳 

ほか
スタッフ
【原作】
乃木坂太郎 

【原案】
永井明『医龍』(小学館 ビッグコミックス刊) 

【脚本】
ひかわかよ 

【プロデュース】
長部聡介 
大木綾子 

【演出】
水田成英 

【音楽】
吉川慶 
澤野弘之 
河野伸 

【制作】
フジテレビドラマ制作部

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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